戦士たちの非日常的な日々   作:nick

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引き続きチョロチョロ出てくるペルソナネタ
次に主人公と絡むのはいったい…?


61時間目 Umpire

 

 

「そろそろ他のところも回ってみるか」

 

正門通りの屋台をあらかた堪能しまくり、飽きが見えてきたのでメンバーに提案してみる。

 

「ええっ!ほかほかのところてん!?」

「食いたいのか?」不味そうだけど。

 

そもそもところてんって紅藻類をゆでて煮溶かして冷やして固めたもんだろ?温めたら溶けそうだけど。

 

「そうじゃなくて、アトラクションとか遊んでみようって話だよ。射的ぐらいしかやってねーじゃん」

 

しかもやったの玲ちゃんと呂布ちゃんだけだし。

 

せっかくの学園祭なんだからもうちょっと色々体験してみた方がいいだろう。普段できないし。

 

「どんなのがあるのだ?」

 

おお?善くん乗り気?ちょっと意外。

 

「クラスの出し物はあまり…お化け屋敷とか映画鑑賞とか代わり映えしないものばっかだな。部活のだったら面白そうなのがいっぱいあるけど」

「面白そうなの?」

「木工作部の自作ジェットコースターとか」

「それは学園祭の出し物として大丈夫なのか?」

 

 

どうなんだろう。

 

パンフレット作ってるときは特になにも思わなかったが、よく考えれば学生がジェットコースター製作して客取っていいのかな。

 

 

「まあ世界的に有名な遊園地の乗り物でも不幸な事故は起きるしな。問題ないだろう」

「それでいいのか?」

 

いいんだよ別に。

セッツァーだって言っただろ、『落ちるときは落ちる』って。

 

「わたし、ジェットコースター乗ってみたい!」

「玲、駄目だ」

「そうだね。なんか危なそうだし」

 

問題ないのと乗りたいかどうかは別だ。割と無茶する頭のイカれた連中多いからな、ウチの学校。

 

乗ってる最中に「緊急脱出!」とか言って座席ごと打ち上がったりしてもおかしくはない。

 

 

「なるべく地面に両足つけるアトラクションに行こうよ」

「のりで?」

「そう離れないようにべったりと」

「何が面白いのだ?」

 

やめようよ天然のボケに乗っただけなのに素で返してくるの。

頼むから俺にツッコミ入れさせようとしないでくれ。

 

「呂布ちゃんもなんとか言ってやってよ」

「……(もぐもぐ)」

 

幸せそうにりんご飴食ってた。

こいつ俺以上に祭りを満喫してるじゃねーか。キミにはがっかりだよ。

 

ダメだ。この面子全員ボケだから必然的に笑いを分かってる俺がツッコミに回らざるを得ない。

昔は過激でも固定のツッコミキャラがいたから安心してたのに…茜って名前の。

 

あいつ今何やってるかな。あとで冷やかしに行こ。

 

「とりあえず近場から回ってみるか…まずは」

「ジェットコースター!」

 

やめようっつったじゃん。振りで言ったわけじゃないよ?

 

 

 

     ☆     ★     ☆

 

 

 

〜〜〜〜

 

・野球部出し物『バント・イン・ホール・ワン』

 

=ルール=

 

ピッチングマシンから発射される球を、バントで地面に開いてる穴に入れよう!

 

 

「野球でバッティングっつったら普通ホームランだろ。なんでゴルフを混ぜた」

「去年川神百々代がかっ飛ばした球がビルを直撃して崩壊させたので、平和的に行こうとした結果です」

「二年の時からそんな感じなのかよあの人…」

「善、善っ、バントってなに?」

「分からないが、音楽に関係してると聞いた覚えがある」

「そりゃバンドだろーが。そうじゃなくてバントってのはこう、バットを横に構えて――」

『お前の根性、見せてみろ!!』

「あっぶねぇっ!!?砲丸飛んできたぞ!?」

「ピッチングマシンが誤作動起こしたぞ!」

「早く電源落とせ!!」

「…野球のボールしか出ないはずの機械から、なぜ砲丸の玉が飛び出してくるのだ?」

 

 

〜〜〜〜

 

・乗馬部出し物『ふれあい馬広場』

 

=ルール=

 

馬はとてもデリケートな生き物です。怯えさせないようにしてください。

 

 

「……行く」

 

ヒヒーンっ

 

「すごいっ、あの気難しい性格の三日月号が完璧に言う事を聞いてる!」

「まるで長年コンビを組んでたみたいに息ピッタリ!」

 

(乗馬は初めてって聞いたけど…流石は飛将軍呂布奉先のクローン。馬術はお手の物ってか)

 

 

「はいよー!!」

 

ヒヒーンっ!!

