ようこそ超能力者のいる教室へ -2年生編-   作:オールF

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超能力者が豪華客船にいるはずがないだろう!!

初歩的なミスをしてくーちゃんのとこが綾小路になっているという愚を演じました
処刑してください
綾小路清隆を


高育のぶっちぎりのすげえやつ

 仲のいいクラスメイトかつ、好きだと思われている異性とご飯を食べて遊ぶことはデートではないと発覚してから早数分。

 豪華客船の中にあるショッピングエリアへと辿り着いた僕と一之瀬さんはまずは洋服を見に来ていた。

 気は早いとも思ったが夏休みが終われば秋がやって来る。

 秋モノの服を見たいと思っていた一之瀬さんに合わせての来店である。

 

「ねえねえ楠雄くん、この服とこの服だったらどっちが似合うかな?」

 

 そう言って見せてきたのは白のオフショルダーと黒の半袖Tシャツ。

 秋モノはどうした。

 白と黒、つまりはレシラムとゼクロム、どちらが好きかと聞いてくるような質問だった。

 冗談はさておき瞬きして透視をリセットしてみるとどちらも女の子らしいデザインで白き英雄、黒き英雄とは似ても似つかないものだった。

 Tシャツは地味そのものだが、オフショルダーは肩を出し、鎖骨や胸元を広く見せるいわば目立つ服装だ。

 特に一之瀬さんのようなスタイルの良いとされる女性が着れば目立つこと間違いなし。

 

『Tシャツだな』

「そう? (楠雄くんってこういうシンプルな服の方が好きなのかな?)じゃあちょっと着てみようかな」

 

 僕が指さした方の服を胸に抱いたまま店員さんに試着室を聞き、そちらへと向かっていく。

 僕はその後ろ姿を見送りつつ近くの壁に寄りかかるように立つ。

 基本制服での行動が義務付けられているのに服屋があるのはよく分からないが、雑貨屋や本屋もあるのだし、あってもおかしくは無い……のだろうか。

 そんなことよりと僕は服屋の中にチラホラといる3年生たちへと目を向ける。

 桐山の差し向けたBからDクラスまでの有象無象であり、特に危害を加える様子はなく、ただ僕がどこにいるかを常に監視するために向けられたものらしい。

 その中に混じる1年生たちのうち男子は一之瀬さん目当て、男女は僕目当てというわけである。

 どういうわけだ。

 

(クソ〜! 俺もオールA+なら一之瀬さんとデートできるのか〜!?)

(ンだよ斉木のやつ、澄ました顔しやがって……!)

(食料を貰った恩を返すつもりがリア充っぷりを見せつけられて頭にきますよ!)

 

 男子たちからのほとんどは嫉妬の視線や殺意に近い念が飛んでくるわけだが、まぁいい。

 アイツらが望むのであれば、一之瀬さんの興味があちらに向くようにしてやってもいいが、何の努力もせずに振り向いてもらおうと言うのは身勝手で図々しい。

 それに隣の芝生は青く見えるというやつで、僕自身は一之瀬さんとの交遊を望んでいない。

 彼女は目立つからな。

 とはいえ、彼女並に僕も目立つようになってきてしまったため、文句を言うのは難しい。

 そしてそんな彼女と一緒に歩いているので、一部には解いたはずの誤解を再燃させて、勘違いしている奴らもいる。

 

(どうせ付き合ってるんだろうなぁ。いいなぁ……)

(やっぱり斉木先輩と付き合ってるんだ! さすが次期生徒会長だなぁ)

 

 一之瀬さんも感じていた視線の正体は好奇と羨望がほとんどであり、また普段はしていないポニーテールに惹かれた男子たちの下心のある目線などもあるが、一之瀬さんのポテンシャルが発揮された故のことだ。

 特に1年生たちは交流会から始まって普段の学校生活でも生徒会役員をしている一之瀬さんを目にすることは多く、助けてもらった者もいるという。

 無人島試験でも少なからず手を貸せる場面やアドバイスできることはしていたと柴田が言っていた。

 周りに気を遣いつつ、試験結果は3位という華々しいものに終わったため、一之瀬さんの1年生たちからの評価は著しく上昇し、今や知らぬ者はいないというところまで来ていた。

