先日、乙宗先輩にスクールアイドルクラブに入ってくれないかと言われたけど、あの場では考えおきますとだけ言って、その場は解散となった。
「なんで水着でいるの?」
るーちゃんが、この部屋に来た時には私服で来たんだけど、部屋に入るなり、いきなり服を脱いで、水着になったのだ。ガーディアンの下に着こんでいたらしい。
オレンジ色のチューブトップのビキニを着ていた。るーちゃんがこんな水着を見るとは思ってなくてドキドキしてる。
「それはね!」
るーちゃんは、何があったのかを説明してくれた。
なんでもめぐちゃんに会いに行ったらしい。
スクールアイドルクラブになんで居ないのかを聞きに言ったけど、うまい事逃げられてしまい、そんなめぐちゃんをスクールアイドルに復帰させるべく、すっげーライブをしたいと言ったらしい。
「それでライブをする事になって」
「うんうん」
るーちゃんはそう言い、頷く。
「でも、いきなりライブをするから、特訓をすることになって」
「そうそう」
「クラブのみんなで合宿に行く事になったと」
クラブのみんなで、学校が閉まる3日間を使って、乙宗先輩の別荘で合宿をするんだとか
「そう!だから、水着!」
「んー…言いたい事は分かるけど、なんで水着を今、着てるのか分からん…」
「えーそこは分かってよあお君!!」
「えっと…アピールってこと?」
「そうだよっ!ほらほら、ルリ可愛くなったでしょ!!」
「るーちゃんは昔からずっと可愛いよ」
僕がそう言うと、るーちゃんの顔が紅くなったような気がした。
「それって、めぐちゃんよりも!?」
「えっ?可愛いって言っても、色んな種類があるじゃん。めぐちゃんみたいにあざとい系とか、るーちゃんみたいに正統派かわいい系とかさ」
僕がそう言うと、るーちゃんが抱き着いてきた。
水着なのもあって、るーちゃんの肌が当たってドキドキする。これ以上密着されるのはちょっとまずいかもしれない…
「で、ルリの水着はどうかな?一人で頑張って選んだんだけどさ」
「うん、可愛いよ」
「あお君ー好きー!!」
なんてやり取りがあって、三日後。
「あーあお君、ドキドキしてる…」
「ちょっと、心臓の音聞かないでよるーちゃん…」
心臓の位置にるーちゃんの顔があって、るーちゃんは僕の心臓の音を聞いている。
今のドキドキが全て伝わってしまう。
「ね、あお君…」
「うん…」
「ルリもさ、今凄く、ドキドキしてるんだ…」
「うん」
「だからね、触って確認してみて?」
「えっ?」
るーちゃんはそう言って、僕の手を掴んで、自身の胸元へと持っていく。
「ね、凄くドキドキしてるでしょ…?」
「う、うん…」
確かにドキドキしてるのは凄く分かる。
しかし、それよりもるーちゃんの胸の柔らかい感触が強くて、それどころではなかった。
「あお君、そのままルリの胸揉んでも…いいよ?」
「い、いやいや…!そんなことできないって!」
「ルリは、準備出来てるから…!」
るーちゃんの顔は真っ赤に染まっていた。
恥ずかしいのか、ドキドキしているのかもう分からない。
「……」
「……」
お互いに黙りあってしまって数分が過ぎた。
「…やっぱり無理だ…」
色々と考えたけど、やっぱりそういう事は出来なかった。
「…うん…ルリも暴走しちゃってごめんね…」
るーちゃんはそう言って、ガーディアンを羽織って、るーちゃんは続けて言ってきた。
「そうだ!あお君」
「何?」
「夏休みの練習休みの日に、るりと、その…一緒に海に行かない?」
「オッケー予定空けておくよ」
「うん、絶対だからね!」
るーちゃんと指切りをした。
「今度は約束破らないでね」
「勘違いだったといえ…もうしないって」
「信じてるからね」