IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園   作:麒麟

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飽きたといっても暇な時間にちまちま書いてたら1話分できてたから投稿。
5月くらいにはまた更新するようになるんかな?
とりあえずちゃんと完結はしたいなとは思ってます。


第51話 「結構難しいな」

本音達と別れて部屋に戻ってくると楯無先輩の他にも黛先輩がいた。

 

「あら、おかえり」

 

「あ、勝君。待ってたよー」

 

「あ、はい。ただいまです。黛先輩どうしたんですか?」

 

「セシリアちゃんの情報の入ったUSB渡した時に取材受けてくれるって約束したでしょ?」

 

「あ、その事ですか」

 

「うん。本当は今日の夕食の時に取材しようと思ってたんだけど、今日の夕食の時間に勝君いなかったからたっちゃんに聞いたら、夜から試合の反省会するって言うからその時に取材もしちゃおうと思ってお邪魔させてもらったの」

 

俺が何で黛先輩もいるのか聞くと、黛先輩はそう答えた。

 

なるほど。確かに同じことを2回言うより、こうやって取材してもらった方が一気に終わって丁度いいな。

 

「じゃあそろそろ反省会始めましょうか。薫子ちゃんも聞きたいことがあったらどんどん聞いてね、勝君に」

 

楯無先輩じゃないんかい!確かに俺の取材だから俺が答えないと意味ないけどさ!

 

「了解!じゃあまずは初日の発言について一言!」

 

「あれはあの時も言ったようにあくまで俺個人の考えで、誰しもがそう考えているとは思ってません。世界大戦中の自衛隊のような『お国のためにっ!!』て人にとって国家代表と代表候補生はこれ以上にないやりがいのある仕事ですし、俺みたいな考えの人はあんな仕事絶対やりたくないって考えるってことです。要は国家代表と代表候補生に対する考え方は人それぞれで俺は後者だってことです。なので俺の発言で不快になった方には申し訳ないとは思ってますが、この考えを改めるつもりはありません。こいつはそう考えてるんだ程度に聞き流して貰えたらと思ってます」

 

「ふむふむ、なるほどなるほど」

 

俺が答えると黛先輩はペンでメモをとる。

 

「それじゃあ次はセシリアちゃんとの口論について詳しく!」

 

「詳しくって言われても・・・」

 

何を言えばいいんだ?経緯とかは他のクラスメイトに取材したって言ってたから当然知ってるだろうし。

 

「うーん、じゃあセシリアちゃんに言いすぎたとかある?」

 

「いや、それはないです。その時言ったことは俺の嘘偽りない本音ですから。今でもオルコットのことは嫌いですしね」

 

俺がそう言うと黛先輩が引きつった顔をして楯無先輩が驚いた顔をする。

 

「は、はっきり言うね・・・」

 

「うん、おねーさん意外。勝君は敵を作ることを嫌がるから、もっとオブラートに包んで言うかのと思ってた」

 

俺がそう言うと楯無先輩と黛先輩は驚いてそう言った。

 

「俺とオルコットの仲が険悪なのは周知の事実ですから。それに黛先輩にはオルコットの情報をたくさんもらいましたから、できるだけ包み隠さずストレートに答えるつもりですよ」

 

もう結構やらかしてる感あるから今更隠すこともないだろうしな。

 

「そう?それじゃあお言葉に甘えてどんどん聞いちゃうよ!セシリアちゃんと試合してみてどうだった?」

 

「あんなんでも代表候補生なんだなって実感したのと、初めての実践だったのでちょっと怖かったですね。あとオルコットに勝った時の達成感は半端なかったです」

 

「ふむふむ。その辺はたっちゃんから聞いた通りと・・・」

 

事前に取材済みかよ!まあうっすらと予想はしてたけどさ!

