「異次元の人」——高度魔法文明に住むエルフです、なぜか異世界召喚されました。 作:白木ケイ
ヒマイ視点なのでヨラメの内心がわからないのは仕様です。
「はっ」
知らない天井だ。ほとんど霞んで見えなくなった眼でもわかる。見たこともない部屋だ。
私の寝ていたベッドの対になる壁際にはもう一つ同じものがある。
私から見て左壁、ベッドの間の中央にはガラス張りの窓がある。そこから差し込む光は床ではなく天井へ向かっている。異常な光景だ。
窓の縁には何かがある。漂うわずかな匂いからして小鉢と添えられた小さな花だろうか。そして木の床には金糸らしき何かでが縁取られた赤い絨毯が敷かれていることを屈んで触れた手の感触を使って理解する。
そして壁の感触はザラザラとした冷たいものだ。ところどこに線のような窪みがある。霞んだ視界にある灰色から考えて、石壁だろうか。
そして、私からみて右の真ん中には通路らしきものがあり、その奥から雨が降るような音が聞こえる。
一通り部屋を見渡して、すぐにあることを思い出して叫ぶ。
「ヨラメ!」
すぐにベッドから降りて駆け出す。
敵に見つかる可能性など考えない。それに敵が私を見つけたらその分どこかにいるヨラメが安全になるだろう。
志半ばで倒れたエフリーもキストもトレイもマコムも、私の行動を理解してくれるはずだ。
とにかく何を差し置いてもヨラメを見つけるのが最優先だ。確か気絶......なぜ気絶した?
いや私のことはどうでもいい。
どこにいるのヨラメ。
「お姉様?」
ヨラメの返事が聞こえる。右にある通路の奥からだ。すぐにそちらへ向かう。
その途中の扉が開き、そこからヨラメらしき人影がひょこっと顔を出す。髪が濡れていて、白いもこもことしたよくわからない服を着ている。けどそれは間違いなくヨラメだ。霞んでいる視界でも分かった。
「無事ね、無事よね。大丈夫よね?」
「ちょ、ちょっとヒマイお姉様、やめてください」
やめるわけがない。
ヨラメの全身をペタペタと撫で回す。少しの怪我もない、精神干渉の痕跡もない。
五体満足、ちょっと水っぽくて元気いっぱいのヨラメだ。
「よかった。無事なのね」
「えっと、はいヨラメは元気です。ヒマイお姉様」
どこか影があって無理をしてそうな表情だった。
「ヨラメ、本当に無事なのね」
肩を掴んで、真っ直ぐに目を合わせる。
「痛いです、ヒマイお姉様」
私とヨラメはしばらく見つめ合う。そのまま顔を近づけて額を合わせる。するとヨラメの方から抱きしめてくれた。
「お姉様、私は無事です」
「そう......よかった。無事でよかった」
それから気が抜けてしまった私は、ヨラメにされるがままだった。
お姉様も一緒に入りましょうと手を取られ、同じ部屋に入る。そこから流れるままに服を脱がされて、奥の部屋で一緒に体を洗い、温かいお湯に満たされた湯船を堪能してしまった。
体が温まりすぎてぽわぽわとしていた私は長い髪と尻尾を乾かすのに手間取ってしまう。
それを見かねたヨラメがもこもこした何かで水を拭きとり、そして温風で頭と尻尾を乾かしてくれた。
そしてバスローブと教えてくれた白いもこもこを着せてくれたのち、今はどこからか持ってきた綺麗な櫛で私の尻尾を優しく手入れしてくれている。
「お姉様」
「なに?ヨラメ」
「私も......少しだけですが話しました」
「それはやめて」
思い出したくない。あの理不尽な存在はここにはいないはず。
今はこの幸せな状態を少しでも長く味わいたいの。あー、そこ気持ちいい。
毛繕いを終えて、ヨラメに案内された場所には、仕立てのいい生地でできた新品の服が畳んで置いてあった。
「ヨラメ〜、私のために用意してくれたの〜これ」
「えっと、はい。お姉様」
「ありがと〜」
私はバスローブを脱いで機嫌よく着替えた。
さて、いよいよ聞かなければならないことがある。いつまでも無視することはできない。
キュっと帯を結んで、髪を整えた私は真面目腐った口調で問う。
