今までのは直すのに時間がかかりそうなのでそのままにさせていただきます。
よろしくお願いします。
そんなことより普段強気だったり勝気な子が、好きな子に逆に攻められてタジタジになるのいいよね
クリスマスも終わり、1年の行事として残されているのが御用納めと大晦日くらいとなった12月26日を迎える。
ケヤキモールもスーパーも既に大晦日と元旦を迎える準備を終えており、大晦日関連ではそばや天ぷら、正月関連ではおせちや煮しめやらお餅やらの広告の告知をしており、年末年始を迎える準備は万端だ。
学生たちが年末年始の食べ物を重視するかは入学以前の家族との過ごし方や、年末年始を共にする友人などで変わってくるだろうが、僕は当然今年も実家なので母さん任せ……といきたいところだったが問題が発生している。
体育祭と文化祭で僕の知り合いが多いということがわかり、クリスマスに引き続きせっかくだからお友達と過ごしたらと言われてしまった。
そんな友達はいないと言おうとしたが、四皇もびっくりなほどの覇気を放たれて『ウス』と年末はこちらで過ごすことになってしまった。
年始のおせちはあるようだが、年末は寮で過ごさざるを得なくなってしまい、どうしたものかと考えつつ、昼ごはんを食べてからケヤキモールへと向かう。
クリスマスが終わったこともあり、キリストの祭典から日本の神道を押し出す神社仏閣側へとシフトチェンジした影響か、先日の喧騒は落ち着いている。
大型のショッピングモールであれば歳末セールなどの時期ではあるが、ケヤキモールではそれらにあたるセールはクリスマスに済ませてしまっている。
元々学校の敷地内で集客数は限られているため、無駄な仕入れはしていないこともあって、この時期はどこもかしこも通常運転といったところだ。
セールをやっているのは一部の服屋くらいで、一応掘り出し物はないかと見てみる。
だが、元々衣服の類にそれほど執着はないため、一目で買おうとはならない。
服が破けて1枚減ったりといった理由がなければ僕は基本的に服は買わない。
ただそれを憂たのか、僕に似合うと思ったのかは分からないが母さんが奇抜な柄の服を買ってくることが多い。
このままでは、タンスの中身が毒蛇の紋様のようになってしまう日が来てしまうため、特売品でなくてもいいから何か買おうかと悩んでいると「あれ? 斉木?」とセール目当てで来たのか姫野さんと遭遇した。
「斉木くんも服買いに来たの?」
買いに来たというよりは、見に来たが近いな。
姫野さんの方は服を買いに来たようなので僕のことは気にせずに適当に見てくれと言っておく。
「そういえば、去年は斉木くんに服選んで貰ったよね」
2秒もすれば衣服が透ける相手に頼まれても困るとなったが、テレパシーのおかげで姫野さんが欲している服はわかったからな。
決められた選択肢を選ぶだけでいいというのは実に助かる。
女子のどっちがいいと思う? は本人の中では答えが出ているというのに聞いてくるからタチが悪いと聞いたことがあるが、答えがわかっているのであれば簡単なことこの上ない。
『まさか今回も付き合えと』
「そうは言わないけど(一之瀬さんの手前もあるし)」
一之瀬さんの逆プロポーズが広まったことには弊害もあったが、逆に僕にちょっかいをかけてくる女生徒はいなくなっているというメリットもある。
姫野さんがその手合いだとは思っていないため、彼女の気遣いは不要ではあるのだが、僕とは適切かつ良好な関係を築きたいと思っている姫野さんとしては、一之瀬さんに対する心遣いもあるのだろう。
『服選びならBクラスの鬼頭が詳しいらしいぞ』
「鬼頭くんって、顔が怖いって言われてる?」
渡辺を始めとした大体の奴らの話だと怖いらしいが、龍園のように問題を起こすようなタイプでは無いし、僕個人のイメージでは大人しい部類に入る。
修学旅行中に又聞きした話ではファッションデザイナーを目指しているらしいし、服のことを聞くのであれば頼りになるかもしれない。
そう伝えるも姫野さんは微妙そうな反応だ。
「うーん、そこまでして買う気はないかな」
姫野さんも元より孤独を好むタチであるため、わざわざよくも知りもしない相手を頼ってまで服を選ばないということだろう。
一之瀬さんのように女子同士での買い物もあまり行かないようだ。
店の中には1年生の女子グループがいるが、彼女たちは姦しいもので、オシャレファッション談議に花を咲かせたりしている。
そして、姫野さんの方は1人であれこれ服を手に取りつつ、これじゃない、これでもないと取ったり、戻したりを繰り返している。
