ワンパンマン世界で影の君主になった、サイタマは居なかった 作:寝心地
「…………………………………………」
秀は目前の資料に目を通し目眩を覚えた。
「先生、どうしたんですか?」
「兵士の何体かにヒーロー協会について調べさせていたんだ、そしたらコレらが出てきた」
そう言って差し出される書類にジェノスは目を通す。そこには賄賂・違法実験・違法賭博その他諸々が書かれていた。
「まさかヒーロー協会がここまで腐っているとは」
「俺も同じ感想だ、しかもこれらの情報は俺に一切回ってきてない、ジェノス、少し留守にするから誰か来たらそう言っといてくれ」
「分かりました、お気を付けて、それと帰って来られたらまた手合わせをお願いしてよろしいですか?」
「ああ、構わないよ」
秀はそう言うと部屋を出ていきヒーロー協会本部としての施設に移動した。
幹部達の会議する会議室に来ると、秀は止める警備員を押し退け中に入る。
「な、何だ!?」
「な、
「今は会議中だ!!退室しなさい!!」
口々に責め立ててくる幹部の前に資料を投げ置き幹部はその資料を見るとみるみる内に顔が青ざめていく。
「俺の兵士達が集めた資料だ、他人の金で随分とまぁ好き放題してたみたいじゃないか」
「な、何の事だか」
「そうだ!!こんな物貴様が捏造したでっち上げであろう!!」
「なら現在M市の怪人災害を対象にしたヒーロー賭博についてはどう説明するつもりだ?」
その言葉に幹部達は何も言えなくなり秀は最後の脅しをかける。
「俺がアンタらにとっての災害レベル神になっても良いんだぞ?」
その言葉に何人かの幹部は白目を剝き卒倒する。
「それと忠告だ、こんな事を続けていれば何時かヒーロー協会配下のヒーローが居なくなるぞ」
「ど、どういう事だ?」
秀は懐から1枚の名刺を取り出すとそれを尋ねたヒーロー協会幹部に投げつける。
「近い内に【ネオヒーローズ】とか言う新しいヒーロー組織が立ち上がるそうだ、ヒーロー協会に所属していない強者にも声が掛かってるし何ならヒーロー協会所属のヒーローにも声が掛かってる。俺とジェノス…鬼サイボークにもな。」
「ッ!!ま、まさかうちを抜けてそっち付くなんて言わないよな!?」
「そっちの働き次第だ、シルバーヴァングも引退した、鬼サイボークも俺が移籍するなら自分も移籍すると言っている。精々焦れよ?」
秀はそう言い残すと自宅に戻った。
「よぉ
「先生すいません、追い返したのですが先生を待つと無理に押し入ってきまして」
そこにはゾンビマンとゾンビマンを威嚇するジェノスの姿があった。