「ヨラメ、いい?」
「はい、こちらでお話ししましょう」
そのまま湯冷まししながら照明で優しく照らされた通路を歩いて、私が目覚めた部屋へと戻る。その間、ふかふかで柔らかい絨毯の感触よりも、横に立つヨラメが腕を絡めてくれたことが嬉しかった。
幸せな気持ちの私達が寝室へと戻ると、通路から見えない手前の壁にそれは寄りかかっていた。
「やあやあ」
「っ!」
それは霞んだ視界でよく見えない、人型の何かだとはわかる。
どこかヨラメを助けると言った存在に似ている。似ているが、あのときより密度が薄い。
こうして相対しても耐えられる程度の差だ。もちろん私達よりは強い。それは圧倒的という言葉で飾るべきほどに。
眼で視たが、それは魂を隠蔽して能力を隠している様子もない。これが素だ。
つまりヨラメを助けた奴ではない。他人の空似だ。
「何者だ」
「ヨラメを助けた人だよ。その顔は信じてないね?」
「黙れ、お前は人ですらないだろう」
「それはちょっと傷つくからやめて」
それは少し肩を縮こませたように思う。そんなことより、それの感情によって大きな揺れが起きた。
この部屋ではない。この異空間でもない。この世界の何かが大きく揺らされた。
その影響はここにいる私達にもある。
まずい、隣にいるヨラメを守らないと。
私は結界を展開して、揺れの瞬間のみ世界から一時的に隔離されるようにする。これで大丈夫。
「え?」
しかし私が展開したはずの結界は目の前になかった。
意味がわからない。
目の前にいる化け物や外部から干渉を受けたわけではない。この異空間に仕掛けがあるわけでもない。私のミスで結界が展開されなかったわけではない。
成功した結果が現実に存在するのに、そうなっていない。
本当に意味がわからない。
私はそのままなにもできず、横にいる湯上がりでホカホカなヨラメに抱きしめてられていた。
揺れの影響がもう間も無くここに到達する。
そうなれば異空間は崩壊し、ここにあるもの全てがなかったことになる。
もう私にはどうすることもできない。
視界の端で座っていた化け物が立ち上がるのが見えた。
「はい!」
化け物が手のようなものを合わせて音を立てると揺れが止んだ。いや違う。最初から無かったことになった。
「現実改変ですらない何か、世界に干渉すらしていない」
そうだよー。化け物はそう言った。
手を叩いたという行為は、私達への合図以外の意味は存在しないだろう。
ただの化け物ではない。それは規格外と形容するべき存在だ。
私はそっと腕を離そうとする。反対にヨラメはより一層強く密着してくれる。
とても幸せだけどごめんなさい。その腕を離してヨラメ。
「ごめんねー」
それは壁に寄りかかるのをやめ、頭を下げて謝ってきた。不愉快ね。私には人ではない化け物と話す気はないの。
キツく組んだ腕を締め付けてくるヨラメが邪魔で——違う邪魔じゃない。ヨラメがそうする理由はわからない。わからないけど、せめて私が盾にならないと。
私はヨラメを抱きしめて、化け物に背を向ける。
この行動に意味なんてないかもしれないけど、ヨラメを守るにはこうするしかない。
「お姉様、苦しいです」
「そうだよー、やめてあげなよー」
盾になるにしてももう少しいい方法があるのにさー。化け物は悍ましい笑い声を出しながらのたまった。
化け物は悍ましくない、私達のことを微笑ましく思っている。そして私達に何かを伝えたい。最後に、どこか後ろめたく感じているらしい。
おかしい、急になぜかこの化け物の心を理解できた。背を向けていて化け物を視ていないというのに。
「これは君にはまずいか。やめとくね」
なにもわからなくなった。顔が強張り、思考が混乱する。緊張からか、体の震えが止まらない。
あ、ごめんなさいヨラメ。これだと少し苦しいわよね。
コホン、と後ろからわざとらしい咳払いが聞こえる。
これ以上は耐えられない。自然とヨラメを抱え、私の足は部屋の外へと動く。恐ろしい化け物からそのまま逃げなければならない。