こういう姿を見るといかにも女子という感じがする。
(うーん、パーカーか。1枚くらい新しいの欲しいな。ファー付きかぁ……可愛いくていいかもなんだけど、私には合わないかな)
姫野さんはファーの付いたパーカーを手に取ると「うーん」と唸りながら腕を組む。
(寒いし、これ羽織ってるだけで結構楽そうだよね)
まあ軽くコンビニに買い物程度の外着になるし、そうでなくても部屋の中で過ごすには丁度よさそうな服ではある。
姫野さんはうーんと唸りながら、それぞれ色の異なるパーカーを手に取ると、僕を窺うように首を傾げた。
「斉木くん、どっちがいいと思う?」
ピンクか青か。
混ざれば虚式な組み合わせだった。
「……斉木くんってドライアイなの? 瞬き多い気がするけど」
服屋とかに来た時はそうなるんだ。
気にしないでくれと思いつつ、どっちがいいかを考えてみるが、僕に答えは出ない。
こういう時は身内などを参考にするべきらしいが、父さんは「どっちも似合ってるに決まってるじゃないか。よーし、どっちも買って可愛いママを2倍楽しんじゃうぞ〜」と母さん全肯定マシーンなので参考にならない。
空助はというと「母さんにならこっちの方がいいんじゃないかな? あ、でもこれ材質が良くないな……僕の会社でこれに似たデザインの服作ってあげるよ」と金と技術力を総動員して母さんにふさわしい1枚を作り上げてしまう。
どっちも参考にならないな。
姫野さんの中ではどちらでもいいという感じなので、どちらを選んでも正解であり、不正解という状況であるため、完全に僕の主観になってしまう。
『ピンクよりは赤の方がいいんじゃないか』
持っていない色にはなってしまうが僕個人としての意見でいいなら、姫野さんには赤が似合うような気がする。
青はそれっぽすぎるし、ピンクはあまりイメージがない。
だが、赤ならなんとなく似合う気がした。
「そ、そう? うん。わかった(赤か。あんまり着たことないけど……斉木くんが言うならいいかな)」
姫野さんは赤いパーカーを手に取るとそれを抱えてレジへと向かう。
僕はというと結局服を買う気分になれなかったので、姫野さんとは店の前で別れてそのまま帰ることにした。
「ありがとね、斉木くん。じゃ、良いお年を」
年内にもう会うことは無いと思ったのか、そう挨拶を交わして姫野さんと別れる。
家電量販店は昨日見たし、ゲームの補充もまだいいためリサイクルショップに行く用事もない。
本屋で新刊の置かれている平台を見たり、雑誌コーナーに立ち寄ったりもしたが興味惹かれる本は今のところない。
最後はモール内にあるスーパーにでも寄って帰ろうと店を出ると橋本と歩く神室さんの姿が見えた。
デートという様子はないが、神室さんが邪険に橋本をあしらいつつも、橋本はそれを受け入れており冗談を言いながら並び歩いている。
あちらは僕に気づいていないようなのでそっとしておくことにして、スーパーへと向かう。
そこでもまた知り合いにあった。
まぁ高育の生徒が食料品を買うとなるとここかコンビニしかないため仕方がないことではあるのだが。
「(ホールケーキはいらないから、カットされたもので特価品になっているのはないかと来てみたが……)ないな」
またこいつかと僕はケーキコーナーの前でクリスマスケーキの売れ残りがないか見に来た綾小路の姿を見つける。
特別欲しかったわけではないが、お目当てのものがなくて残念そうにはしている。
(無理に定価で買う必要はないし、無駄足にはなってしまったが、昨日の斉木の言う通り、ここで余計な支出を出さなくて済んだと思うことにしよう)
ただ、本当に無駄足になるのは嫌らしく、何か必要なものがないかを確認するべくスーパー内を歩き始める。
どこまで食べたかったかは知らないが、じゃあ、自分で作ってみるよとはならないのだろうか。
スーパーのケーキは別に悪くないのだが、専門店と比べると味もクオリティも落ちるからな。
1人で食べるのであればコンビニのケーキがいいかもしれない。
コンビニのものは安価なものからこだわり抜いた味もクオリティも値段に見合ったものが置かれている。
時期によっては400円も払えば美味しいケーキが食べられると考えればいい時代になったものだ。
ただ、クリスマスの時に売られていた特注ケーキなどに匹敵するほど買うとなると話は別だが。
(カレールーが安いな。ここで買っておくのもいいか)
(お米の値段落ち着いてきたけどやっぱりまだ少し高いなー)
(カニの気分だけど、大晦日まで我慢我慢)
