「まずはここ!蓮ノ空スクールアイドルクラブの部室だよ!」
「おっけー!覚えた!」
まず案内されたのは、スクールアイドルクラブの部室。
もしかしたら来ることになるかもしれないから、覚えておいても損はないかな。
そして、次に案内されたのは外に出て
「この子が、カワウソちゃん。みんなに餌もらっているから、ぽてぽてしてるんだよ」
「きゃわいい!ナデナデしていい!?」
「るーちゃん…野生なんだから…程ほどにね…」
「大丈夫だよー人慣れしてるし」
「えぇ…」
山に居たカワウソちゃん。
これは、覚えておくべきなんだろうか。いや…日野下さんが頑張って案内してくれているんだし、覚えておこう。うん
「ここは、大倉庫…クラブの伝統の品は、だいたいここに保管されているんだけど…ほんっとに迷っちゃうから、ひとりで入っちゃだめだからね!?」
日野下さんの言う通り、確かに広いし、迷ってしまうかも
「えーなにここ、お化け屋敷みたいー!たのしー!」
すると。るーちゃんは走り出す。
そうだった、るーちゃんってこういう系統の物が平気だった。
「あっ、瑠璃乃ちゃん!奥行っちゃだめだよ!お昼休み中に帰ってこれないよー!?」
そして、次に案内されたのは_
「そ、そしてここが…わあ!こんなところにスクールアイドルクラブの部室がー!蓮ノ空でいちばん楽しくて、いちばんかっこよくて、いちばんすごくところだね!」
分かりやす過ぎる。
るーちゃんの事を本気で勧誘したいんだろうな
「花帆さん、勧誘が露骨です!」
村野さんにも突っ込まれてるよ日野下さん。
「あははっ!」
そして、僕達の教室に戻ってきた。
「僕の知らない場所もあって良かった。ありがと日野下さん」
「うんうん!ってわけでね、いろいろ紹介したけど、すっごく伝統を大事にしているのが、この蓮ノ空学院なんだよ」
「伝統かぁー。正直、あんまわかんないっていうか、伝統よりお砂糖のほうが好きと、ルリ思う。ゆえに、ルリあり」
「うっ、そ、それはあたしもそうかも!」
「日本に帰ってきて、コンビニスイーツがおいしいのなんのって…」
「わかる!でもカロリーやばいんだよー!」
「なにをゆーか!向こうの鬼カロリーえっぐいかんね!?毎朝のランニングが趣味からノルマに変わっちゃったんだから!」
確かに海外の食べ物はカロリーが高そうなイメージがある。
「ひえー!?」
るーちゃんの言葉に、日野下さんは悲鳴を上げる。
「…なんだがこのふたり、似た匂いを感じますね。なんというか、すごくかしましいと言いますか…」
「なにか言った?さやかちゃん」
「あ、いえ、おふたりとも、まるで昔からのお友達みたいだなって思っただけです」
「えへへ、なんか瑠璃乃ちゃん、すっごく話しやすくて」
「ルリもルリも!やっぱあれかなー!毎晩がんばって花帆ちゃんの夢に出たかいがあったかなー!」
「それ生霊ってこと!?」
「すっかり仲良しさんですね。ふふふ」
「るーちゃんが馴染めそうで良かった」
「いえーすいえす!あいむふぁいんせんきゅー!べすとふれんど!いえーい!」
「わわっ、開いた?さやかちゃん!本場の英語だよ!帰国子女の英語、すごいね!」
「その割には、とてつもなく聞き取れたような…」
村野さんが言う通り、英語が出来る程度なんだよね。
これでも成長した方だと思う。うん