手取り早い空間跳躍はすでに試したが無理だった。
仲間に託された、私達の彼女を守らないと。
「逃亡は無理だよー。私の話を聞かないと、この部屋からは出られない!」
この部屋からは出られない。化け物はそういった。なら立ち向かうしかない。正面から戦って打ち滅ぼすしかない。
「あれ、そうなるの。ちょっと脳筋すぎない?」
脳筋とは失礼ね、生存を勝ち取るための最適な行動よ。
ごめんなさいヨラメ、せっかく綺麗になったあなたを今から汚してしまうわね。
「お姉さん?ボクは交渉とかもっと色々と他の手段があると思うんだ。ボクには交渉以外思い浮かばないけど、きっと他にも色々な手段があるはずさ。まあお姉さんの判断が悪いとはいわないけどさ。あと戦うならお姉さん魔法の行使は禁止します。うーわー、すごい邪魔される。よし完了。これでわかるよね?」
私はその視界で世界のルールが書き換えられる様子を捉える。視えたものに干渉したのだが無駄に終わった。やはり規格外ね。
私に適用されたルールによって魔法が禁止されても、拳がある。片腕でも十分だ。なぜそこでお前は片目を瞑る。
私は覚悟を決めて......ヨラメが絡めた腕を離してくれた。ありがとう。これで万全の状態で戦える。
私は化け物と相対する。勝てそうにない。でもやらなければ生き残れない。
「それは違うとボクは思うなー」
ことここに至っても化け物は構えも取らずに隙だらけで立っている。
なら私は化け物を霞んだ視界に入れ続ける。
最初は自然体のまま、間合いを詰めるためにゆっくりと前へ踏み込んだ。相手の反応はない。
次の踏み込みで攻撃への予備動作を行う。まだ動かない。
次の一歩で加速する。ゆっくりと口を開けてあくびをしている。いくらなんでも舐めすぎよ。
殺意も出さない。ただ無心のまま、右手で形成した手刀を首らしき場所に添える。
そのまま音を置き去りにして肉と骨を断ち切り、化け物の頭を胴から切り離す。右手に滴る血液が付着する中、ぼんやりとした視界の端で中に飛ぶ頭を確認した。未だ化け物の体からは血が噴き出していない。
常識的に考えればこれで体は無力化されて意識は無いはず、あとは魂を壊すだけね。
そして攻撃の際に起こる反作用の衝撃で私の体が跳ね飛ばないように世界への影響を加重しておく。
僅かなすり足と尻尾を用いて重心の移動を行い、姿勢を次の一撃へ向けて最適化する。右手の手刀を振るった際に生まれた遠心力をそのまま利用して上半身を捻ると同時に、その力を突き出す左拳の威力へと加える。
今の動きはエフリーが仕切りに褒めてくれたのを覚えている。曰く、滝から落ちるザバザバ水のようだったらしい。そこは大河に流れる穏やかな流水でしょう。
今の私はあの時よりも遥かに洗練されている。
そしてみぞおちらしき場所に一撃を叩き込む。攻撃の際に少しだけ腰を沈めるとことで、上から抑えつける力を生み出す。これで追撃はの際には倒れた体を相手できるはずだ。よしんば対応されても、起き上がる動作にはどうしても隙が生まれる。
そこを突く。
しかし化け物は無防備に私の魂を壊すための攻撃を受ける。
少し後になれば攻撃の余波で発生した衝撃と共に石壁が粉砕されるような音が部屋に響くだろう。
石壁ですらない、堅牢な要塞が粉砕される音が響き、私の服やベッドの上にある布のように軽いものがはためく。窓の縁にあった花瓶が落ちて割れた音もした。
しかし化け物は最後まで微動だにしなかった。
おそらく化け物は体の防御を捨て、最優先で魂を守ったのだろう。それはそれで合理的な判断だ。
しかし私の攻撃はたとえ相手が硬く防御していたとしても、その衝撃が浸透し魂へ損傷を与える。
最初の邂逅で把握した彼我の能力の差から考えるに、この一撃で決着が着くはずもない。だが確実に相手の魂を削れたはずだ。
だから、この結果は、おかしい。なぜお前はなにも変わっていない。
「お姉様!」
どうしてヨラメの悲鳴が聞こえるの?
