歴史改変能力者は世界の裏を日本に生やしたい 作:無異常世界
一九八〇年代の終わり。
時点移動のあと、相良拓真が最初に困ったのは、道だった。
駅は同じ場所にあった。
線路もある。
大きな通りの向きも、だいたい覚えていた。
それなのに、歩き始めると合わない。
昔は角にあった店がない。
道が広くなっている。
見覚えのある塀の向こうに、知らない建物が建っている。
何より、拓真が記憶していた「ここを曲がれば分かる」という目印が、ことごとく役に立たなかった。
二度、人に道を聞いた。
三度目は、手帳に書いてある住所を見せた。
「この辺なら、一本向こうですよ」
教えてくれた男に礼を言って、拓真は歩き直した。
ようやく見つけた建物の前で、しばらく立ち止まる。
表から見れば、普通の診療所だった。
それ自体は昔と変わらない。
変なものを扱っているからといって、入口へ大きくそう書く必要はない。
ただ、拓真が覚えている入口ではなかった。
「……こっちか」
一度、建物の横へ回る。
昔使った通り方を探してから、自分で止まった。
古い入り方を知っている。
それは、今もそこから入っていい理由にはならない。
拓真は正面へ戻った。
扉を開ける。
受付の女が顔を上げた。
「こんにちは」
「こんにちは」
「今日はどうされました?」
そこで拓真は少し詰まった。
患者ではない。
薬をもらいに来たわけでもない。
昔の知人へ会いに来た、と言えば近い。
近いが、何十年も時間を飛ばしてきた人間が言うには、だいぶ説明が足りない。
「瀬尾さんに、会えればと思って」
「瀬尾?」
「澄江さんです」
女の表情が変わった。
名前は通じたらしい。
「お約束は?」
「してないです」
「では、お名前をお願いします」
「相良拓真です」
女は紙へ目を落とした。
そのまま、すぐ中へ通す様子はない。
拓真は少しだけ安心した。
昔の名前を一つ出しただけで扉が全部開いたら、それはそれで困る。
「少しお待ちください」
「はい」
待合の端へ座る。
壁には一般向けの健康案内が貼られていた。
その横に、ここへ来る人間向けらしい短い注意書きがある。
大人数の中で感覚が混ざった時は、無理に追わない。
使用後に違和感が残る場合は、自分の判断だけで帰らない。
最後の一行で、拓真は目を止めた。
昔、自分が知っていた形にはなかった。
知らないうちに増えたのだろう。
受付の奥で、誰かが名前を呼んでいる。
別の机では、紙を束にしている。
待合には学生らしい少女が一人、椅子へ浅く座っていた。
手には一枚の紙がある。
読み終えたのか、二つ折りにして鞄へ入れた。
拓真が見た瞬間だった。
少女がこちらを向いた。
目が合う。
拓真は反射的に視線を外した。
数秒後、また見る。
今度は少女が先に言った。
「さっきから、見てます?」
「すみません」
「紙?」
「はい」
少女は自分の鞄を見た。
「何で」
「いや。昔は、本人が持って帰る形じゃなかったので」
少女の眉が少し上がった。
「昔?」
「昔です」
「どれくらい」
拓真は答えに困った。
そこへ、奥の廊下から声がした。
「相良さん?」
拓真は立った。
声は分かった。
先に名前を聞いたからではない。
長く時間が空いても、その呼び方を覚えていた。
「澄江さん」
瀬尾澄江が立っていた。
拓真の記憶の中にいる彼女より、年月を生きた人間がそこにいた。
当然だった。
自分が飛ばした時間を、澄江は一日ずつ過ごしてきた。
澄江は拓真を上から下まで見た。
「本当に変わらないね」
「その言い方、ちょっと怖いです」
「こっちの台詞」
少し笑ってから、澄江は受付の女へ向いた。
「知ってる人。昔から」
受付の女は頷いた。
「では、こちらにもお名前お願いします。中へ入るなら、行き先も」
紙を出される。
拓真は受け取った。
澄江が横から言う。
「書いて」
「書きますよ」
「昔を知ってるからって、そのまま入らないでね」
「昔でも勝手には入ってないです」
「知ってる。だから今もやって」
拓真は笑いながら名前を書いた。
相良拓真。
用件の欄でまた止まる。
見学。
それでは妙だ。
昔の知人への訪問。
それも違う気がする。
結局、澄江に会うため、と書いた。
行き先は、受付の女に教えられた部屋をそのまま写した。
その間、さっきの少女はずっとこちらを見ていた。
正確には、途中で何度か別の場所を見ていた。
それでも、拓真にはそう感じた。
澄江が少女へ声をかける。
「朝倉さん、今日はもう終わり?」
「終わりました」
「お母さんは?」
「今日は来てないです」
「一人で帰る?」
「そのつもりです」
少女――朝倉燈子は、そこで拓真を見た。
「この人、何なんですか」
「聞こえてますけど」
「聞こえるように言いました」
澄江が笑った。
「昔のことを、かなり知ってる人」
