20000UAありがとうございます、非常嬉しいです、皆さんの反響からでしか取れない栄養素がある。
走る、それは鍛える基礎トレーニングとしてよく使われる。
しかし、限界以上に走る事は中々出来ない事だ…無理やりにでも引きずられてでも走らない限り…
「遅い、亀の方が速いぞ‼」
「…これは…キツイ…」
「まだ…まだだな…疾風…」
「喋る余裕あるならペース上げていいな。」
「「⁉」」
カチリという音と共にオッタル、リューの入る滑車の回る速度が上がる。
魔石で動く滑車は云わばハムスターの滑車。
そのスピードは限界を見極めるのが得意な涼介によって、耐えれる限界を走らされていた。
「ハァ…ハァ…」
「もう…無理です…」
「まぁどん位走れるか見る為だったしこんなもんで良いか。」
滑車の電源が切られ、滑車の扉が開かれる。
「なるほど…二人ともまぁそこらの妙手クラスよりは基礎体力あるね、これなら結構飛ばしても良さそうだ。」
「ハァ…そうなのか?」
「…飛ばす…?」
「俺が面倒見てたまに教える事になったのが弟子、その上が妙手、その上からようやく達人なんだ。」
「ふむ…」
「今のお前らは…武術面を除いて考えて、オッタルは達人クラスの下位、リューは上位の妙手位だな。」
「それは、どうなんでしょうか…?オッタルですら達人下位と言うのが…」
「才能無いヤツの限界が妙手中堅位…って考えたらお前らは才能有るよ。」
「…お前に教われば誰でも出来るのではないのか?」
「誰にでも出来るからと言ってそいつ本人が折れちゃ育たんだろ。」
「アナタに教わって折れるのですか…?」
「俺はそもそも折れてる奴は教えてない、才能無くても折れない奴は好きだからちゃんと教えたよ。」
鍛冶摩里巳、才能が無く、元々身体が弱く20まで生きれないと言われた少年を思い出す。
闇が才能至上主義じゃなければ、才能の無い者も達人になれるのだろうか?
それは才能の有る自分にとって未知の事…
「ま、安心しろ。二人がもし才能無くても達人級位には強くしてやるから。」
「頼む。」
「お願いします…」
「んじゃ今から型どおりに素振りな、ミスったらこれで叩くんで。」
悪い笑みをする涼介の手にはハリセンが握られていた。
ハリセンなら…と考える二人に彼は続ける。
「これ、鉄を織った奴だからまぁまぁ痛いからね?」
二人の叫びは教会の敷地内に響くのだった。
―――――
「すまない、ここがヘスティアファミリアのホームで合ってるだろうか?」
教会の入り口にはフィン、リヴェリアと、アイズ…それに気になって付いてきたティオナ・ヒリュテ、ティオネ・ヒリュテ、ベート・ローガというロキファミリアの幹部と幹部候補が集まっていた。
ガレスも来たがっていたが、まだ闇派閥の影響もあり保険として残る事にし、涼介から情報を得る事が出来ればそれを共有することを約束し、残りのメンバーがここに来ていたのだ。
「腕の有るやつはガレス以外来た訳だが…手土産持ち込んだ程度でアイズの頼みを断るヤツになんか聞けると思ってんのか?」
「そうだね…けど、オッタルが弟子になる程の相手…少しでも好感度を上げといて損は無いだろう。」
「そうだな、何も聞けなくても手土産を渡すだけでも悪印象は無いだろう、何か聞ければいいんだが…」
「極東の人っぽいから、私達の知らない話知ってたらいいなぁ~」
「馬鹿ゾネス、てめぇは呑気だな。」
「ベート、あんたも来てるなら私達と同じよ。」
「…ちっ…」
「ロキファミリアの中で最初に教わるのは私、そうに決まってる。」
「アイズ、お前は断られていただろう?それに今回は…」
「あれは好きな女の子に意地悪したいだけ…」
(((((違うと思うけどなぁ…)))))
指摘しないだけの優しさは持ち合わせているロキファミリアの面々だった。
「しかし…どこか別の場所で教えているのか?反応が無いが…」
「神ヘスティアは居るかもしれない…もう一度…」
ガチャリと教会の扉が開く。
「誰だい…?君達は…ロキの所の子だね。」
「そうです、神ヘスティア。今日は親交を深めようと私達は来ました。」
「今リョウスケ君はオッタル君とリュー君に修行を付けてるから、相手は出来ないかも…」
「ではこれを受け取っていただければ…一応最低限の目的は果たせますので…」
