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「ガラリアよ。ルーザの護衛とシーラ女王の案内。ご苦労であった」
「これも騎士の役目にございます」
和平交渉に仲裁役としてナの国のシーラ・ラパーナがやって来た。
ドレイク・ルフトは妻であるルーザ・ルフトを特使として派遣していた。以前にビショット・ハッタに影響を与えたと聞いて、万が一を避けて逆方向に飛ばしつつ……。女性の政治参画というシチュエーションを積極的に造り出し、その暴走を避けようとしたのである。
「御帰り。大した役者じゃないの」
「バーンが居ないからな。こんなに充実出来たのは久しぶりだ」
ここでゼット・ライトが声をかけるが、ガラリアは良い表情をしていた。
ゴラオン撃沈の功績で讃えられ、義理の父の不名誉を注ぐことに成功していた。更に邪魔をするし煽って来るという意味で目の上のタンコブだったバーン・バニングスが放逐されているのだ。これほど心が晴れたことはあるまい。そしてバーンという反面教師があるからこそ、有頂天に成らずにいられたと言える。
「そういえば例のアレは苦戦しているんだって?」
「まあな。ただ私情は入れてないぜ。今日の為の準備はバッチリさ」
ゼットは本命機であるグアザングの完成に難航していた。
つい先日に仮設置した右腕のオーラキャノンも大した威力が無いと廃案にしたくらいだ。機体のバランスだけ見るならば、ビランビー時代に用意した汎用装備の方が魅力的に思えるくらいである。五枚目のオーラコンバーターを直結するためにエルガイムのパワーランチャー風のコードを繋いでみたが、殆ど意味が無く今ではオーラ斬りの負担軽減装置にしかなっていない。
「農具としてのオーラマシンか。私には何の魅力があるのか分からん」
「そりゃお前さんが小領主としての騎士をやってないからさ。邪魔な丘や湿地が消えれば目の色変えるぜ」
ゼットは国王たちを納得させる切り札としてのオーラマシンを用意していた。
開墾したい場所に持ち込んで畑や水路を容易く作れる。ただそれだけの物であるが、同時にバイストンウェルの技術レベルからすれば優れ物である。他にもオーラマシンを作るために倒した強獣の死体を有効利用して、干物にして砕いたり腐らせて肥料化するコンポストも作り上げていた(実際に造ったのは部下)。
(後は説明次第だ。オーラマシンは戦闘用と思ってる戦国君主たちにゃあいい薬だろう。戦争したいビショットだけでなく、オーラマシンを捨てるべきだと考えてるシーラ女王を呼べたのはデカイ。問題は新型が上手く行ってない事なんだが……あの程度の火力じゃ防がれたら終わりなんだよな。試作機を作る後で用意するだろう二号機には通じるだろうが……それを言いだしたらミュージィは強くねえしなあ)
農具としてのオーラマシンはこれまで存在しなかった。
だから和平交渉と共に用意すればインパクトは大きい。特に開墾に関する効率が段違いなので、中世の常識で100に対して200~300%の効率で示すことが出来るだろう。だから説明さえ間違えなければ『戦争しなくても十分かもしれない』と思わせることは可能だろう。それら和平関連上手くいっている一方で本命の機体が完成していないのが不安であった。外伝のズワウスならともかく全盛期のショットが作った物ならば特にそうだろう。バーンが乗るであろう試作型は基礎能力重視型だと思われるだけにことさら厄介であった。
(ショットの奴は典型的な『目高足元暗し』だったが、今回は明確なゴールが決まってるからブレる事がねえ。そうなると到達点同士の戦いになって、乗り手の腕前が劣るこっちが不利なんだよな。戦場での撃墜数の勝負や機体の発展系はともかく、現時点における完成品同士の戦いじゃあ不利だ。かといってそれを覆すシステムや、武装があるわけでもねえ。つーか作れたとしても、今からじゃ有り物を加工するしかねえしな)
原作のショット・ウェポンはロードマップ作りと政治に腐心していた。
