ようこそ超能力者のいる教室へ -2年生編-   作:オールF

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綾小路包囲網はここまでちゃんと書く気がなかった


どんな完璧な作戦でも(ry

 特別試験が13日目に入った。

 明日で最終日を迎える前日の午前6時51分。

 7時になれば今日最初の指定エリアが発表される。

 綾小路先輩のテーブルは把握済み。

 発表されると共に指定エリアへの道を阻むために1年生たちが動いてくれる。

 昨日はよく寝れたし、起きて朝食もちゃんと摂った。

 うん、いけるねと自分の中での調子を確認していると宇都宮くんが声をかけてくる。

 

「何を考えているんだ? 椿」

「頭の中で最後の確認をしてただけ。何か用?」

 

 私がぶっきらぼうに尋ねると宇都宮くんは作戦決行前に声をかけておこうと思っただけだと言う。

 もしかすると、私とは今日までの関係になるかもしれないと思っているかもしれないが、その通りだ。

 これが最後の会話になる可能性もあるため、宇都宮くんは思っていたことを聞いてくる。

 

「どうして俺とのやり取りだけはトランシーバーを使わなかったんだ?」

「顔を見て話さないと相手の本心は分からないからね」

 

 宝泉くんとのやり取りを聞いてたからよく分かるでしょ? と聞けば、宝泉くんといがみ合っている宇都宮くんは頷いてくれる。

 

「そうだな。声だけを聞いても、相手が何を考えているかは分からない。ただ、あいつの場合は分かったとしても、そもそも信用できないが」

「……私が1年生の中で信頼を置けるのは宇都宮くんだけだから。直接作戦を聞いて、思ったことをそのまま口にしてもらいたかったんだよね」

 

 自嘲気味に言ってから、私はいつもの無表情にもどる。

 

「準備の方はどうなんだ?」

「さっきGPSサーチをかけた時、1枚撮っておいたスクリーンショット、見る?」

 

 私はタブレットを起動させて、6時30分に撮影したスクリーンショットを見せる。

 綾小路先輩のキャンプ地はJ6。

 1年生たちはその付近のI5.6.7に陣取らせている。

 

「なんで綾小路がこんなところにいる? 最終の指定エリアはE5のはずだろう?」

「さぁ、それは分からないけど、一緒にいる1人が関係してそうではあるかな」

 

 画面を食い入るように見ていた宇都宮くんは、綾小路先輩と同じエリアにいる生徒の名前を見て顔を顰めた。

 

「高円寺? どういうことだ?」

「それは私が聞きたいよ。でも、推測でいいなら答えられるよ」

「聞かせてくれ」

「昨日この上のJ5で課題があったの。そこに私は斉木先輩に今日のことで手を出さないように言いに行った」

 

 けれど、その場所には綾小路先輩もいたこと。

 課題が終わったあと、斉木先輩に声をかけようとしたら斉木先輩のお兄さんが来て、鬼ごっこを始めてどこかへ走り去ってしまったことを明かす。

 

「そんなことがあったのか……」

 

 知らなかったと唖然とする宇都宮くんに私は続けた。

 

「その時、綾小路先輩は斉木先輩を追いかけて行ってたから、もしかしたらその時に野営を一緒にしようとかいう話になったんじゃないかな」

 

 昨日の夜の時点では斉木先輩と一之瀬先輩もいたんだけど、朝には2人ともいなくなっていた。

 もしかすると、斉木先輩が試験が始まる前に一之瀬先輩をグループに合流させるために付き添ったのかもしれない。

 私としては僥倖な話だ。

 1番警戒しなきゃいけない人が綾小路先輩のもとから離れてくれたんだから。

 そんな話をしていると1人、面倒なのが近づいてきた。

 

「椿さん、少しよろしいでしょうか?」

 

 今回の試験で宇都宮くんと同じグループで1年Bクラスのリーダー的存在の八神くんに、私は怪訝な顔を向ける。

 

「もう準備はできてるから、少しくらいなら話す時間はあるけど……」

「実はどうしても耳に入れておきたいことがあります」

 

