あと物理的に時間がないんじゃ(言い訳)
ハロウィン回は投稿しようと思って出来なかったけどクリスマスはやりたい
因みにこんな大層なタイトルにしてますがただアリサが水族館を楽しむだけです
ホシノ先輩奪還作戦終了後から数日後、誰が言い出したのか水族館に行こうという話は着々と進められていた。
私はぼんやりと帰りに寿司でも食べようかな、と思っている。流石にヤバすぎるだろうか?
「う〜ん…」
「アリサ先輩、どうしたんですか?」
「あぁ、いや…水族館の帰りに回転寿司でも行こうかなって。どう思う?」
「魚を見た後に寿司ですか…?」
流石に困惑した目を向けられた。残念だけど寿司はやめておこう。それに普通に解散の可能性もあるし。
お寿司は一人で食べるかぁ…都市に寿司屋ってあるのか?
「そういえば今週末でいいんだよね?水族館って」
「はい。セリカちゃんが福引で取ってきてくれたチケットが6枚なので」
「セリカちゃんの豪運に感謝だね…後でお礼言っとかないと」
因みに先生は作戦後の翌日に帰ってしまっている。連邦生徒会からの仕事がクソみたいに溜まってるらしい。
上さえどうにかできればいいからもしかしたら……いや、そんな事しないし、したとしてもやるのはシャーレの改善だけだけど…別に支配者になりたいわけじゃないし。
……なんで私はあの大人のことを気にかけているんだろうか。ま、先生にはそれなりに助けられてるけど……
私も丸くなったな…それに好意といえどもまだ完全には信用できていない。会って数日、数週間の奴はまだ信用できない。皆はかなり好意的に見てるみたいだけど…
いや、あれこれ考えても仕方ないしやめよう。それに万が一が起こってもすぐに殺れる筈だ。
「先生はお仕事みたいですね〜☆」
「ん、先生も一緒に行きたかったけど残念」
「先生には後で電話するなりすればいいでしょ…さてアヤネちゃん、そろそろ会議の時間だから先輩起こしてくるね」
ふと時計を見るといつもどおりの時間に差し掛かっていた。少しだけ面倒くさく思いながらいつも見たく空き教室か屋上、どちらにいるかを賭ける。いつもやってることだ。今日は…屋上かな。
「先輩…あっいない」
どうやら外れだったようだ。当てたかったけど残念…じゃあもう一つの教室で微睡んでるか窓の外を眺めてるかな。
「わざわざ移動しなくても教室で寝ればいいのに…一人になりたいのは分かるけどさ」
「どしたの〜?」
「あっ、いた」
後ろから急に声をかけられて内心驚きながら振り向く。今から寝る気でいたのか、私を探しに来たのかはどうでもいいけど探し人は見つかった。
「よし、今から会議だし戻るよ先輩。……先輩?」
手を引いて階段を降りようとした所で、先輩から妙な視線を感じた。熱くはないけど何かを観察するような…見ているのは…私の顔?
「アリサちゃん…その傷、隠さないの?」
「え?あぁ、これね…なんかめんどくさくなって…気にしてたら今からでも隠すけど」
「あっ、隠さなくてもいいけどおじさん気になっちゃって…キヴォトスだとそんな大怪我しないでしょ?」
確かに始め…っていうか先輩奪還作戦前までは化粧で隠してたけど終わってからは芝関の一件でバレてるし、もういいか、と思い隠すのをやめたのだ。ノノミとアヤネちゃんの顔が幾分沈んだ気がしたので申し訳ない。
「それにヒースクリフさん?っていう人も見たことないし…怪しい人じゃないよね?」
「あの人はちょっと粗暴なだけだから……怪しいのは否定できないけど」
如何せん見た目がアレだから疑われたり奇異の目で見られるのは、仕方ない。でも可愛いところもあるのだ、アイツは。
にしてもなんで今更そんな質問を……
「あ、もしかして疑ってる?黒服と内通したり…とか」
「うへっ!?…そんなこと思うわけないじゃん〜もう、アリサちゃんは冗談が下手だなぁ!」
「もしそうだとしたらわざわざ黒服の拠点爆破してないよ。それにカイザーも壊滅させてない」
「えっ爆破したの!?いつ!?」
うわぁ急に抱きついてくるな…顔怖っ。
