ありふれたギャルは世界最狂【第一章完結】 作:バグッた左スティック
※第42話までの内容をもとにしています。
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【ハジメ一行】
■南雲ハジメ(なぐも はじめ)
本作の主人公。17歳の女子高生で、一人称は「あーし」。将来の夢はアントワープ王立芸術アカデミーへの進学と、自分のブランドの立ち上げ。座学と料理は壊滅的だが、服や装飾のこととなると職人の顔になる。
誰に対しても距離を詰める性分で、召喚後は王宮の職人や王族とも打ち解けていた。人を傷つけることを嫌い、武器は持たない。
オルクス大迷宮65階層で仲間を逃がすために殿を務め、奈落へ落下。二尾狼の肉を口にしたことで髪は白銀に、瞳は深紅に変わり、身長も177cmまで伸びた。全身に紫電を纏う力(本人命名「バリバリモード」)を奈落で得て、最深部のオスカーの隠れ家では生成魔法を手にしている。
オスカーの眼鏡と二つの指輪を受け継ぎ、ティア、コテツ、マロンと共に地上を目指す。
【天職】錬成師
【筋力】220
【体力】160
【耐性】170
【魔力】1050
【魔耐】110
【敏捷】250
【技能】錬成(派生技能:物質鑑定、範囲内地形構成把握、超高速錬成、崩壊錬成、精密錬成、圧縮錬成)・纏雷・魔力操作・生成魔法・言語理解
■ティア
本名:アレーティア・ガルディア・ウェスペリティリオ・アヴァタール
種族:吸血鬼(先祖返り)
奈落の最深部に、およそ三百年封じられていた少女。外見は12〜13歳ほど。本人によれば、その強すぎる力を恐れた家臣と叔父に裏切られ、封印されたという。
魔法陣も詠唱も使わずに強力な魔法を放つが、燃費が悪く、撃ちすぎると吸血で補う必要がある。首を落とされても再生する身体を持つ。
寡黙で淡々とした口調。「ティア」はハジメの命名で、名を捨てたと言い張った際に「金太郎」と呼ばれかけた一件を、今もことあるごとに擦られている。隠れ家ではハジメと共に生成魔法も会得した。
■コテツ/マロン
種族:二尾狼
白銀の毛並みと二本の尾を持つ狼のきょうだい。コテツが男の子、マロンが女の子。
奈落で母狼からハジメに託され、以来「この子達」と呼ばれて育てられている。全身から紫電を放ち、コテツは勇敢な斬り込み役、マロンは人懐っこい性格。隠れ家に着く頃には、背中がハジメの胸に届くほど大きくなった。
首輪のリボンはコテツが水色、マロンがピンク。名付けはどちらもハジメ。
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【クラスメイト】
■白崎香織(しらさき かおり)
ハジメの大親友で、クラスの「聖女」。琥珀色の瞳を持ち、ハジメを「ハジメちゃん」と呼ぶ。中学時代、路地裏で震える手を背中に隠したまま人を庇うハジメを見かけたことがきっかけで、以来ハジメ、雫と三人で過ごしてきた。ハジメへの想いの重さは筋金入りで、「H」と刻まれたお守りのブレスレットは「一生外さない」と決めている。
ハジメの落下直後は取り乱したが、清水から水色のシュシュを返されたことで立ち直り、「自分の目で確かめるまでは信じる」と宣言。沈んだクラスを支える側に立った。
治癒師でありながら独学で光属性の拘束・攻撃魔法を身につけ、ベヒモス再戦では仲間全員に持続回復の〝潤天〟をかけ、光の輪〝縛煌〟でベヒモスを縛り、とどめの大魔法〝九天墜〟を放った。放った直後は精神疲労で動けなくなる、まさに奥の手。以来、城下町では「聖女さま」と呼ばれている。
【天職】治癒師
【筋力】90
【体力】130
【耐性】130
【魔力】640
【魔耐】550
【敏捷】120
【技能】回復魔法(派生技能:効果上昇、回復速度上昇、範囲効果上昇、遠隔回復効果上昇)・光属性適性(派生技能:発動速度上昇、効果上昇、持続時間上昇)・高速魔力回復・???・言語理解
■八重樫雫(やえがし しずく)
八重樫流剣道場の跡取り。腰まで届く黒髪と凛とした佇まいで、仲間内では止め役に回ることが多い。周りが求める「凛々しい跡取り」であろうとしてきたが、可愛いものに目がないことは、本人としては隠しているつもり。
