リトルがナイトメアな世界で俺は紙袋を投げ捨てた 作:五月雨と狐
ハッピーニューイヤーメリー☆クリスマストリック・オア・トリートあけましておめでとうこんにちはこんばんわグッドナイト。
世界の端からワムゥ(王者感)
転生系オリ主のオリ主です!今日プレイして逝くのがこちらのゲーム。リトルナイトメア2。早速プレイしていきますAボタンを押したらタイマーストップ。
「じゃねぇんだわ!!!」
俺はそう叫び、頭に被っていた紙袋を地面に叩きつけた。ぐしゃ、と軽い音を立ててそれっきり変化のない紙袋。見方によってはマックの紙袋に見えなくもない。
「そうでも無いんだわ!」
マックのほうが美味しそう!
......という話でもなく。
「【悲報】ワイ将とんでもないことになってしまう【絶望】....」
これにつきる。
なぜかついているテレビ。
ミステリーサークルのように俺の周囲だけ輝いている草むら。
そう!やってきましたリトルナイトメア〜〜〜!?
「....そうでもないだろ」
脳内のボケにセルフで突っ込む元気もなくなる。
そう、先程からハイテンションで喋っているがなかなかの絶望。
ここは小さな悪夢。
俺のバットエンドは確定している状況である。
◆
「リトルナイトメア」
何作か出ているシリーズもので、最新作では主人公らしき二人のどちらかがホームでアローンしていそうな名前のやつ。
あれ?今は「Re:ゼロから始めるアニマル冒険譚」だっけ?略してリアニマル。いやたしかアレはあんまし関係なかったはず.....知らんけど。
とまぁちゃんとリトナイを説明するなら……テレビの電波に支配され、物理的にも精神的にも「歪んでしまった世界」からの脱出を目指す、ダークで不気味なサスペンスアドベンチャーゲームである(AI使用)。
ダークで不気味なサスペンスってなに?サスペンスってコナンくんをドロドロにしたやつじゃないの?アドベンチャーすんなよ。
まぁそんなことは置いといて。
「悪夢の世界を遊ぼう」
そんなキャッチコピーで売られているゲームである。そして俺はそれに主人公モノとして転生した、ここまでOK?
あ、OKじゃない?
ならありのまま今起こったことを話すぜ!
気づいたら転生していた、それだけだ......なんでそれだけだけなん(豹変)
本当に、それだけだった。
神様もいない。
トラックもない。
遺言もない。
チュートリアルもない。
目を開けたら、森だった。
ッ..............。
「ッスゥぅぅぅぅぅぅぅぅぅ.........破道の90黒棺!!!!!」
すみません黒棺が出てしまいました。
湿気た雰囲気はよそう。
こんな世界で頭の中までシリアスモードに入ったらオシマイだ。シリアス?もしかして:シリアル。このペースを崩すな。
「さてまずはどないするか?」
第一目標死なない。
あれ本当に俺異世界転生したんですか?あんまり聞いたこと無い目標ですね?
第二目標シンマンになりたくない!
目標じゃなくて願望!!!
脳内の霜降ってそうな明星のツッコミがが突っ込んでくれるが、これに関しては俺もフワフワとしたものしかもっていないのである。
というのも俺はさっきも言ったがリトナイ自体プレイしたことがない。ストーリー解説動画を見て知ってる気に成っている一般人男性(童帝)だ。
そしてその考察兼解説曰く!
「モノはシンマンでシンマンは前の週のモノ!電波塔ヒュヒュヒューイでシックス大変!一体二人はどうなっちゃうの!?死なないでシンマン!次回 シンマン死す モノ落ちる シックスお腹すく の三本でお送りいたします。じゃんけんグゥぅぅぅぅぅ!!!!!!フハハハハハハ」
ということらしい。知らない人はブラウザバックしてこい!調べたらオモロイのいっぱいあるぞ。
俺はできないけどな!
なので俺の第二目標はこれである。
そもそも俺がモノなのか怪しいが、まぁ紙袋を被っていた(過去形)し周り光ってるし、俺がモノだろう(確信)
しかしまぁ本当かどうかは分からない。
だったらためそうじゃないか。
ということで。
「うおっ........」
ジジジジジ....体の中でリモコンを操作する感覚。錠前に差し込むイメージ。
俺は全力で迷いながらテレビに手を突っ込んだ。
「吐きそう」
そしてそのまま手を引き抜いた!
気持ち悪くて死にそう。なんかゆっくりとんでもない力でジェットコースターにのりながら引っ張られる感覚がする。
ゑ?わかんないって?俺も。
そんな感じで気持ち悪くなるがこれが俺の転生したモノという主人公の能力だ。
テレビに入れる....だけでなく。ゲーム後半になって出てくる電波塔とかいう変なのが放つ電波電波の怪電波ァ!!に体のシグナルを合わせていろいろできるのだ。
テレビに侵入して逆貞子できるのもおそらくその能力の一部。実態は分からんけどな!
