ポケットモンスター EXCEEDS gun flame vengeance 作:テツノカシラ
今回は魔人男との決着です!!
では、どうぞ!
「セツナ!大丈夫!?」
シイナが瓦礫の山を迂回して駆け寄る。妹の変異した姿はほぼ元に戻っていたが、髪はまだ少し桃色がかっているし、皮膚の一部には鱗模様の名残がある。
「うん……なんとか……」
セツナは地面に座り込んだまま、震える手でシイナの手を握った。
「ごめんね……シーちゃん」
「何が?」
「今まで嘘ついて……本当のこと言えなくて……」
涙がぽろぽろと頬を伝う。
「実は……私は魔人っていうの」
シイナの目が見開かれた。
「魔人?ポケモン人とか言ってたよね?」
セツナは唇を噛みしめた。
「うん。魔人もポケモン人も……みんな侵略種から生まれた存在なの」
シイナの眉間に皺が寄る。
「どういうこと?」
「侵略種の遺伝子にうまく適合すればポケモン人になれるんだけど……失敗すると魔人になるの」
セツナは自分の腕を見つめながら続けた。
「私は適合に失敗して魔人になった……だからずっとシーちゃんに隠してたの」
沈黙が流れる。
シイナは混乱しながらも、妹を拒絶することはできなかった。あの恐ろしい力で自分を救ってくれたのは確かにセツナなのだ。
ごめんね……シーちゃん」
セツナの涙が止まらない。
「私……本当は怪物なんだ……でも……シーちゃんのことを助けたかった……シーちゃんはわたしにすごく優しくしてくれたし…一緒にいて本当に心地よかった…だから、私はいつしか魔人である事に蓋をして人間として生きようと決めた…」
震える声で告白するセツナの姿は痛々しいほどだった。
しかし、シイナは意外な言葉を口にする。
「知ってた……知ってたよ……」
「え……?」
セツナが顔を上げる。
「セツナが本当は普通の子じゃないってこと」
「……シーちゃん」
「なんとなくね」
シイナは傷ついた額に手を当てながら苦笑した。
「小さい頃からセツナには特別な何かがあると思ってた。うまく言えないけど……他の子とは違うって感じてたんだ」
「シーちゃん……」
セツナの声が震える。
「私のこと……怖い?」
「ううん」
シイナは即答した
どんな姿になっても」
シイナはセツナの手を強く握り返した。
「セツナがセツナであることは変わらない。私の可愛い妹だってことも」
その言葉にセツナの目が大きく見開かれる。
「だからこれからもずっーと一緒だよ!約束」
シイナが小指を立てると、セツナは涙でぐちゃぐちゃになった顔で笑った。
「シーちゃん……」
震える声で彼女は誓うように返した。
「ありがとう……本当にありがとう」
瓦礫の山をバックに抱きしめ合う姉妹の姿
「シーちゃん…あのね…実はシーちゃんは…」
セツナが言葉を紡ごうとした刹那――
**ザシュ!**
鋭い切断音が廃墟に響き渡る。
「え……?」
床に赤い液体が広がっていくのが見える。それが自分達の背中から噴き出した血潮だと認識するのに数秒を要した。
**ガシャアアアン!**
魔人がゆっくりと歩み寄っていた。半身は焼け焦げているが、内側から新たな肉が芽吹き再生が始まっている。
「ふはは……油断したな」
足を引きずりながらも狂喜の表情でセツナとシイナに近づく。二人は床に倒れ込み、貫かれた傷口から血が溢れている。
「待て……」
シイナの声は枯れていた。傷口から流れ出る血が床に広がり続ける。
「やめろ……やめて……」
魔人の指がセツナの胸ぐらを掴み上げる。桃色の髪が乱れ、血まみれの顔がシイナの方を向く。妹の瞳は恐怖で見開かれていた。
「セツナを……」
懇願する言葉は途中で途切れた。
次の瞬間――
**バリッ……ミシッ……**
耳障りな音が廃墟に響く。湿った布地が引き裂かれるような音と、乾いた木がへし折られるような音が混ざり合った不協和音。
シイナの視界が暗転しかける。それでも必死に瞼を開けようとする。そこには魔人の巨大な顎があり、セツナの上半身がそこに埋まっていた。赤黒い液体が溢れ出し、姉妹をつなぐように血の川が形成されていく。
「あああああああ!!!!!!」
悲鳴にもならない掠れた叫び。シイナの脳裏に妹との思い出が走馬灯のように蘇る。幼い頃に交わした約束、「ずっと一緒だよ」と笑い合った日々――
断末魔の声すらも咀嚼音に掻き消される。骨の砕ける音。肉の裂ける音。神経を逆撫でするような湿った音がシイナの鼓膜を抉る。
(そんな……折角……)
シイナの意識が急速に遠のく。温かいものが全身を覆う感触がある。それは妹の体温なのか、それとも己の血のぬるさなのか。
