ファンタジー短編置場   作:レフェル

2 / 14
前に考えた最初のファンタジー小説の序章です


旅立ち前の

愛に年齢や身分などは関係ないと書かれた本を昔にみたことがある。

 確かに愛し愛されることに他人がとやかくいう義理はないのは確かだ。

本人の意思がよほど硬いのだから、他人は見守ることに専念するべきだろう。

 それにこのご時世では、多種多様なカップルや夫婦ができているほどだ。

昔と現在はここまで違うんだというのが本をみればわかる。

 ある時、たまたま外界から隔離されたこの村へ一人の商人がたどり着いてそこで居着いた人が作り上げた絵本だとかあ様から聞かされている。

父様はここの境界が歪むことでマレビトが現れることがあると聞かされていたから、この時の商人はそうだったのかもしれない。

 中には外での探検に飽いてここに来るマレビトもいたりするらしいから、よほどのことがないかぎり暇なことはない。

まあ、その場合はカップルであることが前提だったきもするが……。

 

~~~☆

 

古びたような外観の建物にはいくつもの書物が並べられているのがわかる。

 その本の中にあるひとつの椅子には小柄で低身長だけど、胸元を押し上げるような果実はアンバランスを強調させる少女が二名いた。

一人は妖精族かと思われるが、いかんせん低いのだ。

本来の妖精族は人間の平均身長の半分、又はそれ以下ほどにしか成長できない種族、

その小ささと見た目の可愛さに反し魔力は高く手先も器用とかなりの働き手でもあり

一家に1人欲しいと言われるくらいの働き者で重宝されているくらいである。

 だが、ここにいる妖精族と思われる少女の身長はというと……具体的に言うなら普通の妖精族の頭半分ほど低い、

ひょっとしなくても子供の妖精かと思いたくなるほどの小ささだ。

 だが、彼女の違和感はそれだけではない。

本来の妖精族はみんな寸胴みたいな幼児体型なのにたいし、このちみっこい少女の場合はそうではないのだ。

 その隣の少女はドワーフ族なのだが、褐色の肌ではなく色白で、筋肉もさほどあるようには見えずに手足も細い感じだ。

 本来のドワーフは褐色の肌で身長は妖精族とさほど変わらなく、体型も寸胴で屈強な体つきで腕っ節も強いという印象がある。

細工も得意という印象も根強くあるが。

 

そんな幼女ぽい二人は背中合わせにして本を読みあさる。

 まるで双子の姉妹のような関係ともいえる光景だ。

 

「お、いたいた! ここにいたで!」

「なんで、揃ってここにいるかね」

 

そんな二人に近寄るふた組みの男女。

 女性の方はエルフで薄く水色の髪が光っているのと尖った耳が特徴である。

もうひとりは普通の人となんら変わらない違和感のない男性だが。

 彼からあふれるオーラは人のものとはなんら違うものがあった。

 

声をかけられた少女二人は顔をあげて不思議そうに見つめる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。