 そう八神くんが言ったところで、宇都宮くんが先に八神くんに聞きたいことがあると強めの口調で呼び止めた。

 それは八神くんが昨日の夜、突然姿を消したことが原因だった。

 八神くん曰く腕時計が故障してしまってスタート地点に戻っていたと言うが、宇都宮くんは警戒心を上げた。

 宇都宮くんにはまだ八神くんが波多野くんを退学させた犯人かもしれない、ということは言っていない。

 しかしこの13日間、行動を共にする中で八神くんに不信感を募らせていたようだ。

 宇都宮くんも数日前に腕時計を故障していることを引き合いに出したりと互いに譲らない状況だったが、私が仲裁に入る。

 

「ちょっと2人とも、こんな時に揉めないでくれる? 一応は友達同士でしょ?」

 

 私がそう言うと、2人は素直に謝罪の言葉を口にする。

 しかし、宇都宮くんの言う通り八神くんの行動は不可解だ。

 一応聞いておこうと思って、腕時計の交換で一日を消費したのか、あるいは別の理由があったのかを尋ねる。

 

「今日の作戦実行に関して、僕から1つ椿さんにプレゼントを用意していたんです」

「プレゼント?」

 

 綾小路先輩を追い詰める戦略は必ずしも上手くいかないのではと宣う八神くんに、私は「失敗する気で作戦を実行する人間がどこにいるのか」と語気を強める。

 私の立てた戦略は完璧なものだがどうたらと胡散臭い言葉を並べては打てる手は全て打っておくべきと提案してくる。

 私としてはイレギュラーなことはしたくないが、聞いた上で判断すればいいと期待はせずに聞いてみる。

 すると、要するに綾小路先輩と同じテーブルの1年生のタブレットを使って、綾小路先輩の動きが指定エリアに向かおうとするものなのか、課題を追おうとするものなのか、単に逃げるためなのか、何を優先して何を切り捨てるのかを判断するというもの。

 予期せぬ行動……今綾小路先輩がしているような第三者と行動を共にしている場合に、指定エリアを全スルーさせる方法に切り替えればいいことも提案してくる。

 これに加えて先回りして課題を封殺していけば、指定エリアに辿り着けなかったときのペナルティと、周囲の1年生を確認するためのGPSサーチで消費するポイントを合わせれば下位5組に沈む可能性は十二分にある。

 ただこれらのことは当然、私も考えていた。

 しかし、八神くんと同じ思考をしていたのが気に入らなかった。

 何となく子供っぽく思われたのか、八神くんは苦笑して今回の提案とそれに伴う報酬を辞退して少し離れたところで見守ると言う。

 

「ありがと、正直言って信用出来ない人が近くにいるとやりづらいから助かるかな」

 

 隠そうともしない私のストレートな物言いを八神くんは不満げもなく受け止めて距離を取ってくれる。

 それを確認してから宇都宮くんが改めて尋ねてくる。

 

「椿、もし綾小路を物理的な方法で倒せたとして、本当にリタイア扱いになるのか?」

「強引な手法だから問題がないわけないよね。最悪を想定するなら、仕掛けた私たち1年生だけが退学の可能性も0じゃない」

「もし手伝ったグループもとなれば、相当な人数が退学してしまう」

 

 1年生側だけの退学を想像し、宇都宮くんの表情が固くなる。

 けど、その前提はこの前の話し合いでしたように崩れている。

 

「でも、実際その確率はほぼ0だよ。一番重たい罪を被るのは首謀者の私だけになるはず。学校だって1年生を10人も20人も退学にできないから」

「それはそれで問題だ。本当に1人で罪を被るつもりなのか?」

「元々例の特別試験が開示された時、綾小路先輩を退学させようって言いだしたのは私じゃん。宇都宮くんはそれに付き合ってくれただけでしょ」

「それはそうだが……」

 

