アンケも気軽によろしくお願いします。
14話までは出来てるので、投稿したよ。(オジマンディアス風投稿)
涼介はあの後、逃げる様にその場を立ち去り、ダンジョンを出て魔石を換金してもらった…ローズに稼いだ額を伝えると驚かれ、6階層までは潜る許可を取り付け、ゆったりとした気持ちで買い物をしていた。
「おっちゃん、このジャガイモちょうだい、ニンジンもこれと…これを。」
「にいちゃん、目利きが効くねぇ、よっしゃ、ちょいとだけサービスでこれ、持っていきな。」
「ありがと、また来るね~。」
必要な物を買い終わった頃にはもう日も落ちていた、三階層にて疲労した心も気持ちよく買い物を済ませ、幾分かマシになっていた。
「お~い、リョウスケ君、帰りかい?」
「…ヘスティアか…手繋いでいい?」
「おお、なんだか今日の行きと違って元気が無いね、どうしたんだい?」
「実はさ…」
そう言って深くは言わないものの、襲撃を受けた事(嘘ではない)、それを撃退していたら冒険者に絡まれた事(嘘ではない)、その後の対応に疲れた事をヘスティアに告げる。
「オラリオって怖い所だったんだね…」
「ああ、強さはまだまだ未熟だったけど別の所で疲れたよ…」
「どこか怪我してないかい?痛むところとかあったらマッサージとかならボクにも出来るよ‼」
この一言が出てくる所がヘスティアは善神と言えるだろう。
どこかの美の神も見習ってほしいものだ…などと考えていた。
「んじゃ帰ったら乳揉ませて。」
「あの、ボクはそういう事するの良くないと思うんだけど…」
「じゃあ尻を…」
「部位の問題じゃない‼」
疲れ果ててIQが下がり切っている涼介だった。
―――――
「ステータス更新したけど…」
「ん?どうした、不思議そうにして。」
食事を終え、シャワーを浴びてスッキリした涼介のステータス更新をしたヘスティアが首を傾げながら紙を差し出してくる。
鵲涼介
レベル1
力 I 0
耐久 I 0
器用 I 0
敏捷 I 0
魔力 I 0
スキル
八皇断罪刃
武器での戦闘時、全てに超高補正
一影九拳
素手での戦闘時、全てに超高補正
そう、全く変わっていないのだ、あれだけ戦闘を行い、この都市最強のオッタルを倒したというのに…だ。
ヘスティアには何故…という気持ちが出てきた、自分は何か…間違いをしていて、そのせいで更新が上手くいかないのではないかと。
涙が零れてくる、自分が愚図なせいで涼介が苦労するのではないかと…
そんなヘスティアの涙を拭われ、頭は撫でられる。
彼の方を見ると、にこやかに笑っていた。
「笑ってくれよ、俺はもうお前に力をもらっている、多少強さが変わるかどうかなんてどうでもいい。」
「リョウスケ君…でも…」
「もしも理由がわかんないってんなら、明日にでもヘファイストス様にでも聞きに行こうぜ?」
「…ありがとう…」
それは絞り出すかのような礼の言葉だったが、その言葉が涼介にとって何よりも染み入る一言だった。
―――――
次の日、ヘファイストスファミリアの店舗、その事務所にて。
「なるほどね、それでウチに来たのね。」
「ごめんよぅ…ヘファイストス、急に相談にのってもらう事になっちゃって…」
「いいのよ、それで、彼のステイタスに関してよね?」
「そうです、俺のステイタスが上がらない…てのがわかんなくて、良ければ知識を借りれれば…と思いまして。」
「ふむ…」
「お願いだ、ヘファイストス、ボクに出来る事が有るなら何でもする、だから‼」
「安心しなさい、アンタの今回の頼み事位なら天界に居た時のアンタの方が大変だったわ。」
「ううっ⁉」
痛い所を付かれ文句を言いたかったが、こちらは頼みに来たのでヘスティアは文句が言えなかった。
そんな彼女を見ながら思案するヘファイストス。
少し経った頃、ヘファイストスが口を開く。
「もしかしたら…って言う予想の範囲だけどいいかしら?」
「うん、少しでも何か解るならそれを聞きたいんだ‼」
「そう…経験値(エクセリア)が上がらない条件として、相手が格下すぎる…というのが考えられるわ。」
「格下すぎる?」
「ええ、適正の相手と戦ってもレベルの低いウチはステイタスも上がる、けど、格下と戦っても少ししか上がらない。ならば、ソレよりも格下の相手だったら?」
「なるほどね…武術でもそうだな、格下の奴幾ら倒しても強くならん、それが恩恵でも同じなのか。」
