戦士たちの非日常的な日々   作:nick

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実はこの話、前話とセットで一話だった。

なので短いです。


81時間目 逸材の花

= あらすじ =

 

瀬能ナツルは中学時代一時期いじめを受けていた。

 

しかし本編とは全く関係ない上に本人も気にしてはいない。(ぇえー…)

 

 

 

 

「それにしても高校生なのに厨二とか…来年になったら高三病(こうざんびょう)になるの?」

「何言ってんだお前」ダジャレのつもり?寒いんだけど。

 

 

「ズームパンチ!!」

「ぐぉっ!!」

 

 

メメタァッ!!

 

 

突然振るわれたひかりちゃんの拳がダルシムのように伸びて俺の顔面に襲いかかる。

 

咄嗟にガードしたが波紋は防げなかったので腕が痺れた。

厄介だな波紋攻撃…対策考えなきゃ。

 

どうでもいいが間接外しただけでなぜ遠くまで腕が伸びるんだろうか。

肉や皮膚は普段通りのはずだから精々数cm程度だろ?1m伸びれば長い方だろ?

 

ものによっては4・5mは伸ばしてるシーンあるけど不思議でしょうがない。ルフィかよ。

 

 

「……主」

「ん?なに、呂布ちゃん」

 

もう玲ちゃんを撫でるのはいいのか?

 

つーかこいつ、さっきからずっと俺が攻撃受けてるのに微動だにしなかったな…本当に従者?

 

それとも、玲ちゃん蕩かすのがそんなによかったのか?もともとあほの子だったのにより一層あほっぽくなってんじゃねーか。

 

………あのまま撫でられてたら、俺もああなってたのかな…

 

 

「……さっきから放ってるの、何?」

「え?ああ、波紋のこと?」

 

自分が知らない技術に興味あるのかな?

 

「…瀬能くん、その人は……?」

「ああ、紹介してなかったな」ひかりちゃんまた人見知りモード入ってる。

 

どうでもいいけど、いちいち俺の服掴むのやめてくんない?伸びるでしょ?

俺がいなかったときどうしてたの?

 

 

「彼女は呂布奉先。一か月前あたりに過去の偉人のクローンがどうたらこうたらって話題になった奴らの一人だ」

「なんでかな。すごいこと言ってるはずなのに、全然そんな風に聞こえない」

「そして俺の従者だ」

「なんで?」

 

知らん。俺が聞きたいわ。

 

あと呂布ちゃんなんか急に照れだしたけど、俺が従者って認めたのがそんなに嬉しいか?

 

 

「で、波紋なんだが…あー……アレだ。なんかある日ひかりちゃんが『私をめちゃくちゃにして』と…」

「言ってないでしょ!」

 

ああ、あれか。あれは古賀のセリフか。

 

「間違えた。『自分の身くらい自分で守れるようになりたい』みたいなこと言って俺に格闘を習いにきたのが始まり…だったよな?」

「うん」素直に頷くひかりちゃん。

よかった今度は合ってた。

 

「それで拘束されても使える『寸勁』と色んな状況で使える肘打ち、それと『無拍子』と『縮地』を教えたんだ」

「護身術にしては難易度が高い気がするのだが」

 

それ茜にも言われたよ。護身の範囲を超えてるって。

今振り返ってもなぜそのチョイスなのかよく分からん。なにを目指してたんだ?

 

 

しかしひかりちゃんは教えたことをさらっと吸収して、数日くらいでそんじょそこらの不良を軽く蹴散らせるくらいに強くなっちゃったからな…天才って怖い。

 

初対面の相手に縮こまる人見知りは治らなかったから、鍛えた腕を俺にしか振わなかったけど。(ツッコミで肘鉄かまされる度に教え方間違えたかなと後悔してた)

 

 

「ただ正直、簡単に覚えられてつまんなかったからあえて不可能なことを教えたんだ。それが波紋」

「初耳だよ!?」

 

そりゃ初めて言ったからな。

 

「思い返してもみろよ…俺が一度でも波紋を使ったことあるか?」

「………そういえばない!?」

「使えないからな」

 

波紋どころか、当時は"気"も使えない一般市民だったからな、瀬能くんは。

 

 

イメージをなんとなく伝えただけなのに、数日経った後にいきなり「瀬能くん、私使えるようになったよ!」とか言って実演して俺を病院送りにした彼女。

 

口頭説明だけでなんで習得できたんだ?嫌だわー天才って。

 

 

「意外だな、きみに使えないものがあるとは」

「高評価しすぎだよ。特殊な呼吸法で体内の血流を操作して血液に波紋を起こし、太陽光の波と同じ波長の生命エネルギーを生み出すって秘術らしいけど、いくらやっても俺は使えなかったから」

 

体質が合わないのかな。

 

 

「呼吸って、あのこぉぉーってやつ?」

「そうそう。コォォォォ……」

 

……ダメだ。やっぱりなんかエネルギーが発生してる気配がない。

 

「コォォォォォォ…」

「こぉぉぉぉぉっ」

 

善くんと玲ちゃんもマネして息を吸い始める。

玲ちゃん口で言ってるだけでしょ、それじゃだめよ。

 

「ひかりちゃんはどんなもん?」攻撃前に数秒使ってたけど。

「毎朝十分間息を吸い続けて、十分間吐き続けるって練習をしてる」

「きみ柱の男とでも戦うの?」

 

誰に言われたわけでもないのに数年間ずっと呼吸法の鍛錬続けてきたの?毎日欠かさず?

 

その光景を想像すると間抜けっていうか狂気を感じる。いったい何に備えてるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「波紋は生命エネルギー…熟練の使用者はいくら歳を重ねても老いを感じさせないと聞く……ひかりちゃんあんまり成長してないのそのせいじゃない?」

「うそぉ!?」

 

彼女は今日一番のショックを受けた。

 

 




■古賀
 古賀いたみ。めだかボックスの改造人間。
 『戦士』の改造人間はひかりちゃんかな。ナツル?アレは天然の異常。



瀬能ナツルの裏設定③:才能を見出すのが上手い。

やらなくてもいい不可能を可能にする男、瀬能ナツル。

彼が天才と言えば何かしらの才能を持っており、無理と言えばどう頑張っても才能は芽生えない。

…ガクトとキャップは残念ながら………

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