 そして、その隣にいるのは、僕としては不本意ながらも変態お兄ちゃんのせいでオールA+などというスタートダッシュを切ってしまったせいで非常に目立つことになっているこの僕、無人島試験で1位にもなった斉木楠雄と目立つことこの上ない組み合わせになった。

 そんな風に今日ずっと感じている視線の分析をしながら待っていたら試着室のカーテンが開かれ、中から一之瀬さんが出てくる。

 

「どうかな?」

 

 さっきまでの制服姿から先ほど手に取った黒の半袖Tシャツを着ており、周りで見ている奴らの反応から察するに普段着ている制服よりも可愛らしい印象を受けた。

 そして何よりもやはりポニーテールにしたことで見えるうなじがとても良いらしいが、それを僕が言えば「えっち! 変態!」と罵られるかもしれない。

 いや、そうなれば好感度は下がるのかもしれないが、万が一下がらずに「ポニーテールの方が楠雄くんの好み……?」と翌日からずっとポニーテールにされても困る。

 そういえば、妹に長い髪が好きと言ってずっとそう思わせていた兄貴がいたようなと思いつつ、僕の言葉を待っている一之瀬さんに、ヤバイ! スゴクいいッ! 激ヤバかもしれないッ! と無難な言葉を選んで口にする。

 

「そ、そんなに? そっ、そっかぁ……じゃあこれ買っちゃおうかな」

 

 僕が言うと照れたように笑って一之瀬さんはカーテンを閉めると試着していた服を脱ぎ、制服のシャツとカーディガンを着直す。

 一之瀬さんが着替えるのを待っていると周りの男子たちの視線がさらに強くなっていることに気づく。

 この場において誰もが好み羨む美少女と呼ばれる存在がクラスメイトとはいえ男と2人きりで服選びをしているとなれば注目を集めるのは先程説明した通りだ。

 ただ尾行や観察に徹するなら心惑わされることなく仕事を全うして欲しいものだ。

 

「お待たせー、じゃあちょっと買ってくるね」

 

 会計はこれまたキャッシュレスであるため、すぐに済んで一之瀬さんは買い物袋片手に戻ってくる。

 

「次はどこ行こっか」

 

 まだ遊ぶのかと思いつつも、周りの厄介な視線を片付ける目的もあるため、僕は一応考える素振りを見せる。

 最近の一之瀬さんの困り事は高まった人気に伴う告白の増加。

 告白という行為自体を否定することはしないが、特に接点のない、一之瀬さんのことを良くも知りもせずに表面上をなぞって好意をぶつけるという行為はあまり好ましくないと感じる。

 まぁ一目惚れということもあるのだろうが、うちの両親のように100年先も愛を誓えるほどの関係になるのならば別に問題はないと思うが、そういう人は少数だろう。

 それにしてもモテるというのも大変だなと思いつつ、僕はとりあえず先ほどからこちらを意識している1年生たちの対処を考える。

 こういうのは一之瀬さん本人が直接言うのが効果的なのだろうが、本人の性格からしてそれは難しいだろう。

 はてさて、どうしたものかと再び考えてみるが、別に僕がなにかする必要はない気がしてきた。

 僕は一之瀬さんの恋人や兄弟というわけではないし、本人が内心嫌がってはいても否定しないのであれば変に手を出すと「なんなのこの人……」と余計に斉木楠雄変人説を加速させることになる。

 ならば、この場合は戦略的撤退。

 行くところがないなら帰。

 

「そうだ、夢ちゃんから聞いたんだけどこの先に美味しいケーキ屋さんがあるみたいだからそこで一休みしよっか」

 

 ケーキを食べたらすぐに帰ろう。

 

「あっ! あそこだよ! 畳屋さんの横の」

 

 何故か豪華客船内なのに畳屋があるのかはさておき、小橋さんオススメのケーキ屋さんとやらに入る。

 部屋や展望室などでも食べられるようにテイクアウトなどもやっているらしい。

 あと畳屋の横だからか、店内には畳の上で食べられるイートインスペースもあった。

 

(くそっ! 今度はケーキ屋デートかよ!)