大まかな指示と設計だけして、実際に作り上げて細部調整はゼットに任せていたのだ。そしてゼットも次々に渡される設計と、量産性の確保に手を取られて個々のオーラバトラーが完熟していない。だからこそゼットに憑依した転生者は実働データを抑え、鍛冶師同士で相談して細部を詰めていたと言える。それが原作を前倒し出来る程スムーズに完成した理由であり、転生者が原作のゼットやショットより天才な訳ではないのだ。だからこそ技術の到達点になってしまえばあまり意味が無い。そしてオーラ力が同等であるがゆえに、白兵戦の腕前が勝るバーンが有利。そして基礎力特化型ゆえにズワウスが相性でも有利なのである。
(今から試せるのはアレとアレか。ほとんど自爆装置だが……しゃーねえ。真の完成は次のバージョンとして、今はズワウスが出て来ても何とか出来るようにしとくしかねえな)
ゼットは夢と現実は分けて考えるタイプなので妥協することにした。
直結型オーラキャノンを試したver2の図面に射線を入れ、直結型に見切りを付ける。それと同時にver3での完成も諦め、ひとまず『通じることは通じる』装備を用意して、真の完成をver4以降に求めることにしたのであった。
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「フラオン・エルフの件も含め、どんな理由が有れ始めた者の責任があろう。ゆえに儂は参加してくれた全ての国に国益を、そして和平交渉に納得してくれた国には更に大きな国益を用意しようと思う。それに不信を抱き不服として戦いを挑むならば構わない。受けて立とうではないか」
「「……」」
ドレイクは和平交渉に先駆けて宣言を行った。
それは和平交渉を行うに際して約束したことを守る……という事だけではない。ギブン家と争いフラオン・エルフを愚王として討伐した事も含めて責任があると言い切ったのだ。ここで文句を言わなければ、仮に父親w殺され国を滅ぼされたエレ・ハンムにすら文句を言う権利はあるまい。口に出すと同時に利益を放棄して、宣戦布告するのと同意義であるのだから。
「ドレイク陛下。それは国境変更に伴う事や、賠償金に関しても?」
「無論だともビショット陛下。それを受けるラウの国にも便宜を図ろう」
「ではこの会議に参加した甲斐があったというものですな」
「然り。和平交渉を受諾した場合についても満足いただけよう」
当然と言えば当然の問いをビショット・ハッタが行った。
戦勝国であり、近隣随一の武力を持つドレイクに物申せるのは同盟国であるビショットを置いて他ならない。そして『話を聞くだけでもよいから』と引っ張り出した以上は、それを保証するのは当然なのだ。彼はちゃっかり『クの国の国王』としてだけではなく、『ミの国の女王の代理人』としてもやって来たので、その利益も得られることになる。
(フラオンの名前を出したという事は、エレが『父親を討っておいて何様だ』と口にしたとしても受けて立つ気だな。瞬く間にフォイゾンを討ち取った戦力を考えればそれも分からないではないが……しかし、このタータラ城を使っている事も考えればラウの重臣を抱き込んだのは間違いあるまい。この間まで一介の領主であったと聞くが油断できぬ奴)
その応対を聞きながらビショットは素早く戦力換算を行った。
彼は早い段階からドレイクと接触してオーラバトラーの研究をさせていた。それだけではなく旧知の仲であったルーザの仲介で、ショット・ウェポンから技術供与を得ていた。それでもこの短期間にラウの国王を討ち取り、更に重臣たちまで従えるなど信じられない。恐るべき手腕であると強かに判断していたのである。
「ここからは陛下。私の方から説明いたしましょう」
「そうだな。顔を始めて見た者も多い儂よりも、お前の方が信用が置けよう。頼んだぞルーザよ」
ここであえてドレイクはルーザに司会を任せた。
ビショット達とは旧知であり、特使として派遣したことでシーラ・ラパーナ一行とも顔を合わせている。嘘を吐いて騙す気は無く、針小棒大に誇大な説明をするつもりが無いので、あえて顔色を窺い易いルーザを使ったのである。そしてこれからも彼女を外交特使として、女の自分が音頭を取れると思わせて、ルーザ自身の野心を満足させるつもりであった。