「……数日前?あっ、そろそろアヤネちゃんに怒られちゃうな…早く行こ。ほら早く」
「アリサちゃ〜ん!おじさんにはもうちょっと優しくしてよぉ〜!!」
慌ててホシノ先輩の手を引っ張ると静かな廊下にまだな少女の高校三年生の悲鳴が響き渡った。
⬛️⬛️⬛️
そして遅いと怒るアヤネちゃんをやり過ごしていつもの会議が始まった。と、行ってもこれからどうしようかの話くらいの軽いものだ。砂嵐対策委員会が本格的に起動するのはまだ少し掛かりそう。
それに目下の水族館に気を取られていたというのも大きいだろう。普段、こういうのはあまりないから楽しみだ。
「それじゃ、明日の朝10時にね」
「はい、さようなら、先輩!」
「じゃ〜ね〜」
友達に手を振りながら帰路につく。よそ行きの服…は持ってたっけ?今の私の身体じゃサイズが合わない気がする。都市で急成長を果たしたからと、制服か中指の2つの服しか着ないからあまり服の持ち合わせがないのだ。
めんどくさいけど買いに行くか……白いワンピースと、肩掛けバッグ…それと傷も隠さないと。
もういっそのこと小さい服はもう売ってしまおうか。うん、そうしよう。あのままタンスの中で埃を被るのは気分が良くない。
「この時間から古着屋とかリサイクルショップに行ってそのまま服屋…制服でいいかな?」
時間的に今から向かうのはすこし厳しいがm諦めるわけにもいかないので家へと曲がる角を直進してナビが示す古着屋へと歩き始める。夜ふかしには慣れてるから、3時まで起きててもいいだろう。
その分目覚めは最悪になるが……あ、でも店が閉まってるか…
頭に思い浮かんだ考えが事実によって封殺されていっている間に、服屋へとたどり着いた。高校から商店街は30分くらいで近いから助かる。なにかいい服があればいいんだけど…
そう思いながら狭くも多くの服が並んでいる店内を歩き回る。
色とりどりの服に目を奪われそうになる中、私の目を釘付けにしたのは茶色いロングスカートだった。
⬛️⬛️⬛️
「おはようございますアリサ先輩…って、その剣持ってるんですか!?」
「おはようアヤネちゃん。まぁ銃みたいなものだよ。ちゃんと残香は持ってるけど戦闘向きじゃないし」
服屋で茶色のスカートと白いシャツを買い、それだけでは寂しいのでなぜか合った金のネックレスをつけて万が一に備えて帳簿などを入れたバッグを持って、集合場所の樹の下に立っているとアヤネちゃんが現れた。
てっきりセリカちゃんと一緒に来るものだと思っていたが……
制服とはまた違った印象を与えてとてもいい。私と違って胸も…はぁ、なんで私は身長と筋肉ばかりが増えたんだ……
まぁ顔にそれなりにデカい傷跡があるせいでどのみち一緒だっただろう。
「って、私なにか言いましたか…?」
「うん?いや、アヤネちゃんはいっぱい物を食べてるんだなって。そのまま大きくなってね……」
頭にハテナを浮かべているアヤネちゃんの頭を撫でながら、待っていると数分で全員が集合した。
どうやら楽しみで早く来てしまったようだ。シロコだけは息が上がっているからまたシロコ目線での軽いサイクリングとやらをしてきたんだろう。…さすがに着替えているが。
「じゃ〜お魚を見にしゅっぱ〜つ!」
「ホシノ先輩楽しそうですね!」
「……今からでも昼か夜は寿司にしない?だめ?」
だめだった。
⬛️⬛️⬛️
受付を済ませて入館すると薄暗い館内にピアノの音が響く幻想的な空間が広がっていた。名前も知らない魚が狭い水槽内でふわふわ呑気に泳いでいる。
「これは…チョウチョウウオ?」
「テレビで見たことあるやつ…」
「セリカちゃん、食べないようにね?」
「食べないわよ!」
あ、でもこれは知ってるぞ…ミズダコだ。残念だが壺の中に隠れて見えにくい。
これに関しては運だから仕方ないと思おう。
「タコ…美味しそうだね」
「先輩も寿司に乗り気?」
次は…スミレナガハナダイとハナゴイってやつだ。オレンジと紫の色が目に鮮やかだ。せっかくだし写真撮っておこう。因みにスミレのほうのハナゴイは、オスにのみ紫の模様があるらしい。
