IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園 作:麒麟
今回のストーリーも楽しみです!
途中で本音たちと別れて2年の食堂に着いた。別れる際に
「やっぱり生徒会長とそういう関係なの?」
と谷本さんにニヤニヤしながら言われ、きっぱりと否定するなんてやりとりあったが、まあそんなことはどうでもいいだろう。いつも通りの手順で飯を受け取って楯無先輩と虚先輩を探す。
「あ、勝君。こっちこっち」
見ると楯無先輩と虚先輩の他にも黛先輩がいた。
あれ?もうオルコットの情報集まったのか?
不思議に思いながら席に着く。
「聞いたよ、天道君!またセシリアちゃんと喧嘩したんだって?」
「まあ、はい・・・」
黛先輩が相変わらずキラキラした目で聞いてくる。
ああ、そのことね。てか情報速すぎない?本当にあなたの情報網どうなってんの?
「いま薫子ちゃんにそのこと聞いてたんだけど勝君、訓練の時そんなこと一言も言ってなかったよね?」
そう言って楯無先輩は扇子を開く。扇子には相変わらず達筆な文字で「おこだよっ!」と書いてある。その扇子の文字を見て可愛いと思ったのは秘密だ。
「いや、言うほどのことでもないじゃないですか」
「まあそうだけどさ。一言くらい言ってほしかったなあ」
そう言って楯無先輩は若干不満そうな顔をする。
その不満そうな顔やめてよ。ワンチャンあると勘違いしちゃうだろ。男は勘違いしやすいんだぞ!普段女性と関わってないと特にだ!!
そんなことを考えつつも表に出さないように謝る。
「すみません」
「おー、お熱いねえお二人さん♪私の前でそのイチャイチャ具合、記事にしてほしいのかな?」
「違います!!」
俺が謝るのを見て黛先輩が不穏な発言をしたので俺が即否定する。
そんなことされたら殺されてしまう!主に生徒会長のファンに!!
余談だが生徒会長は同性であるにも関わらず持てるらしい。やはりこの学園はレズが多いようだ。
「あはは、冗談だって。たっちゃんだって本気でそうやってるわけじゃないでしょ?」
「あ、バレた?」
そう言うと楯無先輩はニコッと笑う。さっきのはからかってるだけだったようだ。
・・・うん、そうだよね!そんなこったろうと思ったよ!!
今度は俺が不満な顔をする番だった。
「あはは、ごめんごめん」
楯無先輩が笑いながら謝ってくる。
「お嬢様は天道君をからかい過ぎです」
「だって勝君からかうと面白いんだもん」
虚さんがそう言ってくれるが楯無先輩はどこ吹く風だ。
ああ、俺の見方は虚先輩だけだ。黛先輩?論外でしょ。
「それは・・・まあ、わからなくもないですが」
訂正、虚先輩も敵らしい。
「ああ、それわかるかも。初々しいっていうか、いい反応するよね!」
うん、やっぱこの人は論外であってた。
「っと、まあそんなことは置いといて・・・セシリアちゃんとの喧嘩について一言!」
そう言って黛先輩はペンとメモを出して、ペンをマイク代わりにして聞いてくる。
「拒否します」
即答する。
「まあまあ、そんなこと言わずに、ね?」
「嫌です」
断固拒否して飯を食い始める。からかわれたせめてもの抵抗だ。俺がどうしても答えないのをみて、黛先輩が楯無先輩に言った。
「たっちゃんや、どうしたら天道君は話してくれるかね?」
「そうねえ、勝君の好きな女の子のタイプを記事にしないのと交換条件というのはいかがだろうか?」
「!?」
口の中のものを吹き出しはしなかったものの、慌てて飲み込む。
ちょっと待て!そんなこと書こうとしてたのか!?てか俺の好きな女性のタイプなんて言った覚えねーぞ!?
「ほう、天道君の好きな女の子のタイプを記事に・・・」
「うん。私、勝君の好きな女の子のタイプ知ってるよ」
「何で!?俺そんなこと言った覚えないですよ!?」
本当に何で!?
「ひ・み・つ♪」
楯無先輩が口に人差し指を立てながら言った。
うぜえ!美人がやっててこれほどうざい「ひ・み・つ」なんて初めてだ!!
「それは私が答えましょう。以前天道君が私たちに『艦これ』を見せてくれた時にパスワードを打ちましたよね?そのパスワードをお嬢様が覚えていてあの後開いたんです。おそらくその後にも何回か開いているかと。それで育っていたキャラが天道君のタイプだと思ったのでしょう」
「ちょっと、虚ちゃん!?」
なるほど。だからちょいちょい資材が減ってたり、艦娘のレベルが上がってたのか!後でパスワード変えておこう!
「止めてくれなかったんですか?」
「すみません。止めたのですが私の力では何ともなりませんでした」
「そうですか・・・」
まあ主従関係らしいし、そうでなくても楯無先輩を止めるのは難しいから仕方ないか。
「お嬢様も謝ってください」
「う・・・。ごめんなさい」
「ああ、はい。でも、次からはしないでくださいね?」
「はい・・・」
虚先輩に言われて楯無先輩が謝り、俺が許す。
まあ轟沈した艦娘が1人もいなかったし、普段世話になってから許すけどさ。普段俺が謝る立場だからなんか不思議だ。
「それで?天道君のタイプの女の子って?」
「あ、それは―――」
「ちょっと!?」
楯無先輩がケロッとした顔で黛先輩の質問に答えようとする。
この人まったく反省してないな!?虚先輩、止めるの手つd・・・ってなんであなたまで興味津々に聞こうとしてるんですか!?やっぱり敵なのか!?まずい!このままじゃ絶対記事にされちまう!!
「わかりました!金曜日にオルコットとの喧嘩の件についても話しますから!どうかそれだけは!!」
しょうがないので取材を受けることにした。自分の好みがバラされるよりよっぽどましだろう。
「うん、わかった。じゃあこれは記事にしない」
最初からするつもりがなかったのかあっさりと引き下がる黛先輩。
よかった。記事にされなくて本当によかった!
「あ、でも天道君の好きなタイプは教えて」
「うん、あのね―――」
「だからあああああ!!」
そんなこんなで結局黛先輩に暴露されてしまった。この学園で俺の人権はないらしい。今日もIS学園は平和です、まる。
13話の最後のフラグを回収してないのを思い出してあわてて書きました。
うまく書けてるかな?