The youth of the ruler of the DbD world 作:シェイプストーリー
「そこにあるのは退屈な人生だけ。私はそんな毎日に興味はないしまだまだ遊び足りないんだ」-『亜人』佐藤
視点 エンティティ
さてとユメと一緒にホシノを探しに行き、しばらくしてハウンドマスターの犬がある方向に向き、吠えたのでその方向を見ると小柄な影が少し見えて、ぼんやりながら姿は確認できた。短く切り揃えられたピンク色の髪をした少女である。
その姿を見たユメは大きな声で「ホシノちゃん!!」と言いながらホシノの方へ向かったので、私は一瞬で自分とハウマス(略)の犬を自身の影の中に潜った。*1
そして現在、私が今いる場所は・・・
「いや~ここは隠れるのに丁度良いね!」
そう、ブラックマーケットの路地裏である。
なぜブラックマーケットにいるかと言うと・・・
「さて・・・そろそろ出てきたらどうだい?」
と誰もいない空間にそう言う。
すると・・・
???「クックック・・・まさか気付いていたとは」
と私の前に全身を黒いスーツで包み、まるで闇そのものが人の形を取ったかのような存在感を放っていた。特に目を引いたのは、右目と口元に走る亀裂。その亀裂からは青白い光が漏れ出し、異様な雰囲気を醸し出していた。
まるで人間の姿をしていながら、人ならざるものを思わせる風貌だった。
まぁ、私も人ではないので人?のことを言えないが。
そう、ゲマトリアの黒服が私の目の前に立っていた。
と言ってもユメを助けている所ですでに気づいていた。
「まぁね。 アビドス砂漠で私に観察するような視線が向いていたから、すぐ気づいたよ」
???「ククク・・・そうでしたか、霧森ザインさん」
「そっちは私のことを知ってそうだけど、私は君のことを知らない、で? 貴方は誰だい?」
???「クックック、これは失礼。あなたの言う通り、ずっと見ていることに気づいているのでは警戒しても当然ですね」
目の前の男はコホンと軽く咳払いをした後、口元の亀裂から言葉を紡ぎ出す。
???→黒服「自己紹介が遅れました。私はゲマトリア所属の『黒服』と申します。私はこの名前が気に入ってますので、そう呼んでいただければと」
目の前の男⋯⋯もとい黒服は一礼し、丁寧な口調で自分の名前を名乗りました。
・・・ しかし、その態度は礼儀正しいが、どこか底知れぬ不気味さを感じさせ、まるで計算し尽くされたかのような振る舞いだった。
「なら私も自己紹介しなきゃな。 霧森ザインは偽名で私の名前はエンティティだ、よろしく」
黒服「ククク・・・なるほど、エンティティ(存在)ですか。」
「で? 用件は何かな?」
黒服「実は、私はあなたに興味を抱きまして。先ほど、 梔子ユメさんを救った時にあなたの影から男性が出てきたのをこの目でしっかりと拝見させていただきまして。そしてその後にアビドス砂漠近くに突然ショッピングモールが出てきて、その中からあなたと梔子ユメさんが出てきてしばらくした後に、また突然ショッピングモールが消えたことも」
黒服は微笑を浮かべながら言う。その言葉には何かを探るような含みが感じられ、黒服の視線が私の全身を舐め回す。それはまるで何かを見定めているようなものだった。
「なるほど‥‥‥つまり貴方はそんな私に興味が出たと。そう言いたいのかな?」
黒服「ええ、影の中に潜れる貴方の力。そして貴方の持つ神秘とも言えない観測しても捉えられないナニカ⋯⋯興味が尽きません」
黒服「あなたが持つその神秘、精神性、そして不可解という特異性。貴方には『ゲマトリア』に所属できる素質があると感じています。私達と共に、崇高なる真理を追求しませんか?」
黒服は一歩踏み出し、私に向かって手を差し伸べた。その姿勢は紳士的だが、どこか押し付けがましく、まるで既に私がその誘いを受け入れることが決まっているかのような、自信に満ちた態度だった。
まぁ、入るのは確実だがこの態度を崩してみたいからな~。どうするべきか?・・・あ!そうだ! 最近あるドラマを観たけど、あれをやってみよう。
「ふむ・・・まぁ、いいでしょう。 入るのはいいですが一つ、まだやってないことがあるんですよ」
黒服「ほう? それは何でしょうか?」
「まぁ、これかな?」
と私の体からコォォォォと異音が出てきて私の体の一部からガスが出てきて私の顔の半分が筋肉剥き出しになり最終的には私の体はガスになった。そう! あるドラマと言ったがそれは『ガス人間』と言うドラマである。
と私の体がガスになったのを見ていた黒服は・・・
黒服「なるほどこれは⋯⋯!!素晴らしい!!」
それに黒服は感嘆の声を出す。まさかここまで予想を遥かに超えた結果を出した為なのか。
「まぁ こんなことが出来るがどうだい?」
黒服「ええ、想像以上の成果を得られました!貴方を誘って正解でした!!」
黒服は薄く笑みを浮かべた。その顔はひび割れた光をさらに光らせ、そこから見える青い光はまるで炎のように、興奮しているかのように燃え上がった。
黒服「ええ、ええ!!!それでも、私は歓迎致します。貴方はゲマトリアに入る資格がある!!」
「そんなに熱いアプローチをしてくれるとは。 話は決まった。入るよ、ゲマトリア」
黒服「!!」
「貴方とは協力関係を築いていたほうが良さそうだからね。」
黒服「クックック⋯⋯ならば改めて、我がゲマトリアへようこそ、エンティティ」
黒服は私の言葉を聞くとヒビ割れた様な口が三日月のように歪み、まるでそれはマッドサイエンティストを彷彿とさせる。それに乗っかって私も趣味の悪い笑みを浮かべた。
そうしていると黒服が振り向き黒服が先を歩き始めました。その先にはゲートらしきものが。
その後ろを私も歩き、その2つの影は闇に吸い込まれていった。*2
「人々はこれから私のことをガス人間と呼ぶでしょう。」-ドラマ『ガス人間』ガス人間