sideセイア
昔近くに引っ越しして来た時以来交流があり、彼が居なくなる未来視が出来ず、急に居なくなりずっと探していた。その彼が最近になりシャーレ付近で見つかった、との連絡が来た時、私は本当に彼なのかまだ半信半疑で、偶然を装い当番になる様にし、先ずは自分の目で確かめたかった。ナギサと遠い親戚のワカモを糠喜びさせる訳にもいかないと思い…いや私はきっと一番先に会いたかったのだろうと今にして思う。ずっと会いたかったからら2人には悪いがほんの少しだけ抜け駆けをして、当日シャーレ近くで彼に懐いていたシマエナガが突然案内をするように私に知らせてきた。彼が近くに居ると確信した私は車を走らせた。そして居た彼にそっくりな人物が、まだ面影があるとは言え彼は気付いてくれるだろうか気が気ではない。だが、このままという訳にもいかない。
「おや、誰かと思えばいきなり何も告げず姿を消した君か、先生に用事もしくは当番かな?」
我ながらどうかと思う言い方だが…
「これはこれは、ティーパーティーの実はお転婆のセイア様では無いですか…連絡も無くいきなり姿を消した理由はありますが後程、後当番です」
シマエナガも彼の頭に乗った。それにこの言い方は間違いなく彼だった。
その後、食事に行く約束を取り付け当番の仕事をこなした
。
夜食事のデザートには重い話を聞き居なくなった理由を知り連絡を忘れていた理由も知った。おそらく未来視で見えなかったのは彼の稀血が原因であろうと結論づけた。おそらくあながち間違いでは無さそうだが。
冗談のつもりだったが本当に監禁ルートを用意してしまいたくなる。
その後連絡先を交換し彼を家まで送り、その帰り道先ずはワカモにその後にナギサに連絡を入れた。ずっと探していた彼が見つかったと
『夜遅くにすまないねワカモ』
『どうかしましたか?セイア』
『彼が見つかったずっと探していた彼を』
『今あの人は何処に直ぐにでも』
『ワカモ落ち着いてくれ、彼はシャーレの当番が終わり今は家だ』
『教えなさいセイア、彼の家は何処です』
『勿論教えるよ、ただ彼からワカモに連絡を入れる様に言っておいたよ、もう直ぐ入るはずだ』
『セイア貴方…いえ、目を瞑りましょう。心配だったのでしょう、もしガセだったらとその気持ちは有り難く…ですが抜け駆けは許しません』
『…少し2人で食事をし、居なくなった理由と彼らしい理由を聞いた。別れた後はワカモに先に知らせたから許してくれ』
『…嘘では無いようですね。許しますセイア…』
『気持ちは分かるよ、いや、私も同じだと再会して理解したよ。あぁ彼は明日は予定が無いそうだ』
『ありがとう御座いますセイア』
『そろそろ切るよナギサにも知らせないといけない。それに彼の連絡が入るだろうから』
『分かりました。セイア…貴方も望むなら私は構いませんからね…』
『ありがとうワカモ』
『さて、次はナギサだね』
『セイアさん?珍しいですね何かありましたか?』
『すまないナギサ、後で会えるだろうか、彼の事で進展があった』
『!!分かりました直接聞きます。着いたらまた連絡を直ぐください』
『分かった。後で飛ばして帰るよ』
『はい後で、安全運転で急いでください。良いですね』
通話が切れた音だけが聞こえ
「ナギサ無理だよ、それは…」
sideセイア終
セイア様と別れた後色々と片付けた後ワカモに連絡を入れた
『連絡が切れてごめん色々とあって出来なかった。話したい』
「あぁ~何でこんなに緊張するだろうか…アリウスでその日廃墟ホラー暮らしの頃より緊張する」
そんな事を考えながら送信ボタンを押す
画面に送った内容が表示された瞬間通話が届く、速いそう呟き通話を始める
『貴方様ですか』
ワカモの声は震えていた。今にも泣きそうな声だった
『ワカモ、ごめんだいぶ遅くなった。』
『あぁ…貴方様、貴方様ずっと、ずっとワカモは、お待ちしていました。連絡がつかなくなり、居なくなったと聞いたあの時からずっと』
泣き崩れた声で話してくれた
『ごめんねワカモ、ずっと連絡出来ずに…ありがとうずっと待っていてくれて』
『はい、ワカモは、また、こうして…話せると、信じておりました。ずっと、ずっとお待ちしておりました。貴方様、貴方様…』
『うん、ありがとうワカモ』
ワカモが泣き止み落ち着くまで色んな思い出が頭に浮かび、漸く終わったんだと、あの忌々しいババアが起こした悲劇が終わったと、心からそう思えた
『申し訳ありません。貴方様…ずっと泣いたままで』
『気にしないでワカモ、そうだ明日、会えるかな』
『!はい!勿論です!』
『良かった。場所は…春葉原の駅で時間は』
待ち合わせ場所と時間を決め、デートの約束をする
ワカモはデートだと思ってくれると良いけど
おっと忘れずに住所も送っておこう。ワカモなら悪用しないだろうし。