俺たち百八魔貴族 作:ジエン
「おはようございます、サラ様。
それでは、本日の授業を始めましょう。」
「おはようございます。はい、先生。今日もよろしくお願いします。」
「はい、よろしくお願いします。
本日は、シノンの開拓村でのリーダー、ベント家の皆様が紡いだ歴史を紐解いていきましょう。」
「えっ、ベントのお爺さんですか?」
「身近な方で、驚きましたか?
詩に語られる偉人や英雄では無くとも、素晴らしい方はあちこちに居るものですよ。
トーマス様もいずれは、称えられる方になるかもしれませんね?」
「トムが…はい。きっと凄い人になると思います。
いっぱい本を読んでいますし…。」
「…実はトーマス様、お爺さまに本ばかり読んでいないで世界を見ろと言われて、ピドナに送られたそうですよ。」
「ええっ!?そうなんですか!?」
「ふふ…さて、開拓村のリーダーをされて居られます、ベントのご当主様は、開拓村の人々に心を砕いておられます。」
「普段の業務としましても、種苗の用意と貸し出し、働く皆様との関係の維持…
宴の仕切り、新規の村人のお世話、日頃の気遣いなどがございますね。」
「はい、ベントのお爺さんは、良く私たちを気にしてくれました。
ちょっと恐いけど…。」
「ええ、それでは…。ベント家の皆様が、死食で開拓村が飢えた際に何をされたか、
ご存知…いえ、覚えておられますか?サラ様?」
「えっと…トムは、私たちにご飯を分けてくれました。」
「はい、トーマス様は自身の食糧を皆様に分け与え、また、それを知ったご当主様は、更に、村の皆に食糧を分けました。」
「そうだったんだ…。」
「これが豪農の策略によるものか、それとも少年の小さな正義感に依るものかは、余所者の私は存じません。」
「結果として現在、開拓村は持ち直し、村人は今もこうして結束しております。
もし、ベントの家だけが豊かであれば、人が着いて来たでしょうか…。どう思われますか?」
「……人は、ついてこないと思います。」
「ええ、私もそう思います。」
「今後、サラ様がトーマス様と親しみ、シノンの開拓村を支えていくのに助力するのであれば。
このように、上に立つものは何をすべきか、知識をつける事に損はないと、私は考えますよ?」
家庭教師の魔貴族
具体的にはトムxサラですね!
名無しの魔貴族
台無しだよ!
名無しの魔貴族
わかるわ!
「これから…うん、きっと開拓村に帰るんだから、その時にお手伝いが出来た方が良いよね…。
はい、お勉強は大変だけど、頑張ります。」
「オーケー!一緒に頑張りましょう。
さて、続いてのお勉強です。ご実家のカーソン農場様は、小麦を作っておられますが。
それが何に使われているか。思いつくだけ、言っていただけますか?」
「えっ!?ええと、パンと、クッキーと、あと、お肉やお魚のフライをトムが作ってくれて…。」
「なるほど、ベント家の殿方は料理も一通り仕込まれると伺いますね。
ええ、パン。スイーツ。そして料理。あらゆる場所で小麦は使用されます。」
家庭教師の魔貴族
ナイスですね!トムサラポイントアップですよ!
名無しの魔貴族
謎のポイントをつけるな
名無しの魔貴族
トムったら料理上手なのよね…敗北感…
「しかし、その全てが容易く、常に売れる訳ではありません。
商売である以上、小麦を欲しがる販売先。店があり、人が居ます。
もし仮に、それらが皆、満足するまで小麦を手に入れたら…売る先が無くなりますね?」
「え…。そうしたら、新しく村に来た人が、小麦を作って暮らせなくなっちゃいます…。」
「エクセレント!その通りです。それでは、その小麦を、もっともっと使って貰うとしたら。
どのようなアプローチがあるでしょうか。」
「はい、…たくさん食べる人を増やす、とか。
小麦を使って、もっと美味しいものを作れるようになる、とかでしょうか。」
「うんうん、良いですね。新規顧客の開拓、及び新規ブランドの展開。
こうした事を繰り返して大きな商いに成長させる。商売において、重要な事です。
素晴らしいですよ、サラ様。」
「あ、ありがとうございます…。」
「それでは、実際に見に行ってみましょうか。」
「え?これからですか?どこへ…?」
「ピドナ市街地の商会へ。あそこは色々とありますからね。
全てが教材だと思うくらいでよろしいでしょう。」
「さて…。トーマス様、雇用主様。少々、サラ様を連れて南部の商会まで外出して参ります。
夕餉までには戻りますね。」
「分かったよ、先生、サラ。おれも護衛に着いていこうか?」
「いいえ?大丈夫ですよ、私は強いので!
