ワンパンマン世界で影の君主になった、サイタマは居なかった 作:寝心地
隕石事件から数日経ち、世間では秀を称える声でいっぱいだった。
「先生、世間でも元々評判だった先生の評判はうなぎ上りです」
「みたいだな」
「ご興味無いんですか?」
「……………………あんまりな、そんな物に現を抜かす暇があるなら俺は強くなりたい」
(と言うかならなきゃいけない、これから訪れる世界の危機の為にも)
その時、ジェノスと秀の携帯から音が鳴り2人は同時に電話に出る。
「もしもし?」
『
「分かった、相手は?」
『詳しい事は分かっていませんが、相手は全員海人族を名乗っており現在A級のスティンガーが対応していますが苦戦中で…………』
「J市か、分かった、直ぐに向かう」
「先生、此方も同じ様な内容の電話でした」
秀が電話を切るとジェノスの方も似た連絡らしく2人でJ市に向かうことにした。
「んじゃ行くか、ちょっと遠いから俺の力を1つ見せてやるよ、ジェノス、もっと此方に寄ってくれ」
「???はい」
ほぼ接触しそうな距離まで近付くと秀はスキルを発動する。
「交換」
| スキル:影の交換を使用します |
|---|
すると影が2人を飲み込み次の瞬間にはJ市にいた。
「先生、これは?」
「【影の交換】って言ってな、用は兵士と俺の位置を入れ替える力だ」
「ッ!!という事は我々は今J市に!!」
「そう言う事、じゃあお仕事開始だ、ジェノス、S級が2人も一緒に行動してても効率が悪い、ここは手分けして行こう」
「はい!!では自分は此方に…………」
そうしてジェノスと別れた秀は最初にスティンガーが目撃された辺りへ向かう。そこには倒れ伏すスティンガーと無数の海人族の死骸が転がっていた。
「これだけの数を1人で…………良くやった」
秀はスティンガーに【ストア】で1番高額だった治癒ポーションを飲ませる。傷が回復し意識を失っただけのスティンガーを兵士の1体に念の為病院に連れて行くように指示し終えると海の方からバシャバシャと音が聞こえ海人族が上がってくる。
「人間!!選べ、我々海人族の奴隷となるかそれともグチャグチャに捻り潰されるか!!」
「フッ、潰されるのはお前だ、仲間達にな」
「何!?」
「起きろ」
スティンガーの倒した海人族から兵士が生まれ生きている海人族に向かっていく。
「な、何を!?貴様ら我々を裏切るのか!?」
「安心しろ、お前達も直ぐに俺の軍に入れてやるよ」
「ぐ、グウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
「フゥ、ッ!!」
残りの海人族を倒しその影を抽出しようとした時、秀の手が止まり何処かへ全速力で走る。
(ジェノスに付けていた兵士が死んだ!!いや、正確には蘇るから死んではないんだけど、兎に角アイツにはジェノスが危険そうなら手を貸せと言ってある、その上で破壊されるという事は相手にかなりの強敵がいるという事、間違いなく深海王だ)
秀が辿り着くとそこにはボロボロで片腕を失ったジェノスとジェノスに付けておいた兵士がいた。