ワンパンマン世界で影の君主になった、サイタマは居なかった   作:寝心地

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スタジアム

怪人の同時多発的襲撃が起きた頃、C市のスタジアムでは【スーパーファイト】と言う格闘試合が行われていた。

 

大勢の観客の声援と熱気に包まれスタジアム外で行われている避難誘導の声が届いておらず大勢の人が取り残されていた。

 

試合が終わると同時に無数の怪人が出現、乱入し参加者達に怪人になれと迫ってきた。

 

役半数ほどが怪人になる中優勝者であるスイリューは撃退する事を選択し無類の強さで怪人を倒していくが怪人化したバクザンとゴウケツの前に成す術なくやられ今にも殺されようとしていた。

 

「誰かぁ!!助けてくれぇええええ!!怪人が!!怪人がここに居るんだぁ!!お願いだ!!誰か助けてくれぇ!!」

 

スイリューの叫びは破壊されたスタジアムに響き渡りその声は届く。

 

「1人で良く耐えた、後は任せろ」

 

その手に短剣を握り立っていた。

 

「君は…………見たことがある。確かS級の…………」

 

「もう少し早く来る予定だったが、悪いな、出てこい」

 

秀が命令するとワクチンマン他数体の兵士が現れ怪我人を安全な位置まで運んでいく。

 

「貴様は知っている。【怪人協会】全体で要注意人物として名前が上がっていた、S級2位常世死軍(ナイトデスチーム)

 

「アンタは特に怪我が酷いな、ちょっと待て」

 

ゴウケツの話を無視し秀はスイリューに治癒ポーションを飲ませる。

 

「死ねぇ!!」

 

「あ、危ない!!」

 

ゴウケツは怒りに任せ蹴りを振り下ろしスイリューはその危険を知らせる。秀が反応し右手を突きだすとゴウケツの足が止まる。

 

スキル:支配者の権能を使用します

 

「……………………ボロス」

 

「ハッ!!」

 

そのまま秀はボロスを呼ぶとボロスは影から飛び出しゴウケツの足を殴り砕く。

 

「マスターに向けて足を向けるとは、不敬甚だしい」

 

「じゃあそっちは任せる。俺はもう1匹の方をやる」

 

「畏まりました」

 

秀はそういうとバクザンの方へ向かい短剣を構えボロスはその凄まじい力でゴウケツを削っていく。

 

最早芸術性すらある姿になったバクザンとゴウケツはそのまま倒れスイリューはその強さに啞然とする。

 

「起きろ」

 

???Lv.1

ナイト級

 

???Lv.1

精鋭ナイト級

 

「う〜ん、元の名前で良いか、ゴウケツとバクザンだっけ?それで」

 

バクザンLv.1

ナイト級

 

ゴウケツLv.1

精鋭ナイト級

 

影の抽出が終わると秀は治癒ポーションを持って気絶している参加者達に飲ませる。

 

「凄い効き目だ、俺の時もそうだったが何処でそんなものを…………」

 

「悪いが企業秘密だ、それより俺はもう行かなくちゃいけない、彼らの事は頼んだ」

 

秀はそう言うとスイリューが呼び止める間もなく何処かへ消えていった。

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