ハジメが徹夜で打ったピンクの意匠の刀を皆の前で突っぱね、大喧嘩をしたまま65階層で別れることになった。お守りのチャームは無地のまま。
王都に戻ってハジメの部屋で丁寧に手入れされたその刀を見つけ、メルドの「いい剣だな」の一言に雨の中庭で泣き崩れた。「もう逃げない」と誓い、今はその刀を手に戦っている。異世界で初めて握った刀は手に吸いつくように馴染み、使い込んでも血豆一つできない。
清水に近接戦闘の指導をつけている。ベヒモス再戦では居合でその脚を一本斬り落とした。
【天職】剣士
【筋力】240
【体力】230
【耐性】200
【魔力】210
【魔耐】210
【敏捷】430
【技能】剣術・縮地・先読・気配感知・隠業・言語理解
■天之河光輝(あまのがわ こうき)
クラスのリーダー。召喚時から全ステータスが100を超え、十を超える技能を持つ破格の勇者。雫と同じ八重樫流の門下で、剣道経験者。ハジメからは唯一「光輝君」と呼ばれる。
祖父の遺言に縛られた「正しさ」を、ハジメとの関わりの中で見つめ直してきた。模擬戦では素手のハジメに武器だけを弾き飛ばされて敗北。騎士団長メルドの教えを経て「守るための剣」を選び、お守りのチャームには自戒の十字を刻んでもらった。
65階層では『限界突破』からの〝神威〟でベヒモスの角を砕いた。ハジメの落下後は「二度と彼女に背負わせて逃げない」と誓い、教会からの追悼の儀の打診も「葬式だけ先にやるのは違う」と断っている。
メルドとの手合わせでは剣道の型に立ち返って勝利。ベヒモス再戦の後、ハジメを探すためさらに下の階層へ潜ると王族に告げた。
【天職】勇者
【筋力】500
【体力】460
【耐性】480
【魔力】660
【魔耐】650
【敏捷】530
【技能】全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
■坂上龍太郎(さかがみ りゅうたろう)
光輝の幼馴染で親友。気のいい熱血漢。『スラムダンク』の赤木に似ているという理由でハジメから「ゴリ」と呼ばれ、そのたびに吠えている。お守りのチャームは最初「☆ゴリ☆」と彫られてキレ、「拳」に彫り直してもらった。
肉体強化の『金剛』で前線を張る盾役。65階層ではベヒモスの前脚の叩きつけを正面から受け止め、仲間の脱出を支えた。ハジメの落下後は拳から血が噴き出すまで木人を殴り続け、次は自分が一番前で殴り倒すと奮い立った。
ベヒモス再戦では、その顔面に拳を叩き込んでいる。考えるより先に口と手が出るが、仲間の変化には案外よく気づく。
【天職】拳士
【筋力】450
【体力】440
【耐性】420
【魔力】120
【魔耐】180
【敏捷】230
【技能】格闘術・身体強化・金剛・縮地・物理耐性・言語理解
■谷口鈴(たにぐち すず)
クラスのムードメーカーで、ハジメを「ナグモン」と呼ぶ唯一の人物。ハジメとは波長がぴったり合う。かつて寂しさを隠すために纏っていた笑顔は、ハジメたちと過ごすうちに本物になった。お守りのチャームには星が刻まれている。
結界魔法〝聖絶〟の使い手。65階層では〝神威〟を撃ち切った光輝たちを、多重展開した結界で守り抜いた。ハジメの落下後は恵里と手を握り合い、「ナグモンの分まで、絶対に全員で日本に帰る」と誓っている。
恵里の親友で、彼女をハジメたちの輪に引き入れた張本人。王女リリアーナとも友人。清水が連れてきた巨大な鷹には誰よりも目を輝かせ、「乗れる!?」と詰め寄った。
【天職】結界師
【筋力】100
【体力】150
【耐性】180
【魔力】440
【魔耐】500
【敏捷】120
【技能】結界術(派生技能:多重展開、展開速度上昇)・光属性適性・高速魔力回復・言語理解
■中村恵里(なかむら えり)
眼鏡の似合う委員長気質。鈴の親友で、鈴の紹介でハジメたちの輪に加わった。光輝に救われた過去があり、彼に強く惹かれている。
光輝への想いと、ハジメたちと過ごす温かい時間の間で「本当の私はどっちなのか」と揺れていたところを、ハジメに「どっちも本当の恵里でいい」と肯定された。お守りのチャームには、表と裏が一つに繋がるメビウスの輪が刻まれている。