ふと気づけば私の左腕は半ばから折れていた。流れ出る血液を生温く感じる。床に敷かれた冷たい赤の絨毯には、新鮮で温かく、そして赤黒い模様が染み込んでいく。
「攻撃の反射ね」
「違うんだけどなー」
なぜか聞こえる化け物の声は無視する。まさか意識すら奪えていないとは。
負傷の原因に当たりをつけた私は、これ以上の接近戦は無駄と判断する。
ならば自身の強度を高める。同時に今から行うこれは魔法ではなく技術だと世界に定義させる。
「なんと魔法封じにそんな対策が」
なんとも白々しい物言いだ。私のこの意見には万人が同意するだろう。
だが関係ない。私の眼で相手を観測して、捉えた魂をそのまま壊してやる。
瞳に瞼を重ねて世界を視る。表層にある物質のみならず、めまぐるしく変化していく世界の流れすらも読み取っていく。そして果てしなく広がる世界の中にいる小さな化け物を視る。
なるほどこれは密度の薄い分体のようだ。なら本体はどこにいる。
「その理解は間違ってるよ」
化け物の魂に繋がる何かを辿る。
同時に眼に掛かる重い負担によって血涙が溢れるが問題ない。まだ私は大丈夫。
「なんだかとても苦しそう」
流石に辛い。失いそうになる意識を強制的に保つ。そしてついに観測した。観測して捉えてしまった。
「あーこれはまずそう」
それは私の矮小な魂と比較するまでもなく巨大であった。そこから幾重もの何かとつながる線のようなものが無数に伸びている。分体と本体とのバイパスだろうか。
そしてそれは非常に重い、この世界ですら支えられない重さだ。現にそれが世界から少しずつ沈んでいるとわかる。
だからなんだ。それはヨラメを守ることには関係ない。
この大きさの魂の破壊は私には無理だ。だが傷つけることはできるはず。
すぐに私は捉えた魂に攻撃しようとした。
「ぐぶ」
しかし眼の負担に体が耐えきれず、反動で血反吐を吐いて崩れ落ちる。
「お姉様!」
遥か遠くからヨラメの声が聞こえる。逃げなさいよ。
私の意識は急速に薄れていく。しかし残り僅かな猶予はある、私は私を犠牲にしてでも一矢報いてやる。
私の魂を擦り潰してもいい。
さあ壊れろ。そして死ね。
「さすがにここまでかな」
一瞬にして、的確に目球だけを潰された。不思議と痛みもない。そのまま視界が失われ、世界が視えなくなる。
残された体の感覚で、ふかふかの絨毯に倒れていることだけはわかる。ついでに口の中で流れる血の味が濃くなっていく。
「う......あ」
もう化け物への攻撃はできない。私のそれは直接打撃を叩き込むか、観測して捉えた魂に衝撃を与えることしかできない。
そして今の私は観測するための眼を潰され、化け物を視た反動で体も動かせない。
終わりね。結局なにもできずに殺されるのね。やっぱり私はどうしようもない無能ね。みんなごめんね。
「お姉様!お姉様!」
誰かが体を揺すっている。かすかに何かが聞こえる。朦朧とした意識ではよく聞き取れない。
「お前!話が違う!」
「違わないよ、ちゃんとボクは命を助けること以外はなにもしてない」
「だとしたらこの惨状はなんだ。お前のせいでお姉様が死んでしまう!」
うるさい。私が気絶しているのに近くで騒がないで。あれ、なんで思考できるの?
