ある男子生徒の記録簿 作:オデュッセイア生徒実装待ってます
キャラエミュをなるべく頑張っていますがキャラ崩壊などあるかもしれません。それでもいいよって方はどうぞ!
春の陽気が出てきた頃の公園はなんでこんなにも心地がいいんだろう。悲しいことに桜は全部散って地面に淡いピンク色の絨毯が出来ているがそれもまた…
「ユウキさん、こんにちは」
「こんにちはスズミさん。今日もパトロールかい?」
「そうなんです、トリニティ内でもヘルメット団がよく目撃されるようになっていて…」
「自治区内にもヘルメット団か…大変だな。何か困ってることはあるかい?できる限りのことなら手伝うよ?」
「いえ、お気持ちだけで大丈夫です。宇沢さんも誠実の人たちも頑張ってくれていますから」
「そうかい?分かった。でも困ったことがあったら気軽に相談してね?」
「はい、是非そうさせてもらいます。」
しっかし連邦生徒会長が失踪してからというもの、元々物騒な世界だったのにさらに物騒になったな…なんてことを考えながらベンチに座って弁当を開ける。最初は茶色一色だったのが今じゃ緑に黄色にと色鮮やかだ…
「ユウキさん。今日もお弁当ですか?」
「ん…あぁ桐藤先輩でしたか。そうですね…あ、卵焼きいります?」
「よろしいのですか?」
「疲れた顔してますから。甘い物欲しいでしょう?どうぞ」
この人は桐藤ナギサさん。私は人間関係に関しては疎いのでトリニティの三年生ということしか知らない。
「ありがとうございます。頂きます…甘いですね」
「少し甘すぎましたかね?」
「いえ、とても美味しいです」
「良かった…やっぱり疲れた身体には甘い物ですよ。飴とかパックの中にあるんです。少しですけど…」
えーと…バッグバッグ…止血帯に包帯、消毒液に絆創膏…あったあった。炭酸飲料の飴、シャワシュワしていいんだよねこれ
「どうぞ、少し疲れた時に。」
「こんなに…本当にありがとうございます。感謝してもしきれませんね。」
「いいんですよ桐藤先輩。私が好きにやってるんですから」
「あの…ユウキさん?」
「はい、どうかしましたか?」
「ユウキさんは私と話す時、名字で呼んでいますよね。」
「そうですね、先輩ですから」
「よろしければなのですがナギサと呼んでいただけませんか?」
「え?いいんですか?それなら今からナギサ先輩と呼ばせていただきますね。」
「ふふっありがとうございます。その敬語も先輩もつけなくて大丈夫ですよ?」
「先輩にタメ口なんてそんな…恐れ多くて出来ませんよ」
「むぅ…」
ナギサ先輩は不満そうに小さく頬を膨らませた。
ナギサ先輩すっごい美人なんだよな…こんな人にタメ口なんて出来ないや…
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いつからだろうか。私がこの子と関わるようになったことは
キヴォトスでは珍しい男の生徒。分かっている限りではトリニティで初めての事です。
次期ティーパーティーの一人として知らされていました。
接触したのも個人的な興味があっての事です
私は、彼を言い表すなら『優しい』という言葉が一番あっていると思います。
彼はよく事件現場で目撃されます。救護騎士団が来る前に軽い治療を施していたとのことです。
さらに友人達が困っている時に手伝ったり相談に乗ってあげたりしている
まさに光の様な人です
特定の派閥内では異物と言ったり引き込もうとする気配があります。
その話を聞いた時、私は少しもやもやとした感覚を覚えました。
ー彼をこの世界に引き込むわけにはいかないー
そう思ったのです。
彼とヒフミさんは私をティーパーティーの桐藤ナギサではなく一人の人間として見てくれる。
先輩だからということで桐藤と名字呼びなのはちょっと不満なのですが…
…まぁ今回はナギサと呼んでくれるようになった事で満足しましょう
「ユウキさん。」
「はい、なんですかナギサ先輩?」
「また今度、昼食をご一緒してもよろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫ですよ。また今度一緒に。」
『彼』はトリニティ総合学園2年生です。
あまり生徒会などには興味が無いみたいですね。