IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園   作:麒麟

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長くなったので区切りました。


第23話 「こんなの絶対おかしいよっ!」

キーンコーンカーンコーン♪

 

「では今日はここまで」

 

やっと授業が終わった。

 

結局、何も頭に入ってこなかったな。後で本音に何やったか聞くか。

 

そんなことを考えながら授業の道具を片付けていると

 

「さっきは大変だったな。頭、大丈夫か?」

 

「・・・あ?」

 

織斑が話しかけてきた。

 

おう、いきなり煽るとかいい度胸してんじゃねーか。

 

「いや、さっき千冬姉の出席簿くらってたからさ。あれ、むちゃくちゃ痛いもんな」

 

「あー、うん、大丈夫・・・です」

 

煽りは俺の早とちりだったので普通?に返事を返す。

 

いや、だからさ。何で俺敬語使ってんの?この癖何とかしないとな。

 

「敬語なんて使わなくていいぜ。なんせ俺と勝しか男がいないからな。男同士仲良くしようぜ」

 

そういって織斑は手を出してくる。

 

握手・・・だよな?てかいきなり下の名前で呼び捨てかよ。こいつコミュ力高いな。顔といいこいつ結構モテるだろ。まあなんにせよこの学園で唯一の男だ。仲良くしないとな。

 

そう思って俺は握手を返そうと手を出す。

 

「よ、よろ―――」

 

「ちょっと、よろしくて?」

 

「ん?」

 

「・・・」

 

だが握手はできなかった。俺と織斑は声をかけてきた第三者の方を見る。すると金髪で縦ロールのいかにもお嬢様オーラを漂わせた女子がいた。

 

え?誰?クラスメイト・・・だよな?織斑の知り合い?

 

「訊いてます?お返事は?」

 

「あ、ああ。訊いてるけど・・・どういう用件だ?」

 

織斑が金髪縦ロールにそう返す。

 

あれ?織斑の知り合いじゃないのか?

 

「まあ!なんですの、そのお返事は。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではないかしら?」

 

「「・・・・・・」」

 

うわー、こいつ女尊男卑思考の典型的なやつだわ。俺嫌いなんだよなこういうやつ。

 

ISが出てから女尊男卑になってこの世の中はおかしくなった。少なくとも男性は肩身の狭い世界になったのだ。ISは女性に使えて男性には使えない。このことから男性は女性の下僕だと極端な考えを持った女性が出てきた。中でも酷い例を挙げると女性が知り合いでもない男性に服を買わせるなど、それを拒否すると痴漢だと騒ぎ警察に突き出すなど、特に酷いのは女性が犯罪を起こしても大体が無罪、悪くても懲役2年など刑が軽すぎたりなどいろいろとおかしい。男尊女卑だった頃でもここまで酷くはなかった。女性全員がこのような考えを持っているとはいわないが、現在2~3割の女性はこの考えだ。目の前にいる彼女もその一人なのだろう。

 

「悪いな。俺、君が誰か知らないし」

 

「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを?」

 

織斑に信じられないといった様子でオルコットは言う。

 

イギリスの代表候補生・・・ね。比べる相手が悪いんだけどもっとすごい人が身近にいるからなー。確かにすごいんだけどなんか・・・ね?

 

「あ、質問いいか?」

 

「ふん、下々の者の要求に応えるのも貴族の役目ですわ。よろしくてよ」

 

本当にこいつのこの上から目線腹立つな。てかこいつマジでお嬢様だったのかよ。見たまんま過ぎんだろ。もうちょい捻れよ。

 

俺がそんなことを考えていると織斑の口から信じられない一言が出た。

 

「代表候補生って何だ?」

 

ガタタッ

 

クラスの女子がずっこけた。俺もずっこけはしないものの結構驚いている。

 

え?マジ?流石にネタだよな?

 

「あ、あ、あ・・・」

 

「あ?」

 

「あなたっ、本気でおっしゃってますの!?」

 

「おう、知らん。勝は知ってるか?」

 

ここで俺に振るなよ・・・。

 

「知ってるも何も、名前からして想像くらいつくだろ・・・。代表候補生。そのまんま時期国家代表の候補の1人だよ。簡単に言うとエリート―――」

 

「そう!エリートなのですわ!」

 

「・・・」

 

俺が説明をしているところにオルコットが割って入る。

 

さっきからなんなのお前。いちいち人の会話ぶった切らないと気が済まないの?ふつうにあったまるんだが?

 

俺のイライラを知ってか知らずかオルコットは続ける。

 

「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡・・・幸運ですのよ」

 

俺は幸運どころか大凶だって言われた方が信じられるわ。お前とこれから1年うまくやってける気が微塵もしないしな。

 

俺は内心で毒づく。

 

「そうか。それはラッキーだ」

 

「・・・馬鹿にしてますの?」

 

「・・・ぷっ」

 

やべ。

 

「あなた今笑いましたわね?」

 

「え?いや・・・」

 

「大体あなた、さっきから何も話さないしなんですの?」

 

「いや、なんですの?って言われても・・・」

 

「自分の意見も言えない人間にISを何も知らないお馬鹿さん。男でISを操縦できると聞いていましたから、少しくらい知性さを感じさせるかと思っていましたけど、期待はずれですわね」

 

おいコラ、織斑はともかく俺はちゃんと基礎くらいできてるつもりだぞ?

 

「俺に何かを期待されても困るんだが」

 

織斑がそう返す。

 

てかお前もお前でよく平然としてられるな。ここまで馬鹿にされると大なり小なりイラッと来ると思うんだけど。

 

「ふん。まあでも?わたくしは優秀ですから、あなた方のような人間にも優しくしてあげますわよ。ISのことでわからないことがあれば、まあ・・・泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ?何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」

 

お前に教わんなくても、もっと優秀な教育係が教えてくれるわ。それに泣いて頼まれないと教えないくせに優しいとか笑わせるな。IS云々の前にまず常識を学びなおしてこいや。

 

言うと面倒なことになるうえ目立つので、絶対に本人の前では言わない。

 

「入試って、あれか?IS動かして戦うやつ?」

 

「それ以外に入試などありませんわ」

 

え?俺楯無先輩から「女子の中に男子が一人だけで受けるのも大変だろうからって」個別で筆記試験受けたんだけど・・・。あれ?

 

「あれ?俺も倒したぞ、教官」

 

「「は・・・?」」

 

織斑の口から衝撃的な一言が出た。




こうしてみると一夏ってちょっとしたことでキレないイメージですよね。
いや、そうでもないか。
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