## 奈落組
### 南雲ハジメ(なぐも はじめ)
天職:錬成師
本作の主人公。17歳の女子高生で、一人称は「あーし」。
陰キャにも優等生にも、職人にも王族にも、誰にでもパーソナルスペースゼロで踏み込んでいくギャル。悪意も壁も、ギャルのノリで無力化してしまう。
**夢と背景**
夢は服飾デザイナー。アントワープの学校で学び、いつか自分のブランドを立ち上げること。服作りは独学で、古着をバラしては構造を調べ、縫い直して覚えた。
信条は「服や装飾は、自分を一番カッコよく表現できる最強の武器」。服やアクセサリーの話になると止まらない。
父はゲーム会社の経営者で、ハジメはモーションアクターを手伝ったことがある。母は漫画家で、原稿の手伝いをしながら絵の練習をしてきた。両親のことは「パパ」「ママ」と呼ぶ。
**性格**
- 口は悪いが面倒見がいい。文句を垂れながらも手は抜かず、無遅刻無欠席を守り抜くタイプ
- 「人殺しになりたいわけじゃない」と、武器を持たない。模擬戦でも相手の武器だけを弾き飛ばして勝った
- 服やアクセには際限なく凝るのに、戦闘用の錬成は投げやり。技名も「バリバリモード」「バリバリロケット」
- 座学は壊滅的。講義では毎回寝落ちしかける。命名センスも壊滅的
- 本当は怖がりで、「周りに誰かいないと何にもできない」と自分で言っている
- イケメンと可愛い子に弱い面食いではあるが、顔が良ければなんでも許すという訳ではない。
**見た目(召喚〜落下まで)**
- 身長168cm、モデル体型
- 肩まで届く金髪のゆる巻き。瞳はブラウン
- 制服は着崩す派
- 右手首に水色のシュシュ。中学2年の誕生日に香織と雫から贈られたもので、ずっとお守りにしていた(落下の直前、清水に預けた)
- 錬成用の手袋と、自作の特製ブーツ(ソールと側面に幾何学模様の刺繍魔法陣)
**見た目(奈落での変異後)**
- 身長177cm
- 髪はプラチナブロンドの白銀に、瞳は宝石のような深紅に変わった
- 肌は毛穴ひとつない白磁のような質感
- 本人いわく「サロンでブリーチ3回抜いて高級美容液浴びたレベル」「原宿歩いたら秒でスカウトされる」
- 錬成用の手袋はサソリ戦で壊れ、今は素手で錬成する。特製ブーツは健在
- 襟元に、オスカーから受け継いだ眼鏡(下縁だけの四角いフレーム)を引っ掛けている
**ここまでの歩み**
オルクス大迷宮でクラスメイトを逃がすため殿を務め、奈落へ落下。魔物の肉を食べて身体が変異した。
現在は纏雷(本人命名「バリバリモード」)と魔力操作を使いこなし、オスカーの隠れ家で神代魔法「生成魔法」を手に入れた。
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### アレーティア/ティア
奈落の底に封印されていた吸血鬼の少女。本名はアレーティア・ガルディア・ウェスペリティリオ・アヴァタール。
見た目は12〜13歳ほど、身長は140cmくらい。床まで届く金髪に深紅の瞳。寡黙で、しゃべるときは短く淡々と。一人称は「私」。
**封印**
先祖返りの吸血鬼で、かつては一国の女王だった。本人いわく、その力を恐れた家臣と、王位を狙う叔父に裏切られ、「殺せないから」という理由で奈落の最深部に封じられた。
封印されていたのは約三百年。最初は復讐を考え続け、怒るのにも疲れてやめ、水滴の数を数え、数え切れなくなってやめ、最後は何も考えなくなったという。
一つ目巨人の守る大扉の奥で、封印されたままのティアを見つけたハジメが、その身の上を聞いたうえで、封印を力ずくでこじ開けて救い出した。
**名前**
「名前は捨てた」と言い張ったところ、ハジメに「じゃあ金太郎ね」と脅され、長い本名を白状させられた。ハジメが「アレーティアってめっちゃいい名前じゃん」と言い、略して「ティア」に。
以来、ハジメは事あるごとに「金太郎」と呼んでくる。そのたびにティアは噛みつき、ついでに血も吸う。怒っていても、もったいないので吸う。