 

「じゃあ次は織斑君との試合の感想は?」

 

「一言で表すなら悔しいです。ただ自分の改善点を見つけることができたので有意義な試合になったと思います」

 

「ふむふむ。じゃあ―――」

 

「はい、ここでおねーさんから質問!勝君が自分で見つけた改善点って何?」

 

楯無先輩が黛先輩を遮って聞いてくる。

 

「えと、接近戦が弱いのと判断力、あとは精神的な問題ですね」

 

「どこでそう思った?」

 

「織斑が接近してくるのに対してマシンガンとグレネードで距離を取ることしかできなかったことと織斑に接近してワンパン入れた時に怯ませられなかったところで接近戦での弱さ、武装を警戒しすぎて攻撃をできなかったところで判断力、織斑のタフさを舐めていたところと織斑がワンパンを受けてもひるまず攻撃してきた時に逆に俺が怯んでしまったところで精神力ですね」

 

「うん、確かにそれであってるんだけどちょっと惜しいかな」

 

「惜しい?」

 

俺まだなんかダメなとこあんのか・・・。

 

「うん。あと勝君の改善点は予想外のことに対する対応力ね」

 

「予想外のことに対する対応力、ですか?」

 

「うん。勝君は攻撃する前にどうなるかを計算してから攻撃するよね?だから攻撃の最中に計算外の事が起こると驚いて硬直しちゃうのよ。織斑君に接近した時もそれが原因で逃げ遅れたでしょ?これは精神的なものでもあるけどそれとは別に考えないといけないのよ」

 

「なるほど・・・」

 

確かに精神的なものだと思っていたが違うものだと考えてもいいかもしれない。

 

「まあこれはすぐに解決するのは難しいけどね。精神的なものは慣れるしかない部分もあるから」

 

「そうなんですか?」

 

「うん。だからこれからは訓練が終わる前に必ず模擬戦を組み入れようと思うの。それも限りなく実践に近い、ね」

 

「・・・マジっすか?」

 

「うん、マジマジ。それなら接近戦と判断力も尽くしね」

 

楯無先輩と実践に限りなく近い模擬戦をほぼ毎日・・・やべえ、軽く死ねる!!

 

「・・・何?私との模擬戦、そんなに嫌なの?」

 

顔に出ていたのか楯無先輩が不満そうな顔で聞いてくる。

 

「・・・だって学園最強とほぼ毎日ガチ試合ですよ?」

 

「いいんじゃない?その分実力はつくでしょ?」

 

黛先輩がそう言った。

 

「いや、確かにそうなんですけど・・・死にません?俺」

 

「大丈夫よ。ちゃんとギリギリ死なない程度に加減するから」

 

「何その不安が加速する発言!?」

 

そこはちゃんとフォローしてくれよ!!

 

「じゃあやらないの?」

 

「・・・やりますよ。どの道実力つけなきゃおしまいですから」

 

いろんな意味で。ここで生活する以上実力つけなきゃ生きていねーだろ。あれだけ言ってオルコットに負けてたら口だけだのなんだのって悪い印象が広まったりしてただろうしな。

 

「うん、よろしい」

 

楯無先輩は満足げにそう言った。

 

「じゃあ今後の方針をまとめるわね。今までの訓練は勿論、そこに接近戦の訓練も組み込んで、判断力は模擬戦の後に反省会でどこが良くてどこが悪かったかを反省、精神的な面は模擬戦で慣らしていくことにするわ。あと専用機が届いたら専用機に合わせた戦闘スタイルも考えていくってことで。ここまでで何か質問はある?」

 

そっか。俺も専用機貰えるんだったな。ならそれも後々考慮しなきゃいけないから、まあ大体こんな感じだな。あとは訓練を実際にやっていって何か問題があったらその時解決すればいいか。

 

「いえ、ないです」

 

「じゃあ選抜戦の反省会はおしまい!お疲れ様!」

 

「はい、ありがとうございました!!」

 

どうやら選抜戦の反省会はこれで終了のようだ。

 

結構改善点あったな。まあ、初めての実践だから普通なのかもしれないけど。

 

「さてさて、それじゃあ取材の続きをするよ?」

 