もし魔王殿の魔貴族が現れたとしても、渡り合えるかもしれませんね!」
「それは頼もしいな。だけど無茶はしないでくださいよ。
サラ、先生にご迷惑を掛けないようにね。行ってらっしゃい。」
「うん、行ってきます。」
家庭教師の魔貴族
さーて、教育教育指導指導。
>商会さん
あれ、用意してくれる?
商会の魔貴族
見てなかったらどうしてたんだよ…。
わかった、言っとく
名無しの魔貴族
二人だけで分かり合うな
家庭教師の魔貴族
乞うご期待!という事で!
「さてさてサラ様、こうして出て来た訳ですが。
ただ出てきて帰るのも味気がありません。
…ちょっぴり、イケナイこと、しちゃいましょうか?」
「え、ええっ!?わ、分かりました…。」
名無しの魔貴族
イケナイ授業!?
名無しの魔貴族
駄目よ、サラにはまだ早いわ!
商会の魔貴族
想像してるようなのは無いぞ
──
「ここの商会とはツテがありましてね…。商会長、いますよね?入りますよ。」
「ノック位しろよ…。おう、仕事お疲れさん。
そっちは、トーマスカンパニーさん所のサラちゃんだったかな?
いらっしゃい。」
「…お、お久しぶりです。」
「ん?お知り合いでしたか?まあ丁度いいでしょう。
商会長、アレ出してください。試作品。」
「あいよ、そこの氷箱に入れてあるから開けてみな。」
名無しの魔貴族
態度でけえw
家庭教師の魔貴族
私たちの仲なので!
商会の魔貴族
そんなに仲良かったか?
商会の魔貴族
いや冗談だよ、ショック受けんな
「わあ…これ、ババロア、ですか?」
「そう、左が牛のミルクで作ったヨーグルトを使ったババロアで、右が羊のミルクで作った奴だよ。」
「こ、この二つのスイーツはですね、商会の試作品で、私たちの為に特別に用意して貰いまして…。」
「先生…?大丈夫ですか?」
「ほっときゃ直るよ。それより、それを食べてみて感想をくれるか?
若い子の感想が欲しいんだよね。」
「あ、はい。頂きます。
…ヨーグルトの味が違うんですね。羊のヨーグルトは濃厚で…。」
「夜ごはんの前のスイーツなんてイケナイですねえ…。
だからこそ、やりがいがあります!!」
「こんな大人にならないようにな。」
「あはは…。」
家庭教師の魔貴族
私に当たりが強くないです?
商会の魔貴族
原作キャラに変なこと仕込む奴が何言ってんだ
名無しの魔貴族
正論はルール違反だろ
「こっちの牛のヨーグルトのほうが、人気が出ると思います…。」
「やっぱりそうか…。シノンベント牧場さんに牛が増やせないか聞いてみるか。ありがとうな。」
「シノン…って、うちの村の牛だったんですか!?」
「ええ、羊と牛のヨーグルト。シノンベント牧場の品です。
こちらの商会では開拓者協会を通じて取引をしていましてね。
健康によく、長生きが出来ると言うヨーグルトを使って、何かを作りたかったようで。」
「羊が多いらしいから使えないかと思ったんだが、嗜好品からは抜けられそうにないな。
カタログに載せて、受注生産にしようか。」
「あの、それだったら、チーズが良いと思います。みんな、よく食べるので。」
「おお、ありがとう。やっぱり地元の声が一番だな。」
「参考になりましたか?それではそろそろ、次に行きましょうか。
次はBarに行きますよ。」
「あ、はい。ありがとうございました。ご馳走様でした。」
「おう、また来てくれ。トーマスさんにもよろしくな。」
──
「サラ様、こちらが商会のBarです。ハロー、マスター。」
「いらっしゃいませ。お話は伺っております。」
「は、はい…こういう所、初めてきました。」
「おや、ちょっぴり大人になりましたね?