「確認いたしますが、問題無いでしょうか? 諸王の方々」
「構わぬ。貴女ならば信じられよう」
「同様に。よしなに願いますね」
「ではまず
ルーザはビショットとシーラが応じるとさっさと話を始める事にした。
ラウの国の王は急遽、王と成った若者でしかないし、更にリの国はエルフ家の縁者を引き取った代王でしかない。この状況で口を挟む者などおらず、ケムの国やハワの国などは露骨に重臣だけしか参加していなかったのだ。
「食前酒? 食事は結構と……なるほど。土産か」
「ほほほ。アの国が調べ回った事実の一つですわ。ご笑納くださいな」
「これは……地図の様ですね。よくもまあここまで調べられたこと」
ビショットは事前の取り決めと違う言葉に色めき立つがソレを抑えた。
運ばれてきたのは口を洗う程度のワインと、ワゴンで運ばれたスクロールである。ルーザは自分が調べたわけでもないのにそれを自慢し始めるが、開いてみると実に重要な軍事機密である。シーラは茶番に呆れながらもその有用性には目を見張らざるを得なかった。中世において詳細な地図とはそれだけで値千金であるものだ。それもバイストンウェル全土と成れば、多少あやふやでもお釣りが来てしまう。
「どれほど正しいかはお国の賢者にお聞きあそばせ」
「他国の侵略でも促したのかと思いましたが、どうやら違うようですね」
「ぐむむ……なんと。知ってはいたが世界とはこれほどに広いのか」
「然様。攻め入る準備をするだけで儂の寿命が来ような」
その地図にはおおよその縮尺とオーラシップでの移動距離が付随していた。
それを見れば攻める際の資料にもなるが、交易を求めたり援軍を頼めるかどうかの判断材料にもなる。勿論現時点では攻め入る方の価値が高いが、時間が経過すればするほどに交易的な価値が高まり、更に強獣の素材入手や、相手方の研究結果などを通して防衛戦でも役立つようになるだろう。そのことを交易を通して予測していたビショットと、内に籠るがゆえに知らなかったシーラでは意味が異なる。前者は『まさか』という思いがあり、後者は『この期にどうやって説得するのかを理解した』顔である。
「ドレイク陛下。まさかとは思うが、これで満足せよとおしゃられるか?」
「まさか。こんなものはただの方向性に過ぎぬ。ラウも何処かの国にオーラマシンの技術を売り払いながら、守りに徹する事も出来る。交易で元を取ることできるというな。だが、それだけでは到底利益とは呼べまいて」
ビショットは情報を参加の利益をとして我慢しろというのかと確認を取った。
これはこれで重要な情報であるが、『その気になれば』何処の国でも調べられる情報だ。ましてクの国は位置的に交易や戦争を繰り返していた、いろいろな意味での中央国の立ち位置にある。おおよそを知っていて満足していた彼にとっては、詳細な情報如きでは利益足り得なかった。そしてドレイクもまだまだこれからだと言い切って見せる。
「陛下。そろそろゼットに任せた主菜の準備が整っているのでは?」
「それもそうだな。窓を開けよ。この状況で外から儂らを射る者も居まい」
「ゼット・ライト……確かオーラマシンの開発者であるとか」
「最新型のオーラバトラーですかな? 我が国とて……!?」
まだ寒い季節であり狙撃を警戒して窓はカーテンで遮られていた。
だがルーザがゼットの名前を口にして開くように告げると、諸王たちも色めき立った。アの国の技術力を支える一人としてゼットは知る人ぞ知る有名人であったからだ(もちろんショットほど有名ではない)。そしてデザイン性によって彼の意外性を知るシーラと違い、ビショットの知識では銀二技術者。そこにあった光景に驚きを禁じ得なかった。
「馬鹿な……。今朝まで何も無かったはず。どうして畑が広がって……」
「ほほほ。ビショット殿、ゼットが開発した農業用のオーラマシンですわ」
「ゼットが言いおったのだ。近隣諸国を打ち破りまとめるだけで五年は掛かる。だが何も無い荒野を調べて、そこを開墾するだけならば今からでも可能であると豪語しおったわ。口先だけならば舌を抜くと言ったら、あの有様よ」