交代??
「まあまあ、落ち着いて。ちゃんと治してあげるから」
「お姉様の目が潰れたのはお前のせいだろう!」
「よく理解できているようでなにより。でもそれは緊急事態のため、やむを得ない救命行為だよ。ボクがそうしなければ彼女は死んでいたよ?」
「だが!」
はー、もうしょうがないなー。ヒマイの体にお邪魔しまして、はい《基本的な治癒》と《魂の保護と修復》っと。
あれ、これだと眼が不完全か。ちゃんと治すっていったしサービスしちゃおう。《高度な治癒》......ボクの知る限り最高の治癒魔法だけど、これでも無理なの?
うーん、これはこうなって、とするとこうして、あ、いい感じ。みんな忙しいのに手伝ってくれてありがと。
一応余裕を持たせて魔法工程数の上限を百万として、ヒマイの眼球を治癒する魔法を新しく作成すると......うひゃー、だいたい1400工程って、ヒマイの眼はすごい複雑〜。
あ、これは魔法構築の方式そのものが悪いのか。すぐに改良しよう。それでも700工程くらいは要りそう。やっぱりヒマイの眼はすごい複雑。
しかし面白い。とても興味深いものと言い換えてもいい。これの情報もできたらの対価に追加しよっと。
で、早速完成した魔法を行使っと。魔法の検証はもう成功した光景を視てるから不要さ。
ついでに魔法構築の改良版も完成と。次の機会があればこっちを使おう。
「やっぱり魔法って便利だねー」
元の体の方が、ヨラメに向けてさもボクがやりましたみたいな適当な発言をしてる!でも頑張ったのはボクの方だからね!
よしよし、ちゃんと治ったのを確認できたので分かれた意識は戻りまーす。元のボクには手柄を取った意趣返しじゃ、おら!
「記憶ありますかー。だいじょ——うわっと」
私の中から何かが去った。それが重傷の私を治してくれたのはわかる。
ゆっくりと瞼を開く。今まで霞んでいた視界がやけにはっきりと見える。どうやら完全に眼が治ったようね。
私はその場で顔を上げて周りを確認した後、ゆっくり焦らずに起き上がった。
「お姉様!」
すると勢いよくヨラメが飛び込んできてくれた。私は咄嗟のことで受け止めきれずに再び寝転んだ。ふかふかの絨毯が衝撃を和らげる。
「無事ですか、無事ですね。もう大丈夫ですお姉様」
「ヨラメ、ちょっと苦しい」
「駄目です、じっとしてて」
ペタペタと全身が触られていく。力が強くてかなり苦しい、だけどヨラメが気を遣ってくれているのがわかる。とても安心する。
「うんうん、経過は良好みたいだね」
そうだ、近くにはあれがいる。こんなことをしている場合ではない。
一瞬目を向けただけで、ヨラメは理解して体を引いてくれた。ありがとう。
「ヨラメ」
「はい、お姉様」
いまからこれを相手しなければならない。
側にヨラメがいなければ私の心はとっくに折れたはず。これは都合の良い考えだけど、逃げずに側にいてくれて本当にありがとう。
「理解できた?いろいろと」
「少しだけ」
備考
・《高度な治癒》について
【医療魔法】、今回は200工程前後のものを行使した。