....よく考えたらだいぶ頼りないな?せめて魔力とか欲しかった。
まぁ無い物ねだりしても無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!なのでそろそろ動き始めるか。
「....動くってどこに?」
乾いた笑いが漏れる。
暗い暗い森の中。
ハンターの狩場。
始まったばっかだが俺の心はボドボドダァ!!!
◆
あーテステステスマイク調節ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!(デスボイス)
坂道〜天然モノのトンネル〜草っぱら〜にっくかいにぃ〜でこぼこ丸太に〜めちゃくちゃ追われて〜暗い・み・ちィィィィィ!
ここまでワテクシの独唱でいかせてもらいました。どこに動く?迷ったらとりえあず原作をなぞる。これ常識ね。それどこの常識?
そうそれは.....常識を思いついたきっかけはさっき罠にかかった肉塊を見たときに
「もう森の民になろかな?」
と思ったがハンターから逃げられる気がしなかったから。ようは二秒で考えた常識である。
うーん馬鹿。
というかまじでこの先どうすんだ...?
「...シックス助けるかどうかだよなぁ」
シックス。
黄色いレインコートを被ることになる少女。
その死んでる表情筋の割に以外とお茶目.....具体的に言うなら指を詰め人で暖を取る(物理)をするヒロインだ。あのエンドと相まって俺に助けるメリットはない.....と思われるが、さすがに道中はいてくれないと困る。
まぁ電波塔に逝きに行くかは決めてないけど。
ようは最終的にはモノを落とす(物理)ヒロインで、道中はいないと困る相棒みたいなもんだ。あれ?じゃあいてもらわないと困るくね?
残念そうじゃない。そうじゃないんだ。
「......あの部屋から出たがってたわけでもないんだよなぁ」
シックスはモノと初めて出会う時、部屋の中にいた。
オルゴールを鳴らしながらゆっくりしていたのだ。それを斧で静寂ごと扉をかち割った紙袋被った変態に邪魔をされるというわけである。
そう考えるともう助ける意味無くね?というか助けるという意識自体おかしくね?
最も近い行為である誘拐が頭をよぎる。
「......もーむり。行ってから考えよ」
出たそうだったら扉をかち割り返事がなかったら大人しく一人で行こう。
とりあえず、今は部屋の中に入ること。
そう考えを収め、俺はこの季節開いてちゃまずいだろう域まで全開している窓めがけて歩を進めるのだった。
うわっ虫だ。
◆
「到着ゥ〜〜〜」
シュタッとポーズを決めイキってみる。
当然誰も見ているはずはなく、冷たい孤独が空間いっぱいに広がるだけだ。アホくさ。
とりあえずさっさとシックスんとこ行こう。
ハンターがこっちに来ないとは限らないし。
そこから歩くことしばしば。
俺がゲームをプレイしてないことがここで仇となる。道が全く分からん。道中の罠とかはミエミエのものだったらかよゆーで避けきれたが俺にGoogleマップは搭載されてへんぞ。どないせいッ(スタッカート)ちゅうねん。
そんなことを思っていた。
そんなときだった。
どこからかオルゴールの音がした。
この冷たい空間の中では暖かく感じられたが、それ自体に暖かさは無いようなものだ。凍った水よりは温い。
相対的に暖かいというか、ぬるいというか。まぁこんな世界だからか、俺には綺麗に聞こえてしまうが。
もう終わりだよこんな世界。
「......ここね」
音の鳴っている場所。
シックスはここだ。
さぁ......どうする?
さっきもいったが原作では斧で問答無用に扉をかち割っている。
たぁだぁ!!俺はそんなことしないし、あの大きさの斧を持てる気がしない。
なので
「あー.....そこにいるアンタ。聞こえるか?」
トントンッと扉を二回ノック。トイレだろって?やかましいわボケ。
そして意外とオルゴールの音が大きいのか、はたまたオルゴールに夢中なのか返事はなかった。
オルゴールの音もなったままだ。
なので
「おーい聞こえるか?聞こえるならなにかしてほしいんだけど?」
トントントンッっと三回ノック。さすが俺、一度しか間違わないぜ。
これが正しいノックの仕方だ。しかし先程よりも大きなノックをしたはずなのに返事はない。二度あることは三度ある?いやいや三度目の正直。
基本ポジティブなほうを信じる主義である。
「そろそろ返事しろー」
ドンドンドンッと三回ノック。
先程よりも大きくなったのは偶然ではなく必然だ。
せめて二回目ででやがれ。
そういう意味を込めたノックだったのだが。
「お?」
オルゴールの音が止まった。
扉の奥でなんか音がする。
おそらくベットの下だか机の下に隠れた音だろう。
「悪い。驚かせたつもりはなかった」
嘘だ。気づいてくれなかったから大きなノックをした。
口には出さんが謝っておく。
この状況で少し待ってみるが返事は無い。
一枚の扉(なお俺の身長の倍はある模様)によって空間的にも心理的にも隔てられている感じだ。
「ごめん。オルゴールの音がしたからここに来た。単刀直入ですまんが、アンタはここから出たいか?」
ここでYesと答えたら扉をかち割る変態に。ここでNoと答えたらこの先ボッチが確定。どっちも不名誉だな。
ただ俺にはここで数時間もお返事耐久をする余裕はない。ここはチャプター1のボス?ハンターの家なのだから。正直今この家にいるかは知らんがこんな状況バレたら射殺案件だ。
「....もういいか。そろそろハンターが来るかもしれない、俺はここを離れるぞ」
返事はない。ただの屍のようだ。
「.....あなた、だれ?」
返事があった。屍じゃないようだ。
そして聞いてきたことはまさかの名前。
質問に質問で返すなぁぁぁぁぁ!!!