「そんな事有るのかい?それじゃあ恩恵に問題ないのかい⁉」
頷くヘファイストスに安心した様子を見せるヘスティア。
「良かった、ボク…リョウスケ君の足を引っ張ったんじゃなかったんだね…」
「安心しなさい、アンタはちゃんとやってるわ。むしろ…どんな相手に襲われたのかが気になるわ。」
そう、ヘファイストスにとっては冒険者が初日で襲撃される、というのは珍しい。
襲撃するという事は確実に倒せるという算段が付いている。
それなのに勝った相手は遥かに格下だという…それが彼女にとっては疑問だった。
「どこのファミリアの誰か分かる?それが分かればガネーシャファミリアに言って捕まえてもらえると思うわ。」
「そうだ、どこの誰なんだい⁉昨日は色々あったから流したけど、ちゃんとその子は叱らないと。」
「フレイヤファミリアのオッタルってヤツだな。」
「そう、フレイヤファミリアのオッタルね…え?」
フレイヤの所のオッタル君だね、絶対に叱ってやる‼なんて息巻いているヘスティアを横に、ヘファイストスは脳が理解を拒んでいた。
―――――
「本当に…倒したのはオッタルなのね…?」
頭を抑えながら搾り出す様にヘファイストスは涼介に聞く。
彼は頷き、問い返す。
「なんかヤバいのか?確かにオッタルだよ?本人が名乗ってたし、リヴェリアとアイズもオッタルだって言ってたし。」
もう、誰か助けてくれ、それが彼女の心の底からの願いだった。
最優のファミリアとも呼ばれるロキファミリア、その幹部と冒険者になって2日目になる彼が仲良く話している…そんな姿が頭の中に浮かんだ…
浮かんでしまったのだ。
もう喚き散らしながら酒飲んで寝たい、それが本音だったがヘファイストスにとっての神としてのプライドが許してくれなかった。
そんな彼女の様子を見てヘスティアが恐る恐る聞く。
「ヘファイストス、どうしたんだい?そんなにオッタルって子はヤバいのかい?」
「この場合は倒したリョウスケもヤバいって感じね。」
「???」
ヘスティアはあまり理解できていない。
ため息一つ吐きながらヘファイストスは続ける。
「オッタルはね、フレイヤ…都市派閥最強の子よ、つまりどういうことか解る?」
「⁉︎」
「神は未知を好む、つまりレベル1の彼が最強のオッタルを倒す、つまり…」
「「絶対に面白がって欲しがる‼︎」」
二人の言葉がハモる、事態の面倒臭さがヘスティアにもわかったのだろう。
「欲しがる?俺を?」
「そう、絶対に自分の派閥に入れようとするわ、あなたは今導火線付きの爆弾になったって訳。」
わかる?とヘファイストスは彼に問う。
涼介は少し思案顔になるが、ヘファイストスの目を真っ直ぐに見る。
「もしも、これからどんな出会いをしても、ヘスティアの眷属を辞めない…俺はヘスティアに救われた、命の恩人なんだ…俺にも通すべき筋がある。」
「リョウスケ君…」
「もしかしたらそれで誰かを倒さないといけなくても?」
「倒すのは俺の専売特許だ、それに…そんな物見遊山のやつに負けるほど、俺の『武』は安くねえ。」
そんな真っ直ぐの目をいつ以来見ただろうか…その目が有る理由は…
ヘスティアの方を見ると、彼女は覚悟した目をこちらに向けていた。
「…ハァ…アンタら覚悟決めちゃって…わかった、私で力になれる事なら力になったげる。ただし、ちゃんと刀、見せてよね?」
「ああ‼︎そんな事で良けりゃいくらでも。」
「ありがとう、ヘファイストス‼︎君が味方になってくれらなら、どんな相手でも怖くないよ‼︎」
「あんまり期待しないでね、戦闘向けの派閥じゃないんだから、ウチは。」
「それでもだよ‼︎」
三人は顔を見合わせて笑い合う。
彼や彼女達には、確かに神友同士、仲がいいだけではない絆が形成されようとしていた…
Q リョウスケの好みのタイプは? 通りすがりの美の女神
A 多少問題があっても筋が通ってて、弱みをちゃんと見せてくれるタイプです、なのであなたはちゃんと出会って、それで仲を深めて…弱みを見せてください。
楽しめてる?
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面白いよ、このまま進め。
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もうちょい精進しても良いんじゃよ?