(畳だけに畳み掛けて来やがって!)

(羨ましいッ!)

 

 やれやれ、まだ付いてくるのか。

 そんなに文句があるのなら見なきゃいいんじゃないか。

 やっぱりあの手の視線を僕が受けるというのはあまり気分が良くないな。

 一之瀬さんには悪いがやはりここは。

 

「ケーキ食べないの? (どれも美味しそうだけど)」

 

 ケーキを食べたらすぐにアイツらを抹殺しよう。

 食後の腹ごなしくらいにはなるかもしれない。

 しかし、どうしてこんなことに。

 僕は試験が終われば上がった好感度を徐々に下げていくつもりではあったが、こんな下げ方は想定外だ。

 それに……とチラリとガトーショコラを食べる一之瀬さんを見る。

 

「(あれ? 楠雄くんこっち見てる……ガトーショコラも欲しいのかな?)え、えっと、1口食べる?」

 

 久しぶりに……2年生になってから初めて好感度メーターを起動してみたが一之瀬さんからの好感度が恐ろしいことになっていた。

 350って何があったんだ、何が。

 100を超えた段階で一般男性だろうが非モテキモヲタであっても下心でスケベしようやとか言っても受け入れられるレベルだと言うのにその3倍とは一体。

 

「ケーキ食べないの?」

 

 食べます。

 これも含めて何とかしなければ……。

 

「あっ! すっごく美味しいこれ! 楠雄くんも食べてみてよ」

 

 そこまで言うならと僕は一之瀬さんから1口いただく。

 

(あっ、これって間接キス……)

 

 間接キス程度じゃケーキの味は変わらないから気にしない。

 ふむ、なかなか悪くない。

 セットの紅茶と相まってコーヒーではないが、甘味が引き立っていて実に美味い。

 

「そんなに美味しかった? (良かった、夢ちゃんに聞いといて)」

 

 僕が無表情ながらにガトーショコラの感想を述べると一之瀬さんは嬉しそうに笑う。

 そんなわけでケーキ屋を後にして、流石にそろそろ帰るかと言おうとしたところで一之瀬さんは急に立ち止まる。

 

『どうしたんだ?』

「(あー、私、今すっごく幸せだなぁ。こうして好きな人と一緒にご飯食べて、買い物して……って)ん、ごめんごめん。(いけないいけない……今はせっかくのデートだし……あともう1箇所くらいどこか行きたいな……)」

 

 我に返った一之瀬さんは慌てて取り繕うとしているが、ここまで来て解散するのも確かにどうなんだという思いがあるようだ。

 

「あのさ、あっちにゲームセンターがあるみたいなんだけど、見に行ってみない?」

 

 なんでもあるなここは。

 特に断る理由もないし、時間もあるので承諾すると一之瀬さんは笑顔でありがとうとお礼を言ってくれる。

 

「ありがとう! じゃあ早速行こっか!」

(ゲーセンデート……!!)

(俺も一之瀬さんとゲームして遊びたい……)

(いいなー)

 

 相変わらず背後にいる野郎どもは諦めないらしい。

 ゲームセンターに到着すると、様々な機械音が鳴り響き、賑やかな雰囲気が漂っていた。

 

「ねぇ、見て! 可愛いぬいぐるみがあるよ! (この顔なんだか楠雄くんに似てる)」

 

 一之瀬さんはUFOキャッチャーの前で足を止め、目を輝かせながら中の景品を見ていた。

 どうやら、猫のぬいぐるみに興味津々らしい。

 僕もそのぬいぐるみを見てみるが、ぬぼーっとした顔に色つきメガネをかけているのはトランスフォーメーションで猫に変身した僕に似ているのかもしれない。

 というかこれ、去年のクリスマスにケヤキモールのゲーセンでも見たな。

 人気なのかこれ。

 そう思っていると後ろから声がかかった。

 

