前回に書いたような携帯の対象外マジ最悪。ノクターンノベルの年齢確認ページでも反応しなくなってるし……買い換えかなぁ。ちなみに前の携帯は私の文を打つ速度に携帯がついていけずに壊れました。戦闘力たったの5か……ゴミめ。
それはそれとして本編どうぞ。一気に時間が進みます、すみません!
トウヤが里に来てから数ヵ月が経っていた。最初こそヒトに恨みを持つ民に敵意どころか殺意を向けられていたが、次期里長であるレツが親しげに接している事と困り事や些細な喧騒を鎮める姿からヒトはヒトでも良いヒトだと里に受け入れられつつあった。
尚……何人かは腰を押さえていたのでラウラにやられた模様。
そんなある日の事……里を散歩していたトウヤの元にレツが手紙を持って走ってきた。
「……召集?」
「うん、召集。責任ある立場の者は陰陽寮から定期的に召集されるんだ。ボクは次期里長だから本来なら現里長が行くんだけどギックリ腰でね……まあ、それでなくてもボクが行ってたよ」
「……次期、とあるが公にはなっていないだけで既に里長といった感じか」
「! そう、そうなんだ! よく分かったね!」
現里長が行けなくても自分が言っていたという事に少し考えて口にしたトウヤにレツは驚き、次の瞬間には喜びの声をあげた。連動するかのように猫耳が、二又の尾が、激しく左右に揺れると共に先端に嵌まった蒼い珠が淡く光る。
「立場と言葉から導きだしただけに過ぎないし……大袈裟だろ」
「あれ、照れてる?」
「照れてない……それより召集されたなら早く行かないといけないんじゃないか?」
褒められ、照れてないと言いつつ顔が赤いのを見たレツはトウヤのクールな見た目とは裏腹のギャップに内心で悶えつつも促されて頷く。どうやら早く行かないといけないようだ。
「じゃあリンに召集が掛かったから留守を任せたと言わないとね」
「? 俺が言っておけばいいだろ?」
「いつもなら、そうなんだけどね……今回の召集の理由は……トウヤ君なんだよね」
召集の理由が自分だと聞かされ、トウヤは首を傾げる。
「……忘れてるようなら言うけど……トウヤ君は直接関わっているこの里以外からすれば得体の知れない存在なんだよ……ほら、結界の中に居たし、何処から来たかも分からない……おまけにそのチョーカーに108と刻まれたドッグタグ……」
「……そういう事か。しかし、里から出ていないのに陰陽寮とやらには伝わるのか……誰かがリークしたか? それともスパイが……?」
レツに言われ、言外に怪しいと思われていた事に内心で凹みつつ……何も知らない側から見ればそうなるかと思い直す。
「それはボクにもさっぱり……ただ陰陽寮には先見の目を持つアヤカシだとか必中する予言者とか居るって話だし……それがトウヤ君を見つけたんじゃないかな?」
「だが、何故今になって……俺がこの里で交流してから早数ヵ月だぞ……召集するにしては遅くないか? 普通……遅くても数日経ったら呼ぶものじゃないか? ……いや、もしかしたら俺はついでで本命は別にあるのかもな……」
自分の意見を述べ、歩き出すトウヤ。ちなみに民に好意的に接してもらって以降……トウヤは空き家を借りて一人暮らしをしていたりする。
「取り敢えず遠出になりそうだし、支度してくる。レツもリンに言ってくるんだろ? 広場で待ち合わせよう」
「……分かった」
レツと別れ、借家に戻ったトウヤは妙な胸騒ぎを覚え……元から置いてあったという蒼い鞘に納められた一振りの刀を腰に差す。有り難い事にこの空き家にある物は全て好きに使っていいとの事だ。
「…………チョーカーといい、この刀といい……妙につけ心地がいいんだよな……まるで半身のように」
ぼやき、差した刀の柄頭を撫でる。よく見ないと分からないがこの刀にもドッグタグ同様に46という数字が彫られている……トウヤは46だけに白狼(シロウ)と名付けてたりする。
