世界の終わりに、何の話をしようか 作:獅子唐の遺跡
続けて投稿!それが流儀ィッ!!
なお流儀を破ったことは何度もあるものとする。
ここが何処か分かっていたつもりだったが、実際に歩いてみると分からないものだな。
森の中で迷う奴をアニメや漫画で見る度に馬鹿にしていたことを詫びるよ。これは迷わざるを得ない。
動物の足跡、蹄……馬かな?もう乱れて分からないけど、野生動物がいるみたいだ。
馬に蹴られて死ぬのが死因No.1だった時代が懐かしいよ。
ん?ようやく口を開いてくれたと言いたげな顔だ。
仕方ないだろう。ずっと話しているだけじゃ互いに飽きる。君は知識欲を満たせて、孤独感を癒せる分マシかもしれないが、私には何の得もない。
自分より下の生き物がいても、対して癒しにはならないんじゃないか?
さておき、今日は何の話をしようか。
前回は時間についてだったね。同じ話をしてもいい。遡る時とその根源について語り、君の知る世界へと逆行するのも……あぁ、やっぱりナシだ。どうもこの道は望まれていないらしい。
では、今回は『技術』について。
技術。これまた抽象的な言葉だ。科学に関するものとして捉えることも出来れば、肉体的な他を制圧するものとして捉えることも可能だろう。
道中先は長く、結果としてどちらとも解説することになりそうな気もするが…杞憂か。
よく聞いてみろ。水音が聞こえるだろう?近くに川があるんだ、上っても下っても現在地が分かるな。
それじゃあ、科学的な方で話そうかな。
技術。いや、科学技術を話すのなら『電気』の存在は欠かせない。
そして『電気』を生み出す物を、その働きに目をつけてみよう。君は発電する際、何を思う?
あぁ、別にセンシティブな話じゃあない。というか興味ない。
……そうだ、回転だ。歯車とかは良い例だな。
小さな力を幾重に積み重ね、巨大な力を生む人の知恵の結晶と言っても過言ではないだろう。まぁ、非力な者が力を望んだ結果とも言えるんじゃないか?どちらで捉えようと構わない。
歯車は適材適所。求められる物を、求められる所まで。満ちた場は想像できない力を用いて、存分に動き回ることだろうさ。
人も同じ、一人一人が歯車であることを受け入れたのなら、この世界は生まれていないんだよ。
……また話が逸れてしまった。こうあれと生み出されたことを、喜んだことはないよ。
歯車には感情はない。素直に、永遠に、与えられた力を噛み合う物に伝え続ける。
自分が擦り減って終わるその時まで。
不器用で、不格好で、非効率にでも生きようとした人間は愛おしくとも、結果滅んでしまっては愛でることはできない。初めから歯車のように回り続けていてほしかったものだ。
むぅ、どうしても人間と絡めようとしてくるな。『汝、自身を知れ』とでも言いたいのか?
……こっちの話だから気にしないでくれ。じゃあ、また歩き続けようか。
今度の話を決めておこうか。次は『言語』だ。
ぎ‐じゅつ【技術】
1 物事を取り扱ったり処理したりする際の方法や手段。また、それを行うわざ。「技術を磨く」「高度な表現技術」
2 科学の研究成果を生かして人間生活に役立たせる方法。「先端技術の導入」「産業界における技術革命」
引用元-コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E6%8A%80%E8%A1%93-50443