「これ、獲ってあげましょうか?」

 

 現れたのは僕たちの様子を見ていた1年生で、一之瀬さんは驚いた顔をして1年生の男子を見つめる。

 

「えっと……ほんとに? いいの?」

「えぇ、もちろんですよ。それとも、貴方が獲りますか? 斉木先輩(ふふ、オールA+の人間といえどこういった遊戯は不得意でしょう。この勝負、僕が貰った!)」

 

 名前も知らない後輩は携帯をかざし、1プレイ分の料金を支払うと、UFOキャッチャーの操作パネルに手を伸ばす。

 慎重に操作し、アームを動かしていく。

 しかし1回で獲れるというわけでもなく、少し場所を動かしただけに終わる。

 

「この調子なら500ポイントもあれば獲れそうですね(アームがやや不安定ではありますが、この重さのぬいぐるみならいけそうですね)」

 

 UFOキャッチャーには自信があるのか男は微笑みながらそう言うと、一之瀬さんが僕の方を見てくる。

 

「楠雄くんもUFOキャッチャー得意だったよね? (去年、南雲先輩と勝負した時、なずな先輩にぬいぐるみ獲ってあげてたし)」

 

 そういえばそんなこともしたな。

 

「へぇ? そうなんですか? では見せてもらいましょうか、高育最強の生徒のその実力とやらを……!」

 

 UFOキャッチャーごときで測れる実力とは一体。

 しかし、最近はプライズフィギュアやぬいぐるみを獲って、中古ショップやネットオークションで売って小遣い稼ぎをしている人も増えてきているため、需要はあるのかもしれない。

 

「わっ! すごいすごい! 一発だ!」

(ば、馬鹿な……!?)

 

 とりあえず、こいつと数名の心は折れた。

 二度と僕に喧嘩を売るなよ。

 僕のそんな思いとは裏腹に男たちは諦めを知らないようで「じゃあ次はダーツだ!」「俺は卓球で!」「エクバのたっちゃんと呼ばれた俺の実力! 見せてやるぜ!」と今まで静観を決めていた奴らも出てくる。

 それらのことができたところで一之瀬さんはお前らに好意を向けないと思うんだが。

 勝っても負けても変わらないのであれば、二度とそういう気が起きないくらいに叩きのめしておくかと、僕は挑んできた1年生と3年生を一掃した。

 

「嘘だこんなことぉっ!」

「俺が……負ける!?」

「あ、ありえないぃっ……!」

 

 嘘でもないし既に負けてるし起こったことだから有り得る。

 一之瀬さんとお付き合いしたいと本気で思っているのなら、そんなゲームの才能や技術よりも先に、彼女を支えて、彼女の過去を受け入れて共に前に進める精神性を身につけた方がいいと思う。

 地面に手と膝を突いて項垂れている1年生と3年生男子の敗残兵たちを冷めた目で見下ろしていると、僕と彼等の勝負を見学していた一之瀬さんがパチパチと拍手をする。

 

「楠雄くん、本当にすっごいねっ!」

 

 大人げないと思って少しは嫌ってくれてもいいものだが、一之瀬さんはどんな相手でも本気で挑むすごい人と好意的な解釈をしてくれている。

 さすが好感度35……って380になってるな。

 まぁ150を超えてくると嫌いになる方が難しいと母さんも言っていたしな。

 なんで母さんが好感度メーターの数値に詳しいのか。

 周りの女子は一之瀬さんと違って僕の大人げのなさやゲームセンターの遊技に慣れていることから遊び人と解釈したのか少し下がったりしていたし、やはりピンクレンズ効果というのは恐ろしいなと実感する。

 

(クソが、隙があれば負かしてやろうと思ったら、1年と3年の男子がこぞってこのザマかよ……隣にはあの一之瀬先輩もいるしよ……斉木楠雄……一体お前は何を持ち得ないんだよ……)

 