(真澄ちゃん厳しいなぁ……でもまぁそういうところも嫌いじゃないが)
ケヤキモールでもそうだったが、やはりスーパーとなると聞こえるテレパシーの数は多い。
いや、ここもケヤキモールか。
僕は特に買うものもないし、確認しなくても必要なものがあれば戻ってきたらいい。
そう思って店を出て寮へと向かおうとして、ベンチに腰をかけて手を振ってくる女生徒がいた。
「ふふ、2日ぶりですね。楠雄くん(ああ、なんということでしょう。自ら帆波さんには約束を取り付けて会ってはいけないと言いつつも会いたくて会いたくて震えていた私の前に、本当に偶然楠雄くんが現れるなんて!)」
外と内の差が激しすぎるな。
クールでミステリアスなキャラを取り繕っているが、僕には割とポンコツで恋愛脳なお調子者という面がスケスケである。
なんなら、一昨日買ったばかりのサンタ風の……その服はなんて言うんですか?
ホームズとかが羽織ってそうなやつ。
予知でもみた気がするんだが、もう2日前だからなかなり朧気になっている。
坂柳さんの声掛けに応じずにそのまま通り過ぎても良かったのだが、ここまであからさまにアピールされてしまっては後で面倒なことになると踏んだ僕はベンチに座る坂柳さんに近づく。
「もうお帰りですか?」
帰っていいのか?
「ダメです。(せっかく会えたんですから)もう少しいてくれませんか? 今、クラスメイトを待っているところなんです」
Bクラスのリーダーと一緒にいるのは目立って仕方がないが、今や僕の方が目立つ存在になってしまっているし、待ち人が来れば解放されるようなので付き合ってやることにする。
「昨日は随分とお楽しみのようでしたね」
まぁ、クレープとロールケーキが食べれたからな。
大いに満足感のあるクリスマスであったことは否定しないが、坂柳さんの言いたいことはそういうことではないらしい。
「天沢さんと帆波さん、それに七瀬さんと一緒だったとか。いえ、別に責めたりはしていませんよ。どうして私は呼ばれなかったのかなどは言いません。楠雄くんから声をかけるとは言い難いメンバーたちですから」
天沢以外は僕は声をかけていないな。
その天沢もクレープを食べたあとは解散するつもりだったのだが、思い出作りがしたいと言うため、仕方なくそれに乗ってあげたに過ぎない。
責める気はないと言いつつも、どんな話をしたかや、何をしたかなどを追求してきそうな坂柳さんに、逆に誰を待っているのか聞いてみる。
「(婚約もしてないのにあまり深く聞くべきではありませんし、ここは楠雄くんの逃げを見逃してあげましょうか)同じクラスの真田くんです。面識はありますか?」
見た事はあるが話したことは無いな。
メガネをかけた好青年のような感じだった記憶が有る。
そう思い出した矢先、坂柳さんの視界に真田を捉え、彼女は手を挙げる。
すると、坂柳さんを見つけた真田が足早に近付いてくる。
「すみません坂柳さん、待たせてしまったようで」
「構いませんよ。そのお陰で楽しい時間が過ごせていましたし」
(斉木くん、ですか。なるほど、これはもう少し遅れた方が良かったでしょうか)
Bクラスにはプライベートポイントマンをした時に大体のやつに姿を見られているため、真田も僕のことは把握しているらしい。
僕に対して丁寧にお辞儀してくるため、僕もそれを返してやると、真田は微笑みを浮かべる。
「お噂はかねがね。メロいやら意外と重いやらロマンチストやら、修学旅行では随分と疲れたのでは?」
現在進行形で疲れたところだ。
まさか他クラスにはそんな風に見られているとはな。
喋り口調は丁寧で物腰は柔らかいが、やはり高二の男子高校生らしさはあってか色恋の話には多少なりとも興味があるらしい。
「でも、そんな斉木くんが坂柳さんと楽しげに話していて大丈夫なのですか? (一之瀬さんに嫉妬されたり、恨まれたりしないでしょうか)」
「大丈夫ですよ。楠雄くんは誰とも付き合っていませんし、それは私も同じことです。ただ受けたプロポーズの返事を改めて卒業式にすると約束しているだけの方です」
それだけと言うにはなかなか難しい気はするが。
とりあえず、真田が心配しているようなことは起きていないし、起きないと伝えると真田は安心したように胸を撫で下ろす。
「Aクラスと特別試験以外で争うことになるのは避けたかったので安心しました」
特別試験の争いってなんだと考えてみるも、すぐには答えが出てこない。
聞こうにも真田は坂柳さんと話を始めており、僕は用済みのようだった。
「そうだ。斉木くんさえよければこの後少しお付き合いいただけませんか? もちろん坂柳さんが許可をくださるのであればですが」
