問題児に紛れてピンクの人形が来るそうですよ? 作::Supiritus
それとカービィ知らない人もいるかもしれないと思ったので描きました。
下手ですが参考程度なので許して下さい。
http://syosetu.org/img/user/tmp/6737.jpg
それでは本編へ!
第1話 Yes!ウサギが皆様を呼びましたよ!…?
『ぎにゃああああああ!!お、お嬢おおおおおお!!』
上空4000メートルから落下している4人(?)と一匹
「ヤハハハハハハハハハハハハハッ!!」
学ランを着てヘッドホンをしている少年は、この開放感のせいか大笑していた。
他にも育ちの良さそうなお嬢様、三毛猫を抱いた大人しそうな女の子が二人、カービィ同様に地面めがけて自由落下をしていた。その二人は楽しそうに笑う少年とは違い、突然の出来事に驚愕した表情を浮かべている。
そんな中カービィはというと。
(ぷ!?ぷ!?重力加速度ってーあれだよねあれ!9.80665 m / s二乗だったよね!そしたら僕が地面に叩きつけられる時の衝撃は…。って計算しなくても死ぬって言うのはわかるよ!確かに下は湖だけど無理だから!絶対に無理だから!)
となぜか意味のない思考をめぐらせていた。そしてその後カービィは必死に叫んだ。
「死んじゃう!死んじゃうって!なんでこんな上空にいるのーーーー!!」
そこで何か思いついたような顔をしたカービィはある物を呼んだ。
「来て!ワープスター!」
すると違う世界なのになぜかワープスターが飛んで来て、見事にカービィをキャッチし、さらに叫んでいた猫も重量的に大丈夫だな〜と思い一緒に助けて陸地に着いた。
そのすぐ近くには大きな水柱が3本立っていた。跳ねる様な音と共に三人と一匹は水面に顔を出し、すごすごと不満気に岸へと上がる。服はびしょ濡れ、叩き付けられたダメージも多少はあるようだ。実に不満気な表情が浮き出ている。
そこに1人の少女が近づいてきた。きっと猫の飼い主だろう。
「三毛猫を助けてくれてありがとう…?」
「どういたしまして!けどなんで疑問文!?」
「だって、人形が喋ってるから。」
「肉まん?頂戴!!」
「"に"しかあってないよ…」
「あれ?違ったのか…」
「ま、まあいいや。ところで三毛猫は大丈夫?」
すると三毛猫は
『大丈夫や。丸ピンクも助けてくれてありがとな』
「いえいえ。気にしないでー!好きでやったことだから!」
『そうか。でもありがとな!』
と普通に喋っている三毛猫とカービィに対して飼い主である少女は
「え?三毛猫の言葉が分かるの?」
「うん!そうだよ!じゃなきゃ僕1人で痛い子になっちゃうじゃん!中二病とかじゃないからね!?」
「へー私以外で三毛猫と話せる人(?)初めて見た!」
なんて話をしていると少しだけ離れた場所で少年とお嬢様の2人が罵詈雑言を吐いていた。
「信じられないわ! 問答無用で引きずり込んだ挙句、空に放り出すなんて!」
「右に同じだ、クソッタレ。石の中にでも呼び出された方がまだマシだ」
「いや…石の中に呼び出されたら動けないでしょ」
「俺は問題ない」
「そう。身勝手ね」
なんて会話をしていた。けどしかし
「ここは何処なんだろう?」
三毛猫を抱いていた女の子が、ノースリーブのジャケットを絞りながら呟いた。そう。ここは今までに1度も無たことのない場所だった。
「さあな。落ちてる最中に世界の果てっぽいのが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえか?」
「少なくても亀の背中って…ないわー(棒)」
「うるせー。ところで一つ確認したいんだが、お前達にも変な手紙が来たか?」
と聞く少年に対して3人は(もうカービィは人とします)頷いた。
「そうだけど、"お前"は止めて。私の名前は久遠飛鳥よ。そっちの猫を抱いてる貴女は?」
「……春日部耀。以下同文」
「よろしく、春日部さん。それで、そっちの喋る可愛いお人形さんは?」
「だから僕は人形じゃないって!僕の名前はカービィ!呼び捨てで構わないよー。食べることと食べることが好きだよ!宜しくね、久遠さん」
「え、ええ、よろしくカービィ。最後に、野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」
「見たまんま野蛮で凶暴そうな逆廻十六夜さかまきいざよいです。粗野え凶悪で快楽主義と三拍子揃った駄目人間なので、用法と用量を守った適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜くん」
「マジか!じゃあ今度作っておくから覚悟しとけよ!」
久遠さんの対応に、ケラケラと笑いながら応じる十六夜。
そして我関せずと無関心そうな春日部さん。
皆すごいキャラが濃そう。
(ほんとだよ!僕空気になっちゃうじゃん!)