**能力**
- 自動再生:首を落とされても再生する
- 魔力の直接操作:魔法陣も詠唱もいらない
- 吸血:血を吸うことで力を取り戻す。一番美味しいのはハジメの血
- 青白い太陽のような火球『蒼天』をはじめ、超強力な魔法を無詠唱で撃てる
- ただし燃費が悪い。調子に乗って撃ちすぎると、床に溶けてゾンビのような声を出す
**ハジメとの旅**
出発前、ぶかぶかのローブをハジメがサイズぴったりに仕立て直した。「一着目のお客さん、お代は出世払い」らしい。
最初はハジメを「ものすごく頭の悪そうな、とんでもないお馬鹿さん」だと思っていたが、見方は少しずつ変わっていく。
ヒュドラ戦で恐怖の幻に囚われたとき、黙って抱きしめてきたハジメの腕の温かさに、遠い昔の記憶を少しだけ思い出した。
戦いのあと、初めてハジメの名前を呼んだ。
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### コテツ & マロン
二尾狼の兄妹。白銀の毛並みに二本の尾、全身から紫電を放ち、音速の跳躍と噛みつき、爪で戦う。まだ子どもだが、地球の大型犬より一回り大きい。
**出会い**
奈落で目覚めたハジメは、爪熊に襲われていた母狼を救えなかった。母狼は最期に「あの子たちを頼みます」とハジメに託す。
ハジメは母狼の肉を食べて身体が変異し、残された二匹と家族になった。
**名前**
名付け親はハジメ。オスが「コテツ」、メスが「マロン」。白銀の毛並みなのにマロン。命名センスの壊滅ぶりがここでも発揮された。
**性格**
- コテツ(オス):勇敢な斬り込み隊長
- マロン(メス):人懐っこい。封印から解かれて倒れ込んできたティアを、背中で受け止めた
人の言葉は分からないが、名前や声のトーン、身振りにはよく反応する。戦闘では、ハジメの指示ひとつで左右から連携して飛びかかる。
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## クラスメイト
### 白崎香織(しらさき かおり)
天職:治癒師
クラスの「聖女」と呼ばれる美少女。琥珀色の瞳。ハジメのことを「ハジメちゃん」と呼ぶ、ハジメの大親友。
……というのは表の顔で、中身はハジメへの想いが重すぎる筋金入りの一途さを持つ。
ハジメの前に立ちはだかる者には、笑顔のまま瞳から光を消す。スクールバッグから出てくる手作り弁当は、なぜか重箱で容量が四次元。
**ハジメとの出会い**
路地裏で不良から誰かを庇ったハジメが、背中に隠していた震える右手。それを見てしまった瞬間から、ハジメ一筋になった。
その後、ほぼストーカー同然の調査でハジメの素性を突き止め、雨の日の高架下で「偶然」を装って声をかけた。
**お守りのチャーム**
刻印は『H』。ハジメのイニシャル。「一生外さない、これと一緒に墓に入る」と宣言している。
**ハジメの落下後**
ハジメが奈落へ消えた直後、瞳の光を失い、後を追って飛び込もうとした。清水の魔眼で気絶させられ、止められる。
王都へ戻ってからは沈黙の日々を過ごすが、「自分の目で確かめるまでは、生きてるって信じたい」と立ち上がる。太陽(ハジメ)の光を受け継ぐ「月」として、クラスを導く存在になった。
同時に、「ハジメをこんな目に遭わせたこの世界を、私は絶対に許さない」という静かな怒りも抱えている。
治癒師でありながら独学で拘束魔法に手を伸ばし、わずか一週間で形にしてみせた。
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### 八重樫雫(やえがし しずく)
天職:剣士
八重樫流剣道場の跡取り。腰まで届く黒髪。凛とした佇まいで、クラスの暴走を止めるストッパー役。
香織と並ぶハジメの親友で、中学2年のとき、香織と二人でハジメに水色のシュシュを贈った。
**抱えているもの**
周囲が求める「男勝りで凛々しい八重樫の跡取り」。本当は可愛いものが好きで、女の子らしくありたいと思っている。けれど、その願いをずっと押し殺してきた。