驚愕するビショットをルーザが支える様にゼットに作らせたのだと説明した。
その様子を面白くもなさそうにするドレイクは、トラクター的なオーラマシンとコンバイン的なオーラマシンが並んでいる方へと視線を向ける。城の内側を畑にする事への抗議の視線であるのか、それとも妻の浮気に気がつかぬフリでもしているのか。
「城の庭ではやり易すかろう。ビショット陛下、どの辺りを耕させようかな?」
「ま、まさか……これを持って利益に変える。そうおっしゃるのか……」
「然様。まずはラウの国からやってみせようぞ。どうせ敗戦で国土を削られるのだ、貴族たちも元の国力に匹敵する程に豊かに成れば文句も言うまいて。もちろん、国外の荒れ地であれば、もっと多くを耕す事は可能であろうな。ゆえに、ラウの国の国王陛下は和平交渉を受けると納得しておられる」
此処まで来ればビショットにもおおよその話が呑み込めてきた。
滅びる寸前であったラウの国は、フォイゾン王が死にタータラ城までの道筋が空いた時点で滅亡とゲリラ戦の覚悟はしている。だが徹底抗戦でゲリラ戦をせずとも滅びずに済むとあれば、無理に抗うまい。しかも削られる国土を最低限にすると言ってくれている上に、開拓で国力も回復させてくれるとあれば文句をいう余地も無かった。むろん貴族の全てが納得したわけではないが、大領主である上級貴族たちと国境の貴族たちを納得させる準備は整って居るのであろう。
「ラウの王家直轄領の度合いを見て貴族たちが納得をする。その成果を活かして国外の開拓地を開墾する。アの国は先行して行うがその一番手は……他でもない、ラウを巻き込んだニー・ギブンが先行してやるとのことだ」
「むむ……それならばあるいは……」
「反対する貴族はいないでしょうね」
貴族や王が警戒するのは開拓が簡単ではない事だ。
種を蒔いても育たない事もあるし、最初の三年くらいは税を殆ど見込めない。それでも辺境が開拓されていくのは、自分で耕す小領主が収入を増やしたり農夫の次男三男が独立するためであろう。その実験を王家の直轄領で試し、あるいは戦犯とも言えるニー・ギブンが行うのであれば、貴族たちから見れば『お手並みを拝見。成功例はいただく』であろう。
「ラウの国に関しては分かりました。この条件ならば快くとは言わずとも譲ってくれるのでしょう。お互いの行き違いには心苦しいが、私やエレ女王も交易や開拓に協力することで、いずれ三国の共同でラウの国益を元に戻しましょう。しかし、ナの国はどうして招かれているのでしょうか?」
ビショットはここで再確認をすることにした。
ラウにも良い条件があるのは良い。エレがフォイゾンの親族であることで、クの国の心象が良くなるはずだ。奪い取る国境の土地に関しては決定済みとして組み込みつつ、お互いが共同で他国に負けない利益を出そうと良い顔をする事にした。それこそ交易の条約で税率などを有利に出来るならば、受け取った土地も返して良いくらいであった。それを即決できるくらいにはビショットも頭が切れる。だが問題は、ここにシーラが居る事であると今更のように尋ねたのであった。
「当然の疑問ですね。私はこの後の条約の為に招かれたのです。我がナの国が攻め入るような気配を見せていては、和平交渉の決着もありますまい。幸いにも、友邦であるラウの国が一方的に国土を奪われる事態には成らなかったようですが……」
シーラは予め考えていたのだろう、よどみなくビショットの問いに答えた。
ナの国はラウの国を援護する用意があるが、『まともな和平交渉であるならば』無理には戦力を派遣しないという条件を付けていたのだと語った。ナの国としては同盟国が打ち負かされて自分たちの国が攻められるのは困るし、弱体化し過ぎても困る。もちろんドライクやビショットが調子に乗って領地を奪い過ぎるならば、ラウ側に立って参戦することを隠しもしなかった。いささか強気ではあるが、この時点で無傷の主要国はナの国だけ。大戦艦と量産機による戦力を用意できることはビショットにも推測できる。
(どういうことだ。聞かされていないぞ……。ナの国に釘を刺して、その間にフォイゾンと決着を付けるとだけ……。ドレイクめにしてやられたか。この様子ではシーラが出張った場合、ドレイクは邪魔すまいな)