(折角……2人で生き延びたと思ったのに……)
視界の隅で魔人が血塗れの顔を上げる。満足げに喉を鳴らしながら残りの肉塊を貪る姿が映る。シイナの周りにはセツナの血が池のように広がっていた。
意識が深い闇へと沈んでいく。
廃墟の静寂が破られた直後──シイナの意識は暗闇を漂っていた。鉛のように重い身体の感覚。血の鉄臭さが鼻腔を刺し、魔人の声が耳に残像となってこだまする。
(終わった……)
そう諦めかけた刹那──
目の前に光が満ちた。
柔らかな桃色の髪が風に揺れ、大きな瞳が優しく微笑む。
「セツナ!?」
シイナは飛び起きた。傷の痛みが嘘のように消えている。ここは廃墟ではない。どこまでも続く水鏡のような空間だった。
「無事だったんだ!」
「シーちゃん……ごめんね」
セツナの声は穏やかだが儚い。
「約束守れなくて……」
「約束?破ってないよ!だってセツナはここにいるよ!」
シイナが必死に否定する姿に、セツナは首を横に振った。
「私の身体は……もう……」
彼女の透き通る腕がシイナの頬に触れる。
「シーちゃん。ありがとう。私を愛してくれて」
「セツナ何言ってんの?なんかお別れみたいじゃん」
シイナの声が震えた。水鏡に映るセツナの姿が淡く霞んで見える。
「シーちゃん……最後に私からの贈り物を受け取って……そして私のお願いを聞いて?」
「いらない!」
シイナは叫んだ。涙が零れ落ちる。
「贈り物なんて!セツナがいればいい!」
「私の全部──」
セツナは静かに両手を広げた。
「シーちゃんにあげる……」
水面が揺れ、淡い光が渦を巻く。リザードンの紋章が浮かび上がり、炎の粒子がシイナの体に吸い込まれていく。不思議な暖かさが傷を癒し、新たな力が脈打つ感覚。
「そしてこれは最初で最後のお願い」
セツナの声は微かに震えていた。
「シーちゃんも私と同じ……いやそれ以上に特別な存在だから……」
「これから色んな困難があると思う。だけどね……ドラさんやイブキさんだっているから……大丈夫!」
セツナの微笑みは消えかけていた。
「だからね……シーちゃん。これからはシーちゃんらしく生きて……」
次の瞬間──セツナの姿が炎のように揺らめき、粒子となって霧散した。
「セツナ!!」
シイナの悲鳴が空間にこだまする。その時──
**ズンッ!**
胸の奥から衝撃が走る。新しい力が胎動する。シイナの瞳に琥珀色の炎が宿り、傷ついた体から生命力が溢れ出す。
「……セツナ」
血だまりの現実世界で、シイナが目を覚ました。瀕死の体はまだ動かないが、魂は燃え上がっていた。
「見てて……」
魔人が勝利を確信し、次なる獲物を探して廃墟を去っていく。その後ろ姿に向かって──
「シーちゃんは負けない」
水面に映るシイナの瞳に、リザードンの印が炎のように輝いた。
魔人の咆哮が廃墟に反響した。
「なんだ……何なんだ……」
眼球が狂乱で剥き出される。
「お前まさか……お前!!」
彼の指差す先には──
「行くよ……セツナ」
その瞬間、
「リザードン!!」
叫びと共に炎の奔流が彼女を包み込む。灼熱の竜が実体化したかのような幻影が廃墟を蹂躙し、コンクリートを溶解させていく。
**ゴオオオオッ!!**
シイナの髪が一瞬で燃え立つようなオレンジ色に染まる。背中から突き出した翼が炎の渦となり、鋭い鉤爪が両手から伸びた。
「馬鹿な……なぜ……なぜ魔人の力を取り込んだ人間が……」
魔人の顔面から滝のような汗が滴る。狂喜と恐怖が入り混じった奇声が喉奥から絞り出される。
「完全なポケモン人……しかも……リザードンに!!」
魔人は目を開かせる
「そうか…お前!!!『Zの力』を!!!お前がZなのか!?欲しい!!欲しい!!よこ…」
その叫びが終わるより早く──
**ドン!**
シイナの姿が霞んだ。炎の残像が尾を引く。次の瞬間、魔人の腹部に衝撃波が炸裂していた。
「ぐはぁっ!?」
再生しかけていた肉体が再び破裂する。黒焦げの内臓が地面に散らばる。シイナの拳から放出された炎熱が接触面を炭化させながら浸透していた。
「これが……セツナの力……」
シイナの声は低く、それでいて不自然なほど落ち着いていた。彼女の瞳孔が縦に割れ、琥珀色の炎が宿る。
シーちゃんはシーちゃんらしく生きて…
亡き妹の言葉が脳裏を過る。無意識に右手の爪が伸びる。鋭利な鉤爪が陽炎の中で鈍く煌めいた。
「約束通り…
2人であいつをぶっ倒そう!!!!」
シイナはショットガンを素早く拾う。銃身に螺旋状の炎紋様が浮かび上がる。グリップを握り締めた彼女の指がトリガーにかかった瞬間──