「待たせたな……」
支度を済ませ、広場に着いた時にはリンと似たような忍びみたいな格好をしたレツと最初に会った時と同じ格好をしたラウラが居た。トウヤは自分が最後だった事もあり待たせたと言ったが二人は気にしてないと首を左右に振った。
「……ん、ラウラも一緒に行くのか。レツの護衛だったり?」
「ワタシは……トウヤの護衛と仕入れかな……」
「あはは、ボクはこう見えて強いから護衛は要らないんだよ!」
ラウラが付き添う理由に当たりをつけて言うトウヤに対してラウラは商人である事を改めて告げるようにリュックを揺らし、レツは自慢げにシャドーを繰り出した。ちなみに……リュックを揺らした際にラウラの胸は揺れたのに対し、レツのは揺れなかった……
「(……揺れる程無いのか、潰してるのか……前者だとしたら悲しい格差社外だよな……おまけにリン(妹)はでかい)」
「それじゃ出発!」
内心でそんな事を考えていると、レツの元気な掛け声が広場に響く。トウヤは内心で慌てながら頷いた。
「陰陽寮があるのはトミクニ。フロゥリアから徒歩で行くのは自殺行為……だからポータルで行くよ!」
「……参考までに聞くが、徒歩で行くとしたらどれくらいかかる?」
「9,800,000,000km」
「0(:ω⊃)っ」
『…………』
張り切るレツの言葉に気になったとばかりに訊ねるトウヤ。ラウラがさらっととんでもない距離を告げると上記の姿勢で倒れた。ついでに理解できぬ……と呟く。二人は突然の奇行に軽く引いた。
「そ、その為のポータルなんだよ。確か昔はフロゥリアとか全て陸繋がりだったけど今は分かれてるんだっけ?」
「そう……ワタシも人伝に聞いただけだけど何でもそれを為し遂げたのは一人のヒトで特別な力があった訳じゃないみたい……だから偉人や異人と呼ばれる一方で壊人と恐れられたりも……」
「……まあ、何が正しいのかは分からないから何も言えないか……」
少しだけしんみりしつつポータル目指して歩き出す三人だった。
「これがフロゥリアのアヤカシポータルー!」
「見た目は鳥居だな……ただ色は赤じゃなくて緑か……後、猫を模してるのか髭が描かれて上には三角が二つくっついてる……」
「……ポータルは各国にあるけど自国主張が激しいのが特徴。ハジャールだと純金だし、星が描かれてる」
両手を大きく広げて笑顔で言うレツにトウヤは冷静に観察し、ラウラがポータルについて語る。結果的に何処か滑った感じになったレツである……
「……ん? アヤカシポータルってヒトでも使えるのか?」
「同行者がアヤカシだったり、パスを持ってたら使えるよ」
「ちなみにこれがパス」
トウヤの疑問に答える二人。ラウラはどう見てもパスポートであるそれをリュックから取り出して見せた。
「……お約束的にはぐれたりするが、ラウラやレツが言うなら大丈夫だろう……でも怖いからポータルを使うのは最後にする」
そう告げるトウヤに二人は苦笑するとポータルを潜る。傍目から見れば鳥居を潜ったら消えた形なので何も知らない者からすれば神隠しと言われかねない……
「よし……俺も続くぞ……」
深呼吸をし、二人に続いて鳥居を潜ったトウヤは視界が白く塗り潰されるのを感じながら歩みを進めた。
仲良くなる辺り、仮にゲームならおつかいイベントやクエストを通して進行していくものと思ってもらえれば……ちなみにアヤカシポータルー!と笑顔で言うレツはホロライブ漫画でフブさんが言っていた場面を想像してください。
……みこちは置いてかれてたけど。トウヤは大丈夫な筈……
携帯はスマホにしたくないけどガラホまだあるかなぁ……タップより打ち込みの方がいいんだけどな。どうでもいいけどこの後書きを打ち込み終わるまで1分も掛かってません。