「あ、はい」

 

反省会は終わっても取材はまだまだ続く。

 

「といっても一応はこれで最後なんだけどね」

 

「一応?」

 

「うん。記事を作ってる最中にまた気になることがあったらまた取材させてもらうつもりだから」

 

ああ、なるほど。てかまた来るつもりなのか。別に構わんけどさ。

 

「じゃあ最後に・・・織斑君とセシリアちゃんと今後の目標について一言ずつ頂戴!」

 

「今後の目標についてはいいとして、2人にも一言ずつ・・・ですか?」

 

「うん。試合をした対戦相手に何か一言ってテレビとかで見たことない?」

 

「そりゃありますけど」

 

まさか俺がそんなことを言う日がくるとは思わんかったな。しかもこれ記事にされるんだろ?なんか小っ恥ずかしいな。

 

「いいじゃない。織斑君はともかく、セシリアちゃんには面と向かってズバズバ言っちゃったんだから今更でしょ?」

 

まあ、確かにそうだけどさ。記事にされるかされないかって結構違くない?主に羞恥心的な意味で。まあ言わなきゃ終わんないし、別に記事にされて困るようなことを言うつもりはないから言うけどさ。

 

「じゃあまず織斑から・・・。次は絶対そのインチキブレード攻略して勝つから覚悟しとけ!」

 

「「・・・インチキブレード?」」

 

「えと、織斑の使ってた武装のことなんですけど、名前知らないんでチート性能のブレードってことでインチキブレードって呼んでたんですけど・・・」

 

「「・・・ああ、そう」」

 

何その微妙な空気。やめてよ。

 

「じ、じゃあ次はセシリアちゃんにお願い」

 

オルコットには・・・あれ、全然浮かんでこねえ。

 

「あれ?えーと・・・、ん?」

 

「どうしたの?」

 

「・・・本当に一言がない場合ってどうしたらいいですか?」

 

「・・・え?」

 

「いや、だってさっきも言ったとおり謝る気もなければ嫌いなのは相変わらずだし、そんなやつに一言って言われても・・・」

 

お前のことが嫌いだなんてわざわざ言う必要もないしな。言わなくても記事に書かれるだろうし。

 

「えーと、本当に何にもないの?」

 

「はい」

 

「うーん・・・わかった。じゃあ目標をお願い」

 

オルコットにはなしでもいいのか?てっきり無理矢理にでもなんか言えってくると思ってたんだけど。まあいいか。にしても目標か。やっぱり・・・

 

「今は守られてるだけの立場なので、最低限大切な人くらいは俺の力で守れるようになりたいです」

 

「おお!いいね!でも『俺がみんなを守ってやるぜ!』くらい言って欲しかったなー」

 

「今の俺にそんな力ありませんよ・・・」

 

IS初心者の織斑に負けるくらいだからな。俺も初心者だけどそんなん言い訳にならんし。

 

「自分の力を過信し過ぎるのは良くないけど過小評価し過ぎるのも良くないよ?」

 

「俺は妥当な評価だと思ってるんですけどね」

 

まあでも評価してもらえるのは素直に嬉しいけどね。

 

「それじゃあ今日の取材はこの辺で終わりかな?また何かあったらよろしくね!」

 

「はい」

 

「それじゃあ私は部屋に戻るね。おやすみ」

 

「おやすみ~」

 

「おやすみなさい」

 

取材が終わると黛先輩は自分の部屋に戻っていった。

 

俺ももう寝よう。正直眠くて仕方ない。

 

「それじゃあ楯無先輩、俺もう寝ます。おやすみなさい」

 

「え?あ、うん。おやすみ」

 

俺は楯無先輩に挨拶をして布団に入ると、まだ明かりがついているにも関わらず数十秒で眠りについた。




なんかまとめみたいになっちゃったな・・・。
もう展開の速度については若干諦めてきてます。
今月中に少なくとも選抜戦は完結できると思いたい。
更新ペースが落ちてるから難しいとは思うけど。
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