ワンパンマン世界で影の君主になった、サイタマは居なかった   作:寝心地

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ペット

それぞれが熾烈な争いを繰り広げる中、ゾンビマンもまた面倒な相手と戦っていた。

 

不死身のゾンビマンを相手にするのは血さえあれば回復する吸血鬼バンパイア。

 

2人の戦いは血みどろの泥仕合であり最終的に無償で回復出来るゾンビマンに軍配が上がった。

 

「ハァ〜疲れた、俺は休むから後は任せる」

 

ゾンビマンが座り込み煙草に火を付けながらそう言うと影の兵士達が立ち上がり残った怪人達を始末していく。

 

全ての怪人を始末し終える頃にはゾンビマンもタバコを吸い終わり再び動き始めた。

 


 

一方秀は幹部の1人…1匹?である育ちすぎたポチと対峙していた。

 

「グルアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

叫び声を上げながら口からエネルギー砲を放ち秀に襲い掛かる。

 

スキル:支配者の権能を使用します

 

支配者の権能によりエネルギー砲を捻じ曲げ直撃を回避すると飛び上がる。

 

スキル:急所突きを使用します

 

ねじ込まれた短剣は育ちすぎたポチの喉を抉り大きく吹き飛ばす。

 

「ガフッ…ガフッ」

 

「驚いた、喉を突いたのにまだ生きているとは、お前は良い兵士になりそうだ」

 

「…………………………………」

 

秀の気迫に完全に気圧された育ちすぎたポチはガクガクと震え始めるとクルリと翻る。

 

「ハッハッハッハッハッハッ」

 

「……………………何のつもりだ?」

 

育ちすぎたポチは秀に腹を見せまるでただの犬であるかの様に振る舞う。

 

対象:育ちすぎたポチが貴方のペットになりたがっています

 

「ペット?……………………ああ、ラグナロクにそんなのがあったな」

 

対象をペットにしますか?

 

YES/NO

 

「………………………………」

 

「ハッハッハッハッハッハッ」

 

秀は育ちすぎたポチを一瞥し考える。

 

「………………………………YES」

 

対象をペットにしました

 

???Lv.99

 

ペットに名前を付けて下さい

 

「名前か……………………元々育ちすぎたポチとか言う変な名前だったんだよな?ならポチで良いか」

 

ポチLv.99

 

「レベルがカンストしてる、取り敢えず傷を癒やしてやるか」

 

秀は育ちすぎたポチ改めポチに治癒ポーションを掛けてやると喉に開いていた穴が塞がっていく。

 

「さてポチ、お前のボス、オロチって言ったか?ソイツの所まで連れて行ってくれ」

 

「バフッ!!」

 

(可愛くない鳴き声だな…)

 

ポチは可愛くない鳴き声で鳴くと何処かに走って行きその後を追う。

 

「バフッ!!」

 

「この下か」

 

そこには何層にもなった大穴が広がっていた。

 

「行くぞ」

 

そう言うと秀は大穴に向かって足を踏み出した。

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