ガチャ、八千代彩葉の様子は?
かぐや、彩葉は今眠っているわ。
最近彩葉の身体の様子が良くない。もうあまり永くないことは二人とも薄々わかっていた。
起きているわよ。八千代・かぐや。
八・か:彩葉休んでないと駄目よ。
大丈夫よ。二人とも今日は身体の調子がとてもいいのよ。それに私が意識があるうちに話をしたかったし。
八千代:そんなこと言わないでよ彩葉。
かぐや:八千代の言う通りよ。そんなこと言わないで。
彩葉:聞いて二人とも。たぶん私は私は・・・今日死ぬわ。次に意識が無くなったらもう戻ることは無い。だから最後に二人と話をしたいの。かぐや、私が亡くなったらその義体のメインスイッチを本当に切るの?
かぐや:うん、私は彩葉が、いない世界には居たくないの。彩葉
と一緒に逝くつもりよ。
彩葉:八千代はツクヨミの管理をそのまま続けるの?
八千代:ええ、私はツクヨミの・・・彩葉が、五感をアップデートしてくれたこのツクヨミの管理人として生きて行くわ。
ねえ彩葉、最期に一つ聞かせて欲しいの?彩葉は・・・彩葉は私達と出会って後悔してない?私達と出会なかったらもっと別の人生があった筈よ。普通に就職して結婚して子供がいて、そして孫がいる。そういう人生もあった筈なのよ。
そう思ったことはない。
彩葉:後悔なんてしたこと無いわ。二人とかぐやと出会って私の人生は動き出したの。かぐやが最初に言ってくれたように
私の人生はまさにハッピーエンドだったわよ。だからそんな顔しないで八千代。
ごめんね、二人とも。そろそろ終わりみたい。八千代・かぐや
ありがとう。二人のおかげで私の人生はハッピーエンドだった・・・・わ。
八・か:彩葉?彩葉!
かぐや:彩葉、駄目逝かないで。逝かないでよ。
八千代:かぐや駄目!彩葉の顔を見て。こんなに穏やかに微笑んで逝ったのよ。そのまま逝かしてあげて。
かぐや:そうね。そうよね。でも今日は明日まで最期に一緒にいてもいいでしょ?
八千代:もちろん私もそのつもりよ。かぐや。
後日・・・酒寄研究所
職員:このメインスイッチを切るとこのKG 型義体は完全に止まります。よろしいですね?
かぐや:八千代、ごめんね一人にして。でも私は、彩葉のいない世界には居たくないの。
八千代:気にしないでかぐや。私もその気持ちはわかるから。
でも私は、ツクヨミを彩葉が、色々と手を入れてくれたツクヨミを守っていくから。
かぐや:分かったわ。じゃあ八千代またね。職員さんお願いします。
職員:それでは、メインスイッチを切ります。
同時刻某産婦人科
オンギャーオンギャー
あなた、見て。元気な女の子よ。名前は、何にします。
お前良く頑張ったな。そうだなこの子の名は・・・
彩葉だ。酒神(さかがみ)彩葉だ。
そして新たな物語へ