アルスの子供らしさは上手くできたかなと、反省したり待つよと言ったりするけどすぐに忘れるのは子供感を演出してみました。待つよと言ったけど次の日にはもう待てないなんて、子供を持ってる人ならわかるかなーとあるあるなので。聞き分けよく聞いたト思ったら次の日には駄々をこねる、父親は辛いでやんす
子供らは親の家に預けて夏休みを謳歌してるが皆様どうお過ごしかな?
一貫してルーデウスを好きだったを取り入れていますが、身近にいる男性がルーデウスだけだったしかも憧れるほどに凄い男で、他所では見せないような抜けてたり情けない姿を自分だけに見せてくれるような特別な立ち位置だったから余計に好きだったんじゃないかなぁってノルンばっか構うのに嫉妬するのもあったし。
結局妄想と言われたら残念だが、一応もやもやしてる部分に共感もらえたりネットでも言われてるとこに思とこもあるし
ノルンも好きだけどね、年相応でアイシャやルーデウスと比べらて卑屈になるのもわかるし、それがあったからこそ自分は自分という一本を持って成長したのかなと感じた。まさかパウロゼニスの性欲を色濃く継いだとは思わなんだ…笑、天賦の才でしょあんなの笑
旅支度は終わった。
荷物は多くない。衣服も、日用品も、本当に最低限だけ。
部屋を見渡しても、持って行ける物はほとんどなかった。すっきりと片付いた部屋は、まるでどこか他人の部屋のように見える。
「……終わっちゃった。」
ぽつりと呟く。
今日一日、色々な人と話をした。
お兄ちゃん。エリスさん。シルフィさん。ロキシーさん。
皆、それぞれの言葉で自分の背中を押してくれた。
不安がすべて消えたわけではない。それでも、昨日のような息苦しさはもうなかった。
ふぁ、と欠伸が一つ漏れる。
「……眠いな。」
明日も早い。もう寝よう。
そう思って部屋を出た。
廊下は静まり返っていた。皆、それぞれの部屋で休んでいるのだろう。
深く考えるより先に、自然と足が動いていた。気付けば、向かっていた。
「……あ。」
リーリャの部屋の前だった。
「私……。」
思わず苦笑する。
アルスとしばらく会えなくなるのは、もちろん寂しい。
けれど、それ以上に胸を締め付けるのは——。
(お母さんに会えないの、寂しいな……。)
昨日、一緒に眠った。
頭を撫でてもらって、胸を借りて。何年ぶりかも分からないほど安心して眠れた。
あの温もりを思い出すだけで、胸がじんわりと熱くなる。
(二日連続は……恥ずかしいよ。)
もう二十四歳にもなって「お母さんと一緒に寝たい」なんて、子どもじゃあるまいし。
(……でも。)
少しだけ。ほんの少しだけ甘えたい。
旅に出る前くらい、娘でいたっていいのだろうか。
そう思いながら、おそるおそる手を上げる。
コンコン、とノックしようとした、その時だった。
「アイシャ。」
背後から、優しい声がした。
「ひゃっ!?」
驚いて振り返ると、そこには洗濯物を終えたのだろう、籠を抱えたリーリャが立っていた。
「あ、お、お母さん……っ!」
頬がみるみる赤くなる。見られた。部屋の前で立ち尽くしていたところを。
どう言い訳しようと慌てて口を開こうとするが、言葉が出てこない。
そんな娘の様子を見たリーリャは、すべてを察したように目を細めた。
「ふふ。今夜も、一緒に眠りたくなりましたか?」
その一言だけで、アイシャは耳まで真っ赤になった。
「ち、違っ……その……っ!」
否定しようとして——結局、できなかった。
俯いたまま、小さく、小さく頷く。
「……うん。少しだけ……甘えても、いい?」
その声は、誰にも頼ることを知らなかった少女が、ようやく母に向けて口にできた、小さなお願いだった。
リーリャは何も言わず、そっと籠を床へ置く。
そして、優しく両腕を広げた。
「おいでなさい、アイシャ。」
その一言だけで十分だった。
アイシャは照れくさそうに笑いながら、小走りで母の胸へ飛び込んでいった。
◇
寝台へ入ると、昨日と同じようにアイシャは自然とリーリャの腕へ身体を寄せた。
