「ほう、なるほど新八代を発車した直後にその娘はトイレへ行くと言ってその場を離れた。」
と、山田は言った。
「という事は、犯人は新水俣か出水で下車したってことは考えられないかな?。」
「ああ、それもあるな。」
「犯人は、父親じゃないでしょうか?。」
と、梶山は言った。
「なるほど。」
「今回起きた、大学生の失踪と新幹線で起きた女児の行方不明事件は犯人が大学生か父親の可能性があると思って捜査してみようか?。」
「ええ、そうね。」
「ん、待てよ。」
「どうした、菅原。」
「今回の行方不明事件は、やはり2週間前に起きた強盗殺人犯の犯行ではないかと思うんだ。」
「えっ、何だって。」
「つまり、ゆかちゃんはそれを目撃してしまい連れ去った可能性があるんだ。」
「要するに、その女の子は犯行を目撃してしまい連れ去ったって事か。」
と、高杉は菅原と梶山に言った。
「ええ、恐らく。」
「その可能性が高いわ。」
そして、翌日。
「ねぇ、そこの空き家行ってみようか。」
「おう。」
「行ってみるか。」
3人の小学生たちはよくここの空き家に言って遊んでいたのだ、この家は去年ごろから空き家になっていたため、よく子供たちが遊んでいるという。
「うわっ、すげぇや。」
「ん、何だこれ。」
「どうした。」
「ん。」
と、その時だった。
「お、おいっ、この人死んでるよ。」
「うわっ。」
「ひっ、人が死んでるぜ。」
そして、男の子たちはびっくりしながら空き家を去って交番へ向かった。
うわーっ。
と、悲鳴を上げながら走り去っていった。
「おまわりさーん。」
「どうしたの、君たち。」
「大変だよ、家の中で人が死んでるんだよ。」
「えっ、何だって。」
「本当なんだよ、おまわりさん。」
「信じてよ。」
そして、事件が起きた。
数分後、警視庁のパトカーが到着した。
「やはり、先月起きた強盗殺人と同一人物ですかね。」
「ええ、恐らく。」
3人の男の子たちは、この家を「お化け屋敷」と呼んでよく空き家探検していたんだという。
「なるほど、すると君たちは家の中に入ったら人が死んでいたんだね。」
「ええ。」
「まるで、ホラー映画みたいだったよ。」
「うん。」
「それで、怪しい人は見なかったか?。」
と、二宮刑事は言った。
「いいや。」
「空き家探検に夢中になっていたから見てないよ。」
「うん。」
「そう言えば、俺も。」
「そうか、犯人は見てないのか。」
早速、菅原と山田は現場へ向かった。
「ゆかちゃんは、お使いの帰りにお化け屋敷に行ったら偶然犯行を目撃してしまった。そして、新幹線に乗ってトイレへ行ったら犯人に見られて拉致したんだ。」
「ああ、恐らくな。」
次の日。
「被害者は岡山県出身の田中治夫さん62歳、6年前に妻と娘を死別しこの家で1人暮らしをしていたそうです。死亡推定時刻は一昨日の夕方17時頃。これはゆかちゃんが鹿児島へ行く前の時刻と一致します。」
「犯行に使われた拳銃は、現場に落ちてきた2発の薬きょうから使用された拳銃は45口径でコルト・ガバメントマークⅣシリーズ80と判明しました。」
「という事は、ゆかちゃんはお使いの帰りにその空き家へ行ったら犯行を目撃して、九州新幹線「つばめ9号」に乗ってゆかちゃんを連れ去られた可能性があるのか。」
と、高杉は言った。
「ええ。」
「可能性があります。」
やはり、ゆかちゃんの誘拐と関係しているのか?
次回は、歩夢と千歌たちは鹿児島を観光するのだ。