叶炊は途方もない広さの館内を走り回って、
咲夜の言っていたお嬢様とやらを探している
チルノ「疲れたー!」
途中でチルノと大妖精が音を上げたので
両脇に抱えて再び探索開始
妖精メイド達の邪魔を振り切ってしばらく走っていると、
いかにもな雰囲気の扉
叶炊「絶対これじゃん。」
チルノ「よし!突撃だ!」
大妖精「チルノちゃん…!危ないよ〜!」
叶炊「待ちなさいよ…危なかったらどうするの?
僕が先行するから後ろからついてきて。」
チルノ「ちぇー…」
またもや猪突猛進なチルノを制止して、
ドアノブを掴んで捻る
ギィィィィィ…
レミリア「あら……随分賑やかねぇ。」
身長が低く、幼なげな少女が奥の椅子に座っている。
次の瞬間、真紅の瞳が三人を射抜く。
叶炊(…っ!この…圧…特級並の実力者…!)
叶炊はあまりの威圧感で
咄嗟に刀に手をかけそうになるものの、
抑える。
悟られたら事が不利に進んでしまう。
抑えろ。
叶炊は周りを見まわし後ろの二人の様子を確認するが、
すでに物陰に隠れている
叶炊(って、2人とも速攻で柱の影に隠れた…
まあいっか、巻き込まずに済むし)
レミリア「まさか、ただの"人間"がここまで辿り着くなんて。
今日の晩餐にしてあげようかしら?」
叶炊(妖怪の門番を雇っている時点で…
館の主人は普通の人じゃないと考えてたけど…これは…)
レミリア「どうしたのかしら人間?
私の“威厳”に怖気づいたかしら?」
叶炊(このカリスマ性…あのメイドの忠誠心が強いわけだ。
でも…あまりにも…)
叶炊「ちっさ…」心の声が漏れた
叶炊、無意識に命知らずの挑発
レミリア「え゛ぇっ!?私が!?」
叶炊「あ、よかった。普通の幼女か。」
緊張をとき、追い討ちをかける
レミリア「い、いい度胸じゃない…人間風情が…」
結構怒ってる
叶炊「いやまあ…ごめんなさい。
名前を教えてもらえませんか?
あなたが、お嬢様って言われてた人?」
レミリア「コホン…いかにも。
私が紅魔館の主人…レミリア・スカーレットよ。」
叶炊「吸血鬼…か。妖怪の門番に時を止められるメイド。
それらを雇っている時点で普通の館じゃないとは
思っていたけど…まさか、悪魔の城に迷い込むなんて…」
額に手を当て、わざとらしく項垂れる
叶炊「やれやれ、ついてないね。」
レミリア「ふふっ、運命ってそういうものよ。
“紅”に導かれてここまで来たんでしょう?」
叶炊「運命……か。悪趣味だよ。
そんなものだけを信じるなんて。」
ステンドグラスを通して紅い月光が差し込み、
二人の影が重なっていく
叶炊「フゥゥーー…」
呼吸を整えて、柄に手を添える。
ズキッ…
叶炊(腕が痛む…出来る事なら、早く終わらせたいけど…)
叶炊(そうは行かなそうだ)
叶炊「まあ…この霧を消すためにはどちらにせよ
戦わなきゃどうにもならなそうだしね。
レミリア…だったよね?ぶっ倒させてもらうよ。」
抜刀してレミリアに刃先を向ける。
レミリア「あら、いい度胸じゃない。
私に得物を向けるなんて…
自分の実力に相当な自信があるようね。
咲夜や美鈴に勝った程度で粋がらないことよ?」
叶炊「粋がっちゃいないよ。それに、
刀を抜かないとあなたをぶちのめせないんでね。」
レミリア「ほほう、ならその自信を砕かれてから死ぬといいわ」
次の瞬間目の色が変わる
レミリア「あなたの運命、ここで終わると見えるわ。」
叶炊「運命なんて、自分で斬り開くものだ。」
レミリア「なら証明してみなさい。」
神槍【スピア・ザ・グングニル】
紅く光る槍が出現した
月に紅霧が重なり広間が暗くなる
次に月明かりが差し込んだ時が決戦の合図。
叶炊(正直、さっきから連戦続きで
疲弊しているのも否めない…
今の体力でどれだけ特級の相手をやれる…?)
幸先の悪さを感じながらも、叶炊は刀を構えた。
to be continued▶︎
叶炊が触れている等級について!
妖や妖怪などの怪異や妖刀や魔導具には
四級、三級、準二級、二級、準一級、一級、特級の振り分けがされているぞ!
ン?呪術廻戦…?知らない子ですね
(すんませんここはパロさせて…っ)