大人になった娘が、幼い頃のように甘えてくる。それが嬉しくて、リーリャは何も言わず頭を撫で続けた。
しばらく穏やかな時間が流れた後、リーリャは幼い頃によくしていたように優しく問いかけた。
「今日は、何がありましたか?」
その声音は、グレイラット家の厳格なメイドのものではない。ただ娘の一日を知りたい、一人の母親の声だった。
アイシャは胸へ頬を預けたまま、小さく笑う。
「今日はね……。」
ぽつりぽつりと話し始めた。
お兄ちゃんが何度も様子を見に来たこと。
話しかけようとしては天気の話しかできなかったこと。
それが可笑しくて、自分から助け船を出したこと。
エリスさんに叱られたこと。それでも最後には背中を押してもらえたこと。
シルフィさんが謝りに来てくれたこと。
ロキシーさんにまで、お兄ちゃんへの想いを見抜かれてしまったこと。
思い出しながら笑ったり、照れたり、少しだけ泣きそうになったり。表情がころころと変わる。
リーリャは途中で口を挟まず、ただ髪を梳きながら聞いていた。
(……こんなに分かりやすい子だったのですね。)
胸が締め付けられる。
嬉しい、寂しい、恥ずかしい。全部が顔に出ている。
昔からそうだったのだろう。いや——昔からそうだったはずなのだ。それを見ようとしてこなかったのは、自分だ。
『ルーデウス様にお仕えしなさい。』
『グレイラット家を支えなさい。』
『あなたは優秀なのですから。』
そう教えてきた。娘としてではなく、使用人として。
リーリャ・グレイラットの娘としてではなく、グレイラット家に仕える者として。
それがこの子の幸せであり、正しい道だと信じて疑わなかった。
いつかルーデウス様へ身を捧げる日が来るかもしれない——その覚悟すら、この子は幼い頃から持っていた。それも、自分が植え付けたものだ。
それなのに、アイシャがルーデウスへ向ける視線だけは少し違っていた。
尊敬だけではない。憧れだけでもない。一人の少女が、一人の男性へ向ける眼差し。
見ていれば分かったはずだった。気付けないほど鈍かったわけではない。
気付こうと、しなかっただけなのだ。
(……私は。娘に『役割』を押し付けていたのですね。)
胸の奥が痛んだ。
パウロを失い、奥様の世話をし、屋敷を支え、子どもたちを見守る。
その生活の中で、アイシャの器用さに何度も救われてきた。
『アイシャなら大丈夫。』
その言葉を、何度口にしただろう。
違う。大丈夫だったのではない。大丈夫でいてくれたのだ。
皆のために。母のために。そう振る舞い続けてくれていただけだった。
(……私も、頼り切っていましたね。)
奥様が許してくださったから。ルーデウス様が手を差し伸べてくださったから。
私は今も、この家で生きていられる。
あの日がなければ、私はこの家にはいなかった。アイシャも生まれてはいなかったでしょう。
恩義は消えない。だからこそ、この家へ尽くそうと決めた。その決意は間違いではなかった。
けれど——その恩義で、娘まで縛ってしまった。それは母として、間違いだったのかもしれない。
リーリャは、眠たそうに目を擦る娘の頬へそっと手を添えた。
「アイシャ。」
「はい……?」
「旅から帰ってきたら……今度は、あなたが何をしたいのかを聞かせてください。誰のためでもなく、アイシャ自身が歩きたい道を。」
その言葉に、アイシャは少し驚いたような顔をした。
それから、安心したように柔らかく微笑み、小さく頷く。
「……うん。」
その返事を聞いたリーリャは、娘の額へそっと口づけを落とした。
旅立つまでは——ただの一人の母として、娘を抱きしめながら眠ろうと、そう決めた。
◇
「……お母さん。」
しばらく黙っていたアイシャが、掛け布団を胸元まで引き上げながら、おずおずと口を開いた。
「どうしました?」
リーリャは髪を撫でる手を止めず、穏やかに問い返す。
アイシャは視線を泳がせた。言おうか、やめようか。何度も口を開いては閉じる。
その姿がおかしくて、愛おしくて、リーリャは微笑んでしまう。
「……明日が。」
「はい。」
