でも原作のボスとは違うかも⋯?
「悪かったって!」
今ハジメはユエに必死に詫びを入れている最中だ。
なぜかというと、先ほど魔物に寄生し、操るという厄介な魔物に遭遇し、ユエも奴に操られ、盾にされてしまったのだが…
『ハジメ…!お願い⋯!撃って!』
とユエが涙ながらに言うとハジメは
『いいのか?マジで助かるわ!』
などと遠慮なしにドンナーをぶっ放したからだ。
さすがにあれはちょっと引いたわ…
(その後ハジメが血を吸わせることで和解した)
ちなみに今の俺たちのステータスはこんな感じだ
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:76
天職:錬成師
筋力:1980
体力:2090
耐性:2070
敏捷:2450
魔力:1780
魔耐:1780
技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・魔力感知・熱源感知・気配遮断・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・金剛・威圧・念話・言語理解・時之王[+変身][+形態変化]
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矢門ツカサ 17歳 男 レベル:55
天職:破壊者
筋力:4560
体力:4300
耐性:4780
敏捷:4450
魔力:5600
魔耐:5480
技能:全属性耐性・物理耐性[+治癒力上昇][+衝撃緩和]・全属性操作[+全属性適
性]・胃酸強化・剣術・剛力・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚]・先読・気配感知・熱源感知・魔力感知・魔力変換[+体力変換]・高速魔力回復・空間破壊・超高速移動・精密射撃[+対象追尾]万能空間・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]気配遮断・風爪・夜目・遠見・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・金剛・威圧・念話・変身・形態変化・ライダー召喚・世界間移動・言語理解
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まぁそんなこんなでいよいよ100階層なんだが⋯
「ハジメたち、いつもより慎重⋯?」
「まぁな。ここは奈落の底から数えてちょうど100階層⋯何かあるかと思って」
「まぁ念のためってのが本音だな」
俺たちは大きな扉があるところまでたどり着いた。
「この先か。二人とも覚悟はできてるか?」
「当たり前だろ」
「ハジメたちと一緒だから大丈夫…!」
「上等!」
俺たちは扉を開けて中へ入る。
「これはまた…すごいな」
ハジメがそう言うほどには仲は幻想的な空間だった。
中には大きな鉱石でできた柱が立ち並んでいた。
「もしかしてここが…」
「反逆者の住処?」
ハジメとユエはそう言う。
先には大きな扉があった。
「はっ!だったら最高じゃねぇか。ようやくゴールにたどり着いたってことだろ」
「うん…!」
俺たちは扉の方へ進む。
だが何か違和感があった。
「待て!二人とも!」
「「え⋯?」」
すると
「「「!?」」」
「マズい⋯!」
足元に魔法陣が現れ、俺たちは後退する。
「おいおい…!なんだこの大きさは!マジでラスボスかよ⋯!」
ハジメは拡大していく魔法陣を見て言う。
「大丈夫…!私たちは負けない…!」
ユエはハジメの腕をつかんでそう言う。
「だな」
「ユエ…ツカサ…ああ!絶対に負けねぇ!」
すると魔法陣から巨大な八本の頭を持った怪物が現れる。
「ジャ~マ~!!!」
「出たな⋯行くぞ、ツカサ」
「ああ」
俺たちはドライバーにアイテムをセットする。
「「変身!」」
『DECADE!』
『ジオ~ウ!』
俺たちは即座に変身し、怪物に向かっていく。
「はぁ!」
俺は飛び上がり、一本の首にライドブッカーで斬撃を叩き込む。
「チッ!かてぇな!」
「おらぁ!」
ハジメはドンナーとジカンギレードのジュウモードで援護をする。
「ツカサ!こいつを!」
するとハジメは一枚のカードを俺に投げる。
「これは…!」
それはあの日失くしたホークガトリングのカードだった。
「ありがたく使わせてもらうぜ!」
『FORMRIDE BUILD!HAWKGATLING!』
『天空の暴れん坊!ホークガトリング!イエーイ!』
俺はホークガトリンガーで怪物を牽制しつつ、能力を見極める。