「これを…?これって最高級の売り切れ続出のお菓子じゃないか⁉流石にこのまま帰すのは悪いから、リョウスケ君に今大丈夫か聞いてくるね‼」
そう言ってその場を走り去るヘスティアを見て、悪い笑みを見せるフィン。
「ロキから神ヘスティアが善神だと聞いといて良かったね。」
「「フィン…お前…」」
「素敵です‼団長‼」
「スゴイね、フィン。」
「これが…大人…」
呆れるベートとリヴェリアだったが子供組はスゴイ…等と言ってる辺り、考え方が違うのだった。
後アイズ、そいつに学ぶんじゃありません、涼介に嫌われても知りませんよ。
そうこう言っている内に、ヘスティアが戻ってくる。
「お待たせ、入って来ていいよ、三人は中庭に居るから案内するね。」
「「「「「ありがとうございます。」」」」」
「…けっ…」
―――――
中庭に案内されるロキファミリアのメンバー、そこで彼らが見たのは…
白目剥いて倒れ伏すオッタル、リューを横目に本を読む涼介だった。
「ん?来たか。」
「お邪魔するぞ…と言いたい所だが、これは?」
「あ~…修行してて、最初は気絶したのを無理やり叩き起こして続けさせてたんだが、10回目位でどう頑張って起こしてもダメでな…しばらく休憩させてる所だ。」
休憩と言うよりも気絶…と言いたいのをヘスティアも含めた全員が我慢した。
「んで?昨日話さなかった面子も揃えてどうした?最高級のお菓子まで用意して。」
「ああ、キミとは仲良くしたくてね、少し時間が出来たから、何か話でも聞ければ…と思ってね。」
「ふむ…結構直球で聞くんだな。」
「君はその方がいいかなって思ってね。」
「ま、その通りだな、遠回しに言われた方が俺は嫌だね。」
「そうか、良かったよ、君に対しての読みを外さなくて。」
「それで?何が聞きたいんだ?」
「そうだね…君は、どっちなのか…かな。」
「どっち?」
フィンが聞きたかったのは、彼と最初に話した時に違和感を感じたからだ。
それは小さな違和感、人を殺した事のあるという匂いを感じ取った…それも数多くの…
闇派閥、破壊と殺戮を好むこの世界の悪…ヘスティアが善神と言っても、彼がふとした拍子に変わるかもしれない…
その可能性も考えたくは無いが、考えなければならない立場のフィンとしてもここで聞けるなら聞くしかなかった。
「やっぱり匂う?」
「大分薄くなってるみたいだけどね…僕でもないと気づけないだろうね。」
「お前達…何を…?」
「俺はもう人を殺さない…ヘスティアに誓っても良い。」
フィン、そして涼介の過去を聞いていたヘスティアだけが気づけた、その意図を。
「リョウスケ君…」
「納得出来ないってんならこれからの俺を見ていてくれ…ってな。」
フィンは肩を竦め、納得するように頷く。
ヘスティアは目を潤ませ、他の面々は首を傾げるのだった。
―――――
「ここは…?」
「お、ようやく起きたかぁ?お前はかなり強そうなのに血まみれだったから助けてやったんだ、あのままじゃ魔物に殺されそうだったんでな。」
「魔物…?」
「あ?魔物知らねぇなんてありえねぇだろ?…の割に血の匂いはありえねぇ位しやがる、どういうことだ?」
「良くわからないが…助けてもらった礼はしよう、どうすればいい?」
「そうだな、まぁまずお前の名前を聞いておこうか?」
「私の名前は…」
穿彗…だ。
はい、ケンイチでクロスしといて、達人同士の戦いが無いなんてハヤシライスのハヤシ抜き、ライス抜きですからね、お楽しみに。
Q モノローグがツッコミ入れてるけどなんなの? 通りすがりの乳のある方のアマゾネス
A 日給ドングリ3個で作者が拾ってきたヤツです、いやー使いやすくて助かる。
あと、涼介君に質問シリーズとか聞きたい事あるなら活動報告に作るんで書いてください、自分でコネコネして作ります。
無くてもそのうち必要だと思った時に書きますが、質問系考えるの好きなんで、燃料投下してくださるとありがたいです。
楽しめてる?
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面白いよ、このまま進め。
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もうちょい精進しても良いんじゃよ?