IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園 作:麒麟
おかしいな、俺ロリコンじゃないはずなのに・・・。
どちらかというと年上のおねーさんが好きなはずなんだが・・・。
授業が終わるとオルコットが織斑の方に行き、織斑に言った。
「安心しましたわ。まさか訓練機で対戦しようとは思っていなかったでしょうけど」
格ゲーみたいに言うな。しかもまた絡んでるよ・・・。見つかんないうちに飯食いに行こ。
そこまで考えてからの俺の行動は早かった。カバンから財布を取り出して静かに席を立ち、クラスから出る。そして学食まで一直線。
ふ、ちょろいな。
そして学食に着き、券売機に並んで順番を待っていると
「あ、天道君」
声を掛けられたので振り向くと黛先輩がいた。
ある意味オルコットよりめんどくさそうなのに見つかってしまった・・・。まあイライラすることはないから精神的には楽だけど・・・ね?
「今日はひとり?」
「ええ、まあ・・・」
バレないようにこっそり抜け出してきたのにお供がいるわけなかろう?
「じゃあちょうどよかった。昨日の件について食事しながら取材させてよ!」
黛先輩が声を弾ませながら言う。
いや、そんなキラキラした目で言われても困るんですけど。
「それはちょっと勘弁していただきたいんですけど・・・」
「えー?ちょっとだけでいいからさ!ね?」
「いや、ね?って言われても・・・」
何が彼女をそこまでさせるのか、黛先輩はしつこくお願いしてくる。そんな黛先輩に困っていると俺の買う番になった。
「あ、あとがつかえてるので、まず買っちゃいましょう!ね?」
「・・・そうね。でも、諦めないからね!」
いや、諦めてください、お願いします。何でも島風。・・・いや、何でもはしないな、うん。
とりあえず俺は食券を買って品物と交換して席に着くと、黛先輩もこっちに来た。
何でこっちにくるんですかね~?まあ、目的はわかってるけどさ。
そして席に座るなり黛先輩はペンとメモ用紙を出し、意気揚々と口を開く。
「で、昨日の発言を詳しく!!」
「いや、だからお断りしますって。これ以上反感を買うようなことしたくないので」
「そこをなんとか!天道君と同じクラスの子にも取材したんだけど、やっぱり本人の口から聞きたいのよ!!」
いや、もう取材してたのかよ!仕事が早いな!!
「絶対に嫌です」
そう言って俺は黙々と昼飯を食べる。因みに俺がタレカツ丼で黛先輩が焼き魚定食だ。
口の中にタレカツの味が広がって・・・うん、OC!・・・やめよ、なんか食欲失せてくる。
そんな感じで黙々と食べていると、黛先輩が何かを決心したような顔をしてこう言った。
「・・・わかったわ!3日後までにセシリアちゃんの戦い方や切り札、その他にも試合で役立ちそうなことを調べつくしてきてその情報を渡す!これでどう!?」
「いや、どう!?って言われても・・・。オルコットの戦闘スタイルや専用機のことなんてネットで調べればいくらでも出てくるじゃないですか」
俺がそういうと黛先輩はチッチッチと指を振る。
それ大爆発とか起こさない?大丈夫?
「私は新聞部の副部長よ!ネットに転がってる情報なんかよりもよっぽど役に立つ情報を見つけて来れるわ!それに私、整備課だから機体の弱点とかも調べられるわよ!で、この情報を渡す代わりに天道君が私の取材を受けるの!これでどう!?」
いや、確かに交換条件としては対等かそれ以上だし好条件だとは思うけどさ。
「・・・なんでそんなに俺に取材したいんですか?俺より織斑の方がイケメンだし、面白いと思いますよ?」
そう、今黛先輩に質問したように織斑ではなくなぜ俺なのかがわからない。織斑は織斑先生の弟でありイケメンだから、俺なんかよりもよっぽど女子受けのいい記事が書けるはずなのだ。しつこくイケメンの部分を強調するのは単純だ。容姿がいい方と悪くはないが良くもない方、どちらがいいかと聞かれれば当然良い方に決まっているからだ。だからこそいろんな意味で織斑に劣る俺にそこまでして取材をしたいのかがわからなかった。
「もちろん織斑君にもちゃんと取材するよ?それでも天道君にここまでして取材するのは、天道君の方が事件的な意味で話題が飛び交ってるからだよ。確かにイケメンなのは織斑君の方だし、織斑先生の弟であることは大きいよ?」
はっきり言うな~。本当のことだし俺も言ったことだけどさ。
「でも今のところそれだけなんだよね。記者としてはステータスより事件や出来事の大きさで記事を書きたいの。だから、クラス内で大きな発言をした天道君の取材を是が非でもしたいってわけ。早く学園に来ただけあって2、3年生に知り合いの人もいるみたいだから、少なくともその人たちは見てくれると思うしね」
たしかに生徒会の仕事で何回か他の先輩と話したことはある。でも事務的な内容だけだし、知り合いってほどでもないと思うんだが。
「まあ、大まかな理由はこの辺かな。わかった?」
「・・・まあ、なんとなくは」
「あとは個人的な理由だけど、たっちゃんが好評価してるってのもあるかな。君、すごく頑張ってるみたいじゃん?」
あの人そんなこと言ってたのか。嬉しい反面、ちょっと恥ずかしいな。
「で、どう?受けてくれる気になった?」
理由を話し終えた黛先輩は聞いてくる。
「・・・変なこと書きません?」
「書かない書かない!だから安心して!!」
黛先輩の答えを聞いて俺は少し考える。
条件は悪くないし、評価もしてもらってる。それに変なことは書かないってことは反感を買う要素が少なくなるってことか。それなら・・・いいかな。
「・・・わかりました。その取材、受けましょう」
「本当!?」
「ただし、さっき言った条件は守ってもらいますよ?」
「もちろん!じゃあ金曜の放課後でいい?」
「放課後は訓練があるので、できれば夕食の時間かそれ以降にしてもらえるとありがたいんですが・・・」
「ん、了解!じゃあ金曜の夕食の時間、食堂ね!!」
そんなこんなで俺は黛先輩の取材を受けることになった。あと、何かあった時のためということでラインも交換した。因みに生徒会のメンバーとはとっくに交換済みである。
まだ半日しか経ってないのにいろいろあったな~。
IS学園は退屈しません、まる。
何で薫子さん出したんだろ?
思いつきで書いてると書くつもりのなかったことばかり書いてしまうから不思議。