**キュォォォ……!**
銃口から漏れ出す赤熱の光。バレル内で膨れ上がる熱エネルギーが渦巻き、硝煙とプラズマが混ざり合う。
ゴオオオン!**
二つの火炎弾が直線状に迸る。着弾と同時に爆ぜる高密度の炎塊。魔人の触手が三本まとめて蒸発し、左大腿部が粉砕された。
「ぎぃゃあああッ!!?」
魔人の絶叫が廃墟を震撼させる。焦げた肉片が雨のように降り注ぐ。しかし彼の顔には驚愕だけが貼りついている。
「お前……リザードンの力で武器を……!?」
シイナは無言で再装填(リロード)。炎エネルギーが銃身に充填されていく。琥珀色の瞳に映るのはただ一つの標的のみ──
「お前らあああああ!!!!!」
魔人が叫ぶと侵略種の群れがシイナへと向かう。
だが、シイナは構う事なく銃口から火炎弾を発射。侵略種達は次々に紅蓮の炎に焼き尽くされ,炭化していく。
シイナは2丁のショットガンで舞うように侵略種達は次々と焼き尽くす。
「くそがあああッ!!」
魔人の咆哮と共に地面が隆起する。廃墟全体が歪み、天井が落下。巨大な肉塊が津波のように押し寄せシイナを取り囲んだ。
**ドロォォ……**
肉壁が蠢き閉鎖していく。出口は完全に封鎖された。暗黒の密室の中、シイナの瞳だけが燃えている。
魔人が咆哮する。
懐から取り出したのは一挺の対物ライフル。銃身に刻まれた火竜の刻印が明滅する。彼女の全身から噴き出す炎エネルギーが銃器を包み込んだ。
**キィィィ……!**
ライフルが変形していく。銃身が伸び太くなり、弾倉が炎を放つ。狙うはただ一点──肉壁の中心。
魔人の声。肉壁の頂点が割れ巨大な口腔が現れる。数百本の牙が突き出され襲いかかる。
**ガシャン!**
シイナの指がトリガーを引いた。
**『ブラストバーン!!』**
灼熱の咆哮が全てを飲み込む。発射された火弾は炎の竜と化し、魔人の巨口を貫通。その衝撃は肉壁を焼き尽くし──
**ズドォォオオオオオーン!!**
大爆発。廃墟全体が崩壊する。シイナの姿が光の渦に包まれる。
終わった。冷たい雨が廃墟に降り注ぐ…
崩壊した廃墟の中央にシイナが立っていた。灼熱の残滓が黒い地面をまだ燻らせる中、彼女の足元には灰と化した魔人の遺骸があった。
**サァ……**
塵が風に運ばれ消えていく。同時にシイナの変身も解けた。髪が戻り、炎の翼も消えた少女が一人。
シイナは我に帰り、何かを探すように歩く。
「……セツナ」
声が震える。見つけた…赤い布切れ──セツナが着ていた赤い服…ボロボロに裂け、血痕が染みついている。
シイナはそれを抱きしめた。
「約束通り…2人でやっつけたよ…」
大粒の涙が滴る。嗚咽が炎に焼けた空気を震わせた。
「……ありがとう」
震える声が絞り出される。
「これからもずっと一緒だよ……」
***
一方 山道にて
山道に佇む人影──ハイドラは無傷だった。ポケモンの力を解き、人間形態に戻った彼は涼しい顔で廃墟の方角を見ていた。
「こりゃすごい事になったじゃねぇか……」
廃墟の残骸から立ち上る黒煙。その中心で煌めくオレンジ色の光点を見据える青い瞳が細くなる。
「あれは多分セツナじゃない」
低く独り言を呟く。
「魔人にポケモン人の技を使えない…だとすると…」
視線が鋭くなる。
「シイナしかいないよな……」
返り血がついた両手を拭い、
「Zの力が目覚め始めたか……」
踵を返すとハイドラの姿が一瞬で消えた。疾風のごとき速さで斜面を駆け降りていく。風圧で木々がしなり、踏みしめた地面が抉れる。
彼が去った後──
何百体もの侵略種の死骸が山道に転がっていた。どれも頭を吹き飛ばされたり、体を貫かれたり、中には口や目から大量に出血して死んでいるものなどほぼ一撃で倒されている。まるで掃討作業の痕跡だった。
そして、 島の集落では
廃墟が爆発し、住民達は家から外に出てその方向を見ていた。
キョウカも神妙な顔つきでその方向を見ている…
「あれは…ついにシイナちゃん…Zの力が…」
「母ちゃん!!」
息子の声が聞こえたキョウカは後ろを向く。
「イブキ!大丈夫!?怪我は!?」
イブキは泥で靴やズボンは少し汚れているが,無傷だった。
「俺は平気!大丈夫だよ!侵略種もなんとかしたよ。それより…さっきの爆発って…」
「あぁ…シイナちゃんだよ…恐らく長らく劣性だったリザードンZの遺伝子が覚醒し始めたんだ。」
廃墟から立ち上る煙を眺めるキョウカとイブキ…
雨が強くなり始めた。
to be contined…
いかがでしたか?
後、お気づきの方もいらっしゃるかもですが、今回かなり文章をAIに書いてもらってます。
なのでもしも変な感じになってたら遠慮なく教えてくださいませ…
では、また!!