開拓村にも酒場がありましたが、軽食や宿も兼ねていますものね。」
「初めての店とは、光栄です。ゆっくりしていってください。
こちらにどうぞ。」
「はい。…さて、おさらいです。
サラ様の実家、カーソン農場様では小麦を作られています。
小麦は何に使われているでしょうか。」
「はい、パンと、お菓子と、揚げ物とかの料理です。」
「グッド。それではマスター、例のものを。」
「用意できていますよ。こちら、ホワイトビールです。」
「これは…エール、ですか?」
「サラ様には、まだ早いかもしれませんね。
はい、こちらは商会さんで扱っています、ホワイトビールと言うビールです。」
「綺麗…。でも、お酒って普通はエールって呼びますよね? ビールとは違うんですか?」
「ええ、かつてはハーブやスパイス…グルートと呼ばれる香草で風味をつけた伝統的な醸造酒を『エール』と呼んでいました。
それに対し、ホップという花を使ったものを『ビール』と区別して呼ぶのです。
主に、ヤーマスやツヴァイクなどで醸造されるものが有名ですね。」
「そして、一般的なエールやビールは大麦だけで作られますが…
このホワイトビールは、大麦だけでなく小麦も混ぜて仕込まれているのが特色です。
マスター、説明をお願いしても?」
「はい。こちらはシノンのカーソン農場で作られた小麦を50%以上使用した、ヴァイツェンと呼ばれる品となります。
飲みやすく、泡立ちが良く、柔らかな口当たりが楽しめる人気のスタイルです。」
「うちの小麦なんですか!?あの麦がこうなるんだ…。」
「私だけ飲んで、サラ様だけ何もないのも寂しいので…。
マスター、アレを。」
「出来ていますよ、どうぞ。
こちら、クリームコロッケです。」
「ありがとう。さあサラ様。こちらをフォークで割ってみてください。」
「はい…わ、トロッとした白いのが出てきました。
これは…小麦、なんですか?」
「イエス、小麦をバターと混ぜ合わせ、ミルクと混ぜたソースです。
それを衣を付けて揚げ、食べ応えがあるコロッケになっています。」
「…サクサクしてて、美味しい。そういえば昔、誰かが作ってくれたかも…。」
「こちら、シノンベント牧場で採られたミルクとバターを使用しております。
以前、グルメ・ロアーヌフェアを行った際に、シノン開拓者協会から出ました料理ですね。」
「農場と牧場の合作、それもご近所さま同士で協力して作り上げた、地元の料理。
こうした生きた匂いがする話も、商売には活用できますよ。…人の話ですから、使うかはさておいて。」
名無しの魔貴族
パンで挟んで小麦x小麦x小麦のグラコロバーガーだ!
名無しの魔貴族
グルテングルテングルテン…
名無しの魔貴族
飲みたくなってきた
「次に、こちらをどうぞ。クリームシチューです。
同じく小麦とミルクと。現地の鳥モンスターの肉、植物モンスター、メルヘンルームを使用しています。」
「わぁ…すごく綺麗な色。お肉も柔らかくて…
あったかくて、懐かしい味がします。」
「はい、こちらもシノンの開拓村の皆様の料理です。
討伐したモンスターの処理を兼ねた、狩猟家の家庭料理ですね。」
「見ての通り、小麦は姿を変え、形を変え、沢山の方法で使われます。
これらの様に、どこでどう使われて来たのか。
それを知ることが、新しい使い方を考えるのに役立ちますよ。」
名無しの魔貴族
パスタなんかは?あれも小麦だよね
家庭教師の魔貴族
あれはデュラム種と呼ばれる堅い品種ですね!
