IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園 作:麒麟
俺は視線が集まる中ゆっくりと口を開いた。
「まず言わせてもらうとさ、百歩譲って俺が猿だとしても猿以下のお前にごちゃごちゃ言われる筋合いねーんだわ」
「なっ!?こ、このわたくしが、イギリスの代表候補生であるこのセシリア・オルコットが猿以下ですって!?」
オルコットの俺に怒鳴る。
「だってそうだろ?お前は日本人を極東の猿だって罵ったんだぜ?それはISを開発した篠ノ之束も、初代ブリュンヒルデである織斑先生も猿だってことだろ?どっちも日本人であることに変わりはないからな」
「なっ・・・!?」
「つまり、お前の言ったことをそのまま受け取ると、猿が作ったものについて学ぶために、自国より技術が後進的な島国の猿に教えを乞いに来てる私は猿以下ですって言ってるようにしか聞こえねーんだわ」
「わ、わたくしは―――」
「はいはい、今は俺が意見を言ってるんだ。猿以下のオルコットさんは黙ろうな?それともあれか?猿以下のオルコットさんは人のお話も満足に聞くことができないのかな?」
「・・・っ!!」
途中でオルコットが口を挟もうとしてくるが俺は口を出させない。
散々言いたい放題言ってくれたからな。いい加減こっちも我慢の限界なんだわ。
「まあ確かにな、このクラスで一番実力があるのはオルコットだって言ってるのは正しいと思うぜ?代表候補生で主席らしいからな。でも圧倒的に常識不足だわ。素直に立候補すりゃよかったのにわざわざ日本人全員に喧嘩売っちゃうんだもんな」
「だ、黙って聞いていれば―――」
「それはこっちのセリフだよ。休み時間といい今といい、お前が俺を煽らなきゃ口出しするつもりなかったんだ。それに俺は口が悪い自覚してるし間違ってることは言ってねーはずだ」
結構言ったがこれでもまだ全然言い足りない。
「それに他にも言わせてもらえば日本の技術が後進的とか本気で言ってんの?最先端技術であるISを開発したのは篠ノ之束だぜ?」
まあ、篠ノ之束がひとりで開発したのを考えると日本の技術として誇ることはできないけどな。
「それに国家代表と代表候補生なんて・・・・・・オルコット以外の国家代表や代表候補生、それらを目標にしている皆さんごめんなさい。これから言うことは俺個人の意見なのでどうか『こういう考えのやつもいるんだな』程度に聞き流してください」
俺はそう言って頭を下げた。
ガタタッ
クラスの何人かがずっこける。
「お、お前、ここまで喋っといてそれかよ・・・」
「いや、これはオルコットだけじゃなくて他の人にも不快な思いさせるから、これに関係のない方々には申し訳ないなって思ったからさ」
織斑が呆れたように言う。
いや、だってここで思ったことそのまま言ったらオルコットと変わんねーじゃん。敵なんて増やすもんじゃねーよ。
「・・・ゴホン、では気を取り直して。オルコットはことあるごとに自分が代表候補生だって自慢げに言ってるけどさ、それってそんなに自慢できることなの?国家代表も代表候補生も言っちまえば国の消耗品だぜ?」
「ほう?どういう意味だ、天道」
これには織斑先生も突っ込んできた。俺はどうやらラスボスを敵に回してしまったらしい。
げ、こっちも反応しちまったか。
「あ、あくまで俺個人の意見ですからね?」
「それはさっきも聞いた。言ってみろ」
この人の威圧感半端ないからあんまりこの人の前で意見言いたくないんだけど、言っちまったもんはしかたない。
俺はまたゆっくりと口を開いた。
もうちょっと続きます。