瑠璃色の君に赤いバラを   作:桜紅月音

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11.幼馴染と水着

 

先日、乙宗先輩にスクールアイドルクラブに入ってくれないかと言われたけど、あの場では考えおきますとだけ言って、その場は解散となった。

 

 

「なんで水着でいるの?」

 

 

るーちゃんが、この部屋に来た時には私服で来たんだけど、部屋に入るなり、いきなり服を脱いで、水着になったのだ。ガーディアンの下に着こんでいたらしい。

オレンジ色のチューブトップのビキニを着ていた。るーちゃんがこんな水着を見るとは思ってなくてドキドキしてる。

 

 

「それはね!」

 

 

るーちゃんは、何があったのかを説明してくれた。

 

なんでもめぐちゃんに会いに行ったらしい。

スクールアイドルクラブになんで居ないのかを聞きに言ったけど、うまい事逃げられてしまい、そんなめぐちゃんをスクールアイドルに復帰させるべく、すっげーライブをしたいと言ったらしい。

 

 

「それでライブをする事になって」

 

 

「うんうん」

 

 

るーちゃんはそう言い、頷く。

 

 

「でも、いきなりライブをするから、特訓をすることになって」

 

 

「そうそう」

 

 

「クラブのみんなで合宿に行く事になったと」

 

 

クラブのみんなで、学校が閉まる3日間を使って、乙宗先輩の別荘で合宿をするんだとか

 

 

「そう!だから、水着!」

 

 

「んー…言いたい事は分かるけど、なんで水着を今、着てるのか分からん…」

 

 

「えーそこは分かってよあお君!!」

 

 

「えっと…アピールってこと?」

 

 

「そうだよっ!ほらほら、ルリ可愛くなったでしょ!!」

 

 

「るーちゃんは昔からずっと可愛いよ」

 

 

僕がそう言うと、るーちゃんの顔が紅くなったような気がした。

 

 

「それって、めぐちゃんよりも!?」

 

 

「えっ?可愛いって言っても、色んな種類があるじゃん。めぐちゃんみたいにあざとい系とか、るーちゃんみたいに正統派かわいい系とかさ」

 

 

僕がそう言うと、るーちゃんが抱き着いてきた。

水着なのもあって、るーちゃんの肌が当たってドキドキする。これ以上密着されるのはちょっとまずいかもしれない…

 

 

「で、ルリの水着はどうかな?一人で頑張って選んだんだけどさ」

 

 

「うん、可愛いよ」

 

 

「あお君ー好きー!!」

 

 

なんてやり取りがあって、三日後。

 

 

「あーあお君、ドキドキしてる…」

 

 

「ちょっと、心臓の音聞かないでよるーちゃん…」

 

 

心臓の位置にるーちゃんの顔があって、るーちゃんは僕の心臓の音を聞いている。

今のドキドキが全て伝わってしまう。

 

 

「ね、あお君…」

 

 

「うん…」

 

 

「ルリもさ、今凄く、ドキドキしてるんだ…」

 

 

「うん」

 

 

「だからね、触って確認してみて?」

 

 

「えっ?」

 

 

るーちゃんはそう言って、僕の手を掴んで、自身の胸元へと持っていく。

 

 

「ね、凄くドキドキしてるでしょ…?」

 

 

「う、うん…」

 

 

確かにドキドキしてるのは凄く分かる。

しかし、それよりもるーちゃんの胸の柔らかい感触が強くて、それどころではなかった。

 

 

「あお君、そのままルリの胸揉んでも…いいよ?」

 

 

「い、いやいや…!そんなことできないって!」

 

 

「ルリは、準備出来てるから…!」

 

 

るーちゃんの顔は真っ赤に染まっていた。

恥ずかしいのか、ドキドキしているのかもう分からない。

 

 

「……」

 

 

「……」

 

 

お互いに黙りあってしまって数分が過ぎた。

 

 

「…やっぱり無理だ…」

 

 

色々と考えたけど、やっぱりそういう事は出来なかった。

 

 

「…うん…ルリも暴走しちゃってごめんね…」

 

 

るーちゃんはそう言って、ガーディアンを羽織って、るーちゃんは続けて言ってきた。

 

 

「そうだ!あお君」

 

 

「何?」

 

 

「夏休みの練習休みの日に、るりと、その…一緒に海に行かない?」

 

 

「オッケー予定空けておくよ」

 

 

「うん、絶対だからね!」

 

 

るーちゃんと指切りをした。

 

 

「今度は約束破らないでね」

 

 

「勘違いだったといえ…もうしないって」

 

 

「信じてるからね」

 

 

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