新鮮な投下を喰らえ‼
一日三話位書いてて、アイデアが沸くのが止まらないのが逆に怖い今日この頃。
書きあがりが何話出来ても基本的に一日一話投稿です、じゃないとストック作れないんで。
ちなみに、10評価は初だったので天井飛び上がる位喜んでます。
「んで?俺はこの子とは戦うつもり無いんだけど戦わなきゃダメ?」
「ダメ‼」
「君には聞いてない、おやつあげるからおとなしくしててね。」
そう言って屋台で購入したジャガ丸君をアイズの口にねじ込む涼介。
リヴェリアは頭痛そうに抑えながら、涼介に答える。
「いや、戦う必要は無い、キミも疲れただろう、二、三聞きたい事が有るんだがそれに答えてもらえれば幸いだ。」
そんな‼なんて落ち込むアイズを無視しながらリヴェリアは彼に問いかける。
「いや、まぁ疲れてないけど?まあ俺の答えれる範囲なら答えるけど。」
「…ありがとう、それでは、君はどこのファミリア所属だ?」
「ヘスティアファミリアだね。」
「ヘスティア…?聞いたことないが所属してるのはキミだけか?」
「ああ、所謂零細ファミリアってやつさ、俺一人のね。」
「ふむ…それで踏み込んだ事を聞くのだが、どうやってオッタルを倒せるほどの実力を手に入れた?」
リヴェリアはこの質問だけは断られる、と思っていた…他のファミリアの秘密など、詮索する方が悪い…と言う考えが根付いているからだ。
しかし…
「ちゃんと適切に教われば才能の差はあれども、誰でもできる技術だよ?」
リヴェリアは聞いたことを後悔した。
誰にでも出来る技術?適切に教われば…チラリと横の少女を見て更に頭と胃が痛くなる。
そこには…
キラキラとした目で涼介を見つめるアイズが居た。
「リョウスケ、それホント?」
「えっ?な、なにが?」
明らかに狼狽えている、オッタルという世界最強の一人を難なく倒す男が。
尚、彼は過去のトラウマから狼狽えているだけだが…
「誰にでも出来るっていう技術‼教わればホントに誰でも出来るの⁉」
「出来るが…?」
「私に教えて‼」
そう、アイズは力が欲しい…かつて魔物に家族を奪われた彼女はなりふり構わず力を渇望しているのだ。
「え~やだ。」
「え?」
「だから、やだ。」
「どうして?」
私が違うファミリアだから?それなら彼のファミリアに入ってでも…なんて考えるアイズに続ける涼介。
「お前には一番必要な『心』が出来ていない、剥き身の刃物に武術を教えるなんて怖い事出来ねぇよ、ジュナザードの爺じゃあるまいし。」
心…?どうして強くなるのに必要なのか、彼女には理解できなかった。
理解できていない様子の彼女を見て溜息をつき、優しく諭す様に話しかける涼介。
「心が無いなんてのは言わない、でもお前はさっき言ったみたいに剥き身の刃物だ。ただの復讐しか考えていない…そしてお前は強くなるだけならできる…」
「けどな、誰かに武術を教えるってのはただ武器を研いで渡すのとは違う、心が伴わない武術はただの暴力だ。俺は武術が好きだ…そんな武術をそれだけの暴力に変えられるのは許せないんだ。」
「心が伴わない武術はただの暴力…」
アイズは少し解った気がした、彼の使う武術と言うモノは単なる技術で、そしてただの戦う武器になるモノではない…そう感じたのだ。
そう多少の納得を見せた彼女を見て涼介は、はにかむ。
「解ってくれたか?アイズの心が出来上がったら俺は教えてやる。その時は…復讐なんか忘れてるかもしれないけどな。」
「お願い‼どうすれば心が出来上がるの⁉」
「そうだな…」
少し思案する様にリヴェリアを見る涼介。
思案するのはアイズを諭している時の少しホッとした表情を見せるリヴェリアに、大切にしているという姿を見た。
「リヴェリアは、アイズの家族か?」
「うん‼」
「私はアイズの母親代わりの様な事をしている、事情があってな。」
「そっか…ならアイズ、お前の心がちゃんと育つ方法はな…ちゃんとリヴェリアの言う事を聞いて、それに加えて普通の女の子みたいな事もして…色んな事やってみな。」
「え…?そんな事…?」
「今までそんな事も出来なかったんだろ?出来てたなら心は出来てる。ならそれをちゃんと出来る様にしてみな。」
恋でもしてな…なんて彼は笑う。
その笑みは、アイズにとって眩しく…そして目が離せない笑みだった。
「ちなみにオッタルだって心ってのは出来ているんだぜ?この厳つい武人がよ。」