無理だ。
今から右京さんの名推理を聞かねばならない。
そう断ろうとしたのだが、僕よりも先に坂柳さんが手を合わせる。
「あら、奇遇ですね。私も楠雄くんをお誘いしようと思っていたんです」
表情筋の動きからして互いに見つめ合っているようだが、僕の意思は聞いてくれないのだろうか。
坂柳さんは立ち上がると出口から遠ざかるようにモールの中心部へと歩きだす。
断る契機を失ったため、僕もそれに続いて歩いていくと、2人の足は雑貨屋で止まる。
(ここなら女性に人気の小物があるはずと白石さんが言っていた通りですね。見える範囲でも良さげなものが多いです)
2人は僕に特に説明するわけでもなく、雑貨屋の中に入っていく。
どうやら真田の恋人へのプレゼントを選ぶのを手伝ってあげているらしい。
クリスマスから4日後に誕生日を迎えるらしく、付き合って間もないということで2回祝おうと思って、坂柳さんにアドバイスを求めて今に至るようだ。
これらのことは歩きながら真田と坂柳さんのテレパシーを聞いて知ったため、本人たちは僕を置いてプレゼントを選んでいる。
「楠雄くん少し待っていてくださいね。良ければ私やひよりさんのお祝いを選んでおいていただいても構いませんよ」
選んでくれと言われても、2人にプレゼントを渡す気はないんだがな。
せいぜい、会えばお祝いのメッセージくらいしか考えていない。
今は僕のことより、真田のことだろう。
真田が付き合っているのは1年Bクラスで真田と同じく吹奏楽部に所属している宮と言ったか。
クリスマスプレゼントに何をあげたのかは知らないが、坂柳さんはある程度目星をつけてきたのか真田にあれこれと提案している。
主にぬいぐるみはどうかと話しているようで、猫やうさぎのぬいぐるみコーナーから動く気配はない。
少しして、真田が電話のために店外に出ていくのを見ていると坂柳さんが声をかけてくる。
「楠雄くんが帆波さんや綾小路くんたちと過ごしている間、私と真田くんでデートしていたんですよ(本当は真澄さんや橋本くん、鬼頭くんや白石さんたちとカラオケに行っていましたが。楠雄くんは嫉妬とかしてくれるのでしょうか?)」
なんだ? 私に嘘はつかないで〜! とビンタでもしてやればいいか?
嘘を嘘と見抜く力がないと難しい嘘ではあるかもしれないが、僕にはお見通しである。
ただ、坂柳さんのせっかくのジョークにマジレスしてやるのも可哀想かと、僕もジョークで返してやることにする。
『そうなのか。それは残念だ。僕は予定を空けておいたんだがな』
坂柳さんのためというわけではないが、嘘は言っていない。
ただ残念に思っていないため、嘘があるとすればここだけになる。
「ふぇ(ま、まさか、楠雄くんが、私のために昨日予定を……!? あ、空けてくれていたというのに私は……ああぁぁぁ! も、もぉおおぉぉぉぉッ!! 何やってんですか私はぁぁぁぁっ!!!)っぐ、ぐぐっ……うぅっ……!!」
坂柳さんは心臓が悪く、それに伴い寝転んでいないと体をバタバタさせられない。
しかも客が少ないとはいえ、ケヤキモールの店の1つにいるため恥ずかしい姿は見せられないと唇を噛み締めて、心の中で悶えている。
こっちは下手なジョークだと思って言っているが、坂柳さんには効果抜群だったらしい。
このままで放っておけば発狂する未来しか見えないため、真田が戻ってきて怪しまれないようにさっさと立ち直らせよう。
(ふぅ、ふぅ……ふ、ふふふ……え……私は何を考えているのでしょう。自分のことは棚に上げて、楠雄くんを詰って責めようとなんて……私が言えた義理ではないじゃないですか。せっかく楠雄くんが時間を作ってくれていたと言うのに、私は抜け駆けを許すまいと帆波さんに楠雄くんと会ってはいけないと言ってしまって、そのチャンスを自ら潰してしまったのですから……)
その表情はトマトのように真っ赤に染まっており、瞳は潤み、今すぐにでも泣き出してしまいそうなほどである。
「すみません、おまたせ……し、さ、坂柳さん? (ど、どうして今にも泣きそうな……)さ、斉木くん? な、何が……」
戻ってきた真田も坂柳さんの表情を見て動揺する。
そして、すぐに僕の方に訝しみの視線を向けてくる。
違う。誤解なんだ。
「お、怒らないでください。楠雄くんは悪くありません。私の自業自得なのです」
「でも、こんな風になるということは何か……」
真田はそう言いかけたあと、何かを察したのかハッとした表情になる。
「もしかして、僕のせい……?」
なんでそうなる??
