鋼鉄の灯火は深淵を照らす—超古代の厄災と、メカオタクの生存戦略——   作:カノープス・ギア

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第6話です!
神宮寺教授とのやり取りを終え、自室でスキルの獲得に乗り出す灯。
しかし、【中級】スキルのインストールは想像を絶する激痛を伴うもので……。
さらに目の前に突きつけられる『オーバーテクノロジー』の圧倒的な壁と、本編開始までのカウントダウン。
コツコツ稼ぐだけでは間に合わないと悟った灯が選ぶ、覚悟の決断とは——?


届かぬ神の手、選ぶべき茨の道

翌日の講義が終わるやいなや、俺はまっすぐ自室へ帰った。

 

畳の上に胡座をかき、深呼吸をひとつ。

視界に青いウィンドウを呼び出す。

 

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【SYSTEM SHOP / 技能・ツリーカタログ】

所持ポイント: 375 SP

 

▼ [技術・開発ツリー]

┣【初級・機械工学/プログラム言語】 : 取得済

【中級・航空力学/制御アルゴリズム】 : 200 SP

┗【上級・次世代エネルギー/流体力学】 : 500 SP (要:中級)

【オーバーテクノロジー領域】:[LOCKED・要上級マスター]

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「……いくか」

 

指先で【中級】の項目をタップする。

 

【購入処理:『中級・航空力学/制御アルゴリズム(200 SP)』を獲得しました】

【残り所持ポイント: 175 SP】

 

——直後。

 

「が……ぁ、あああッ!?」

 

頭蓋骨の内側で、何かが爆ぜた。

 

初級を買ったときは、心地よい刺激程度で済んだ。だが今回は桁が違う。

熱した鉄串を後頭部から突き込まれ、そのまま脳味噌をぐるぐるとかき混ぜられているような激痛。翼型の揚力分布、境界層の剥離条件、PID制御のパラメータ整定、非線形系の安定判別——見たこともない数式と概念が、暴力的な速度で神経に焼き付けられていく。

 

畳に倒れ込み、爪を立てた。呼吸ができない。

どのくらいそうしていたのか、気がつくと部屋の中はすっかり暗くなっていた。

 

「……はっ、はぁ……っ」

 

腕で拭った鼻の下が、ぬるりと滑った。

見れば、手の甲に赤い筋がべったりと付いている。鼻血だ。

 

(……こんなの、聞いてないぞ)

 

ふらつく足で立ち上がり、洗面所で顔を洗う。鏡に映った自分の顔は、血の気が引いて紙みたいだった。

 

だが——頭の中は、恐ろしいほど澄んでいた。

 

試しに、机の上に放り出してあったガッツウィングのプラモデル(前世の記憶を頼りに、自作した粗末なスクラッチモデルだ)を手に取ってみる。

 

見えた。

 

主翼の後退角が生む揚力の分布。この胴体断面では衝撃波がどこで立つか。エアインテークの位置がどれだけ間違っているか。

昨日まで感覚的に捉えていた形状が、今は数式の塊(・・・・)として見える。

 

「……すげぇ」

 

思わず、笑いが漏れた。

これが中級。専門資格レベルの知識。あと一段上れば、その先にOT領域がある。

 

浮かれた頭のまま、俺はノートを開き、以前から温めていた構想を書き出そうとした。

高効率の推進系。軽量高強度の機体構造。頭の中にある知識を、そのまま図面に落とせば——

 

ペンが、止まった。

 

「……あれ?」

 

分かるのだ。理屈は完璧に分かる。

なのに、いざ「では設計値を決めろ」となった瞬間、手が動かない。

 

翼型を選べと言われても、どの条件でどれを採るのが妥当なのか、判断の勘所がまるでない。制御ゲインを決めろと言われても、教科書の整定式は出てくるのに、実機で「どのくらい暴れるか」の感覚がゼロだ。

 

まるで、水泳の教本を丸暗記した人間が、プールの縁で立ち尽くしているような。

 

『※上位知識は現実での運用実績に応じて定着します。未定着の知識は再現性が著しく低下します』

 

「……先に言えよ、そういうことは」

 

床に突っ伏したまま、俺は呻いた。

 

つまりこのシステムは、俺に教科書(・・・)を渡しただけなのだ。

それを自分の手足にするには、結局、現実で手を動かすしかない。

 

(……ますます、場所が要るじゃねぇか)

 

 

◇◇◇

 

 

翌朝、俺は神宮寺研究室のドアを叩いた。

 

「おお、鈴木君。ちょうどいい。ちょっと見てくれんか、これ」

 

入るなり、教授が机の上の金属の塊を指差した。

埃を被った、いかにも古めかしい筐体。フロントパネルには、目盛りの掠れたアナログメーターが並んでいる。

 