乾燥した気候で育つので、雷雨が降る開拓村には向いていません!
名無しの魔貴族
あざーす先生
「ついでです。私もごはんにしちゃいましょう。
『マスター、コムギヌードルを一杯。』」
「はい……うどん。お待ちです。」
「ちょ、格好つけたのに! …コホン。まぁ良いです。」
「サラ様、これは饂飩(うどん)と言う麺料理です。ええ、これも小麦で作られるんですよ。」
「これはスープによって味が変わる料理です。
昆布などの具材で出汁を取り、スープを作ります。
このスープを麺に絡めて、長いうどんを啜るのです。
はい、一口どうぞ。」
「はい、ありがとうございます。…んっ。」
「つるつるで食べやすいでしょう?消化に良く、健康的で。ちょっとした汁物に入れれば美味しく頂ける逸品です。」
「…この様に、食材は人によって、文化によって様々な姿に変わります。
世界には、私たちも知らない小麦の使い方があるかもしれませんね。」
「気に入りました?それじゃ、別の味付けも試してみましょうか。
…『マスター、カレーうどんを!』
…って、あるんですか!?ここ、BARですよね?」
「…マスターさんって、たくさんお料理を知っているんですね。
やっぱり、ずっとお料理をしてきたんですか?」
「それなりには作ってきましたが、Barの主役は酒ですからね。
料理に関しては、そこまで習熟している訳ではありません。」
「そうなんですか?
でも、とっても美味しかったです。」
「ありがとうございます。ですが、私の力ではないのですよ。
これらの料理が書いてあるレシピ本が出版されていまして、
その通りに作っているだけなのです。」
「さてさて、ここにそのレシピ本がございます。
少し高いのですが、料理を出す店の主は大抵持っているものですね。」
「わあ…たくさん料理が乗ってる…。
あっ、さっきのコロッケとシチュー。」
「…そのレシピ本ですが。最後に出版協力者の項がございます。
開いていただいても?」
「はい、あ、シノン料理協力者ってある…
えっ!?お義姉ちゃん!!?」
「ええ、アレ…あの彼女です。故郷の作物を売れるようにしようと開拓者協会に働きかけたり、
こうした情報提供を頑張っていたようですよ。」
「お義姉ちゃん、そんな事してたんだ…。
私にも、何か出来るのかな…。」
名無しの魔貴族
アレって何よアレって!
ほんと、色々やったわねえ…
商会の魔貴族
俺が見習いだった頃に飛び込んできてさあ…。
無茶振りしやがって…
家庭教師の魔貴族
商会で下っ端をしていた私が担当させられて…
名無しの魔貴族
ご、ごめんなさい?ありがとうね!
「では、そろそろ行きましょうか。マスター、ご馳走様でした。美味しかったですよ。」
「ありがとうございます。次はホットケーキに蜂蜜をご用意してお待ちしておりますね。」
「あぁー、それもありましたね。また次の機会に!ご馳走様です!」
「ご馳走様でした。お話、ありがとうございました。」
「いえいえ、またお待ちしております。」
「それでは、課外授業に戻りましょうか。
腹ごなしに、少しお散歩をしながらですね!」
「夜ごはん、食べられるかな…。」
「腹八分目が健康に良いと言いますね、無理はしないように。
そういえば先程、ヨーグルトやうどんの話の中で、健康の話をしましたね?」
「トーマス様のように、忙しく働く方は、自身の健康を蔑ろにしてしまいます。
その時、健康を気遣い、何をすべきかを教えられる方は貴重なのです。」
「健康、健全。長生きの秘訣。
明るく、穏やかに過ごし、ストレスを溜めない。
特に日に当たること、気晴らしをすること、運動をする事、これが重要です。」
「つまりですね…。トーマス様を誘って、一緒に外で遊びましょう!
良く笑い、良く遊ぶ。これを続けられる関係こそが、長生きの秘訣ですよ?
