IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園 作:麒麟
俺のシールドエネルギーが498なのに対してオルコットが567。オルコットの方がビットを1機壊したものの、オルコットが優勢であることにかわりはない。
よし!
ビットが撃ってくるレーザーを避けながら、俺はもう1丁マシンガンを展開してオルコットとビットの両方に構えて撃つ。
「その手は食いませんわ!!」
オルコットはビットでの攻撃を止め、マシンガンの弾を躱す。もちろんビットも躱された。
レーザーは撃てなくても、ビットを動かしながら避けることはできるのか。でもやっぱりこの間に攻撃は止むな。
オルコットの動きを観察しながら次に使う作戦を考える。
相手の残りのエネルギーを考えるとアレはまだ早い。やっぱビットだけじゃなくエネルギーも削らないことには始まらないな。
「さっきからブルー・ティアーズを狙っているようですけど、簡単に破壊させるほどこのセシリア・オルコットは甘くなくってよ!!」
オルコットはそう言うと今度はこっちの番だとばかりにライフルを撃ってくる。どうやらビットを攻撃されることを警戒しているようだ。
「チッ」
俺は慌てて躱すが、やはりライフルの速度が速いせいで掠ってしまった。当然エネルギーが減るがライフルだけでなくビットへの警戒もしなければならないので気にしている余裕がない。そしてライフルを避けた先にはやはりビットがあった。予想通りのことなのでビットの攻撃を躱しながらマシンガンを構えて連射する。が、相手もマシンガンを撃ってくることを読んでいたのか、すぐに避けられる。
やっぱバレてるとそう簡単にやらせてくれないか。にしてもライフルとビットは速さが桁違いだな。ビットの攻撃は避けられるけどライフルはどうしても掠っちまう。楯無先輩に訓練を手伝ってもらってなかったらとっくにやられてたな。
押され気味の戦況を見て改めてオルコットが代表候補生なんだと再認識する。
・・・こりゃシールドエネルギーがあるうちにやっとくしかないな。
俺は覚悟を決めるとマシンガンでビットを牽制しながらオルコットに突っ込んだ。
「なるほど、考えましたわね!でもその程度じゃわたくしにはとどきませんわ!!」
ビットでの攻撃を止めてライフルで狙撃してくる。直撃は避けながらも俺は突っ込むが、やはり当たっているためシールドエネルギーが減っていく。
くそっ!耐えてくれよ!!
オルコットとの距離があと100m位になった。
「なかなかしぶといですわね。でもこれでおしまいですわ!!」
そう言ってオルコットが腰のBT兵器を俺に向けてミサイルを撃ってきた。
今だ!!
俺はさっきより加速してそのミサイルを避けると両手にグレネードを2つずつ展開。オルコットの腰の部分に投げてイグニッション・ブーストで一気に上昇。このイグニッション・ブーストは最後の切り札を使うために楯無先輩に教えてもらった技だ。
「なっ!?」
ミサイルを避けられたことが意外なのかオルコットが驚きその場に硬直して、その間にグレネードが爆発する。
ドカーンッ
「きゃあああああ!!」
爆発が直撃したオルコットが悲鳴を上げその場で硬直。今の攻撃でオルコットのシールドエネルギーが315になる。本来であればここで1度距離を取るつもりだったが、与えたダメージが思いのほか大きかったのと相手がその場で硬直しているのを見て、俺切り札を使うことにした。
エネルギーの残りが200を切ってるし、オルコットのエネルギーもまだ300ちょいあるけど、今しかチャンスはない!!
俺はもう1回イグニッション・ブーストで硬直しているオルコットに突っ込みながらクアッド・ファランクスを展開。この武装はガトリング砲で、高火力を誇るがあまりの重量と発射時の反動が大きすぎるのため、これを使用している最中は固定砲台になってしまうというリスクがある。が・・・
こいつで押し潰してやる!!
今回俺はこれを鈍器として使用する。故にガトリング砲としてリスクでしかない重量が今回は武器になる。
ドンッ
「うおおおおおおおおっ!!」
爆発で身動きが取れないオルコットをクアッド・ファランクスで叩きつけ、そのまま地面に突っ込む。
ドカンッ
「ぐはっ!?」
俺はオルコットを地面に押し付けるともう1回上昇する。オルコットは地面にたたきつけられたダメージと、クアッド・ファランクスの重量ですぐに体制を立て直せない。
「これで終わりだ!!」
俺はオルコットが起き上がる前に急いで残ったグレネードを全て投げつけて、クアッド・ファランクスごと爆発させる。
ドカアアアアアアアアアンッ
クアッド・ファランクス自体の爆発も混ざったため、さっきよりも爆発が大きい。
「はあ・・・はあ・・・」
俺はマシンガンを構えながら爆発した場所を見る
使える手はすべて使ったし、シールドエネルギーも50を切った。もうグレネードも残ってないしマシンガンの弾もあと僅かだ。これでまだ残ってたらマジでやべえな。
俺は爆風にマシンガンを構えながら警戒するがオルコットは出てこない。さきほどの爆発が予想以上の破壊力だったのを思い出して俺は不安になる
・・・出てこねーけどこれ死んでないよな?考えてみれば思ったより爆発の威力高かったんだけど。
俺が多少不安になっていると爆風が晴れる。するとそこにはかなりボロボロのISに乗って、所々怪我をしているオルコットが倒れていた。意識は失っているが致命傷はないようだ。
よかった。死んでないし、致命傷ってわけでもなさそうだ。てかあれだけの爆発まともに食らってこの程度で済むとか!すげーなIS!!
『試合終了。勝者、天道勝。なお、救護班は至急、オルコットを手当せよ』
織斑先生が試合の終了と俺の勝利をアナウンスする。
俺、勝ったのか?
自分の勝利を認識すると俺は今まで生きてきた中で一番嬉しくなった。
「よっしゃあっ!!」
俺はギリギリながらもオルコットとの試合に勝った。
はい、というわけで主人公の勝利で終わりました。
いやね、流石に毎日刀奈さん相手にしてたらセシリアくらいなら勝てるんじゃないかと作者は思うわけですよ。
本当はセシリア大怪我でもよかったんですけど残りのエネルギー考えたら絶対防御で助かるかなと思いました。