ワンパンマン世界で影の君主になった、サイタマは居なかった 作:寝心地
「取り敢えず外に出るか」
「何でアンタの言う事聞かないといけないわけ?さっさとここで潰れなさいよ!!」
タツマキはそう言うと秀に念動力を飛ばし秀の体を無理矢理千切ろうとする。
| スキル:支配者の権能を使用します |
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「ッ!!」
(私の念動力を押し返してる?いや、それよりこれは…………念動力が呑まれる!?)
タツマキの超能力よりも更に強い力で逆にタツマキを支配する。
(ッ!!あり得ない!!私よりも強い超能力を持ちながら誰よりも強い身体能力持ってて怪人の軍隊も持ってる!?コイツ一体何が出来ないってのよ!!)
半ば無理矢理地上に連れ出され何も無い一角に秀共々吹っ飛んだタツマキは着地する。
秀もタツマキのすぐ横に着地し同時にタツマキの超能力を受け大きくふっ飛ばされ近くの岩に衝突する。
(まぁ、殺すつもりは無いがタツマキならこの程度は大丈夫だろう)
| スキル:支配者の権能を使用します |
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支配者の権能で持ち上げた無数の岩をタツマキに向けて投げ付けタツマキはそれらを超能力で軌道を逸らし巨大な竜巻を起こしそれらに含まれる瓦礫や岩が秀を襲うが汚れるばかりで傷はつかない。
「どうした?もう終わりか?」
「ハァ…ハァ…馬鹿にすんじゃないわよ!!まだまだこれからよ!!」
「そうか、俺としては地下に怪人を収容していた馬鹿共を説教してやりたいから早い所終わらせたいんだがな」
「ッ!!舐めるな!!」
先程よりも凄まじい竜巻が起こり秀に先程よりも量も質も桁違いの岩やら瓦礫やらが飛んでくるが秀は相変わらずゴミでも払うかの様にそれらを跳ね除ける。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ」
完全に力を使い果たしたタツマキはフラフラと地面に折り立ち気を失うと秀はタツマキを連れ本部へ戻った。
本部地下ではボロスをリーダーとした影の兵士達が脱走を計った怪人達の逃走を抑えておりそれらの肉片が辺りに散らばっていた。
「それで、どういう事か説明してもらおうか」
秀はその場にいたヒーロー協会幹部に殺気と支配者の権能で圧を掛け何故地下に怪人が居たのか吐かせる。
「じ、実験材料だ!!メタルナイトの設備の耐久テストやその他人間には出来ない人体実験のな!!」
「タツマキが捻ってた奴は?」
「し、知らない!!それは本当に知らないんだ!!」
「……………………………………………」
秀は支配者の権能を強め幹部の体を少し捻る。
「俺は今までアンタ達を甘やかしていたらしい、大方俺をここに引っ越させたのもこういう事態の時に尻拭いさせる為だろう、甘く見られたもんだ」
「秀、やっぱりあったわよ、怪人共を高額取引してた痕跡」
そこにフブキも何処から持ってきたのか資料を見せ幹部達の顔は更に青ざめる。
「ま、待て!!望みは何だ!!金か!?お前達の望む物を与える!!な!?」
「俺には望む者は無いが…………」
「ならあの肉片でも撒いて今回の騒動は誰にもお咎め無しっていうのはどうかしら?それと今後は私と秀に隠し事はしない事、どう?」
「わ、分かった!!約束する!!」
こうして事件は表向きは怪人の集団襲撃ということになり多くの不安を残しながらも事態は収まったのであった。