 生徒会長に提示された……正確には理事長代理なんだろうけど。

 綾小路清隆を退学させれば2000万ポイントを得られるという1年生だけに与えられた特殊な試験。

 初めは、この特別試験に嫌悪感を示した宇都宮くんは1年Cクラスは傍観することを提案した。

 けど、私はそんな宇都宮くんを繰り返し説得して仲間に引き入れた。

 将来的に1年Cクラスが上のクラスを目指すのなら、2000万ポイントは必ず必要になる。

 ペア試験は自爆した側のみが退学になるというルールだったから、軽く接触するだけで済ませたけど、今回は違う。

 思った以上に1年Cクラスが居心地の良いクラスなのは認めるけれど、だからこそ退学するのならクラスのためになることをして辞めようって思った。

 私にはこの学校に縋り付く意味も理由もないしね。

 綾小路先輩に戦って勝つ自信のある宇都宮くんもその強さの秘密を教えてくれないし、私が退学してもいいと思っている理由については話さない。

 そして、迎える朝7時の、試験開始。

 トランシーバーを左手に持ち、そしてもう片方の手でタブレットを持つ。

 綾小路先輩と同じテーブルの子のタブレットを見れば指定エリアはC3。

 綾小路先輩の現在地からかなり距離があるが、指定エリアに向かうのか、回避して近くの課題をこなすのか。

 なんにせよ、私のやることは変わらない。

 

「各グループへ通達、敵が向かう指定エリアはC3」

 

 真横にいるグループは待機といったふうに各グループへと指示を飛ばし、トランシーバーの送信を終える。

 

「綾小路先輩の排除が終わったら、学校に私の存在がバレる前に2年生と3年生の単独グループをいくつか撃破……狙うのは誰がいいかな」

 

 私は誰をターゲットにするか、その最後の考えのまとめに入った時だった。

 

『その策略、実行前に敵に見抜かれてたら失敗だとは思わないか?』

 

 頭上から声が聞こえてきたのは。

 私と宇都宮くん、そして離れて待機していた八神くんは一斉に声がした方を見た。

 

「は?」

「なに……!?」

「そんな……!」

 

 いつからいたのか、タブレットをカメラモードにして構えていたのであろう斉木先輩が私たちの上にある木に乗って、私たちを見下ろしていた。

 

「いつから、そこに……?」

『さぁ。いつからだろうな』

 

 まずいまずいまずいまずい! 

 今までの会話、全てあのタブレットに録画されていたら……! 

 

『何がまずいんだ? 言ってみろ』

「……ッ!」

 

 動画を撮られていて私と宇都宮くん、八神くんの会話が拾われているのなら……綾小路先輩に悪意を持って退学させようとしたことが露見する。

 露見してしまえば、八神くんはどうでもいいけど、首謀者の中に宇都宮くんがいることがバレてしまう。

 というか、本当にいつからいたの? 

 6時半にGPSサーチした時は斉木先輩は一之瀬先輩と、一之瀬先輩のグループのメンバーがいる方へと向かっていってたはず。

 私と宇都宮くんが話し始めたのが大体6時50分過ぎ。

 まさか、あそこからここまで20分で戻って来たって言うの!? 

 

「ありえない……」

『ありえない、なんてことはありえない』

 

 タブレットを構える必要がないと判断したのか斉木先輩はタブレットを脇に持つ。

 それを見上げながら見ていた宇都宮くんが口を開く。

 

「斉木先輩、悪いことは言わない。そのタブレットを渡せ」

『動画を消すからか?』

「そうだ。素直に応じれば手荒なことはしない」

『応じなかったら?』

「聞くまでもないだろ」

「待って、宇都宮くん。状況は私たちの方が悪い」

 

 強気な態度を崩さない宇都宮くんに私が言うと「いいえ、僕はそうは思いません」と八神くんが口を挟んでくる。

 

「斉木先輩、でしたね。はじめまして、1年Bクラスの八神拓也といいます」

 

 場違いな自己紹介をする八神くんに斉木先輩は見下した目付きを変えることなく、八神くんの話を聞こうとする。

 

「先輩がいつから、どうやってそこにいたのか……先輩のタブレットにある動画を見れば分かることではありますが、僕たちが本当に不利かどうか確定させるには、本当に動画が撮られていたか、撮られていたとしていつから撮られていたか、その2つを確かめてからでも遅くはありません」

「……確かにハッタリの可能性もあるな。だが最初から撮られていたとして、このまま逃げられたらどうする?」

「僕たちは終わりでしょうね。しかし、木の上を飛んで逃げるのでしょうが……それを僕たちが黙って見ている必要はありませんよね」

 

