「超かぐや姫!」 If 〜もしも彩葉に弟がいたら〜 作:剣が好きな人
この小説を見つけてくださり、ありがとうございます。
拙い文章かと思いますが、見守っていただきますと幸いです。
作者が来年受験を控えているため、恐らく不定期更新で進んでいくと思います。(特に来年は厳しいかも)
またこの小説、キャラ崩壊が酷いと思います。極力少なくするよう努めますが、ご了承下さい。
ーーこれは、みんなが知ってる「超かぐや姫!」と少しだけ違う物語。
俺の名前は酒寄 朔久(さかより さく)。色々超限界ギリな姉、酒寄 彩葉(さかより いろは)と立川の地で生活を共にしている双子の弟だ。
さて、そんな俺だが、あるルーティーンがある。それはバイト終わりの彩葉姉ちゃんを迎えに行くことだ。
今日は三連休前最後のバイト日。恐らく普段の生活も相まってかなり疲れているだろう。この迎えは、俺ができるせめてもの気遣いとして続けてるんだ(あと彩葉姉ちゃんと一緒にいられる口実になる)。
だが、この時の俺は想像もしなかった。まさか俺たちが高校二年生という若さにして子供の面倒を見ることになって、その子が俺たちの運命を大きく変えることになる なんて。
さて、話を戻そう。
「へへ、弟よ、三連休がついにやってまいりやした…」
「そうだね。いつもお疲れ様、姉ちゃん」
彩葉姉ちゃんは案の定、どっと疲れてる。にしても彩葉姉ちゃん、テンションがおかしいな。いつもはめっちゃ落ち着いてるのに。
…でもまぁ無理もない。だってろくに寝てないし。現に六時間寝るのすら久しぶりらしいし。正直めっちゃ心配。だから何回もちゃんと寝て食べるべきって言ってるのに、一向に治らない。
さて、そんな無理しすぎな彩葉姉ちゃんは、今イヤホンをつけようか迷っているようだ。推しである『月見ヤチヨ』の音楽を聴いて癒しを得たいのだろうが、俺に気を遣って遠慮してるんだと思う。
「俺のことは気にしなくていいから。それに姉ちゃん疲れてるでしょ。」
俺がそう声をかけてもなおちょっと渋ってたので、(死ぬほど不本意だが)少し睨んでみたら、無事着けてくれた。よかった。
ーー不意に、「流れ星!」 という人の声が聞こえた。空を見てみる。
キレイな虹色の流れ星が目に映った。俺はとっさに「彩葉姉ちゃんの幸せ」を願ったけど、彩葉姉ちゃんはどうだろうか。
癒しタイムが終わったら聞いてみることにした。
数分後、彩葉姉ちゃんはイヤホンを外した。癒しタイムが終わったのだろう。ならば。
「そういえば、さっき流れ星が見えたよね。姉ちゃんは何を願ったの?」
聞いてみよう。
「か、金」
そう返答が返ってきた。ホント、彩葉姉ちゃんらしい。ちなみに俺も金は欲しい。彩葉姉ちゃんの幸せが圧倒的に一番ではあるけど。
そんなことを思いながら家の前に着いたら、なんと。電柱が虹色に光っている!?
『スマコン』をつけっぱなしにしてたかを確認するため、眼球に指を当ててみたが、"ついていない"。姉ちゃんも同じ動きで確認していた。
このことが意味するのは、この虹色に光る電柱、いわば『ゲーミング電柱』の存在は現実のものであるということ。
嘘だろと言いたくなるような、荒唐無稽の極み。よく見たらその電柱には取手付きの扉がある。
まさにその時、電柱の扉が開こうとしていた。気づけば彩葉姉ちゃんが扉を塞いでた。反応早すぎだろと思いつつ電柱に向かう。
彩葉姉ちゃんがもう一度扉を塞いだ。今度こそ終わりだろう。そう思っていた。だが、この電柱はしぶとい。『二度あることは三度ある』とはよく言うものだが、改めて実感した。
彩葉姉ちゃんと一緒に扉を塞いだが、虚しく力負けし、扉は開いてしまった。
「力づくかい」そう彩葉姉ちゃんはこぼした。全く同意だ。
だが悲しきかな。この電柱は俺たちに休む暇をくれないようだ。
そう、電柱の扉の向こうには、後に俺たちの運命を変える赤子がいたんだ。
今回は最初ということで、短めな文章にしました。
次回以降は長めになると思います。
ヤチヨ・スマコンについては次回説明を入れます。
7/30 編集: この小説では、数字は漢字表記に統一します。