「僕が斉木くんと坂柳さんの逢瀬を邪魔してしまったからでは無いのですか……?」
「違います、真田くんのせいではありません」
とりあえず、泣き顔を見せるのはプライドの高い坂柳さんとしては嫌だろうと彼女の前に立ち、真田からは顔が見えないようにしてやる。
ついでにハンカチを渡してやると、坂柳さんは消え入りそうな声で「ありがとうございます」と言ってくる。
『それで電話はどうだったんだ?』
「え? あ、あぁ……どうにか約束を……って斉木くんは僕が坂柳さんにどんな相談をしていたかご存知なんですか?」
そういえば、特に話されてはいないんだったな。
昨日、1年生たちに会って噂で聞いたことにしたいが、生憎と昨日会った2人は他クラスの交流がない。
僕の知ったことじゃないと言いつつ、よく分からんが頑張れとだけ言っておく。
「えっと、その、どうも。斉木くんも……頑張ってください(何があったのかはよく分かりませんが、斉木くんならなんとかするのでしょう。応援してますよ、坂柳さん)」
僕の応援をしろよ。
購入したのであろうプレゼントを抱えた真田を送り出してやる。
渡すのは明後日になるが、練習やらタイミングの精査などが必要だろう。
さてと、真田の方は本人がなんとかするとして僕は僕で目下の問題を解決しなければならない。
『とりあえず、人目のつかないところに移動するか?』
「……楠雄くんの部屋がいいです」
泣き顔の女子を連れて寮への道を歩き、さらには部屋に帰るのは些か拷問に近い気がするが、このまま1人部屋に返したことがあとで露見したら母さんに血祭りにあげられてしまう。
仕方ないので了承しつつ、坂柳さんの顔の状態が落ち着くのを待って寮に戻ることにした。
真田くんは斉坂派です。
あと、くーちゃんのことは2年生変人三大巨頭の1人と思ってます(あとの2人は高円寺と森下)。
変人だけど葛城を助けたり、無人島試験では食料や水を配ったりしているのを知っているため悪い人ではないという認知。
本当は真田くんに「斉木くんは女性にどういったプレゼントを?」という質問をさせて『あまりしたことは無いがホワイトデーにはヘアアイロンや櫛とかルームフレグランスとか言うのとか、あとは首に巻くマッサージ機とか返したな』と答えさせて(どうして私はチョコレートを渡さなかったのでしょうか……帆波さんにあんなことしてる場合じゃ……いや、でもあれのお陰で今があるようなものですし……う、うぅぅぅ……)って苦闘する坂柳みたいな感じの会話も入れたかった。
綾小路は原作で真田との初対面の時、彼のOAAを出していましたが、くーちゃんは数値で人は量れないと思ってる面もあってそういうのは気にしてないということも書きたかったが原作読んでないと分からないよなーでやめました
まぁここに書いてる時点で書いたようなもんか
原作よりもクラスとの交流が進んでいる坂柳さん、いいね!
葛城くんは戸塚やらと別で遊んでいるだけで特に坂柳と仲が悪いというわけではないです。
坂柳さんはなんでくーちゃんたちのことを知っているのか▶︎斉木楠雄の話は否が応でも耳に入ってくる。それが今の高育
ではまた次回