 なんだ宝泉もいたのか。

 どんな形であれ僕の負ける姿が見たかったらしい。

 僕が一体何を持ち得ないのか、か。

 それは宝泉も含めた男子たちの一之瀬さんに好意を寄せる恋愛感情だったり、僕に対する嫉妬心と言った感情なのだが、僕はなくても困らないし別に構わないが。

 ただ、僕自身が1度本気で人を好きになったらどうなるのかと言う興味はあるけれど、父や母、さらには祖父を見ていると超能力があることも合わさって僕が好きになる相手は、かなり厄介な人間になることは目に見えている。

 にしても、噂を聞きつけたのかギャラリーが増えてきたな。

 一之瀬さんにそろそろ帰るかと提案してみると、彼女も頃合だと感じていたのか頷いてくれる。

 

「うん、そうだね(お礼のつもりだったのになんだかこっちが色々してもらっちゃった気がする。服も選んでもらったし、ぬいぐるみまで貰っちゃって)」

 

 大したことはしてないと思うが、これも好意的解釈の結果か。

 一之瀬さんはこの高校では恋人は作らないと決めていたこともあってか、特別惚れっぽいとかそういうことはない。

 しかし、今まで恋愛というもの、そもそも恋愛感情というものがなかったようで、それを芽生えさせてしまったのが僕ということらしい。

 まぁこれは櫛田さんにもしているのだが。

 坂柳さんの場合は僕の能力面に惹かれている面の方が強いため、そこ以外でどうにか好感度を落としていくしかない。

 あの子は付き合えるなら付き合おうというタイプで、櫛田さんと一之瀬さんみたいな躱し方はできないからな。

 ひとまず、一之瀬さんに告白しよう、声をかけようという連中も今日のことを知れば、一之瀬さんの近くに厄介なのがいるとわかって、しばらくは大人しくしているだろう。

 もっとも、他に面倒なのが湧く可能性もあるが、その時はその時に考えるとしよう。




本当は4.5巻で綾小路が南雲に軽井沢と付き合ってるのバラされるやつに相当する回だったんだけど、斉Ψでいう照橋兄の撮影から逃れるためのデート回+お前らに照橋さんはやれんよなの回が合体してしもうた。
一之瀬さんの告白は原作でも事故みたいなものだし、くーちゃんが聞いてないことにしたり、告白させないように立ち回り始めてるから仕方ないね(好感度だけは上がっていく)
原作一之瀬さんを見てみると多分くーちゃんが仮に『すけべしようや』って言ったら求めてくれた嬉しさもあって受け入れちゃいそうだな……一之瀬さん貴方……ムッツリですよね……人と『すけべ』しようとするって事は逆に『すけべ』されるかもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね……

斉Ψと環境や状況が違いすぎるのもあるけどこっちのくーちゃん目立ちすぎてて草。
超能力さえバレなければいいかくらいの自由性になってる気がする。
それはそれとして、やっぱり目立ちたくないとかはありそう。
目立てば目立つほど超能力者であることが露呈するリスクが上がるからね。

くーちゃんは一之瀬さんのことどう思ってるの▶︎ママくらいの善性とみんなの期待に応えるために運動しかり勉強しかり努力している姿や、実は気丈に振舞っていて心の奥底ではしんどい思いなどもしているが我慢していることも知っているので、そういう人こそ幸せに生きるべきと思っているんじゃないですかね。

今回の一之瀬さんとくーちゃんのデートの話を生徒から聞いたチエちゃん
「ファー!あ、ごめんごめん、興奮して奇声が……いやぁAクラスに引っ張ってくれた立役者2人の青春を見せられて……私はつまらないことに囚われていたんだなーってつくづく思うよ。若人から青春を取り上げるだなんて何人にも許されないよね」
話だけざっくり聞いた南雲「そりゃあ俺に勝ったやつが有象無象に負けるわけないだろ……1年は仕方ないにしても他の3年はバカなのか……? あと意味の無い尾行と監視はやめとけよ。あいつ興味なさげに見えてライン超えてキレると結構容赦ないタイプだぞ」
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