「それだけ?」
「それ以上は、本人に聞いて」
燈子の視線が戻る。
拓真は一瞬考えた。
「相良です」
「それはさっき聞きました」
「ですよね」
「昔って、何を知ってるんですか」
「ここのやり方が、今みたいになる前のことを少し」
燈子は鞄へ入れた紙を、もう一度取り出した。
「これも?」
「それは知らないです」
即答すると、燈子が少し意外そうな顔をした。
拓真は紙を指した。
「本人が持つ写しですよね」
「そうです」
「俺が知ってる頃は、こういう形じゃなかった」
「じゃあ知らないじゃん」
「はい」
澄江が吹き出した。
「相良さん、負けるの早い」
「何にですか」
「知らないって言うまで」
「知らないので」
燈子はまだ拓真を見ている。
その時、受付の奥から別の人が澄江を呼んだ。
「瀬尾さん、さっきの家族への説明なんですけど」
「今行く」
澄江は拓真へ言った。
「少し待ってて。話したいことあるから」
「分かりました」
「朝倉さんも、紙の確認まだなら先にやって」
「もう見ました」
「家族へ同じの渡すかは?」
燈子が少し嫌な顔をした。
「そこ、まだ」
「じゃあ終わってない」
澄江は奥へ行った。
燈子が小さく息を吐く。
「帰るつもりだったのに」
「予定あるんですか」
「友達と」
「それは帰った方がいいですね」
「分かってます」
言い方が少し強い。
拓真は、さっきの紙を見た。
「家族へ同じの渡すか、って毎回決めるんですか」
「必要な時だけ」
「昔は――」
言いかけて、止めた。
燈子がすぐ気づく。
「昔は?」
「家族とか、診る側が持つ方が先だったんです」
「何で」
今度は、拓真に答えられた。
「最初の頃は、本人も何が起きてるか分からなかったから。体調が悪いのか、能力なのか、それ以外なのかも分からない。本人が嫌がって何も話さない日もあるし、周りが使ってほしがることもあった。普通の診察を飛ばさないためにも、誰が何を見たか残す必要があった」
燈子は黙って聞いた。
「本人へ渡さなかった理由は?」
「最初から渡さないって決めたというより、本人が持って次に使うための紙、って発想が後だったんだと思います」
「思います?」
「少なくとも、俺がいた頃は」
燈子は自分の紙を見る。
「じゃあ、今も家族が先に見る方が正しいですか」
拓真は答えようとして、口を閉じた。
始まった理由なら知っている。
誰が困っていたかも知っている。
何を怖がっていたかも。
どうして紙を残したのかも。
けれど、目の前の燈子が普段どこで能力を使うのか、拓真は知らない。
学校で何が起きるか。
友達へ何を隠しているか。
家で母親とどこまで話しているか。
本人が自分の紙を持ったことで、何が楽になったか。
何一つ知らない。
「今も正しい、にはならないです」
拓真は言った。
燈子が見る。
「昔、そうする理由があった。それは本当です。でも、今どうするかは別です」
「じゃあ、昔の人が決めることでもない?」
「ないです」
「相良さんも?」
一瞬だけ、答えが遅れた。
その遅れを、燈子は見逃さなかった。
「そこは迷うんだ」
「ちょっとだけ」
「何で」
拓真は苦笑した。
「昔を知ってると、言いたくなるんですよ。これはこういう理由で始まったから、こうした方がいいって」
「便利ですね、昔」
「便利?」
「反論しにくいから」
拓真は少し考えて、頷いた。
「それはそうですね」
「私、昔の人に助けられてないって言いたいわけじゃないです」
燈子は紙の端を指で揃えた。
「母は、昔から続いてるやり方があったから助かったって言うし。私も検査やめたいわけじゃない。でも、昔そうだったから今も同じ、は嫌です」
「うん」
「始まった理由を知ってるなら、教えてくれればいいです」
「それで?」
「今どうするかは、今使ってる人も入れて決める」
拓真は返事をしなかった。
言葉だけなら、以前にも似たことを聞いた。
工場でも。
山でも。
診療所でも。
その場所で使う人間が決める。
知らないことは知らないと言う。
根っこを知っていても、今日の仕事までは決まらない。
けれど今回は、少し違った。
目の前にいる燈子は、拓真がこの世界へ最初の余地を置いた時には生まれていない。
母親の世代には、もう能力者がいた。
診療所へ来ることも、記録を取られることも、能力を使って疲れることも、全部「後から突然現れた異常」ではない。
燈子にとっては、最初から人生の中にある。
拓真が知っている「始まり」は、彼女にとって自分が生まれる前の事情だった。
それを知っているから何だ、と言われれば。
本当に、その先を答える言葉がなかった。
「分かりました」
拓真は言った。
「何が」
「聞かれたら、始まった理由は話す。でも、それで今のやり方まで決めたことにしない」
「最初からそうしてください」