覚えておいてくださいね?」
「…分かりました。トムをさ、誘ってみます。」
名無しの魔貴族
トムサラ摂取したいだけじゃんね
家庭教師の魔貴族
イグザクトリィ!
「また、長生きと癒しについて話しましょうか。
女性と男性の関係に置いて、男性を癒す役目を求められる事が往々にしてあります。」
「男性が家を背負ってがむしゃらに働く分、女性は疲れた相手を癒し、再び送り出す事が大事と言う、古からの分業体制による観念ですね。」
「善し悪しは別として、そのように動ければ、喜ばれる事でしょう。」
「そうなんだ…。癒しって、何をするんですか?先生。」
「ええ、では、どうすれば癒されるか?
相手の話を聞き、肯定すること。あえて何も聞かないこと。お疲れ様と労ること。
人の好みによる所はありますが、不変の原則がございます。それは…。」
「殿方は女性の秘密の姿に弱い!貴方だけに見せる姿!これが重要!」
名無しの魔貴族
んん?
名無しの魔貴族
ちょ待てや
名無しの魔貴族
まだ早いってば!
「どの様な姿が良いと思いますか?
全裸?いいえ、下着?そうですね!部屋着?連携ですね、コンビネーション!
見えそうで見えない、想像をかきたてるものが良いのです!」
「え、ええっ!?下着!?」
「下着ですね!!それでは、商会の下着部門へ行きましょう!」
「…あの、先生。もしかして、酔ってますか!?」
「いやいや酔ってませんよ、私を酔わせたら大したもんですよ!」
名無しの魔貴族
暴走してるぞコラ
名無しの魔貴族
酔っぱらいはみんなそういうんだ
名無しの魔貴族
はいこの袋に息吐いてー
商会の魔貴族
ハリセン持って立っておくかな…
「えっとあの、先生!?」
「お、ここは部屋着のコーナーですね!
部屋着と言う、リラックスした姿で寄り添うテクニックが、癒しには効果的です!」
「膝枕、耳かき、マッサージなども良いですね!
体が温まっているタイミングが最適でしょう!!」
「目指せ一人連携 Dangerous Sexy Combo!
いっそ、お風呂での手腕手管を…ぶっ!」
「ひゃっ!…商会長さん?」
「よ、さっきぶり。」
商会の魔貴族
はいそこまで
名無しの魔貴族
何をさせようとしとんじゃい!
名無しの魔貴族
トムサラを汚すな
家庭教師の魔貴族
うう…すみません、暴走していました。
あまりにもサラが可愛すぎて…
名無しの魔貴族
などと申しており
名無しの魔貴族
分かるけど、次はないからね?
商会の魔貴族
セクハラでしょっぴくぞ
「他のお客様にご迷惑ですので、可及的速やかに落ち着いてくれませんかねぇ?」
「はい、申し訳ありません…。
…やはり、これはトーマス様とより親しい関係になられた方がする事ですね。
今は気にしなくて良いですよ、すみませんでした。」
「はい…あの…、トムを癒す方法、知りたい、です。」
家庭教師の魔貴族
ぐふっ
名無しの魔貴族
家庭教師が死んだ!
商会の魔貴族
ほら変なこと言うから
「ふふ、健気ですね。それでは…サラ様が次のお歳になりましたら。やりましょうか!
イケナイ授業、特別編です!」
「…はい、よろしくお願いします!」
家庭教師の魔貴族
まあ、その頃には私たちも居ないでしょう!
名無しの魔貴族
悪い先生!
商会の魔貴族
だと良いなあ
「それでは、今日は帰りましょうね。また次の週に授業をしましょう。」
「はい、またお願いします。先生。
今日は楽しかったです…。ありがとうございました。」
「こちらこそ、ありがとうございました。また!」
──
「サラ、ちょっと太った?」
「えっ…。その…ごめんなさい!実は…。」
「先生?少し話があるんだけど、いいかな?」
家庭教師の魔貴族
クビになるかも
名無しの魔貴族
残当