「携帯型のフラックスゲート磁力計だよ。三十年前、私が現地調査に使っていたやつだ。ずっと動いてはいるんだが、どうもノイズが酷くてね」

 

「……見てもいいですか」

 

俺は鞄を置き、筐体の背面カバーを外した。

 

——瞬間、視界が切り替わる。

 

【技能適用:『初級・機械工学/プログラム言語』】

【技能適用:『中級・航空力学/制御アルゴリズム』】

 

古い基板。素子の配置。信号の流れ。

昨日までなら「複雑な回路」としか見えなかったものが、今は一本の川の流れみたいに読める。

 

「……ああ、これは回路の問題じゃないですね」

 

「ほう?」

 

「励磁周波数が商用電源の周波数に近すぎて、ビートノイズが乗っています。あと、平滑フィルタが一次だけなので位相が遅れて、教授が『ノイズ』だと思っている山は、たぶん半分は遅れて出てきた本物の信号です」

 

「……なんだって?」

 

教授が椅子を蹴倒す勢いで立ち上がった。

 

「本物、だと!?」

 

「はい。ここ、制御の定数を触れば分離できます。……あの、ちょっとお借りしても?」

 

三時間かかった。

 

制御アルゴリズムの知識は、たしかに完璧に頭にあった。だが、実際に定数をいじり始めると、教科書通りの値ではまるで安定しない。基板の癖、素子のばらつき、配線の引き回し。

 

(……なるほど、これが「定着」か)

 

一回目、発振した。二回目、応答が鈍すぎた。三回目でようやく落ち着いた。

頭の中の数式が、指先の感覚と少しずつ噛み合っていく。妙な充実感があった。

 

四回目の調整を終えて電源を入れ直したとき、掠れたアナログ針が、これまでとは別物の滑らかさで振れた。

 

「……できました。たぶん、感度が三倍くらいになってます」

 

教授は、しばらく無言で針を見つめていた。

それから、丸眼鏡を外して目頭を押さえた。

 

「……三十年だ」

 

「え?」

 

「この装置で三十年、私はノイズだと思って捨ててきたんだ。何を、捨ててきたんだろうな」

 

その声があまりに静かだったので、俺は何も言えなくなった。

 

やがて教授は眼鏡をかけ直し、いつもの飄々とした顔に戻った。

 

「鈴木君。ひとつ提案がある」

 

「はい?」

 

「君を、私の研究補助員として登録しよう」

 

「……補助員?」

 

「一年生では本来まだ早いが、まあ、書類は私が書く。そうすれば工学部の実験棟——工作室と機械室の使用許可が下りる。学生証で入れるようになるし、消耗品費もいくらかは私の予算から出せる」

 

心臓が、大きく鳴った。

 

工作室。

 

「……いいんですか」

 

「なに、こちらの利益だ。私の骨董品を直してくれる人間が要る」

 

教授はにやりと笑って、申請書の用紙を引っ張り出した。

 

「それに、君は何かを作りたいのだろう。三日も山に籠もる人間が、机の上だけで満足するものか」

 

見透かされている。

俺は頭を下げるしかなかった。

 

 

◇◇◇

 

 

その日の午後、俺は初めて工学部実験棟の工作室に足を踏み入れた。

 

油と切削液の匂い。並んだ汎用旋盤、フライス盤、ボール盤。

一年生には縁のなかった、鉄を削るための部屋。

 

「……おおっ」

 

思わず声が出た。

だが、興奮は長くは続かなかった。

 

備え付けの機械を一台ずつ確認し、仕様の札を読んでいくうちに、頭の中の【中級】知識が冷静な数字を並べ始める。

 

汎用旋盤の位置決め精度、およそ〇・〇五ミリ。学生実習用としては十分だ。

だが、俺がいずれ作ろうとしている高速回転体——たとえばタービンの動翼だとか、可変機構の軸受けだとか、ああいったものに要求されるのは、ミクロン単位の世界である。

 

しかも予約制。使えるのは平日の日中だけ。材料は基本、自腹。

 

「……ですよね」

 

俺は天井を仰いだ。

 

前進したのは間違いない。昨日まで六畳一間しかなかった男が、旋盤の並ぶ部屋に入れるようになったのだ。

だがそれは、目的地への第一歩であって、目的地ではなかった。

 

(教授には感謝しかない。でも、ここじゃ足りない)

 

胸の奥で、あの言葉が繰り返される。

 

——鉄を、思うさま切り刻める場所が要る。

 

 

◇◇◇

 

 

そこからの五日間は、ひたすら同じことの繰り返しだった。

 

朝、暗いうちに起きて走る。重りを増やす。

講義に出て、寝ない。中級の知識で見え方が変わった力学の講義は、正直、笑ってしまうほど簡単だった。

昼は学食で飯をかき込み、講義の空き時間は研究室で教授の骨董品を直す。放課後は、利用時間いっぱいまで工作室で端材を削って手の感覚を作る。

 