「俺?俺は.............モノ?きっとモノだ」
まぁそんなことは言わんが。
「キットモノ?」
違う。そうじゃない。
「いや、俺はモノだ。自分がモノかどうか確信が無いからな、少し濁った言い方になった。ごめん」
今自分で言ってといてなんだが、ん?となった。
自分が自分である確信が無いなんてただのヤベーやつ。
紙袋ドアクラッシャーwithアックスとどっこいどっこいだ。(カス程度の英語力)
「わかった、モノ」
すんなりわかってくれた。
とんでもない器の広さだ。
「ありがとう....で、だ。あんた、外に出たいのか?出たいなら扉ぶっ壊すけど」
「違う」
何がだ。
「あんたじゃない。シックス」
お名前呼び希望ですかい。
「んじゃシックスって呼ばせてもらうぞ。シックス、外に出たいか?さっきも聞いたが出たいなら」
「出る」
「返答はっや」
爆速である。
その反応ができるならまじで一回目のノックで来てほしかった。
「んじゃちょっと待ってろ」
しかし、出たいというなら扉を壊そう。
俺はそう思い扉から離れた。
確かこの部屋の正面の場所に斧がかけてあったはず......。
◆
ゼーハーゼーハー
「おっ、重い.......」
今斧を取って扉までずるずる引きずっているわけだが、重い。
この斧、とにかく重い。
嘘だろモノは軽々と両手で振り回していたのに!?
俺が弱いのか、モノが強いのか。はたまたモノにはあれだけのことをするナニカがあったのか。俺には分からんが予想としては筋肉ムッキムキだったことが有力だ。
ならなぜ俺はムッキムキではないのか......。
疑問は募るばかりである。
くだらなくはないことを考えつつ、そんなこんなで扉の前に到着。
「ハーハー.....うっ....し、シックス..。危ない..から、ちょッうぷっ離れて、ろ.....」
「....分かった」
タタタッと小走りに離れる音が聞こえる。
これで扉をぶっ壊せるだろう。
「いっ、いくぞ........」
1・2・3......重くね?
全然上がらんぞ。
「うッ..........うぅぅぅ」
しかしここでやらねば男が廃る。
だが力をいくらこめても上がらんものは上がらん。
ならば(ここで電流走る)......俺が倒れればいい。
理論上、斧も動く。
きっとおそらくMaybe。思い立ったか吉日。実行します!!
「どっこい....しょ!!」
体ごと前に倒れ、その反動で斧を動かす。
さながら前回りのような体勢である。
回っているせいでどうなってるか分からんけど、木がバキッと割れると音がした。 よっしゃ俺にもできるんだわボケェ!
そう思った時、気づいてしまった。
..........あれこれ斧と一緒に吹っ飛ぶくね?
下手に前に回った反動である。
そこに思い至った時、俺はすでに床に叩きつけられていた。
◆
「あぁ空が綺麗だぜ」
この世界で初めて見上げてみる景色だ。なかなか趣深いじゃないか。
見えているのは天井だが。
地面に叩きつけられた時、とっさに受け身を取ろうとしたのは良いものの、背中からぶつかってイタイ。怪我はないだろうがイタイ。イタイものはイタイ。
天井を見ながら考える。俺今結構ダサい。
結構どころかだいぶダサい。
世の中うまくいかないものである。
そんなときだった。
顔の上に影ができる。
「...大丈夫?」
ひょこっと顔を出してきたのは、俺にここから出せと依頼してきたオルゴール信仰者シックスである。
「もちろん大丈夫だ。余裕過ぎたぜ」
「....なんで寝転がってるの?」
「空の青さを知りたくて」
「....ここ部屋の中」
なかなか良いツッコミをするじゃないか。
「はは...そうかもな。でも、なかなか清々しい気分だ」
こうして反応してくれるだけで大分嬉しい。この世界に転生?してもう何時間経ったんだろう。初めて、会話ができた相手だ。安心感が違う。
「....ん」
「んお?」
未だ感傷にひたひたしている俺に、シックスが手を伸ばした。
わっどぅゆーみーん?
「...起き上がらないの?」
なんという優しさ。
俺の心が癒されて行くのを感じる。
これがヒロインか.......。
とりえあず差し伸べてくれたままのはアレなのでシックスの手を掴み、起き上がる。
「ありがとう、シックス」
「..別にいい。モノも出たいんでしょ、私についてきて」
彼女はそう言うが速いが、結構なスピードで走り出した。なんという運動神経と頼りがい。
彼女がここを出たいと思ってくれていたことに感謝しよう。
とりあえず、今は背中が見えなくなったシックスに追いつくことが先決だな。。
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色がついたら続き書きます(乞食)