メスだったらオレンジ一色なんだろうな。見える範囲にはメスいないけど。
そしてその裏にあるのはカクレクマノミとイソギンチャクのよく見るコンビだ。なんでクマノミと言ったらイソギンチャクが思い浮かぶんだろ。映画で見たかな。
「カクレクマノミはイソギンチャクに守ってもらってるんだよ〜」
「ホシノ先輩詳しいですね!」
「それほどでもないのだ〜」
後輩に褒められて鼻高々にしているホシノ先輩を置いて一つの水槽の前に行く。中心の青い光や薄紫の光とは無縁な白い光に当てられているペンギンが数羽、水の中を泳いでいた。狭い水槽の中をまるでどこまでも続いているかのように泳いでいく様子を眺めていると気が緩んであくびが出た。
そういえば昼は学校にカイザー襲撃で夜は帳簿の処理に家族との交流となかなか休める時間は取れなかったから……さすがにここで寝るのはまずい…
「んんっ…あれ、ノノミ?どうかした?」
「アリサちゃんが嬉しそうだなって。ずっとピリピリした顔してましたし…でも嬉しそうで良かったです!」
「…そう?そんなに余裕ない顔してたかな…」
思わず顔をペタペタ触って確かめる。口角はいつも通り少し上がっているし隈も傷跡も隠せてる……
そうだよね?
「まぁしばらくは心穏やかに過ごせるし心配しないでよ。私はなんともないしさ」
「ですね。あっ、お魚の群れですよアリサちゃん!」
いつも以上にニコニコしてるノノミの顔を見て引きつっていた口角が緩むのを感じながらため息を付き、水槽の前を離れた。さすがに水槽に銃を乱射しようとするイカれ野郎はいないのか各々が穏やかな非日常を過ごしている。
このまま一眠りしたい…
「クラゲ…へぇ」
ふとひときわ暗い水槽の前で足を止めて中止すると丸い水槽の中にミズクラゲらしき生き物が浮かんでいるのが見えた。ミズクラゲって確か脳がなかったんだよな……少し羨ましいかもしれない。
H社には動物の力を植え付ける丸もあるらしいから毒を使う黒獣もいるのだろうか…今度ヒースかシンクレアにでも聞いてみよう。
クラゲが水槽に沿わせた私の指を追ってくれたら愉快だったのだが、当然そんなこともなく何も考えていないかのように、浮かんでいるだけだった。脳がないから当たり前だ。
「このクラゲエリアすごいねー」
「あぁ、先輩…まぁここの目玉らしいので。気合入ってますね」
ジンベエザメや水槽のトンネルが有名な水族館もあるらしいがこことは別のところにあるらしい。ここには多分、ジンベエザメは居ないだろう。
「アリサちゃん、写真撮ってよ〜」
「はい。あ〜…もうちょっと横に逸れて……」
「アリサちゃんも撮ってばっかりじゃなくて写ってよ〜おじさん悲しいぞ〜?」
「……じゃあ私も映るのでちょっと…」
なかなかクラゲと私達が映る位置が決まらなかったが、ようやく決まってシャッターを押す。
笑ってるホシノ先輩と先輩のアホ毛に隠されて尚少し笑っている私が写真に保存された。
これは後で皆に送ることに決めてクラゲエリアを出てどこに行くかを決めるわけでもなく二人で歩く。後輩たちは散ってしまったが昼飯の時に合流できるだろう。
「先輩、今こんな事言うのもヘンですけど…何かまだ隠してることありますよね」
「うへ?」
「責めるわけじゃないんですよ。相変わらず隈はあるしで心配で……まぁ、私もなんですけど」
水槽トンネルの中、頭上を通過するエイを見ながら私達は足を止める。白や赤の魚の色が目に飛び込んで痛かった。
私は幾分が鋭くなった様に見えるホシノ先輩の視線を向けられながら頬をこすって傷跡を露出させた。
「先輩だって気づいてるんでしょう?私も隠し事してるって」
「そりゃあ〜アリサちゃんこそ髪はボサボサだし、控えめに言って怪しい人連れてくるしね〜辛いことあったらいつでも言ってね?」
「ま、これからも嘘つき同士、仲良くしていきましょう、先輩」
「おじさんも、よろしくね〜」
グータッチを交わして私達は再び歩き始めた。私達を追い越してタコが二匹追い回し、大きなエイが頭の上を横切って影を落とした。化粧を直しながら歩いているとスマホが鳴り、ノノミからご飯にするから合流しないかと連絡が来た。