 八神くんはそう言って手頃な石ころを拾い上げるとそれを笑顔で斉木先輩に見せる。

 

「僕の身体能力はCではありますが、球技は多少心得があります。コントロールには自信がありますから、飛び回る斉木先輩の足かタブレットに石を当てるくらいはできますよ」

『必死だな』

「退学するかもしれませんからね」

『他の生徒を退学させるのに自分は退学したくないのか?』

「普通、そうじゃありませんか?」

 

 八神くんがそう言うと斉木先輩は鼻で笑った。

 

『普通は先輩だろうが同級生だろうが退学にさせないと思うが』

「それは一般的な高校の話ですよね。綾小路先輩は退学させる理由と価値がある。僕たち1年生はそう判断して今回の作戦を実行すると決めたんです」

「そうだ。俺も理由もなく何の害もない生徒を退学にさせようとは思わん」

 

 宝泉くんが意味もなく波多野くんを退学させたと思っている宇都宮くんは憤ったように言い放つ。

 

「斉木先輩、タブレットの中身を確認させてくれ。それさえ済めば、危害を加える理由はない」

 

 宇都宮くんにそう言われた斉木先輩は、脇に抱えていたタブレットを操作して、先程撮っていたのであろう動画を再生する。

 

《何を考えているんだ? 椿》

「……っ!?」

「そんな、最初から……」

 

 考え事をしている時、私は空を見るが、斉木先輩がいる方は見ていなかった。

 いや、誰1人として斉木先輩の気配に気付けなかった。

 斉木先輩は動画の再生を止めると、タブレットを再び脇に抱え直す。

 それを見て、八神くんと宇都宮くんが前に出た。

 

「斉木先輩。手荒な真似はしたくありません。その動画を削除してください」

「これが最終通告だ」

『……お前たちに綾小路を退学にさせるのは諦めて、真面目に試験に取り組むという選択肢はないのか?』

 

 2人が強硬手段も辞さないという態度を呆れた様子で見て、斉木先輩は溜息と共に尋ねる。

 しかし、八神くんと宇都宮くんは即座に否定した。

 

「あり得ません」

「俺も同意見だ」

 

 八神くんは綾小路先輩を退学させることに意欲的なのは櫛田先輩を利用していたこともあって理解出来る。

 宇都宮くんの方は1度決めたのなら突き進むという強情さが出ている。

 状況は完全にこちらが不利。

 2人は知る由もないけど、斉木先輩の身体能力は常軌を逸している。

 私はそれを昨日、目の前で見せられた。

 あれだけのスピードを瞬間的に出せるのであれば、木の上を伝ってここまで来れるのも多少は納得ができるかもしれない。

 ずっとあそこに立ったままでいられる体幹も恐ろしく見える。

 

『僕に石を投げるのはいいが、僕が怪我をしたり、タブレットが破損したら別の問題になると思うんだがな』

「野生動物を追い払っている時に当たった……言い訳はいくらでも立ちますよ」

『被害者の僕の意見は無視されるのか?』

「その動画がなくなれば、斉木先輩の発言は根も葉もないことになりますからね」

 

 自信に満ちた八神くんの弁論を聞いた斉木先輩は『やれやれ』と肩を竦めた。

 そんな先輩の態度に八神くんは不服そうに眉を顰める。

 

「先輩が木から降りないなら、仕掛けるまでですが……僕はそんなことはしたくはありません」

 

 そうは言いつつも、八神くんは手に握った石を未だに力を込めて持っている。

 

『椿はどうなんだ?』

 

 斉木先輩は八神くんは放っておいて、私に語りかけてくる。

 宇都宮くんは最初は反対していたとはいえ、今は積極的に綾小路先輩を退学させようと私に協力してくれている。

 私のエゴのために。

 宇都宮くんを巻き込んだのは私だし、他のグループの子も巻き込んだのは私だ。

 だったら、私の成すべきことは最後まで首謀者として責務を果たすこと。

 

「……斉木先輩、タブレットを渡してください。今なら2人は手荒な真似はしませんから。もしくは綾小路先輩を退学させた時に得られる報酬のうち500万を先輩に渡します」

『2人と違って交渉できるのはさすがだな。だが、僕はポイントには興味がない』

「いいんですか? 500万もあれば卒業まで毎日朝昼晩にコーヒーゼリーが食べられますよ」

 