だから裏方に入ってこないでよ。
(うわあ……1人を除いて問題児ばかりみたいですねえ……)
草むらのなかでそう思っているウサギがいた。
♢ ♢ ♢
湖に落ちてきた4人をずっと見ていたウサギは、茂みに隠れながら溜息をついていた。
少女の名前は黒ウサギ。外見は扇情的なミニスカートとガーダーソックスを身に纏ったまさにバニーガール?という格好をしていた。しかしこれでも『箱庭の貴族』と呼ばれる強力な一族の末裔だ。何を隠そう、彼女こそが4人を箱庭に招いた張本人である。
(でも、我がコミュニティの為にもここで引くわけにいきません)
黒ウサギの所属しているコミュニティにはある問題があった。だからこんなことで嘆いている暇はない。
(主催者ホストの話では、3人とも人類最高峰のギフト所持者との話でしたが……)
黒ウサギは改めて召喚した4人を観察する。いきなりの状況に慌てない精神は4人とも及第点だ。
ただ一つ気掛かりな事があった。
呼び出したのは人間のはず、それに3人だけだった気が…
逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀。彼等3人は見れば分かる通り人間。けどカービィに至っては人形にしか見えないのである。あきらかに人には見えない人が呼ばれるなんて。
不思議な雰囲気を漂わせる人形。
それが黒ウサギのうけた印象だ。
♢ ♢ ♢
「で、呼び出されたいいけどなんで誰もいねぇんだよ。この状況だと招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねぇのか?」
「ええ、そうよね。何の説明もないままでは動きようがないもの」
「だったら、そこに隠れてる人に聞けばいいんじゃないのかな?」
そう言って、カービィは近くの茂みの方を指差した。
「なんだよ。カービィも気づいてたのか?」
「当たり前だよ!だってなんか美味しいな匂いがするんだもーん!」
「へえ、おまえおもしろいな」
「それはいいとして、十六夜君も気づいていたんでしょ」
「当然。かくれんぼじゃ負けなしだったんだぜ? そっちの二人も気づいてたんだろ?」
「ええ、当然よ」
「風上に立たれたら嫌でもわかる」
すると木の間から、黒ウサギが出てきた。
「や、やだなぁ皆々様。そんな狼みたいな顔で睨まれると黒ウサギは死んでしまいます? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵にございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「んー。無理!」
「却下」
「お断りします」
「右に同じく」
「あっは、とりつくシマもないですね♪」
バンザーイ、と降参のポーズをとる黒ウサギ。
すると春日部さんはさっと黒ウサギの後ろに回り耳をギュっと引っ張った。
「むぎゃ!!ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」
黒ウサギは自らの耳を護るように手をあげると春日部さんに問い掛けた。
「好奇心のなせる業」
「へーそれ本物の耳なんだ」ギュッ!
「私も触ってみたいわ」ギュッ!
森の中で一つの叫びが上がっていた。
そんな中カービィは湖でのんびり釣り中。
「あ、また釣れた!ここってよく釣れるね〜」
*
「あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」
「いいからさっさと進めろ」
半ば本気の涙を瞳に浮かべる黒ウサギに同情する者は誰一人として居なかった。
ちなみにカービィは現在進行形で釣った魚を焼いて食べてる。
「もぐもぐ…」
「ちょっとー!何のんきに1人で釣りした挙句にそのままたべてるんですか!貴女様もきてください!
それではいいですか、御四人様。定例文で言いますよ?言いm「さっさと言え」……ようこそ、【箱庭の世界】へ!
我々は御四人様にギフトを、与えられた者達をさだけが参加できる【ギフトゲーム】への参加資格をプレゼンさせて頂こうかと召喚いたしました!」
「ギフトゲーム?」
「そうです!既に気づいていらっしゃるでしょうが、御四人様は皆、普通の人間ではございません!
その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵なのでございます。【ギフト ゲーム】はその【恩恵】を用いて競い合うためのゲーム。そしてこの箱庭の世界は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に作られたステージなのでございますよ!」
大げさに両手を広げ、俺たちに説明していく黒ウサギ。
久遠さんはその説明に対して質問するために手をあげていた。
「まず、初歩的な質問からしていい?
