まあいいや、という事で短いけどどうぞ。
一部誤字があったので訂正。
風呂を終え、浴室を出たトウヤ。ラウラはどうするのかと思ってたら少し目を離した隙に居なくなっていた。
「……本当は幽霊なんじゃないか?」
ちゃんと触れたが、居なくなるのが速すぎるとトウヤは身震いし、用意されていた替えの服を着てリビングに戻った。
「……戻ったぞ…………って何してるんだ?」
リビングに戻ったトウヤが見たのはリンの背に隠れて震えてるレツと強張った顔で札を構えるリン……そして何処か呆れたような顔をしたラウラだった。流石に水着ではなく、私服と思われる緑のスカートに白ワンピース、その上に黄色のカーディガンを羽織っていた。*1
「トウヤ君! 大丈夫!? 憑かれてない!? デスサイズソウルテイカーされてない!?」
「憑かれてないし、そんな技みたいな名前の何かも食らってない。というかレツはリンを盾にするな。それでも兄か……*2 」
心配するもののリンの背に隠れたままのレツに対してトウヤは呆れたような顔をして肩を竦めた。
警戒心は残しつつ、ラウラを交えて談話を始めるトウヤ達。内容はヒトが何故ああも嫌われているのか。
「ワタシ達は、ある事を切っ掛けにこの集落に移住する前はフロゥリアという国にいた……」
「……もしかしてそのある事というのがヒトのやらかしか?」
「そう。とはいえワタシはフロゥリア生まれじゃなくてフシャーだけど。フロゥリアには商売で来た」
「……商売で来たのに死んで還って来たとか災難だな……」
「生きとし生けるものは何れ終わりが来る……ワタシの場合は……」
ラウラとトウヤだけで話を進めていたが、突然ラウラの語りが止まる。不思議に思ったが微かだが体が震えているのが見えた。トウヤはリンに目配せをした。
「…………ラウラの死因は、串刺し。その要因になったのはヒトによる意図的な身代わり工作」
リンはレツに語らせると思っていたのか少し悩んでから言葉を引き継ぐ。そしてラウラの体が震えていた理由が当たっていたとトウヤは胸中でそのヒトに舌打ちをした。ちなみにレツはその時を思い出しているのか顔を青くして口を抑えていた……
「……大体分かった。それならヒトである俺に殺意を向けるのも頷ける……辛い事を話す事になって悪かったな……だが、最後にこれだけは聞かせてくれないか?」
長々と過去を掘り返させる気はないのか柏手を打ち、注目を集めたトウヤは理解した事と謝罪をした後……ラウラの目を見て訊ねる。
「……何が聞きたいの」
聞きたいの?ではなく聞きたいの。何を聞きたいか分かってるとばかりに続きを促すラウラ。トウヤは頷き、少しの間を置いて口を開く。
「そんな目に遭わされて、何故中立で居られる。あの時、猫は気まぐれと言ってたが……商人としてのラウラが中立なだけでラウラ・ケリリとしてなら……本当は皆と同じなんじゃないか?」
「……そうだね。ワタシを身代わりにして殺したヒトを許す気はなかった。でもヒトだけが悪かったのか、ワタシ達にも悪いところがあったんじゃないかって思い直す出来事があった。だから商人としてのワタシもラウラ・ケリリとしてのワタシも中立」
「その出来事は……内緒か?」
「そう、内緒。でも会えば分かる……あのヒトは王でありながら、甘い。だけどその甘さがあったからこそ今があるんだろうね」
そう言って何処か懐かしむ顔をしてトウヤを見つめるラウラ。トウヤは何故かむず痒い気持ちになり、ラウラから目を逸らした。
「 何でそんな簡単に許せるの……」
リンの呟きは誰にも聞こえなかった。
ゲーム本編にレツのボイス無いし、過去の人でシルエットすら無かった気がするけど本作ではティンクルスターナイツの夏仕様版のフカヒレー!というダメージボイスでお馴染みのパテルの担当をしている人という設定。つまり見た目は違うけどパテルが喋っていると思ってください。
ちなみにフシャーはあいミス原作にある名前。ラウラが住んでた場所らしい。猫だけにフシャーなのかな。
……デスサイズソウルテイカー!はユニゾンした際のリーダーをパテルがした際にラストアタックで言います。ユニゾンのラストアタックはボイスだけで見た目は色以外変わらないのが残念……格ゲー風にするなら……大天空みたいになるんだろうか?