そう言って倒れているオッタルを指差す涼介。
オッタルはまだ目を覚ますどころかピクリとも動かない、呼吸をしているのはなんとか胸の動きで解るが、それ以外は全くだ。
気になったリヴェリアは、礼と共に質問をする。
「ありがとう、アイズを諭してくれて…それで、猛者は生きているのか?」
「コンマミリのズレもなく打ち込んだからな、三日位はこの状態じゃない?」
「三日位…?」
「三日位だよ?」
「彼のホームまで送るつもりか?」
「いや、此処に放置しようかと。」
「今すぐ起こせるなら起こすんだ‼それか彼をホームまで送り届けるかだ‼」
幾ら猛者とは言え、一ミリも動けず意識を戻さなければ死んでしまう、と判断したリヴェリアは起こす様働きかけるのであった。
彼女は対立しているファミリアとは言え、彼ほどの男がこんな死に方はあんまりだと判断しての事だった。
「はいよ~」
「カフッ⁉」
「「力技⁉」」
涼介に対する理解度が低い二人はオッタルの鳩尾に一撃かますのを見て驚くしか出来なかった。
―――――
「俺は…負けたんだな…」
「ああ、完全ボロボロにな、まぁ相手が悪かったよ、仮にも俺は武を極めた…達人だからな。」
「そうか…お前に武術を教わるのも悪くないかもな。」
「え~、金取るよ。」
「いくらだ?」
「え、マジ⁉ちょっと、助けてくれ…アイズ‼」
「む~‼」
「なんでこっちは膨れてるんだよ⁉じゃあリヴェリア、頼む‼」
「対立派閥の私の言う事は聞いてくれないだろう…」
「いくらだ?」
「うっせ~‼俺は今は自分の生活が確立されてねぇんだよ‼」
「全額出そう。」
「ふざけんな‼」
オッタルにとって生活に困らないどころか豪勢な生活を出来るだけの金を渡す事など余裕であり、目の前の彼の力の一端を自分も手に入れる事が出来るなら、更に上乗せしても良い位だろう。
そんな事を知らない、オラリオでの相場も知らない涼介にとっては未知の恐ろしさがあった。
「てか…お前はあのストーカーの眷属…だよな?」
「彼女はストーカーではない、ただ愛が溢れただけらしい。」
「なお質悪いわ‼」
「ねぇリヴェリア、女の子らしい事、教えて?」
「いいぞ、それじゃあ私達は邪魔だろうから…」
「都合が悪くなったら逃げるのやめろ‼」
ぜーはーと息を荒げる涼介、すごいな、オッタルと戦った時より疲れている。
少しして息を整えた彼はリヴェリアに聞く。
「んで、真面目に聞くんだが、こういう事って多いのか?」
「何がだ?」
「オッタルみたいに眷属使ってストーカーするのがこいつらの主神のやり方かなって。」
「私は聞いたことが無いな、彼の主神フレイヤには大体の人間がその美しさだけで落とされてるからな。」
「???」
真面目に答えるリヴェリアと全く理解してないアイズ(ジャガ丸君二個目)
「実際の所、何がしたいんだ?」
「試してこいと言われた、恐らくお前が真に追い詰められた時もその姿勢を崩すのか…それが気になったのだろう、結果はこの通りだが。」
「それされて好きになるヤツってただのマゾじゃないの?」
「リヴェリア、マゾって何?」
「知るのはまだ早い。」
肩を落とす涼介、どこの世界にそういう試し方をされて好きになる男が居るというのだ…そう思う彼はマイノリティではない事を祈る。
「仲良くなりたいなら自分で動け、誰かを使う恋愛なんざ俺は論外だって言ってやってくれ。」
「わかった…それで…」
「うん?」
「いくら積めば鍛えてくれる?」
「もう基礎トレーニングのやり方と何個か技教えてやるから今度にしてくれ⁉」
限界、一杯いっぱいの彼はヘスティアに癒されたいなぁ…なんて考えていた。
Q 癒されたいならここに一人の女の子が居ると思うんだけど⁉ 通りすがりの剣姫
A 最低な事を言います、おっぱいが足りません。
涼介君はケンイチ世界の基準で女の子を見ているので彼にとっては胸が無いのは首が無いのと同じです。
後は心がちゃんと出来上がってない女の子に甘える…ってのは彼はしませんね。
楽しめてる?
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面白いよ、このまま進め。
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もうちょい精進しても良いんじゃよ?