オリ主人公によるゼッツの捏造小説です。
時系列も何もかもめちゃくちゃです。
ロードブースターもっと活躍あっても良かったよなぁって言う気持ちから作りました。
ガールズラブは無いどころか女の子が酷い目に遭います。
許せるよって方は見ていってください。
「はぁっ……はぁっ……」
息を切らしながら廊下を走る。
ここまで、たくさんの仲間の協力で頑張って来た。
エージェントとしての立場を利用して、情報を回収して来た。
そして、今日という日を迎えた。
私の手には、Codeの技術と内部の情報の入ったデータメモリがある。
仲間たちが足止めをしてくれたからこそ、私はここまで来れた。
追手は全員始末した。
問題ない。
もうすぐで、出口ーーー
「君は判断を誤った、コードナンバー:ナイン」
「ーーッ、なんで……!」
私は後ろを振り向き、反射で頭を横に動かした。
頰を縦断が掠め、血が散る。
そこに立っていたのは、コードナンバー:スリー。
「良い反射神経だ、つくづくここで処分するには惜しい」
「黙れ、本当はそんなこと一欠片も思ってないくせに」
スリーは無表情のまま告げる。
「その人的資源の喪失は、本来悔やまれるべきものだ」
「人的"資源"ね」
私は吐き捨てながら、ロードインヴォーカーを装着する。
それをスリーは興味深そうに見つめた。
「お前を殺して、私はCodeの悪行を世界に告発する」
カプセムを装着して、イジェクターを押し込んだ。
『Pulse』
『On your mark…On your mark…』
「擬装」
カプセムを力任せに回転させる。
『Invoke lord system』
『Pulse』
全身に緑のラインの入ったアーマーを着装する。
私はブレイカムブレイカーを取り出し、スリーに殴りかかる。
「今、君は二度判断を誤った」
『Booster』
「一つはCodeに歯向かったこと」
『On your mark…On your mark…』
「そしてーーー擬装」
『Enforce lord system』
「二つ目は、俺に歯向かったことだ」
『Booster』
攻撃した瞬間、ガキンと鈍い音がする。
私のナックルは、ロードスリーのブレードに受け止められていた。
凄まじい力でナックルは押し上げられ、私の体は大きく吹き飛んだ。
「チッ………!」
「君はもう用済みだ。よって、俺が処分する」
スリーの方から伸びる血走った触手が、私に向かって伸びてくる。
捕えられれば、死は免れない。
ーーー私はまだ、死ぬわけにはいかない。
『Pulse』
カプセムの能力を発動して前方に手をかざす。
その瞬間、空間が波打ち、触手を無力化した。
「気を取られたな」
直後、顔に衝撃が走る。
スリーは一瞬のうちに移動して、私の顔面を殴打した。
「づあっ……っ、くそッ」
頭上に影。
私は咄嗟にナックルを上に構える。
ブレードが私を上から叩き切る様に振り下ろされた。
「往生際の悪い奴だ……」
「それがっ…エージェント、でしょう?」
やがて、ブレードが徐々に下がり始める。
けど、まだ耐えられる。
波を起こせばーーー
「甘い」
腹部に痛み。
触手が貫通していた。
「がっ、はぁっ…」
その瞬間、ブレードが一気に下がる。
私は咄嗟にそれを左に逸らした。
左肩にブレードが深く食い込む。
「ぐっぅあ"ぁ"っ!!」
「終わりだ」
ブレードはそのまま直進し、
私の腕は、切り落とされた。
血がとめどなく溢れる。
私はスリーに蹴り飛ばされ、そのまま吹っ飛んだ。
「……波で傷口からの出血を抑えたか、お前の無能な仲間よりは有能だな」
向こうに、私の左腕が落ちている。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
私は怒りに任せ、イジェクターを4回押し込んだ。
「刺し違えてでも、お前はここで殺す」
『Verdict pulse』
地面から高く跳び、蹴りの体勢をとる。
「死ねぇぇっ!!!」
『execution』
触れた物体の固有振動数に同調して粉砕する蹴り。
触れたら例外なく破壊される。
これで、終わる。
『Booster execution』
動きが止まる。
ズルっ、と嫌な音がして、グチャっと何かが落ちた。
何が落ちた?
フワフワする。
下半身の感覚が薄い。
「何もかもを粉砕するのは蹴りだけだ。胴体が無防備では意味がない」
下を震える体で見る。
あぁ、私の下半身が。
触手に貫かれ、分断されて。
地面に、落ちている。
『Clear』
スリーが持つブレードの外観がブレて、視認が困難になる。
「これで、終わりだ」
『Breakam Divide』
袈裟斬りにされ、擬装がいとも容易く解除される。
そのまま遠く吹き飛んで、地面に転がった。
「お前の仲間も、結果も、願望も。全ては儚く消える」
偽装を解除し、近づいて来たスリー。
その手には、メモリが握られていた。
「づっ…ガっ…や"め、ろォ"…」
スリーはそれを地面に落とし、踏み砕いた。
ぐしゃりと音がした。
「……あ"ぁ…ぁ"っ"、あ"あ"ぁ……」
血に涙が混じり、血涙が流れる。
「死よりも、願いが潰えることの方が恐ろしかったか……そこだけはエージェントとして素晴らしい素質だ」
かちゃりと音がする。
最早、上しか向けない視界の隅に、黒く光る何かが見える。
「残念だ、コードナンバー:ナイン」
引き金の音がした。
パスっ、という音と同時に、頭に銃弾がめり込む。
体が酷く冷えていく気がして、けれどそれらは酷くゆっくりに感じられた。
意識が消えてゆく。
あぁ………ごめんね、皆…
なんで、こんなことに…
そもそも…
わたしはどこで、はんだんをあやまった?