「『緋槍』!『砲皇』!『凍雨』!」
ユエも魔法を放って援護をしてくれている。
「なるほど⋯大体分かった」
俺は何本かの首の能力に見当をつける。
「おそらく黄色いのは盾役だ!白いのは回復役だから白を狙え!」
俺は個体の能力をハジメとユエに知らせる。
(っていうか七本首か…あと一本あれば『あれ』と同じ系統の怪物ってことになるが…)
俺がそんなことを考えていると
「いやぁぁぁぁ!」
「「⁉」」
「ユエ!」
俺たちが悲鳴の聞こえた方に目をやると、ユエの目の前に怪物の頭の一つの黒い頭の個体がいた。
「クソっ!やられた!」
ハジメはユエの方へ走っていく。
「くっ!何もしていなかったことを見ると黒いのは精神攻撃か…!何でもありだな!」
『ATTACKRIDE BLAST!』
俺はライドブッカーガンモードとホークガトリンガーで射撃をして、魔物の注意を引く。
「ハジメ!お前がユエの目ぇ覚まさしてやれ!それまでこっちは任せろ!」
「恩に着るぜ!ツカサ!」
「こっちだ!ヤマタノオロチもどき!」
俺は地面に着地してライドブッカーからカードを取り出す。
「デカブツにはこいつだ!」
『KAMENRIDE HIBIKI!』
「行くぞっ!」
『ATTACKRIDE ONGEKIBOU REKKA!』
「はぁぁ…とりゃあ!」
俺は響鬼にカメンライドして音撃棒・烈火から火球を放つ。
「はぁぁ!たぁぁ!」
「ジャ~マ~!」
っていうかさっきからなんなんだ?あの鳴き声。まるで…
「⁉」
その瞬間、俺の思考が停止した。
ふと目をやった先で変身解除したハジメとユエがキスしていたのだ。
「俺はリア充のための何でも屋じゃねぇっつぅんだよぉ!」
俺はやけくそで火球を投げ続ける。
まぁ必要なことなんだろうけど⁉必要なことなんだろうけど⁉おかしいだろぉ!あんまりだぁぁぁ!
するとユエとハジメが前線に戻ってくる。どうやらシュラ―ゲンをかましてやるみたいだ。
ユエは蒼い大きな球体を怪物の周りに設置する。
俺はハジメがためている間に攻撃を防ぐ。
「ふっ!」
ついにハジメはシュラ―ゲンを放ち、その銃砲が白い奴を貫通する。
「『天灼』!」
すると蒼い球体が蒼い稲妻を放ち、怪物の頭を次々と消していく。
「ジャ~マ~!!!」
そう言って怪物は地面に倒れ伏す。
「よっし!やったな二人とも!」
俺は二人の方へ向かって走る。
だが
「ハジメ!ツカサ!」
「「⁉」」
一本の、大きな首が俺たちを見下ろしていた。
「マジかよ…やっぱりあいつはジャマタノオロチか!」
「噓だろ!何でケミーがこんなところに⁉」
俺と同じライダー好きのハジメだからこそ分かる、錬金術によって生まれた人工生命体・ケミー。その一体であるジャマタノオロチが今、目の前にいた。
「⁉ユエ!」
俺たちはその一本がユエに狙いを定めて、口から熱線を放とうとしていることに気付く。
『FORMRIDE KUUGA!TITAN!』
俺は防御力の高いクウガのタイタンフォームにカメンライドし、ハジメはシュラ―ゲンを持ったまま、それぞれユエの前に立つ。
「ハジメ!ツカサ!」
白い光が辺りを包み込む。
Side ユエ
「ハジメ…?ツカサ…?」
私が気付いたときには、怪物は体を癒している最中で、私の前に立っている二人はピクリとも動かなかった。
そして二人は倒れる。
「ハジメ!ツカサ!」
二人に呼びかけるが動かない。
すると怪物はこちらに狙いを定めて先ほどとは違う熱線を放ってくる。
「ッ!」
私はとっさに近くにいたハジメをかばって物陰に隠れる。
「ッ!ツカサ!」
すぐにツカサがいないことに気付いたが、もう煙のせいで何も見えなくなっていた。
「~ッ!」
私はハジメだけでも助けようと、神水を何本も飲ませる。
しかし
「!」
怪物の復活した頭のうちの一本がこちらを見つける。その一本はすぐさまエネルギーをためて、発射しようとしている。
「ハジメ…!ツカサ…!ごめん…!」
私は諦め、目を閉じる。
『ケミースラッシュ!』
「ハァァァ!」
「グギャァァ!」
「⁉」
一本の剣が、怪物の首を斬る。
すると一人の男が現れる。
暁を思わせるオレンジ色の体、燃え盛る炎を思わせるオレンジ色のマント、特徴的な水色の矢印型の目、額には炎のような意匠が入った大きなゴーグルのようなものを付けている。弓のような剣のような武器を持ち、腰にはツカサがつけていたものと同じだが、色がマゼンタのドライバーをつけていた。
「あ…あなた…誰?」
「なに、ただの通りすがりさ」
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