「厳しいな」
「普通です」
燈子は紙を鞄へ戻した。
その時だった。
待合の奥で、子どもが立ち上がった。
母親が受付を見ている。
受付の女は奥の職員へ声をかけている。
子どもは一人で廊下の方へ歩きかけた。
燈子がそちらを見る。
「戻るなら声かけてね」
受付の女が、子どもへ言った。
子どもが「はーい」と答える。
拓真はその言葉に引っかかった。
「今の」
「何ですか」
「戻る時の確認、ここでもやってるんですね」
燈子は首を傾げる。
「ここでも?」
「昔、別の場所で――」
そこまで言って、拓真はまた止まった。
あの言葉がどこで始まったか。
どんな事故があったか。
何を確かめるために使われたか。
自分は知っている。
でも、今、受付の女が子どもへ声をかけた理由は、そんな昔話を再現するためではない。
待合から勝手にいなくなって、探すことになったら困るからだ。
燈子が言う。
「前に、いなくなった子がいたんです」
「ここで?」
「十円探しに行ってた」
「十円」
「それで、戻ったら言う方が分かりやすいって話になっただけ」
「誰が決めたんですか」
「知らない。私も言ったし、受付の人も言ってたし、前から似たのはあったし」
「名前は?」
「何の」
「そのやり方」
「別に」
燈子は本当に興味がなさそうだった。
「戻ったって言えばいいだけでしょ」
拓真は黙った。
自分の頭の中では、古い出来事へ線がつながる。
けれど、燈子の中では今日の待合へつながっている。
同じような動作でも、意味の置き場所が違った。
「相良さん」
「はい」
「何でそんな嬉しそうなんですか」
拓真は自分の顔に触れた。
「また出てました?」
「出てました」
「すみません」
「別に謝ることじゃないけど」
「昔のやり方が残ってたから、ではないんです」
「じゃあ何」
拓真は待合を見た。
子どもは母親の横へ戻っている。
受付の女は紙をめくっている。
奥では澄江が誰かと話している。
燈子の鞄には、拓真の知らない形へ変わった本人用の紙が入っている。
「俺が知らない理由で、続いてたから」
燈子は数秒、拓真を見た。
「変な人」
「よく言われます」
「昔から?」
「たぶん」
「そこは知ってるんだ」
「自分のことなので」
燈子が笑った。
その瞬間、拓真の右後ろにいた男が新聞を閉じた。
受付の女が奥から戻る。
澄江もこちらへ歩いてくる。
燈子が何となく顔をしかめた。
「今、ちょっとうるさい」
「音ですか」
「違う」
燈子は目を細め、拓真を見る。
「みんな、相良さん見てる」
拓真は周りを見た。
「そんなに?」
「今は三人」
「分かるんですか」
「向きだけ」
拓真の顔が変わった。
「人の注意が?」
「そう」
「誰から誰へ向いてるか?」
「だいたい」
「それ、どれくらい離れて――」
「相良さん」
澄江が途中で止めた。
「はい」
「検査始めないで」
「聞いただけです」
「その顔は次も聞く顔」
燈子が言う。
「やっぱり変な人じゃん」
拓真は否定できなかった。
「格好いいですね、それ」
燈子は一瞬だけ目を丸くした。
それから、少しだけ得意そうに笑った。
「でしょう」
その返事が、拓真には妙に新しかった。
怖がっていない。
仕方なく受け入れているわけでもない。
大げさに特別扱いしてほしいわけでもない。
自分の力を、普通に格好いいと思っている。
そのうえで、検査には文句を言う。
家族への記録の渡し方にも口を出す。
友達との予定を優先したがる。
拓真が昔、能力者がいる世界、と考えた時には、そこまで具体的には考えていなかった。
能力がある人間。
それは、能力だけでできている人間ではない。
当たり前のことだった。
けれど、その当たり前を、自分は後から見せられている。
「何ですか」
燈子が聞く。
「いや」
「また嬉しそう」
「はい」
「何で」
「それが普通になってるの、いいなと思って」
燈子は怪訝な顔をした。
「私には普通ですけど」
「ですよね」
そこが一番よかった。
* * *
澄江と話したのは、その後だった。
長い話にはならなかった。
拓真が知りたかったことは山ほどある。
誰が残っているのか。
どんな仕事が増えたのか。
昔の連絡先は今どうなっているのか。
能力者同士はどこまでつながっているのか。
怪異や異常物品は、どんな名前で扱われているのか。
澄江は、その全部を一度には話さなかった。
「何から知りたいの」
そう聞かれ、拓真が迷ったからだ。
昔なら、全部、と言っていたかもしれない。
今は違った。
「まず、今ここで俺が知っていいことから」
澄江は少しだけ笑った。
「やっとそこから聞くようになったね」
「遅いですか」
「遅い」
即答された。
机の上には、何種類かの紙があった。
医療側の記録。
本人へ渡す写し。
家族へ説明した内容。
