もう一度ハッピーエンドを   作:山小

1 / 1
酒寄彩葉転生


1、新たな物語へ

ガチャ、八千代彩葉の様子は?

かぐや、彩葉は今眠っているわ。

最近彩葉の身体の様子が良くない。もうあまり永くないことは二人とも薄々わかっていた。

起きているわよ。八千代・かぐや。

八・か:彩葉休んでないと駄目よ。

大丈夫よ。二人とも今日は身体の調子がとてもいいのよ。それに私が意識があるうちに話をしたかったし。

八千代:そんなこと言わないでよ彩葉。

かぐや:八千代の言う通りよ。そんなこと言わないで。

彩葉:聞いて二人とも。たぶん私は私は・・・今日死ぬわ。次に意識が無くなったらもう戻ることは無い。だから最後に二人と話をしたいの。かぐや、私が亡くなったらその義体のメインスイッチを本当に切るの?

かぐや:うん、私は彩葉が、いない世界には居たくないの。彩葉

と一緒に逝くつもりよ。

彩葉:八千代はツクヨミの管理をそのまま続けるの?

八千代:ええ、私はツクヨミの・・・彩葉が、五感をアップデートしてくれたこのツクヨミの管理人として生きて行くわ。  

ねえ彩葉、最期に一つ聞かせて欲しいの?彩葉は・・・彩葉は私達と出会って後悔してない?私達と出会なかったらもっと別の人生があった筈よ。普通に就職して結婚して子供がいて、そして孫がいる。そういう人生もあった筈なのよ。

そう思ったことはない。

彩葉:後悔なんてしたこと無いわ。二人とかぐやと出会って私の人生は動き出したの。かぐやが最初に言ってくれたように

私の人生はまさにハッピーエンドだったわよ。だからそんな顔しないで八千代。

ごめんね、二人とも。そろそろ終わりみたい。八千代・かぐや

ありがとう。二人のおかげで私の人生はハッピーエンドだった・・・・わ。

八・か:彩葉?彩葉!

かぐや:彩葉、駄目逝かないで。逝かないでよ。

八千代:かぐや駄目!彩葉の顔を見て。こんなに穏やかに微笑んで逝ったのよ。そのまま逝かしてあげて。

かぐや:そうね。そうよね。でも今日は明日まで最期に一緒にいてもいいでしょ?

八千代:もちろん私もそのつもりよ。かぐや。

 

後日・・・酒寄研究所

職員:このメインスイッチを切るとこのKG 型義体は完全に止まります。よろしいですね?

かぐや:八千代、ごめんね一人にして。でも私は、彩葉のいない世界には居たくないの。

八千代:気にしないでかぐや。私もその気持ちはわかるから。

でも私は、ツクヨミを彩葉が、色々と手を入れてくれたツクヨミを守っていくから。

かぐや:分かったわ。じゃあ八千代またね。職員さんお願いします。

職員:それでは、メインスイッチを切ります。

 

同時刻某産婦人科

オンギャーオンギャー

あなた、見て。元気な女の子よ。名前は、何にします。

お前良く頑張ったな。そうだなこの子の名は・・・

彩葉だ。酒神(さかがみ)彩葉だ。

そして新たな物語へ

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。