自由に生きるハジメへの憧れと、同じくらいの羨ましさを抱えている。
クラス全員に配られたお守りのチャームは、雫のものだけ今も無地のまま。
**ピンクの刀**
ハジメが雫のために徹夜で打った、ピンクの意匠の特製刀。雫はそれを、みんなの前で全否定してしまう。一番触れられたくない場所を、無邪気に踏み抜かれた形だった。
二人は大喧嘩になり、謝れないまま迷宮遠征へ。そして、ハジメが殿を務めて奈落へ落ちる瞬間、雫は逃げるようにその場を離れた。
**ハジメの落下後**
ハジメの部屋で、丁寧に手入れされたピンクの刀を見つける。メルドの「いい剣だな」という一言で堪えていたものが決壊し、大雨の中庭で声を上げて泣いた。
「私は、もう逃げない」と誓う。現在は清水に近接戦闘の指導もしている。
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### 天之河光輝(あまのがわ こうき)
天職:勇者
全ステータス100超え、技能13個という破格の性能を持つ勇者。容姿端麗、成績優秀のクラスの中心人物。
日本では剣道部に所属し、八重樫流の道場にも通っていた。雫とは道場の兄妹弟子にあたる。
ハジメからは「光輝君」と呼ばれる。
**抱えているもの**
亡き祖父の遺言「常に正しく、清く、弱き者を救う盾であれ」。その言葉に縛られ、「正しいこと」を疑わずに生きてきた。
中学時代、体調の悪かったハジメに正論で説教し、恥をかかせてしまった過去がある。体育教師に「自分の正しさを疑ってみろ」と諭され、そこで一度崩れた。
お守りのチャームの刻印は十字。自分への戒めとして、本人が希望した。
**トータスに来てから**
模擬戦でハジメに敗北。ハジメは光輝を傷つけず、武器だけを弾き飛ばして勝った。
その後、メルドに「お前は何のために剣を持つ?」と問われ、「守るための剣」を学んでいく。
**ハジメの落下後**
「もう二度と、彼女に背負わせて逃げない」と宣言し、クラスの先頭に立つ。
教会から持ちかけられたハジメの追悼の儀を断り、メルドとの手合わせでは、聖剣ではなく剣道の型で戦って勝利した。借り物の答えではなく、自分で積み上げてきたものに立ち返った形だった。
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### 坂上龍太郎(さかがみ りゅうたろう)
天職:拳士
光輝の親友。がっしりした体格の体育会系で、部活のあとはいつも腹を空かせている。肉体強化術『金剛』の使い手。
ハジメからのあだ名は「ゴリ」。某バスケ漫画のキャプテンに似ているから、という理由。
**お守りのチャーム**
刻印は『拳』。……なのだが、一度ハジメに『☆ゴリ☆』と彫られてキレた。
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### 谷口鈴(たにぐち すず)
天職:結界師
クラスのムードメーカー。小柄で元気いっぱい。ハジメのことを「ナグモン」と呼ぶ。結界魔法『聖絶』の使い手。
**抱えているもの**
幼い頃の寂しさから、「笑顔でいれば一人にならなくて済む」と学んだ。天真爛漫な笑顔は、もともとは演技だった。
同じように仮面を被って生きる恵里の本質に早くから気づき、それでも彼女の隣にいることを選んだ。二人は本物の親友になる。
ハジメたちと過ごすうちに、演技だった笑顔は本物に変わっていった。
**お守りのチャーム**
刻印は☆マーク。
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### 中村恵里(なかむら えり)
天職:降霊術師
可憐で大人しい委員長。足止めの呪術や弱体化の魔法を使う。
……その「可憐な委員長」は、情報を集め、自分を守るための仮面だった。
**過去**
幼い頃に父を事故で亡くし、残された母からは愛されず、心が壊れていった。