そして毎晩、無機質なログが積み上がっていく。

 

『デイリークエスト:クリア +75 SP』

 

「灯、お前いつ寝てんの」

 

三日目の昼、学食でゴウが心配そうに言った。

 

「寝てるよ」

 

「目の下、やばいぞ」

 

「……そう?」

 

「今週末こそ来いよ。飲み会。奢るから」

 

「悪い」

 

「ちっ」

 

ゴウが唐揚げを口に放り込みながら、露骨に不機嫌な顔をする。

その隣で、澄人が本のページをめくりながら、こちらを見もせずに言った。

 

「ゴウ、やめとけ」

 

「あぁ?」

 

「今こいつ、たぶん誘われるのが一番きつい」

 

俺は箸を止めた。

 

澄人は相変わらずページから目を上げないまま、うどんの汁をすすった。

 

「行きたくないんじゃなくて、行けないんだろ。理由は聞かねぇけど」

 

「…………」

 

「まあ、飯くらいは一緒に食え。ここなら三十分で済むしな」

 

心臓のあたりが、じわりと痛んだ。

 

こいつは何も知らない。知らないまま、俺が一番されて楽な扱いを選んでいる。

俺は「サンキュ」とだけ言って、味噌汁を飲み干した。

 

 

◇◇◇

 

 

五日目の夜。

 

研究室の隅に借りた小さな机で、俺はシステムのウィンドウを開いていた。

 

【現在所持ポイント: 550 SP】

 

届いた。

 

窓の外はとっくに真っ暗で、教授は隣の資料室でスクラップの整理をしている。

本当は自室でやるべきだったのかもしれない。だが、中級の激痛を思い出すと、一人の部屋でそれをやる気にはどうしてもなれなかった。

 

「……買うぞ」

 

震える指で、項目をタップする。

 

【購入処理:『上級・次世代エネルギー/流体力学(500 SP)』を獲得しました】

【残り所持ポイント: 50 SP】

 

——視界が、白く飛んだ。

 

「————ッ!!」

 

悲鳴すら出なかった。

中級のときが鉄串なら、今度は頭の中で炉が焚かれているようだった。

 

超臨界流体の状態方程式。プラズマの磁気閉じ込め条件。乱流のレイノルズ応力モデル。核融合炉の第一壁が受ける中性子束。熱交換器の限界設計。

人類の科学の最先端、教授クラスが一生かけて到達する領域の知識が、脳細胞を焼き切りながら流れ込んでくる。

 

椅子から転げ落ちた。床が冷たい。

視界の端が、ちかちかと明滅している。

 

(……ああ、これ、まずいや——)

 

そこで意識が途切れた。

 

 

◇◇◇

 

 

次に目を開けたとき、天井の蛍光灯が眩しかった。

 

「……起きたか」

 

顔を横に向けると、パイプ椅子に座った神宮寺教授が、湯呑みを片手にこちらを見ていた。

俺の身体には、いつのものとも知れない毛布がかけられている。

 

「教授……俺、どのくらい」

 

「二時間ほどだ。呼んでも起きんから、救急車を呼ぶか本気で迷ったよ」

 

「……すみません」

 

起き上がろうとして、頭がぐらりと揺れた。教授の手が肩を支える。

 

「無理をするな。……鈴木君」

 

「はい」

 

「何を、そんなに急いでいる」

 

心臓が跳ねた。

 

教授の目は、責めてはいなかった。ただ、まっすぐこちらを見ていた。

 

言ってしまいたい、と一瞬思った。

三千万年前の文明が滅んだこと。数年後に降ってくる巨獣のこと。頭の中に住み着いたシステムのこと。この人なら、笑わずに聞くかもしれない。

 

だが——

 

(……まだだ)

 

証拠が要る。この人の三十年を、俺の妄言で終わらせるわけにはいかない。

 

「……いつか、話します」

 

やっとの思いで、それだけ絞り出した。

 

教授はしばらく黙っていたが、やがて「ふむ」と頷いて、湯呑みを差し出した。

 

「よろしい。待つのは慣れておる」

 

冷めかけたお茶が、喉に沁みた。

 

 

◇◇◇

 

 

教授が資料室へ戻った後、俺は毛布にくるまったまま、視界の隅で静かに明滅を続けているウィンドウに気がついた。

 

『【上級・次世代エネルギー/流体力学】の定着を開始しました』

『——技術知識ツリー:全階層のマスターを確認』

 

息を呑む。

 

『【OVER TECHNOLOGY領域】のロックを解除します』

 

暗転していた項目が、音もなく光を帯びた。

ずっと灰色に塗り潰されていた、あの禁断の一行。

 

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《b》【OVER TECHNOLOGY領域】

所持ポイント: 50 SP

 

