IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園 作:麒麟
どこら辺かわかりますかね?
織斑の一言で教室の空気が固まる。
え?マジで?素人がよく勝てたな。織斑って見た目と違って能筋?
俺がそんなことを考えているとオルコットがゆっくりと口を開く。
「わ、わたくしだけと聞きましたが?」
「女子ではってオチじゃないのか?」
そしてさらにオルコットが固まる。
オルコットのぼうぎょりょくが上がったってか?てかお前ら織斑先生によく勝てたな。あの人全盛期は初代ブリュンヒルデになるほどの人だぞ?引退した今でも結構強いらしいし。まあ手加減もされてたんだろうけど。でもそれを含めても倒すって今年の1年生そんなに優秀なの?
「つ、つまり、わたくしだけではないと・・・・・・?」
「いや、知らないけど」
織斑の言葉を聞いたオルコットがすごい形相で俺を見る。
「あ、あなたはどうですの!?教官を倒しましたの!?」
オルコットが今度は俺に詰め寄ってくる。
「い、いや。素人の俺が織斑先生に勝てるわけないだろ。良い感じに遊ばれて負けたよ」
目を逸らしながら俺は答える。
うん、あの人手加減しててもめちゃくちゃ強いんだ。むしろお前らがどうやって勝ったのか知りたいわ。
何も反応が返ってこないのでオルコットを見ると驚いた顔でこっちを見ている。
え?何?お前勝ったんでしょ?何で固まってんの?
助けを求めるために織斑の方を向くと、織斑も驚いた顔でこっちを見ている。というよりクラス全体が驚いた顔でこっちを見ている。
え?何?俺なんかおかしいこと言った?
困惑している俺に織斑が口を開く。
「ま、勝!お前、千冬姉と戦ったのか!?」
「お、おう・・・」
俺の肩を両腕でしっかりと掴んで興奮気味に詰め寄って聞いてくる織斑に弱冠引きながら答える。
ちょ、近い近い!
「いや、お前も織斑先生と戦ったんじゃないの?」
「いや、俺の相手は千冬姉じゃなくて別の先生だった。今思い出したら山田先生だったと思う」
試験官は人によって違うのか。まあ考えてみれば当然か。1クラス30人前後で4クラスあるから合格した人だけでも120人前後、落ちた受験者とIS学園の倍率を考えれば300人前後ってとこか。そんな数ひとりで相手なんてしてらんねーわな。試験官の数は10人前後ってとこか。その中から織斑先生を引いたのは運がいいのか悪いのかわかんねーな。
「それに勝ったって言っても向こうが自滅しただけで俺は何もしてないし」
マジかよ・・・。試験官が自滅したら試験になんねーだろ。しかもこの様子だと再試してないみたいだし。ここの規則はいったいどうなってんだ?
「ち、ちょっと!わたくしを無視して勝手に話を―――」
キーンコーンカーンコーン♪
オルコットの声がチャイムによって遮られる。
「っ・・・!また後で来ますわ!逃げないことね!よくって!?」
全然よくない。てかもう二度と来ないでほしい。ぶっちゃけ今の数分間でお前のこと嫌いなったわ。
オルコットは捨て台詞を吐くと自分の席に戻っていった。
「じ、じゃあ俺も戻るからまた後でな」
え?お前も来んの?別に嫌いじゃないけどお前と関わると必ず面倒事に巻き込まれるからできればもう来ないでほしいんだけど。
俺の心の声などもちろん2人に届くはずもなく、織斑も戻ってって行くと教室に織斑先生が入ってきて本日3限目の授業が始まった。
この話書いてて思ったけど一夏がセシリアに絡まれてるとき箒って何やってるんだろう?
普通に割って入ってきそうなんだけどな。