アングラの森で様々な食材や猛獣などを喰らい、グルメ細胞を進化させてから向かうグルメ界。
まずは入り口に居た捕獲レベル219なブレスドラゴンを食べることに決めて、鼻のような部位に1つの穴がある首長な恐竜といった姿をしたブレスドラゴンを手早く仕留めると、その血肉を喰らっていく。
グルメ界の生物は、大体美味いので、ブレスドラゴンの肉も味は悪くない。
次に発見した捕獲レベル536のウィングリズリーも食すことに決め、両腕が羽根に覆われている大きなグリズリーといったところなウィングリズリーを食したが、熊肉と鶏肉の旨味が組合わさったかのような味わいであったウィングリズリーの肉。
それからもグルメ界で出会う猛獣を残さず喰らい尽くしていくと、次に遭遇したのは要塞を背に背負う巨大なサイである要犀。
捕獲レベル972の要犀は、成長したトリコのフライングフォークを弾く強度がある頑丈な要塞を背負っており、並の刃物では斬れない強度を持つ。
高周波ナイフなら斬れるかと考え、あえて頑丈な要塞側からナイフで斬りつけてみたが、高周波ナイフであるなら容易く斬り裂くことが可能であった要犀の背の要塞。
両断した要犀の身体の可食部位だけを食し、グルメ界を探索していると、複数の目と鼻を持つ巨大なゾウであるフィッカスドルトンゾウとも遭遇することになった。
捕獲レベル2650のフィッカスドルトンゾウが、適合食材であると直感で感じ取れた俺は、高周波ナイフを構えて、フィッカスドルトンゾウへと飛ぶ斬撃を繰り出す。
直撃した飛ぶ斬撃により、頭頂部から両断されていったフィッカスドルトンゾウの巨体。
身体が完全に真っ二つとなり、地に崩れ落ちるように倒れたフィッカスドルトンゾウは、もう動くことはなかった。
フィッカスドルトンゾウの複数の鼻の食感は、牛や豚のタンのようであり、本命の肉の味わいは適度な霜降に柔らかくてしっとりとした食感と旨味がある。
口一杯に広がる肉の旨味は「美味すぎる!」と言いたくなる位に美味く、フィッカスドルトンゾウという食材が、とても美味であったのは間違いない。
適合食材を喰らったことでグルメ細胞が進化した俺は、更なる食材を求めてグルメ界を移動していき、基本的に危険区域なグルメ界で、ごく稀に出現する安全な場所で睡眠や休息を取っておく。
独特な気候と特殊な生態系が作り出す一時の安全な場所。
擬態をする樹で、世界一シャイで臆病な樹は隠形樹と呼ばれ、乱暴な生物が近付くとたちまち姿を暗ませる樹であるが、そんな隠形樹のような樹や岩、臆病な空気そのものがグルメ界に存在し、猛獣達からも死角となる見えない空間を生み出していた。
別の時空のように隔離された安全な空間は、一時的だとしても穏やかな環境の場所となる。
時間が経過すれば周りの環境に押し潰されてしまうその安全な場所は、一時の休憩には充分に使える場所であるのは確かだ。
トリコはこの安全な空間をグルメ界の休憩室と名付けていたが、グルメ界で休憩ができるだけ、ありがたい場所ではあるな。
時おりグルメ界の休憩室で休憩しながら、グルメ界の猛獣を喰らう日々を過ごしていくと、更に進化を繰り返していった俺のグルメ細胞。
ノッキングマスター次郎のフルコースに含まれている食材である捕獲レベル4220のアシュラサウルスや、捕獲レベル4450の王陸鮫すらも喰らうことに成功し、大概の猛獣は喰えるようになった俺。
ある日鹿王スカイディアの角の森から出てきたデビル大蛇の原種と戦うことになり、人間界のデビル大蛇とは比べ物にならない原種のデビル大蛇は捕獲レベルが5100で、アシュラサウルスや王陸鮫よりも強敵である。
50万トンもある体重と、人間が豆粒に見えるような巨体を持つ原種のデビル大蛇。
此方が高周波ナイフで繰り出す斬撃を学習し、伸縮性のある皮膚を瞬時に限界まで縮めて硬度と耐久力を上げてきた原種のデビル大蛇の身体は、高周波ナイフを用いても容易くは斬れなくなり、斬撃によるダメージは、期待できなくなったデビル大蛇の身体。
デビル大蛇との戦いの最中、トリコの釘パンチをニトロが見ただけで真似たりしていたことを思い出した俺は、釘パンチという技が真似ることで再現可能な技術であることが頭に思い浮かんだ。
釘パンチは数回のパンチを同時に打ち付けるパンチであり、連打の回数分、釘を打ち付けるかの如く、破壊は奥へと突き刺さる。
実際に釘パンチを使えるかどうか試してみると、実際に使えた釘パンチという技。
修行中のトリコの36連ツイン釘パンチと同等の威力を、1発のパンチだけで打てた俺は、グルメ界で更にグルメ細胞が進化している為、今の俺のパンチは更に強力になっている筈だ。
そんな俺が拳に強力な振動を乗せて繰り出すのは、100連打を叩き込む釘パンチ。
「100連、ビート釘パンチ!」
トリコとゼブラの技を組み合わせたかのような技は、原種のデビル大蛇の頭部を内側から破壊していき、振動付きの100連打がデビル大蛇の頭部を完全に粉砕していった。
残ったデビル大蛇の巨体を余すところなく喰らってみたが、蛇が好みの味であった俺は、迷いなくフルコースの肉料理を原種のデビル大蛇に決めておく。
料理すると細胞が進化しないことを理解していた為、生で食材を喰らっている俺の場合だと、料理なんて上等なものではないが、フルコースと言えるものを決めておくのも悪くない。
俺だけのフルコースを決める為に、更なる食材を探してみるとしよう。
フルコースの肉料理は、原種のデビル大蛇に決まりました