もう後輩二人とシロコとは合流できているらしい。そういえばもう時計は12時を少し回った所だった。鑑賞と話に夢中になっていて気づかなかったな。
水族館の中にあるレストランに入ると店内に流れているジャズと一緒に学友たちがマルゲリータを囲んでいた。
……なんだか水槽に浮かんでいそうなピザだな。
「あっ、ここです!」
「二人とも遅いわよ!」
「ごめんね〜アリサちゃんとお話してたんだ〜」
「ん、何の話してたの?」
「秘密」
シロコの質問を躱しながらピザを一切れ食べた。毎度の如くお腹は空いていない。
なのでホシノ先輩に押し付け……渡そうとするとなぜかもう一切れが私の皿の上に乗せられた。
ノノミ曰く顔色が悪いんだからもっと食べてください☆、とのことらしい。ちゃんと化粧で隠しているのになぜ…?
あまりお腹空いてないんだけどな、と呟いてピザをもう一口食べた。
……どうせ食べても人殺したら吐くんだから昼は食べないか液体だけにしたほうがいいかな。
「皆もっと食べなよ。私そんなにお昼いらないし。ホシノ先輩なら魚見て程よくお腹空いてるんじゃない?」
「アリサ先輩、もうお腹いっぱいなんですか?」
「朝食べすぎちゃってあんまりね…あ、アヤネちゃんこそ食べ盛りなんだしいっぱい食べなよ」
まぁ朝は食パンだけしか食べれてないんだけどさ。
あ、でも倒れるといけないから高カロリーのものだけでも食べないと。なんで食べるのっていちいち栄養とかに気を使わなきゃいけないんだ?本当に面倒くさい……
K社にはきっと栄養豊富で高性能なサプリメントがあると信じよう。
……きっとクソ高いんだろうなぁ。
「ポテト…ホシノ先輩、口開けて!」
「どうしたの〜アリサちゃん!?むぐっ……か弱くて儚いおじさんになんてことするのさー!」
余っているポテトはホシノ先輩の口に入れ…お裾分けしておいた。それに先輩は自分で思ってるより儚くはないと思う。
なんだかんだで都市だとそれなりに生きそうだ。
「儚いんだったらあの重い盾持ってられないでしょ…」
「ん、それに盾持って走れているから、ホシノ先輩は儚くない」
「でもおじさん、食が細いしあんまり運動もできないよ?」
「何言ってるのか分からないけどじゃあ儚いか…」
「何やってるの先輩達……」
セリカちゃんの呆れる声を聞きながら私は「か弱く儚いホシノ先輩」を成長させるためにお皿にピザを盛り、私も残った一口を飲み込んだ。
それにしてもやっぱり食が細いなぁ…やっぱ毎回吐いてるのが悪いか…
⬛️⬛️⬛️
昼ごはんを食べ終え、私達は一緒に歩き始めた。ホシノ先輩の雑学とそれに感心する後輩二人の声を聞きながら色とりどりの魚を見ながら時たま写真を撮る。これは後で先生にでも送りつけよう。
「…寿司じゃなくて焼き魚ってのはどう?」
何がどう?なのかは自分でも分からないしその言葉は届かなかったのか無視された。無視されて当たり前だけどちょっと悲しい。
歩調を合わせてくれるホシノ先輩のことを有り難く感じながら、振り返って青い光に照らされるホシノ先輩の写真を一枚撮る。顔を赤くして叫んで腕をブンブン振りながら、こちらに手を伸ばしてくるホシノ先輩の姿に笑いながら写真を保存する。
顔を上げると先輩はしみじみというか、なんだか奇妙な表情でこちらを見ていた。
「うへー…」
「えっどうしたのそんな感慨深そうな顔して……」
「いやぁ、アリサちゃんが元気そうだなって思ってね…最近本当に辛そうだったから…おじさん感無量だよ〜!」
「うわっ、抱きついてこないで…ちょ、助けて!」
ガバっと抱きついてくるホシノ先輩を引き剥がそうと手を動かすも、なかなか力が強く引き剥がせない。そりゃ私も本気じゃないけど…いや本当に力が……
「青春ですね〜☆!」
「ん、これくらいで良いと思う」
「何が?」
仕方ないのでホシノ先輩を抱いて先に進む。少し恥ずかしいがこうしないと仕方ない。
だからアヤネちゃんとノノミはその顔を…いやどんな感情だ、それ。笑顔…なのか?