ベヒモス再戦で降霊術師としての真価を発揮。英霊を呼び出す〝招魂〟、魔物の魂を英霊と入れ替える〝換魂〟、仲間に英霊の技を宿す〝憑英〟を使い分け、清水や遠藤と術を噛み合わせて骸骨の群れを退けた。
王都に残り、清水から預かったフクロウで親衛隊との連絡役を担う。王女リリアーナとも友人。
【天職】降霊術師
【筋力】90
【体力】120
【耐性】120
【魔力】480
【魔耐】450
【敏捷】130
【技能】降霊術・闇属性適性・言語理解
■清水幸利(しみず ゆきとし)
ハジメとは中学時代からの腐れ縁。放課後の教室でゲームをしていたところ、ゲームキャラの批評をきっかけにハジメに絡まれ、一時は「舎弟」扱いされていた。口は悪いが面倒見はいい。理想のタイプは、包容力のある年上のお姉さん。
技能【魔眼】で無詠唱の闇魔法を放つが、反動で一時的に視力を失うことがある。三週間毎日開き続けた結果、今では魔眼を開いておくだけで魔力の流れや濃淡が見え、隠れている相手や魔法の予兆まで捉えられるようになった。本人は「才能が開花しましたーってやつだろ」と軽く流している。近接では雫の指導のもと杖を振るう。
早くから教会の胡散臭さを嗅ぎ取り、遠藤と二人で王立図書館の非公開資料を探って、その隠し事に気づいた。65階層ではハジメから水色のシュシュを託され、落下直後に取り乱した香織を魔眼で止めている。オタク知識で迷宮の魔物の再出現を見抜くなど、頭も回る。
愛ちゃん親衛隊の一員として各地を回りながら、教会の裏を探る。指笛で呼ぶフクロウと、〈惑心〉の練習台にしたら懐いてしまった巨大な鷹がいる。
【天職】闇術師
【筋力】120
【体力】150
【耐性】130
【魔力】530
【魔耐】460
【敏捷】160
【技能】闇属性適性・魔眼(闇)・???・言語理解
【技能】魔眼(闇):目を媒介とし、闇属性魔法を無詠唱で発動する。ただし高威力の魔法を行使した場合、過度な負担により一時的な視力喪失(失明)を引き起こす。また、開いておくだけで魔力の流れや濃淡を視認でき、潜伏・擬態する相手や魔法の予兆を察知できる(この状態では反動はない)。
■遠藤浩介(えんどう こうすけ)
生まれつき影が薄く、コンビニの自動ドアにすら反応されない。そんな彼を、ハジメは遠慮なくいじり倒してきた。ハジメに握らされた百円玉を、今もポケットに入れている。お守りのチャームには、影が薄くならないようにと巨大な「E」が彫られた。
気配を絶つ技能と短剣で戦う。清水の相棒として、教会の立ち入り禁止区域から非公開資料を持ち出した。迷宮では先頭に立って気配を拾う。
ハジメの落下時は喉を枯らして叫び続け、王都に戻ってからは「もう一度行かせてくれ」と騎士に掴みかかった。ポケットの百円玉を握りしめ、「南雲に笑われないくらい、存在感見せてやる」と前を向いている。
王都に残り、教会の内側に目を光らせる。
【天職】暗殺者
【筋力】210
【体力】200
【耐性】150
【魔力】120
【魔耐】130
【敏捷】450
【技能】短剣術・気配操作・縮地・言語理解
■園部優花(そのべ ゆうか)
宮崎奈々、菅原妙子とつるむギャルのクラスメイト。ハジメとは系統が被ることから「自分は南雲さんの下位互換なのでは」と勝手に壁を作り、距離を置いていた。
ナイフの調整を頼んだ際、ハジメがふと漏らした「去る者が出てきたら寂しい」という言葉に打ちのめされ、わだかまりを解く。お守りのチャームには、地球の両親のイニシャルが刻まれている。
65階層では腰を抜かしたところを清水に助け起こされた。ハジメの落下後は、「自分だけ勝手にいなくなるなんて反則よ」と涙をこらえている。ナイフをいつもハジメに直してもらっていたことへの礼を、言えずじまいのまま。
投げた刃に火・水・雷・氷・風の属性を乗せ、手を使わずに浮かせて撃ち出し、手元へ呼び戻す。愛ちゃん親衛隊の一員として愛子と共に王都を発つ際、光輝に先生とみんなのことを託され、「南雲さんの分まで、ちゃんと守る」と返した。
【天職】投術師
【筋力】150
【体力】160
【耐性】130
【魔力】280
【魔耐】240
【敏捷】320
【技能】投擲術(派生技能:浮遊、回収、射出)・属性付与・言語理解