貴方の言う【我々】とは貴女を含めた誰かなの?」
「Yes!異世界から呼び出されたギフト保持者は箱庭で生活するにあたって、数多とある【コミュニティ】に属していただきます♪」
「嫌だね」
十六夜はで拒否を口にした。
「属していただきます!!!」
それに対し間髪入れずに言い返した。
「そして【ギフトゲーム】の勝者はゲームの【主催者】が提示した賞品をゲットできるというとってもシンプルな構造となっております」
「………【主催者】って誰?」
「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催されるゲームもあれば、コミュニティの力を誇示するために独自開発するグループもございます。
特徴として、前者は自由参加が多いですが【主催者】が修羅神仏なだけあって凶悪かつ難解なものが多く、命の危険もあるでしょう。
しかし、見返りはおおきいです。【主催者】次第ですが、新たな【恩恵】を手にすることも夢ではありません。
後者は参加のためにチップを用意する必要があります。参加者が敗退すればそれらは【主催者】のコミュニティに寄贈されるシステムです」
「後者は結構俗物ね……チップには何を?」
「それも様々ですね。金品、土地、利権、 名誉、人間、……そしてギフトを賭け合うことも可能でしょう。ただし、ギフトを賭けた戦いに負ければ当然ご自身の才能も失われるのであしからず」
黒ウサギはその笑みのなかに黒さを混ぜる。
これは4人怖がらせようとしているのだろう
飛鳥はその持ち前の挑発的な声音で黒ウサギに質問をする。
「そう。なら最後に一つだけ質問させてもらってもいいかしら?」
「どうぞどうぞ♪」
「ゲームはどうやったらは始められるの?」
「コミュニティ同士のゲームを除けば、それぞれの期日内に登録していただければOK!商店街でも商店が小規模のゲームを開催しているのでよかったら参加して行ってくださいな」
「………つまり【ギフトゲーム】はこの世界の法そのもの、と考えてもいいのかしら?」
案外鋭い飛鳥の問いに黒ウサギは感心したかのような声をあげてまた喋り出す。
「ふふん?なかなか鋭いですね。
しかし、それは八割正解、二割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗は禁止ですし、金品による物々交換も存在します。
……が、しかし! 【ギフトゲーム】の本質は全く逆!!一方の勝者だけが全てを手にするシステムです。
店頭に置かれている賞品も、店側が提示したゲームやクリアすればタダで手に入れることも可能ということですね」
「そう。なかなか野蛮ね」
「ごもっとも。
しかし、【主催者】は全て自己責任でゲームを開催しております。
つまり奪われるのが嫌な腰ぬけは初めからゲームに参加しなければいいだけの話でございます」
そう告げると黒ウサギは一枚の封書を取り出した。
「さて、皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。
……が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。 新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない……。
ここから 先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが………よろしいですか?」
「……待てよ、俺がまだ質問してないだろ?」
「あ!それなら僕も!」
今まで清聴していた十六夜とカービィが黒ウサギに向かって真剣な顔で話しかけた。
「……どんな質問でしょうか?ルールですか?それともゲームそのものですか?」
「そんなのはどうでもいい。」「それはどうでもいいよー」
「俺が聞きたいことは一つ。」「僕が聞きたいことはただ一つ」
「「――この世界は面白い(美味しい食べ物あるの)か?」ってちょっと待ておかしいだろっ!」
「え?なにかのお菓子あったの!!?」
「さっき散々魚食ってたのにまだ食えるのかよ…
じゃなくて!なんか途中まで息ピッタリでいい感じだったのに最後が変だろ!」
「あー確かに十六夜君変な事言ってるね!」
「おいこら待てや!なに人のせいにしてんだよ!」
「だってー」
「あーもういい!あらためて聞き直すぞ。ーーこの世界は面白いか?」
十六夜の言葉に全員が黒ウサギを見詰め次の言葉に耳を傾けた。
「…あ!ーーYes。【ギフトゲーム】は人を超えたものたちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」
黒ウサギはつまりはしたけど目を輝かせ楽しそうにそして嬉しそうに自信満々で答えた。
『雑談コーナー』
「いえーい!また始まったねー!」
はい。始まりました。
ところで前いったことは覚えてますか?
「もちろん!白米くれるんでしょ!」
いやあげませんよ?もっと別のものです。
「んークロワッサンだっけ?」
なんでそんな微妙なところがでてくるんですか。
前回の後書きで本来なら十六夜さんも来るといったじゃないですか!けどまだ本編にでてなかったから出していませんでした。
「あーなんかそんなこと言ってたよーな」
というわけで十六夜さんです!どうぞ!
「どうも!本編でも自己紹介した通り俺は快楽主義者だ!よろしくな」
あーはいよろしく。
「よろしく〜」
「そういえばカービィ。お前俺を痛い人を見る目で見てきやがって…」
「ぷ?なんのこと?」
「白を切る気かこのやろう」
まあまあおちついて下さい。
「ちっ…まあ許すか…」
それではそろそろ次回予告を!
「ぺぽ!なんかおっきな食べ物でてくるんだよね!」
「いや…あれは食べ物じゃないと何度言えば分かるんだよ…」
「えーでも食べたかったなー」
「一応神みたいなものだからバチ当たるぞ」
「そっかー。太鼓の達人やりたいよね!」
「そのバチじゃねーから」
ではそこらへんにして次回のタイトルどぞ!
「「試練を与えし者」」
もう丸わかりですね
「「「次回も見ていってください!」」」
(そういえば今回5000文字超えてたね)
(少しだけ頑張りました)
(次回もそのぐらい書いてくれよ)
(保証はできませんね)