「兎に角…お土産選ぼう、皆!」
「ん、恥ずかしがってる」
「珍しいわね…」
後ろでなにか言ってる二人にため息を付きながら売店に行く。まぁ良い時間になってきたから、ちょうどいいだろう。からかわれての照れ隠しではない、決して。
「ネコのぬいぐるみ…」
「…少しくらいなら私が出してあげられるけど?」
「それくらい自分で払えるわよ…最近はお金も貯まって来たし…」
そういえば借金はもうないんだった…うっかり忘れてしまうから困る。
家族たちのお土産は……まぁ、いいか。お菓子は量が必要だし、かと言って個別のものを買うと高い。それにこの楽しい記憶に血と悲鳴をできる限り紛れ込ませたくはないのだ。
さて、なにかいいのがあればいいが……
「これいいな…」
「アリサもそれにする?」
「シロコも同じやつにするんだ」
服やおもちゃなどをそれとなく見ながら売り場を歩いていると一つのアイテムが偶然目に止まった。
この水族館の名前が彫られている銀色の棒の先には小さなイルカと星の装飾がある棒…そしてそれを掴んでいるのは…身体を丸めたエイ?
「じゃあ、お揃いだね」
「だね…ホシノ先輩ってクジラのぬいぐるみって持ってたっけ」
「ん…持ってた…?と思う」
二人してそれをカゴに入れてホシノ先輩を観察しに行く。思った通り、ぬいぐるみだった。ふわふわでかわいいものだがホシノ先輩の家にはこれと同じ物が3個はありそう。
ノノミはエイとクラゲの刺繍が藍色のハンカチ、後輩たちはお揃いでメンダコとこれまたエイがセットになったキーホルダー。
この水族館はずいぶんエイを売りに出しているらしいからエイの主張がなかなか激しい。
そう感じながら会計をし、そして売店の外で待っていた皆と合流する。
しっかり代金を払ってもらい、それらを渡す。さっそくぬいぐるみに頬ずりして抱き心地を確かめる先輩を奇異の目で見ながら箱に入ったそれをバッグにしまった。
「今日は楽しかったですね〜☆」
「おじさん、こんなに楽しめたのひさしぶりだよ〜」
「腰痛かぁ…」
苦笑しながら外に出るといつの間にか夕方になっていた。もうそんな時間かと呆けながら伸びをする。
今日は久しぶりの皆との外出ということでかなり疲れたし、都市のことだったりだいぶ神経を張り詰めていた。今回の水族館でようやくリラックスできそうだ。
ここは最近は…本当に疲れた。それに濃い数日間だった。あわや廃校の危機だったし、初めて人を殺したときに匹敵するくらい疲弊する日々だったな……
「今日はありがとうね、セリカちゃん。福引でチケット当ててくれたから来れたんだしね〜おじさん鼻が高いよ〜」
「へっ!?あ、ありがと先輩……」
「ん、セリカが恥ずかしがってる。珍しい」
「シロコ先輩!?撮らないでよ、も〜!」
顔を真っ赤にしてシロコに叫ぶセリカちゃんのいつも通りの声を聞きながら私は最後にカメラアプリを起動した。
そしてアヤネちゃん達皆に並ぶように言い、カメラを向ける。
「それじゃ、撮るよ」
そう言って撮影ボタンを押した。皆が映り具合を確かめようと集まってくる。人の体温の温かさを感じながら私は微笑んだ。
空は未だオレンジ色で、電車の時間が迫っていた。
アリサの食生活は死んでいる…これは救護だな
お試しでAI使って文章の校正などを行いたいけどAI使って許せる?
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誤字直し程度なら
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全然使って良い
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使うのは嫌だ