【技能】属性付与:投げる物に、火・水・雷・氷・風いずれかの属性を付与する。
■檜山大介(ひやま だいすけ)
近藤、斎藤、中野とつるむお調子者四人組のリーダー格。
最初の迷宮遠征では、功名心から20階層のグランツ鉱石に触れて転移の罠を起動させ、クラスを65階層へ飛ばしてしまった。それでも65階層ではハジメの発破を受けて剣を振るい、意地を見せている。
ハジメの落下後は自分を責め続け、押し潰されかけていたところを香織に「ここにいる私達みんなの責任」と受け止められた。
ベヒモス再戦では、事前の作戦どおり自ら再びグランツ鉱石に触れる役を担った。前回とは違い、全員の顔を見て「今から触る。……頼んだ」と一言告げ、一息ついてから手を伸ばしている。剣と火の魔法を両方そこそこ使える。
【天職】軽戦士
【筋力】230
【体力】220
【耐性】180
【魔力】180
【魔耐】170
【敏捷】310
【技能】剣術・縮地・火属性適性・言語理解
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【教師】
■畑山愛子(はたやま あいこ)
クラスの担任。小柄で、ハジメからは「愛ちゃん先生」と呼ばれている。生徒を全員無事に連れ帰ることを何より大切にしている。
召喚後は東方荒地の土壌改良をハジメと共に手がけ、そのときに「生きて帰ろう」と励まされた。作農行脚のため、愛ちゃん親衛隊の生徒たちを連れて王都を発つ。護衛に付いた神殿騎士たちの甘い言葉は、どうやら届いていない。
【天職】作農師
【筋力】40
【体力】70
【耐性】50
【魔力】240
【魔耐】180
【敏捷】40
【技能】土壌管理・土壌回復・範囲耕作・成長促進・品種改良・植物系鑑定・肥料生成・混在育成・自動収穫・発酵操作・範囲温度調整・農場結界・豊穣天雨・言語理解
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【ハイリヒ王国】
■メルド・ロギンス
ハイリヒ王国騎士団長。豪快な武人で、召喚された一行の訓練と迷宮遠征を率いる。
光輝に「お前は何のために剣を持つ」と問い、「守るための剣」を教えた。最初の遠征で罠の精査を怠ったことを今も悔やんでおり、王都に戻ったあと、ハジメの部屋の刀を抱える雫に「いい剣だな」と声をかけている。
光輝との手合わせでついに追い抜かれた。ハジメを前線に出したのは、自分たちの具申を突き返した教会の意向だったと明かしている。
■リリアーナ・S・B・ハイリヒ
ハイリヒ王国の王女。働きすぎなほど真面目で、ハジメからは「リリィ」と呼ばれる。
ハジメが作ったハート型チャームのアクセサリーを夜会で身につけ、王宮にクワイエットラグジュアリーの流行を巻き起こした。ハジメに「友達じゃん」と言われたことを大切にしている。
訃報を受けた時は王女の仮面を砕いて泣いた。今は香織、雫、鈴、恵里とも友人。
■ランデル・S・B・ハイリヒ
ハイリヒ王国の王子。「次期国王」という看板を背負わされ、お飾りとして孤独を抱えていた。
ハジメに雑に絡まれ、香織の潰れたクッキーを口に押し込まれるうちに、少しずつ素を出せるようになる。ハジメから銀のひし形チャームのネックレスを贈られ、「イケてる王様になったら世界で一番ヤバい服を作ってやる」と約束された。
ハジメの訃報には「嘘だと言ってくれ」と泣き叫び、それでも最高にカッコいい王様になってみせると心に誓った。
■エリヒド国王/ルルアリア王妃
ハイリヒ王国の国王夫妻。ハジメがお忍びで仕立てた夫婦お揃いのネックレスを、人目につかない胸元に着けている。
ハジメの訃報に、国王は肘掛けを砕くほど言葉を失い、王妃は涙を流した。65階層から戻ったクラスを王族総出で迎え、真っ先に「あの子は見つかったのか」と問うている。
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【聖教教会】
■イシュタル・ランゴバルド
聖教教会の教皇。主神エヒトの声を預かる者として、召喚された一行を出迎えた。
ハジメの落下後には追悼の儀を打診し、65階層突破の記念パレードでは、説教の中でハジメを「尊き犠牲」と語った。