戦う『シレイカン』   作:今はただの霧島

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前から考えてたヤツがアニメを見て爆発した。後悔はしていない。


アニメの抜錨シーンは格好良かった


01 全ての始まり……的な?

やあ、皆さん。私だ、提督だよ。まあ提督になったのはつい一週間前のことなんだが………。

これから自分の扱う鎮守府に行くために車で移動中だ。隣でメガネ掛けた所謂クールビューティーな人がめっちゃ速いスピードでPCのキーボードを敲いている。凄い、残像が見える。

 

まあその後色々なことがあったけどなんの事故も無く着きましたよ。鎮守府に。デカイ。これ鎮守府見た感想ね、どうでもいいけど。

 

 

 

さて、ここで一つ問題がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────俺、高校生なんだよ!!!!

 

御国はいったい何をお考えになられているのでしょう。

高校生ぞ?我、高校生ぞ?つい一週間前までは普通に学校通ってたうら若き17歳よぞ?バリバリ現役の高校2年生ですぞ!?

しかも審査基準がわからないよ!何アレ!?いきなり授業中の教室入ってきて生徒一人一人に2、3の質問だけして帰ってったよあの人達!?しかも俺にした質問内容何アレ!?

 

 

「甘いモノは好きですか?」

「女の子は嫌いですか?」

「幼女は愛でるべきものですか?いやむしろ愛で過ぎてこっちが死ぬぐらいが普通ですよね、ね?」

 

 

オカシイだろ!!特に最後!もう後ろ半分てめーの趣味じゃねーか!後、最後に「ね?」って念押すなよ!しらねーよ!負荷疑問文か!(ちょっとちがう)

 

まあそんなこんなで何故か俺が選出され、一週間で荷物をまとめさせられ、提督としての知識をつめこまされ、学校の勉強はどうするのかと問えば通信制にしてやるから提督の仕事と並列してやれというありがたく無茶な事を言われ、途中で「アレ、そう言えば俺の意思と関係なく事が進んでるけどこれ人権無視してね?」と気付き、もう半ば戻れないところまで来てしまったのを悟って半分諦めたりして遥々田舎から4時間かけて来た訳ですが……。

 

何と言うk「何してるんですか、早く入って下さい」怒られちゃいました。

 

「ああ、すいませn…………」

 

メガネさんの方を向いて謝ろうとして思わず固まった。

だってメガネさん歩きながらブラインドタッチでPC敲くのはいいんだけど両手使ってるのね。つまりPC浮いてるんすよ。どうなってんの?ソレ。

 

「……何か?」

「いや何でも」

 

「何か?」じゃねーよアンタ何者だよ。まともな奴いねーよこの機関。

 

門の脇に付いている人間用の小さいドアを開けて中に入る。

 

「……結構広いな」

 

東京ドーム何個分とか、サッカーコート何面分とかは知らないけどかなり広い。

右の方には港と工場みたいな建物───多分アレが工廠だな───、左は学校の校舎みたいな建物と何故か甘味処。真正面はなんか……うんゴツい建物。漢字で表わすと「厳」みたいな。で、その建物となんか宿舎みたいな建物がくっ付いてる。

 

でも何だろうか。どこか淋しさを感じる空虚感というヤツだろうか。人気がないのだ。現に甘味処も閉まってるし、ゴツい建物の前に立っている少女以外人っ子一人歩いていない。無駄に広さだけを感じる。

 

「鎮守府については説明を受けていますよね?これは執務室の鍵と貴方の部屋の鍵、それとこの施設のマスターキーです。あそこの本館の前に立っている()が『(ひびき)』。貴方の秘書艦になる艦娘です。後の説明は彼女から聞いて下さい。では」

 

メガネさんは鍵を渡して用件だけ伝えるとさっさと車へ戻ってしまった。キィーーーーーバタン、と金属製の扉が寂しげな音を立てて閉まる。

 

「随分とお優しい扱いだこって」

 

誰に言う訳でもなく愚痴をこぼし「はあ」と、溜め息をついて振り返り、少女の待つ本館へと足を進める。

 

まったく面倒なことになっちまったな。この先不安だよ。

 

 

心の中で「はあ」と、再び溜め息をついた。

 

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