 私が言うと、先輩はハッとした表情で『たしかに……』と顎に手を置いた。

 

「宇都宮くんと八神くんも斉木先輩にタブレットを渡してもらうこと、綾小路先輩の退学の邪魔をしないことを条件に500万。それでいいよね?」

「仕方ありませんね」

「ああ。それなら宝泉との契約も果たせる」

 

 文句は無いという2人の言質を取ってから再び斉木先輩の方へと目を向ける。

 

「どうですか先輩。悪くない話だと思いますけど」

『いや、遠慮しておこう。同級生を退学させたお金で食うコーヒーゼリーは確実に不味いからな』

「……そうですか」

 

 それは残念だ。

 本当に残念と瞼を閉じて、私は斉木先輩から目を逸らした。

 

「宇都宮くん、八神くん、お願いしてもいいかな」

「ああ」

「分かりました」

 

 出来たら手荒なことはしたくなかったけど、これも1年生……1年CクラスがAクラスで卒業できる可能性を残すため。

 そして、綾小路先輩を退学させるためだ。

 そう割り切るしかない。

 斉木先輩とタブレットのことは2人に任せて私は指揮に戻ることにした。

 

「斉木先輩、手加減はしませんよ」

「八神、合わせるぞ」

 

 あの2人で斉木先輩を捕らえられるのかは分からないけど、少なくとも綾小路先輩への協力は出来なくなるはず。

 そうであって欲しいが、アドバンテージは斉木先輩にあるから難しいだろう。

 最悪の場合、私の身体でもなんでも差し出してせめて宇都宮くんだけは助けよう。

 八神くんなら斉木先輩を教職員のいる課題地点に到達させないことも頭に入れてるだろうし、一応は大丈夫だとは思うけど……この作戦、失敗だなぁ。

 私は2人とこの日のために手伝ってくれたみんなに詫びながら、タブレットを手に取った。

 




『なるべく穏便に解決してやろうと思ったのに……やれやれ……』なくーちゃん。
椿はくーちゃんが出てきた時点で詰みを確信しているため「もうダメだァ……おしまいだぁ……!か、勝てるわけがない!」ってなってるし、七瀬がこの場にいたら「やめましょうよ!時間がもったいない!!」って言うし、宝泉ですら「俺らの負け!なんで負けたか明日まで考えといてください。ほな!」で匙を投げるレベル。

椿たちのところにくーちゃんが来ずに、綾小路とくーちゃんが合流していたら、あしながおじさんの世話になってしまっていた1年生たちは「相手側に斉木先輩がいるなら協力は無理だ……」とグループの半数以上が作戦から離脱するので結局詰んでる。
このパターンは楠雄にも想定外だったりするため、綾小路と高円寺に「あしながおじさんはこのために!?」と驚かれるが、くーちゃんも『知らん知らん怖い怖い』ってなる。

一之瀬さんは同衾の事実知ってるんですか?▶︎起きた順が綾小路、楠雄、高円寺、一之瀬なので、綾小路には見られたが一之瀬本人は知らない
綾小路は一之瀬だけが寝ると決めていたベッドに一之瀬に抱き枕にされている楠雄がいたので「ヤッ、ヤッた……!?」とそこに憧れる痺れるしようとしたが飛び起きた本人から昨日一之瀬が男側のベッドに来たから戻していたらそのまま寝てしまったから何も無かった……!と熱弁した
(まぁ斉木にそんなことする理由も意味もないしな……)と納得してその場は終わった
(一之瀬って抱き枕にするくらい斉木のことが好きなのか……)と一之瀬の情報は更新された『するな』

3人とも久しぶりに(最高級)ベッドで眠れたのと一之瀬と綾小路はまともな食事と、高円寺含め風呂に入れたのに加えて就寝直後に楠雄に1日戻しされてほぼ全回復してる。

果たして宇都宮と八神は楠雄を捕らえるorタブレットを破壊できるのか!?
やる気の無くなった椿は綾小路を包囲できるのか!?
多分ナレーションで13日目はこんな感じで終わったねってさせます

ではまた次回
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