「最後だから……。」
そこでまた言葉が止まる。耳まで真っ赤だった。
「……明日も、一緒に寝てもいい?」
消え入りそうな声だった。
言い終えた瞬間、恥ずかしさのあまり掛け布団を鼻の辺りまで引き上げる。
(……恥ずかしいよ。)
昨日だけでも、二十四歳にもなって母に甘えてしまったと顔から火が出そうだったのに、三日連続だなんて。
子どもでもあるまいし。自分で言っておきながら、恥ずかしさで転げ回りたくなる。
そんな娘を見つめながら、リーリャは胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じていた。
(……あぁ。この子は、ようやく『子ども』になれたのですね。)
生まれた頃から賢かった。物分かりが良すぎた。
泣き言も少なく、我が儘も言わず、「お母さんを困らせてはいけない」という空気を、小さな身体で理解してしまっていた。
だから、甘えることを覚える前に、仕えることを覚えた。
子ども時代を飛び越えるように、大人になってしまった。
ルーデウス様ほどではない。それでも、この子もまた幼い頃から周囲を見て、自分の役割を理解し、それを演じ続けてきた子だった。
だからこそ今——「明日も一緒に寝てもいい?」というその一言が、何より嬉しかった。
役割でもない、正しさでもない、損得でもない。
ただ甘えたい。母と一緒にいたい。
そんな当たり前の願いを、ようやく口にしてくれた。
リーリャは娘の頬へそっと手を添える。
「もちろんですよ。何日でも……あなたが嫌だと言うまで、一緒に眠ります。」
その返事に、アイシャは照れくさそうに笑った。
「……ありがとう。」
その笑顔を見ながら、リーリャは心の中で静かに目を閉じる。
(……もし。この子に『仕える』という役目を与えなかったなら、どんな女性になっていたのでしょう。)
旦那様に似て、興味を持ったものへ真っ直ぐ飛び込む活発な女性になっていたのか。
あるいは、奥様のように人を包み込む優しい女性になっていたのか。
器用さは旦那様から。不器用さは私から。
その両方を受け継いだ娘は、本当ならもっと自由に笑って、生きられたのかもしれない。
器用にこなして人に認められ、不器用な部分で人に愛されるような、憎めない子に——。
その可能性を、母である私が狭めてしまった。口惜しさが胸を締め付ける。
それでも。もう遅くはない。
今ならまだ、この子は自分の人生を歩き始められる。
リーリャはそっとアイシャの額へ口づけを落とした。
「おやすみなさい、アイシャ。」
「……おやすみ、お母さん。」
その呼び方が嬉しくて。
リーリャは娘をしっかりと抱き寄せながら、静かに目を閉じた。
正直、ここでリーリャが産まなきゃよかったと淫魔の血の下りをやり嗚咽するほど泣いて謝るシーンをやるべきか悩みました。
リーリャにも救いがあればなとは思ってますので、ミリス教の教えの夫婦なのに誘った挙句に妊娠するまでやっちまってるんだからどうなの?と言われるかもしれないけど。
あんな朝昼晩問わずに盛るパウロとゼニスと一緒に暮らしたらそら普通の繁殖適齢の女なら狂うよ。仕方ない本能だから、本能刺激されまくてたのに自戒して家を出るとか最後まで自分を悪いと思っていた不器用なリーリャもまた可哀想である。
二人揃って馬鹿な女だよまったく
この作品の根幹は成長と人間模様と視点、見る事だと思ってる、パウロとルーデウスが再会した時のアニメ話の時にパウロとノルンが一生叩かれていたんだけど、ルーデウス視点と神様視点でばかり責めてたから、親じゃないだの女癖悪いやつが何言ってんのとか要約するとそんな感じの責められ方に収束してた。
ありゃどっちも無理よ、誰も責められん。強いていうならルーデウスはもうちょっと親父をみてたらなと、あんなイケメンがクマだらけで髪もボサボサでヒゲ面な汚い姿に成り果てるんだからもう少し早く察せれたらなというくらいかな。
色々書いたけど読者や視聴者にもみえない部分まで見る事を教える啓蒙作品なのでは?と感じたかな