 

「あののんびりとした性格の満月号があんな荒々しい走りを!?」

「てか走れたのか満月!?」

 

(こっちはよく分からん)

 

(乗馬経験ないって意味では同じはずだけど、玲ちゃん馬を生で見るのも初めてだよね?なんでそんな慣れた感じで手綱引けるんだ?)

 

 

「瀬能、そこから眺めるのは楽しいか」

「楽しいわけねーだろ馬小屋からの景色なんて」

 

※広場に足を踏み入れた瞬間に馬達が恐慌状態に陥ったため、ナツルは隔離されています。

 

「すいません。馬を怯えさせないがルールですので…あ、よろしかったらコレどうぞ」

「ニンジンを差し出すなニンジンを」

 

 

〜〜〜〜

 

 

・科学(工作)部出し物『手づくりこーぼー』

 

=ルール=

 

有り余る素材と情熱で持って自由な作品を作り上げましょう!

 

 

「できたー!」

「玲、それはいったい…?」

「うん!えっと…善のこと考えながら作ったんだ。貰って…くれる?」

「ああ…(私の事を考えてなぜトゲつきの首輪を作るんだ?)」

「とても良い出来ですね。そちらのお二方は…?」

「……完成」

「俺もできたぞ」

「こ…これは…!お二人とも見事な作品です!!」

「瀬能、なんだそれは」

「鉄の絆」

「…正方形の鉄の板にハートマークがついているだけのように見えるが…」

「唯一背中を任せられる戦友との絆の証…ってゆう妄想を目いっぱい詰めてみた。俺には不要だから呂布ちゃんにあげる」

「…!大切に、するっ!」

「はっはっは、大袈裟だなぁ」

(……結局なんなのだ?)

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

・美術部出し物『あまあまジゴク』

 

=ルール=

 

数十種類以上のフレーバーとトッピングを組み合わせてオリジナルアイスを作ろう!

 

(※酷い目に合う組み合わせもあります。)

 

 

「バニラチョコいちごレモンオレンジピーチグレープソーダ抹茶あずきあんこバナナココナッツアーモンドティラミスタピオカチーズケーキサイコキャラメルじゃがいもとうふししゃもでトッピングはコンデンスミルク!くださーい!」

「かしこまりましたー」

「甘納豆芋けんぴかりんとうぶたようかんくず餅ずんださんましょうが焼きスキヤキテリタマハンバーグビフテキ、トッピングはふりかけで」

「了解でーす」

「えへへ…うん、ほろにがっ!」

「…………(冗談だったのにホントに全部アイスで出てきやがった)」

「瀬能?食べないのか?」

「いや…(どんな味がするんだろう…全く想像できん。まぁでも死にはせんだろ……多分…)……いただきます」

 

ぱくっ

 

「うごバグッッ!!」

「瀬能!?どうしたいきなり!」

「おぉっ!お客さんアタリ引きましたね!?」

 

「(うわっ、あの青い髪の人風花の作ったやつ食べた…)」

「(やめようってみんな言ったのに部長がごり押しでメニューに入れたやつ…かわいそうに…)」

「(昨日に続いて二人目の被害者が…)」

 

「お客さん、今の気分を一言どうぞ!」

「…テリブルプロビデンス……!!」(お…おんなじだ……姫路の必殺料理ん時と…おんなじだ……!)

 

 




■セッツァー
 FF6に出てくるさすらいのギャンブラー。アビリティのスロットってどう出してるんだろう。

■サイコキャラメル・ぶたようかん
 マザー2に出てくる消費回復アイテム。どんな味するのかちょっと興味ある。

■テリブルプロビデンス
 セイントセイヤ。死を司るタナトスの必殺技。
 練習してないからナツルができるのは範囲効果が長いグレイテストコーション。

神が使う技級の衝撃を受ける姫路の必殺料理と同じブツを作る風花なる人物。いったい何者…?(白々しい)
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