▼ 解放可能

【マクロス初代・統合技術パック】 : 30,000 SP

┣ 熱核タービン理論

┣ 可変機構フレーム理論

┣ ピンポイントバリア(基礎)

┗ 耐G外骨格(初期型)

 

▼ 未解放

┣【装甲・重機動領域】

  条件:該当技術体系の実物残骸をスキャン・解析

┣【生体骨格・制御領域】

  条件:規格外生体の骨格および細胞を回収・スキャン

┗【?????】

  条件:[秘匿]

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俺は、その数字を三回読み直した。

 

三万。

 

「……さん、まん……?」

 

思わず声に出していた。

所持ポイント、五〇。

 

デイリーは一日七五SP。休まず、一日も欠かさず稼いだとして——

 

(三万割る七十五で……四百日……)

 

一年と一ヶ月。

しかもそれは、ステータス強化に一SPも回さず、他のスキルを一つも買わず、全額をこれに突っ込んだ場合の話だ。

 

俺の【BASE STATUS】は、いまだにほとんどオールG。G耐性がFになっただけ。

仮に三万SPを積んで機体の設計図を手に入れたところで、こんな身体であんなものに乗れば、離陸した瞬間に首の骨が折れて終わる。

 

そして、時間がない。

ゴルザとメルバが目覚めるのは、俺が大学を卒業する年だ。残された猶予は三年半。

 

「……ははっ」

 

乾いた笑いが漏れた。

上級を極めればOTに手が届くと、俺は本気で思っていたのだ。届いたのは、ショーウィンドウのガラスまでだった。

 

(デイリーだけじゃ、どうやったって間に合わない)

 

毛布を握りしめる。指先が冷たい。

 

——だが、そこで俺は、ふと引っかかった。

 

数日前、俺は五分間の地獄を生き延びて、一五〇SPを手にした。デイリー二日分と同額だ。危険なだけで、割に合わない。

 

だが、その前は?

 

あの東北の山。緊急ウィークリークエスト。残機が削られる恐怖と引き換えに、システムが寄越した報酬は——

 

300SP。

 

デイリーの四日分を、たった一回で。

 

「……そういう、ことか」

 

背筋を、冷たいものと熱いものが同時に走り抜けた。

 

このシステムは、安全に暮らす人間には小遣いしかくれない。

だが、超古代の厄災に近づく者には、桁の違う額を積む。

 

つまり——俺が「絶望のほうへ歩いていく」ほど、支払いは良くなる。

 

「……最悪だな、お前」

 

視界の青い光に向かって、俺は毒づいた。

 

だが、口の端が吊り上がっているのが自分でも分かった。

恐怖はある。残機は三つしかない。次に踏み込む先で、それが減らない保証はどこにもない。

 

それでも、四百日を指をくわえて待つよりはマシだ。

 

俺は毛布を跳ね除け、まだ痛む頭を押さえながら立ち上がった。

机の上には、教授が直してくれと言って積み上げた古い観測機材と——三十年分の、誰にも信じられなかったスクラップの束。

 

あの中に、まだ誰も踏み込んでいない「痕跡」が眠っているはずだ。

 

「教授」

 

隣の資料室に向かって、俺は声を張った。

 

「明日から、あの棚を全部読ませてください」

 

「……なんだね、藪から棒に」

 

「行き先を、探します」

 

顔を出した教授が、丸眼鏡の奥で目を丸くした。

それから、その顔が、みるみるうちに子供みたいな笑みに変わっていった。

 

 

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【現在のステータス・スキル情報】

[BASE STATUS]

┣ 演算処理能力: G

┣ 空間認識力 : G

┣ 反応速度 : G

┗ G耐性/肉体: F

 

[ACQUIRED SKILLS & KNOWLEDGE]

┣【超古代言語理解 Lv.1】

┣【初級・機械工学/プログラム言語】

┣【中級・航空力学/制御アルゴリズム】(NEW)

┣【上級・次世代エネルギー/流体力学】(NEW)

┣【インファイト Lv.1】

┗【SPアップ Lv.1】

 

[SYSTEM DATA]

┣ 所持ポイント: 50 SP

┣ 残機数 : 3 / 3

┣ OT領域 : アクセス可(最安 30,000 SP)

┗ 当面の目標 : 高額クエストの発見 /「作れる場所」の確保

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第6話をお読みいただきありがとうございました!
知識を『購入』するだけでも脳に強烈な負荷がかかるという、甘くないシステムの一面でした。

そして見えてきた『30,000 SP』という途方もない壁と、本編開始(ゴルザ・メルバ目覚め)までの「残り3年半」という現実。
デイリーだけで安全に稼ぐ限界を悟った灯は、ついに残機を賭けた『ウィークリークエスト』へと足を踏み入れる覚悟を決めます。

次回、灯を待ち受ける新たな試練とは……!?
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