ビショットが聞かされていたのはルーザがクの国へ行っていた頃までの話だ。
そのころまでは確かに本格的な交流は無く、ガラリアやミュージィが顔を出して牽制していたくらいだった。護衛騎士として女性が続いたので次がルーザが行くかもしれないとは聞いていたが、ここまでナの国がアの国と親しくなっているとは思っても居なかった。いや、国の位置関係とドレイクの野心を考えれば、シーラたちは警戒してしかるべきなのだ。
「ですが国と国の関係は水物。今日の情勢になるとは誰も考えていなかった筈。ナの国が信用できるとどうして判りますかな? そのために開拓用の知識やオーラマシン技術を供与をすると? 信用が……」
「特使を……いえ、監視を受け容れて構いませんよ」
「なっ……」
疑わしいという事で隔意を受け付けようとしたビショットをシーラは制した。
そもそもこの後の条約がどうなるか、彼女は分かって居てやって来ているのだ。それゆえに監視程度の事で怯みはしないし、無傷の国であるナの国が率先することで他国を制しようともしていたのであった。
「私は各国がオーラバトラーの数を制限することを提言します。出来れば放棄するべきだとすら思っていますが、それは無理でしょうね。ですが、それらを叶える為ならば互いを監視するのも止む無しと考えております」
「儂は条件付きで受け入れよう。質……オーラバトラーの開発を止めない事だ」
「ほほほ。我が国では開拓用も開発しておりますしね。当然の事でしょう」
シーラが理想論を語ると、ドレイクが真っ向から釘を刺した。
ある程度の受け入れはするが、必ずしもシーラの理想に共感したわけではないと示す。その上でルーザに大して微妙な顔をしたのは、ここでアの国の為に発言するのではなく、全体を整えて最終的にアの国の利益になるように話すべきだからだ。これではドレイクとルーザが誘導していると見られてもおかしくはない。そもそも夫婦なのだから、そのくらいは当然と思っているのかもしれないが。
「陛下。提案なのですが、この話に関しては一度持ち帰って後日協議しては? 陛下が開発にこだわった様に、広い国土に合わせて数を持ちたいと主張される王も居られるでしょうし、いきなり耳に入ったビショット陛下も戸惑っておられましょう。受け入れるとしてもビショット陛下なりの条件を出されるはず」
「そっ、それもそうですな。受け入れる余地はありますが、国家の決定。大事を即決という訳には参りません」
だがここでルーザは一転、ビショット側の提案を行った。
あくまで今日は和平交渉に関して、国境線を動かして賠償問題を確定させ、全体では一本前進させることが重要だと説いたのだ。ビショットも相乗りして利益確定に走り、ラウへ歩み寄ることを約束する代わりに、シーラが申し出た軍縮に関しては踏み留まったのである。
「ふむ。それも確かではあるか。この協議は必ず行う、それでいかがかなシーラ陛下。代わりに開拓提案と地図に関してもお持ち帰りいただきたい。技術と知識の提供は後日の交渉……例えばラウの賠償を一部肩代わりするなどで」
「分かりました。時期尚早の様ですね。我が国にも利益がある提案です、前向きに検討させてください」
こうして一度目の和平交渉は終わった。
ラウの国との戦争は終結を確認。国境線を動かし賠償金を払うことで決着。後に軍縮条約に関する約束を取り付けて終了したのである。
という訳で和平交渉の一回目です。
シーラを招待して暫定的な味方になる事で、クの国もラウの国も矛先を治める必要があると分かった感じ。あとは開拓に関して技術・知識協力とかするねというのを餌に、戦争状態は終わらせた話ですね(確定はしたけど、実際に国境を動かしたり、賠償金はこれから)。
『グアザング』ver3
右腕の直結型オーラキャノンが失敗だったので、別の装備に。
コンバーターはひとまずオーラバトラー戦記に出て来たオーラバッテリーみたいな使い道をしてる感じ。これも瞬間的な操作に変更予定(時間の問題で今更弄れないので、どちらも簡単な加工のみ)