IS-インフィニット・ストラトス- 自称コミュ障(笑)で思春期な俺 in IS学園 作:麒麟
「・・・ま・・・ん」
誰かの声が聞こえる。
うるさいなあ。まだ眠いんだから寝かせろよ。
「お・・・さる・・・」
声が聞こえると同時に今度は体も揺れる。
だから眠いんだって。
「起きなさい!天道勝!!」
「ひゃい!!」
怒声が聞こえたので一気に目が覚めた。
何々!?何事!?火災でも起きた!?
「やっと起きたわね。おはよう」
「さ、更識先輩?」
声のする方を見ると更識先輩が立っていた。時計を見ると5時を少し過ぎたくらいだ。
まだこんな時間じゃん。朝っぱらからなんなんだよ?
「ほら、ぼーっとしてないで着替えた着替えた」
「?」
わけもわからず更識先輩の言われるがままに俺は着替え始める。
「あー、私服じゃなくてジャージに着替えて」
「え・・・何でですか?」
「何でって、昨日あなたのコーチをするって言ったでしょう?」
「いや、確かに聞きましたけど・・・」
今日からなの!?しかもこんな早朝から!?
「勝くんはただでさえハンデが大きいんだから他の人よりも頑張らなくちゃ!あと朝早くからトレーニングをするのは、学校が始まっても生活リズムを崩さずに続けられるようによ」
マジかよ・・・。
「わかったら早く着替えて。時間が勿体ないわ」
「はい・・・」
更識先輩の言うとおり俺は他の人に比べるとハンデがでかい。だから他の人より頑張らなくてはいけないということも、学園生活が始まっても続けられるように早朝からトレーニングをするというのも納得できる。ただ、今日からやるなら一言言っておいてほしかった。
着替え終わった俺は更識先輩に連れられて陸上競技で使うトラックの前に来た。因みに着替えている間更識先輩はそのまま部屋にいたが、前日にパンツ1枚の姿を見られているためあまり恥ずかしさは感じなかった。というより相部屋なので慣れなければやってられない。
「まずはランニングからね。このトラックは1周400mあるの。最初は毎日ここを5周してもらうわ。でもだんだん回数を増やしていく予定だからそのつもりでね」
ここを5周ってことは2kmか。小学校の時のマラソン大会と同じ距離だな。余裕だろ!
「じゃあ走ろっか」
「え?更識先輩も走るんですか?」
「そうよ?一人で走ってペースを落としたらトレーニングにならないじゃない?誰かと一緒に走ると無意識に遅れないようにするからペースも落ちないし、私も運動になるから調度いいのよ」
そう言って更識先輩が広げた扇子には達筆な文字で「切磋琢磨」と書かれている。
毎回思うんだけどその扇子どこから出すの?あとその文字はどうやって変えてるの?いろんな文字が書かれた扇子が何個かあるの?
「じゃあ走るわよ。よーい、スタート!」
更識先輩はそういうと走り出した。俺も遅れないように慌てて追いかける。
「はぁ・・・はぁ・・・」
最初は簡単についていけていたが3周目に入るころにはかなりつらくなっていた。俺が息を切らしているのに対して更識先輩は汗ひとつかかず涼しい顔をして走っている。
マジかよ、俺こんなに体力落ちてんのか!?
そしてようやく5周が終わり俺はその場に仰向けに倒れる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
まだトレーニングが始まって30分くらいしかたってないのにこの様かよ・・・。なんてこった。
「お疲れ」
更識先輩がいつの間に持って来たのかスポーツドリンクを俺にくれた。
「ありがとう、ございます」
俺は更識先輩からスポーツドリンクを受け取り飲む。冷えているのもあってかなりおいしい。
「さて、休憩が済んだら次は筋トレよ。腕立て、腹筋、スクワット各30回ずつを・・・まあ今日は初日だし2セットでいいわ。でも明日からは3セットしてもらうし、ランニングと同様どんどん増やしていくからね?」
まあ、そんな予感はしてた。
「じゃあ休憩終わり!」
その後俺は言われた通り筋トレを終え、部屋に戻ってシャワーを浴びた。更識先輩は女子更衣室で浴びてくるようだ。シャワーを浴びながら俺は考える。
このままじゃまずいな。思った以上に体力が落ちてる。当面の目標は身体能力の向上だな。
シャワーを浴び終えると服を着てまたベッドで寝た。
主人公のトレーニング内容でした。
まあこれ以外にもいろいろ出すけどね!
主人公の体力、絶望的過ぎたかな?