川に身を投げようとしたところを、光輝に救われる。「もう一人じゃない。俺が守ってやる」という言葉が、恵里にとって絶対の光になった。
けれど光輝は、誰にでも同じ言葉をかける「正義の味方」だった。その光は、やがて歪んだ独占欲に変わっていく。
**鈴との関係**
最初は光輝に近づくための打算で、鈴に近づいた。けれど鈴もまた、仮面を被って生きる少女だった。二人は、互いの仮面に気づいたうえで、本物の親友になった。
**ハジメとの夜**
夜の回廊で、ハジメに全てを吐き出す。ハジメの答えは「そんなの、どっちも本当の恵里でいいじゃん」だった。
お守りのチャームには、メビウスの輪を刻んでもらった。
**ハジメの落下後**
清水の情報開示を受けて、遠藤とともに教会の内側を探る役目を引き受けた。
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### 清水幸利(しみず ゆきとし)
天職:闇術師
無愛想で冷静、現実的なツッコミ役。オタク知識が豊富。ハジメとは中学からの腐れ縁で、本人は全力で否定するが、ハジメの「舎弟」。
ハジメに対して遠慮はしない。危ないことをしようとすれば止めるし、言い方次第では普通に小競り合いになる。
**ハジメとの出会い**
中学時代、放課後の教室の隅で一人ゲームをしていたところを、ハジメに覗き込まれたのが始まり。そこから台風のようにハジメの日常に巻き込まれていった。
息の詰まる家から逃げる口実として付き合っていたはずが、気づけば孤独の殻を破られていた。
ちなみに、ハジメ・香織・雫の三人に振り回されたファミレスでの一件がトラウマになり、理想のタイプは「包容力のある年上のお姉さん」で固定されている。
**能力**
技能【魔眼(闇)】の持ち主。詠唱なしで闇魔法を放てるが、高い威力で使うと一時的に目が見えなくなる。
その代償を自覚し、ハジメの落下後は雫の指導で近接戦闘の訓練も始めた。
お守りのチャームの刻印は『鋼』。
**トータスに来てから**
遠藤と二人で、教会が魔人族の生態や「反逆者」の足跡、大迷宮の歴史を意図的に消していることに気づく。仲間を巻き込まないよう、しばらく二人だけで抱え込んでいた。
落下の直前、ハジメから水色のシュシュを預かる。ハジメを追って飛び込もうとした香織を魔眼で止め、王都に戻ってからそのシュシュを香織に手渡した。
その後、隠していた情報をクラス全員に打ち明ける。「反逆者が神を出し抜くために遺したものなら、その中に帰る手段があるかもしれない」――根拠はゼロだと自分で言いながら、七大迷宮を目指すという方針を示した。
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### 遠藤浩介(えんどう こうすけ)
天職:暗殺者
生まれつき影が薄い。コンビニの自動ドアにすら反応してもらえない。本人にとってはトラウマ。
愛用の短剣を手に、気配を完全に絶って急所を一閃する。
**百円玉**
召喚されたその日の昼休み、ハジメに「よっ、遠藤」と声をかけられ、ミルクティーの買い出しを頼まれた。渡されたのは百円玉二枚と「アンタの分☆」の一言。けれど物価高の自販機では一本分にしかならず、結局自腹を足した。
余った自分の分の百円玉を、今もポケットに入れ続けている。
**お守りのチャーム**
刻印は『E』。影が薄くならないように、ドデカく彫られた。
**トータスに来てから**
気配を消す技能で、教会の立ち入り禁止区域から資料を持ち出した。清水とともに、教会の隠蔽に気づいた一人。
ハジメの落下後、ハジメの死を「不幸中の幸い」と口にした教皇に、短剣を突きつけた。刃は、傍らに控えていたシスターの槍に止められている。
清水の情報開示を受けて、恵里とともに教会の内偵を引き受けた。
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### 園部優花(そのべ ゆうか)
天職:投術師
ハジメと系統が被るギャル。二本一組の投擲用ナイフに、魔法で炎を纏わせて戦う。