別の場所へ連絡する時の短い紙。
どれも、拓真の手帳にある昔の形とは違う。
似ているところはある。
けれど、同じではない。
「これ、昔の記録から変わったんですよね」
拓真が言う。
「そういうのもある」
「違うのも?」
「別の所で先にやってたのを持ってきたのもあるし、若い子に言われて増えたのもあるし、事故の後で足したのもある」
「どれがどれですか」
「全部知ってどうするの」
「由来を」
言いかけて、拓真は止まった。
澄江が見ている。
「知りたいです」
言い直した。
「でも、それで直す気はないです」
「本当に?」
「たぶん」
「たぶんなんだ」
「見たら直したくなるかもしれないので」
澄江が笑った。
それは、昔にもされた笑い方だった。
拓真は机の端にある紙を一枚取った。
上には、現在の呼び方が書いてある。
意味は、読めばだいたい分かる。
ただ、その呼び方がいつから使われ、どの地域で通じ、別の場所では何と呼ばれているのかまでは分からない。
「これ、どこでも通じます?」
「通じない所もある」
「正式名称じゃない?」
「ここではこれで困ってない」
どこかで聞いたような答えだった。
拓真は知らない。
昔なら、自分が一番前に立てる種類の話だった。
誰より早く異常を見ていた。
誰より根っこの条件を知っていた。
自分が持ち込んだ手帳にしかない情報もあった。
今は、逆だった。
紙の読み方を教えられる。
呼び方の範囲を教えられる。
誰へ聞けばいいかを教えられる。
自分が始まりを知っているからこそ、現在については知らないことがよく見えた。
「相良さん」
澄江が言う。
「何ですか」
「さっき、燈子ちゃんに昔の話してたでしょう」
「はい」
「正しかった?」
拓真は少し考えた。
「俺が見た範囲では」
「じゃあ、それでいい」
「今のやり方は?」
「今の人に聞いて」
「はい」
今度は、すぐ答えた。
* * *
帰る頃には、外が少し暗くなっていた。
燈子はとっくにいなかった。
友達との約束があると言って、本当に先に帰った。
拓真はそれを少し残念に思い、同時に安心した。
自分が現れたからといって、彼女の一日が全部こちらへ向く必要はない。
受付へ戻る。
最初に名前を書いた紙が置かれていた。
「相良さん」
受付の女が言う。
「お帰りでしたら、ここお願いします」
指された欄を見る。
退出。
その横に、来訪者、とある。
拓真は少しだけ止まった。
受付の女が不思議そうに見る。
「何か?」
「いや」
拓真は鉛筆を取った。
来訪者。
間違っていない。
この場所ができる前の事情を知っている。
今使われている手順の先祖みたいなものも知っている。
世界に超常が残れるようになった原因の一部は、自分が置いた。
それでも、今日ここで誰がどの紙を持つかは知らなかった。
どの言葉が通じるかも知らなかった。
朝倉燈子が何を嫌がり、何を格好いいと思うかも、会うまで知らなかった。
今のこの場所では、拓真は来訪者だった。
名前を書く。
相良拓真。
「次に来る時は、先に連絡もらえると助かります」
受付の女が言う。
「分かりました」
「瀬尾さん経由でもいいので」
「はい」
紙を返す。
誰も、その名前を特別扱いしなかった。
拓真は扉を開けた。
外の道は、来る時より暗くなっている。
駅までの道は、もう一度覚え直さなければならない。
それでいいと思った。
昔を知っていることは、昔を説明する力にはなる。
今を所有する権利にはならない。
そして、自分が知らない今が本当にあることこそ、最初から見たかったものだった。
拓真は手帳を開いた。
昔のページには、次に見ることが細かく並んでいる。
その下に、新しい一行だけ書いた。
現在の呼び方は、現在の人に聞く。
少し見てから、もう一行足した。
由来を知っていても、来訪者にはなれる。
手帳を閉じる。
駅の方向へ歩き出した。
世界の裏側は、拓真が知らない言葉で、拓真がいない間にも続いていた。
今度は、拓真の方が中へ入れてもらう側だった。
ここまででちゃんと面白いですか?
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面白い寄りの面白い
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面白い寄りの面白くない
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どちらでもない
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面白くない寄りの面白い
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面白くない寄りの面白くない