**ハジメとの距離**
同じギャル同士の同族嫌悪と、「自分は南雲さんの下位互換なんじゃないか」という劣等感から、ハジメとは距離を取っていた。
お守りのチャームを作ってもらったとき、ハジメがふと見せた「本当に去る者が出てきたときは、ちょっと寂しいかも」という儚い表情に、打ちのめされる。チャームには両親のイニシャルを刻んでもらった。
**清水**
オルクス大迷宮で、清水に手を引かれて助け起こされる。「ありがとう、清水……!」と返したあの時から、なんだか清水のことが気になっている。
**ハジメの落下後**
清水の情報開示を受けて、愛子の農村指導に同行し、各地の調査に向かうことになった。
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### 畑山愛子(はたやま あいこ)
天職:作農師
クラスの担任。小柄で、生徒からは「愛ちゃん先生」と呼ばれる。本人は「先生をちゃん付けで呼ばないの!」と怒るが、効果はない。
ステータスを見たハジメに頭を撫でられ、ちょっと嬉しそうにしていた。
**抱えているもの**
生徒を全員無事に帰すという教師としての責任感と、この世界で何もしてやれない大人としての無力感。その間で揺れている。
**ハジメとの交流**
東方荒地の開拓で、土壌改良にハジメと協働した。そのとき、「元の世界に戻ったら、幼馴染とちゃんと向き合いたい」と打ち明けている。
おにぎりを分け合いながら、「お互い、絶対に帰りましょうね」と誓い合った。
お守りのチャームは四葉のクローバー。ハジメがこっそり手渡した。
**ハジメの落下後**
清水の情報開示を受けて、一部の生徒たちとともに各地の農村指導に回ることになった。その道中で、大迷宮の手がかりも探す予定。
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## ハイリヒ王国
### リリアーナ・S・B・ハイリヒ
ハイリヒ王国の王女。真面目すぎるほどのワーカーホリック。
ハジメからは「リリィ」と呼ばれる。最初は「ハジメ様」と呼んでいたが、いつの間にか「ハジメさん」に変わった。
**王宮のトレンドセッター**
ハジメから贈られた、ハート型のチャームのネックレスとブレスレット。社交会でそれを身に着けたことで、ハジメ製アクセの「広告塔」になった。
過剰な装飾を削ぎ落としたそのスタイルは、王宮に新しい流行を巻き起こした。
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### ランデル・S・B・ハイリヒ
ハイリヒ王国の王子。リリアーナの弟。
「次期国王」という看板の重さに、押し潰されかけていた。香織に一目惚れ中。
**ハジメとの約束**
孤独を抱えていたランデルに、ハジメは銀のひし形チャームのネックレスを贈った。
そして、「イケてる王様になったら、世界で一番ヤバい服を作ってやる」と約束している。
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### メルド・ロギンス
ハイリヒ王国の騎士団長。豪快な武人で、生徒たちの訓練を受け持つ。ハジメからは「メルド団長」「おじさん」と呼ばれる。
**守るための剣**
少年期に親友を戦火で失った。敵国の村で、母の亡骸に縋って泣く子どもを見たことが、「守るための剣」という信条の原点になっている。
光輝に「お前は何のために剣を持つ?」と問い、その答えを示した。
**ハジメとの思い出**
工房での修行初日、ハジメが石像をメルドの顔に錬成し、連帯責任で走らされた。錬成の検証では、ハジメの掘った落とし穴に落ちている。
**迷宮とその後**
オルクス大迷宮では、罠の精査を怠った自分の慢心を激しく悔やんだ。
ハジメの部屋でピンクの刀を見つけた雫に、「いい剣だな」と声をかけた。
光輝との手合わせで敗れ、ついに追い抜かれたことを悟る。香織の異変にも気づいてはいるが、止めきれずにいる。